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新書365冊 (朝日新書 6) 新書 – 2006/10/1

3.2 5つ星のうち3.2 30個の評価

 一日10~20冊を読み続ける斯界きっての「新書読み」、宮崎哲弥の新書評(月刊誌『諸君!』連載)がついに書籍化!「教養」「政治」「経済」など、ジャンル別ベスト新書の紹介に加え、「時代を超えたオールタイムベスト新書」「なぜ、いま新書なのか」「ワースト新書」など、読者のさまざまな関心に応える内容をてんこ盛り。「新書ガイド+新時代の教養案内」をお楽しみください。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 朝日新聞出版 (2006/10/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2006/10/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 366ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4022731060
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4022731067
  • カスタマーレビュー:
    3.2 5つ星のうち3.2 30個の評価

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宮崎 哲弥
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2009年4月8日に日本でレビュー済み
評論家としてテレビなどで活躍している宮崎哲弥さんが、
読んだ新書に関してそれぞれ解説している内容です。

テレビを観ていて、
「何で、この人こんなに色々なこと知ってるんだろう」
と疑問に思っていましたが、
これだけの量の本を読んでいるということを知ると、
納得ができます。

読んでみて、
「自分は、なんて物を知らない人間なんだろう・・・」
「新書とは本来こういったものなのか・・・」
「軽い本ばかりではなく、もっとキチンとした本を読まねば・・・」
という感想をもちました。

はっきり言って、
一部の話題を除いて全くついていけませんでした。

勉強不足だということを認識されられ、
その点では良かったと思います。

私を含め、ごく普通の人には、
ちょっと“重い”内容の気がしました。

「内容についていけなかった読者」としては、
星3つの評価とさせていただきましたが、
ついていける人であれば、
この本の評価はもっと高いと思います。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年12月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
評論・コメンテータが書く 新書365冊の評

まず、新書という比較的薄い本ではあるのですが、300冊を超える量を読んでいることに
対しすごいと思います。それだけで充分価値はあります。
構成は、法、教養など各分野別に新書の優劣を付けています。とても良い本は
2ページあまりをかけて説明し、もう一つの本は3〜4行ぐらいの短いコメントで
まとめてあります。
読み進めてゆくと、彼の明確なスタンス、評価の方法がわかりますので
自分が読みたい本をこの中から見つけることもできると思います。
巻末のWorstは私にとっては不要な情報ですが、どうしても「ハズレ」である
これらの本を書き留めておきたいと思っている著者の気持ちもわかるような気がします。

既に出版されてから数年経ち、中古本もお値段がこなれているこの本は
知らなかった本と出会える意味でも良い本でした。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年1月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
個人的に、本書で手厚く紹介されている人文系の本はあまり読まないので、その手の新書の読書ガイドあるいは、その分野の道案内として重宝しそうです。
新書ガイドとしても楽しめますが、本書自体で自分の不足知識の補充や、認識違いを正されることもしばしば (憲法とは何か、仏教の基本 など)

宮崎氏の博識ぶりや分析力、書評の切れ味はすばらしいと思いますが、多少の偏りはあるものと思った方がいいでしょうね。しかしながら、この博識ぶりと分策力の高さは圧巻。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年6月14日に日本でレビュー済み
 読書は贔屓目に見ても一種の「悪癖」であり、他人の考えという馬を頭の中で走らせるヤバイ行為なのに、それを臆面もなく赤の他人に、しかも数で誇るというのは、病的な倒錯であり痴愚の極みである。粗製濫造の朝日新書の一冊というのがまたイタイ。
 多読多識が真の見識や教養に結びつかないことがむしろ多く、お気楽な「物知り」が蔑称であることさえ忘れられているこの末世では、宮崎だの内田だの松岡だの佐藤だの立花だのが「知の巨人」(恥ずかしいキャッチだね)としてもてはやされ、本人たちもその気になって本を出しまくるから、かくて本とも言えぬゴミが山をなすことになる。
 こちらが本を選ぶのではなく、本のほうから否応なく迫られて苦痛のなかで向き合うというのが本来の読書ではないのか。苦行とならざるをえないから、できるだけ少数の本とじっくりつきあうのが身のため。……そういうことを逆説的に示すのがこの著者の本当の狙いだったとすれば救われるが、そんな智慧や含羞があればそもそもこんな本を書くはずもなく、結局この人も軽薄な「教養俗物」なのであった。合掌。
26人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年6月11日に日本でレビュー済み
玉石混交の新書市場。評者は出版ダウンサイジングの象徴たる新書形態の書物に対して、それをトータルで否定したい気がする今日この頃である。とはいえ、滅多に見つからないとはいっても、石の合間に玉があることもないではないだろう。
止せばいいのに、朝日新聞社が2006年に新書市場に参入したときのラインナップの一つが本書で、出たときにすぐに読んだが、2年経ってみると本書で取り上げられた新書の多くが店頭に残っていない。多くの新書が石であることは、この際措くとしても、本書にさえ取り上げられていない新書はそのほとんどが裁断され、廃棄の運命を辿っている。そのことは別に新書に限らないが、この本の運命はそれが環境問題との絡みで新書のテーマにさえなりそうである。

さて本書の評価であるが、ことほど左様にというべきか、2年後の今日、本書をガイドに新書を読んでみようと思っても、多くのアイテムが手に入らない。巨大書店ですら半分も揃えられない。新書という書物の形態は、書店の棚に常備商品として確保し、安価で安定的に読者に読んでもらおうという含意をもつ。否、これまではそういう商品であった。しかし、アクチュアルなテーマをもつものも多く、そうしたテーマは廃れるのも早いから、また次から次へと新刊が出てくるため、たとい自社の棚を確保できたとて、棚が毎月拡大していくわけでもないから一部の売れ筋アイテム以外は返品、廃棄されることになるのは道理である。

