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せつないカモメたち (朝日文庫 た 32-4) 文庫 – 2009/4/7
高樹 のぶ子
(著)
キャリアもなく子供もいない。夫と別れた40歳の占部香代子は自由だが空虚な日々の中、映画館で働くうちに謎の美少女アヤと出会い、アヤの父にも惹かれ孤独な性を重ねるが……。思春期の少女と中年女性とのぎこちない友情を軸に、女子中学生の自殺の真相を追いながら、いじめ、自殺、裏切り、離婚など、誰もが抱える深い孤立を情感とサスペンスたっぷりに描く長編小説。心に沁みる現代の物語。
- 本の長さ278ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日2009/4/7
- ISBN-104022645008
- ISBN-13978-4022645005
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登録情報
- 出版社 : 朝日新聞出版 (2009/4/7)
- 発売日 : 2009/4/7
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 278ページ
- ISBN-10 : 4022645008
- ISBN-13 : 978-4022645005
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,815,537位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 3,188位朝日文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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1946(昭和21)年、山口県生れ。東京女子大学短大卒。
1984年「光抱く友よ」で芥川賞を、1995(平成7)年『水脈』で女流文学賞を、1999年『透光の樹』で谷崎潤一郎賞をそれぞれ受賞。著書として他に『百年の預言』『罪花』『ナポリ 魔の風』『fantasia』など多数。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年11月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ふとしたきっかけで知り合ったシネマ舘勤務の離婚経験者で視点人物の女性と勉強は出来るが陰湿なイジメにあっている女子中学生。やがて同じ中学の女生徒が自殺をするが、それは視点人物にはただの自殺ではないように思えて…… 視点人物の女性とイジメられている女生徒の父親との不自然な関係性が、もう一つの不自然な設定によって俄然真実味を帯びて読者に迫ってくる著者のマジックが素晴らしい。
2006年12月9日に日本でレビュー済み
非常にタイムリーなテーマをとりあげた小説だと言えます。
理由もなく、いじめたりいじめられたりする少年少女たち、理由のないから本人たちにも意識がなく、そして実態もつかめない大人たち。
映画館で働く39歳の離婚歴のある主人公が、とあるきっかけから、いじめをうけている少女と知り合い彼女の内面や生活に関わっていきます。
心をひらけない少女たちをや、何をしたらいいか分らない大人たち(教師や親)とのかかわりの中で、主人公の世界も変わりますが、実際の社会には何の変化もありません。
教師や生徒たちが何をしているのか、何をしていいのか分らない、と言う場面が印象に残りました。
いじめが社会問題になっていますが、このように当事者さえ理由がつかめない、意識がない、親がかわるゲームのように役割がかわっていく構図、そんなところにこの問題の解決も難しさを感じます。
そして本の全体に流れる孤独感が現代社会を象徴しているようにも感じました。
理由もなく、いじめたりいじめられたりする少年少女たち、理由のないから本人たちにも意識がなく、そして実態もつかめない大人たち。
映画館で働く39歳の離婚歴のある主人公が、とあるきっかけから、いじめをうけている少女と知り合い彼女の内面や生活に関わっていきます。
心をひらけない少女たちをや、何をしたらいいか分らない大人たち(教師や親)とのかかわりの中で、主人公の世界も変わりますが、実際の社会には何の変化もありません。
教師や生徒たちが何をしているのか、何をしていいのか分らない、と言う場面が印象に残りました。
いじめが社会問題になっていますが、このように当事者さえ理由がつかめない、意識がない、親がかわるゲームのように役割がかわっていく構図、そんなところにこの問題の解決も難しさを感じます。
そして本の全体に流れる孤独感が現代社会を象徴しているようにも感じました。
2006年6月29日に日本でレビュー済み
久しぶりに高樹のぶ子さんの作品を読みました。
印象は、あれっ! こんな作風の作家さんだったかな?と・・・・。
今の世の中で、何かと問題になるいじめや非行の問題も絡めながらの作品で読みながら考えさせられる事も有りましたが、大人ってこんなに無力な奴ばかりじゃないだろうと思うと同時に人が孤独と向き合って生きるのは、やはり辛いのかなって正直思いました。
印象は、あれっ! こんな作風の作家さんだったかな?と・・・・。
今の世の中で、何かと問題になるいじめや非行の問題も絡めながらの作品で読みながら考えさせられる事も有りましたが、大人ってこんなに無力な奴ばかりじゃないだろうと思うと同時に人が孤独と向き合って生きるのは、やはり辛いのかなって正直思いました。
2006年6月8日に日本でレビュー済み
大人のほうが伝えたいことを伝えられなかったりするんだよね・・・としみじみ考えさせられる物語でした。かえって子供のほうが、自分の命とか、そういうのをためらいなく懸けられるんだなぁと。私が子供の頃の時ってはるかはるか昔だったな、その時はここまで一生懸命だったろうかと、考えてしまいました。
結局主人公は・・・幸せだったのかなぁ。結局彼女は・・・と思ったりして星はちょっと少なめ。大人ってこんなにもろかったっけなぁ?しっかりしなきゃ!と思わせてくれる本でした。
結局主人公は・・・幸せだったのかなぁ。結局彼女は・・・と思ったりして星はちょっと少なめ。大人ってこんなにもろかったっけなぁ?しっかりしなきゃ!と思わせてくれる本でした。