年間8万点の新刊。50%とも言われる返品率。ビジネスモデルとしての完全なる失敗例、破綻のモデルケースが出版流通であり、その極め付きが新書と言うべきか。
何となれば、新書刊行版元を見てみられよ。大手がほとんどであり、体力に任せて、自社の売り上げさえ上がればよいという発想で出しているのだ。書店のことや、他の版元のことなど度外視しているのである。その影響は棚割りの問題だけに留まらない。まさに新書版元=寡占的企業10数社(20数社?)による、それでも十分に数多いエゴイスティックな大手版元による「合成の誤謬」状態が生じているのだ。洋泉社など一部例外もあるにはあるが。

影響はマーケットにのみ留まるものではない。結果として、各版元はお手軽な企画立案によるラインナップを揃えることを志向することになり、石ばかりのコンテンツが溢れかえる(全てとは言わないが)。それを安いからとて、甘やかされた読者(いや、まさに消費者といったほうがふさわしい)はついつい手に取る。こうなればまともな古典や、時間も元手もかかっている力作・労作は「売れない」として、刊行さえ見送られ、たとえ出たとしても部数は極端に絞られる。
読者の名にも値しないお手軽本に親しんだ消費者は、当該テーマの薄味で効率よくまとめられたものだけを読んでわかった気になる。毎日ファストフードだけを食っているようなもので、そんなものが骨となり、肉となり、血となるなどということはあり得ないのだ。

ところが、以上のようなマーケットに棲息しているのが、本書宮崎をはじめ、数多くの評論屋さんである。
あえて、言っておこう。新書を読むと馬鹿になる! と。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年11月8日に日本でレビュー済み
書き下ろしではなく、もともとオピニオン誌での連載を纏めたもので

最近は共著や編著や対談などのコラボレーションに専念していた

著者久々の単行本。博覧強記で言論界に名を馳せ、いずれ必ず

出すと思われていた待望の書評集である。

当初は毎月選りすぐりの一冊を推薦する企画だったが、途中から

毎月刊行される新書全てを読破し、うち数点を採りあげる企画に

変わったらしい。本当に毎月全冊読破していたかどうかはさておき

また中観仏教という特異な思想的立場からの評論という「臭み」は

あるにせよ、新書を好んで読む読書子ならばすべからく手にとって

みるべき好書だ。

ただ、著者も後書きで嘆息するように、新書の発刊数はともかく

内容や機能性の衰退が著しいと言われながら、WORSTよりも

BEST・BETERの数が倍以上もあるというのはいかがなものだろう。

本書、というより連載の趣旨が、「ブックガイド」ではなく

「書評」にあったとすれば、著者はむしろ、WORST・WORSEものをこそ

積極的に俎上にのせて欲しかった。
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年10月30日に日本でレビュー済み
今や、押しも押されもせぬ人気評論家の宮崎氏ですが、多忙極まりない状況にありながら、月60冊ペースで新書を読んでいらっしゃるそうです。

凡人には到底真似できない驚くべき読書量であり、しかも、扱う分野は、社会科学全般にわたっているのですからまさに神がかった仕事ぶりです。

とりあげた本の中で、理系分野は、さすがに少ないですが、宮崎氏の、立花隆氏みたいな、怪しい論はみたくないので、それで良かったと思います。

巻末のインタビューも大変興味深く読ませていただきました。

氏は近年の新書ブームについては、質の低下という弊を指摘した上で、それでも新書の素晴らしさを説いていました。

新書というのは、世界にも稀な大衆啓蒙メディアで、こんなに気軽に、広範な知識に触れられる日本人は幸せだということです。

本著を読んで、読みたい新書のリストが、5倍になり、過去に読んだ新書の知識を再構築することができ、非常に有意義でした。
31人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年5月30日に日本でレビュー済み
政治哲学、宗教思想を主領域とする著者が、新書ナビゲーションを試みた1冊です。
「教養」、「哲学・論理学・数学」「法と自由」など15分野について、著者の主観により新書を「BEST」「BETTER」「MORE」「WORST」に分類した上で、各書に数行から数ページのコメントが付し、読者に提示してくれています。
著者の読書量、博覧強記ぶり、そして読みの正確さには感嘆しますし、本書は新書ブームにより粗製濫造されるようになった新書分野において、好著を探し出す格好のナビゲーターとなってくれる1冊だと思います。
私自身、本書ではじめて知った本を何冊か手に取りましたが、未知の分野への興味をそそられる好著ぞろいでした。

ただし、あくまでも著者の視点から選定されており、読書が極めて個人的な体験であることからすれば、本書に紹介されていない本であっても各読者にとっては有益な新書もあるでしょう。その意味では、著者の選定やコメントは、あくまでも参考意見の一つとするにとどめるべきでしょう。

また、本書が発刊されたのは2006年のことであり、その後本レビューまでの9年の間に、(当然ながら)本書には取り上げられていない好著も発刊されていることと思います。
著者にはぜひ本書の続編を書いていただきたいと思いますが、最終章において「新書ブームはもう終わったんじゃないかというのが私の実感。連載終了後に出た本を見ても、確実に質は落ちている。」(本書358頁)とされているところをみると、続編は難しいのかもしれませんね。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート