情報洪水からどうやって身を守るか?
本書には、多くの情報から選んで紙面を作成するデスクのノウハウ
が紹介されています。
仕事で営業前調査や業界研究などを手掛ける私にとって、以下の点
が役に立ちました。特に、インタビューの礼儀ですね。
・情報収集・さばき方:情報の在り処が分かるインデックス情報を
持つ。在りし日のフォードは、必要な情報・数値を知っている人
を把握していた、という逸話があります。必要な情報だけを手元
に残しましょう。
・インタビュー:事前の情報収集は「礼儀」。
「人は、聞き手が知っている程度に応じて話をする」からです。
その場のメモには、「早口で」「悔しそうに」などの印象も付記
し言葉のニュアンスを残すことが大切。感触をも共有しやすい。
・情報分析・検討:Pro・Con(良し悪し)とオプション(選択肢)
を考えることが大切。
トレーニング方法は、あくまでPDCAサイクルを回せ、とのこと。
近道はありません。具体的には以下の通り。
・結論を出すにあたって判断した理由・事実・情報を書き出す
・結論が間違っていたときに見直す
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情報のさばき方: 新聞記者の実戦ヒント (朝日新書 10) 新書 – 2006/10/1
外岡 秀俊
(著)
朝日新聞の名文記者が編集局長に就任、3000人の記者集団のトップとして初めて情報処理の秘訣を明かした。30年の記者生活で身につけた基本技である5原則を駆使して、IT社会の情報の海を泳ぎ切るヒントを説く。必要な情報を探すコツは? メモを取る時に大事なことは? 世の中の「からくり」を知るには? ビジネスパーソンの基本能力、「情報力」を身につけたい人の必読書!
- ISBN-104022731109
- ISBN-13978-4022731104
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日2006/10/1
- 言語日本語
- 本の長さ245ページ
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登録情報
- 出版社 : 朝日新聞出版 (2006/10/1)
- 発売日 : 2006/10/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 245ページ
- ISBN-10 : 4022731109
- ISBN-13 : 978-4022731104
- Amazon 売れ筋ランキング: - 206,189位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年1月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
確か佐藤優氏の推薦図書だったと思います。いかに情報を
取って整理するかは私たち一般人も常に身に着けておいた方が
いいと思います。この本はまさにその助けとなるでしょう。
インデックス情報という考え方はいいですね。すばやく
その道の情報通にアクセスできるのが一番という事ですね。
ネットの情報選択にも役立ちそうです。
取って整理するかは私たち一般人も常に身に着けておいた方が
いいと思います。この本はまさにその助けとなるでしょう。
インデックス情報という考え方はいいですね。すばやく
その道の情報通にアクセスできるのが一番という事ですね。
ネットの情報選択にも役立ちそうです。
2021年1月30日に日本でレビュー済み
将来の情報を管理する「手帳」、日々の客観的な出来事だけを記録する「備忘録」、感情をぶつけ、思い付きを書きつける「落書き帳」。この3つが筆者の個人的な情報管理のすべてだそうです(p185)。しかも行動記録である「備忘録」は「一日一行」とのこと。これは参考になった。ネット情報以前の「情報のさばき方」だが、考え方は役立つ。
2016年9月29日に日本でレビュー済み
わたくしレビュアーはネット時代になって15年来、朝日新聞という存在に疑いを持ってきた者です。
日本の第四の権力・ジャーナリズムは一体どうなっておるのか?と憂うものでもあります。無知なりに(笑)
まあ、要するに朝日購読者層にネトウヨと呼ばれるような人間でございます。
しかし、そんな私にとってもこの本は面白いし為になる。
新聞記者が正確でフェアで深い情報を得るための技術を、心構えから具体的な工夫まで詳らかにしており、
平明な文体で読みやすく、具体例も説得力のある適切な実例が並んでいる。読み物としても引き込まれる。
ここには、取材対象に、日本社会に対して誠実であろうとする記者の姿が見て取れるように思う。
たとえ朝日新聞が嫌いであっても、それでも参考になることがたくさん書いてあり、
朝日が嫌いだから、という理由で読まないのであれば確実に損だと言いたい。
本書の内容を踏まえれば新聞に対するリテラシーも大いに向上するだろうし、
あらゆる「情報」というものに対する接し方も変わってくると思われる。
要するに「情報」に接する際、本当のところ何が信頼できる情報で、何が起きていると考えうるのか?
という判断材料として、多角的多面的に活用できる勘所が満載なのであり、そして読み物として面白い。
文句なしの5点満点なのである。
是非、加筆して単行本化するべき名著かと思われますし、絶版になっていることが非常にもったいない。
余談ですがレビュアーにとって初めてアマゾンでレビューを書くことになった本でもあります^^
日本の第四の権力・ジャーナリズムは一体どうなっておるのか?と憂うものでもあります。無知なりに(笑)
まあ、要するに朝日購読者層にネトウヨと呼ばれるような人間でございます。
しかし、そんな私にとってもこの本は面白いし為になる。
新聞記者が正確でフェアで深い情報を得るための技術を、心構えから具体的な工夫まで詳らかにしており、
平明な文体で読みやすく、具体例も説得力のある適切な実例が並んでいる。読み物としても引き込まれる。
ここには、取材対象に、日本社会に対して誠実であろうとする記者の姿が見て取れるように思う。
たとえ朝日新聞が嫌いであっても、それでも参考になることがたくさん書いてあり、
朝日が嫌いだから、という理由で読まないのであれば確実に損だと言いたい。
本書の内容を踏まえれば新聞に対するリテラシーも大いに向上するだろうし、
あらゆる「情報」というものに対する接し方も変わってくると思われる。
要するに「情報」に接する際、本当のところ何が信頼できる情報で、何が起きていると考えうるのか?
という判断材料として、多角的多面的に活用できる勘所が満載なのであり、そして読み物として面白い。
文句なしの5点満点なのである。
是非、加筆して単行本化するべき名著かと思われますし、絶版になっていることが非常にもったいない。
余談ですがレビュアーにとって初めてアマゾンでレビューを書くことになった本でもあります^^
2010年2月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
高校生のとき、
「ジャーナリストになりたい」
と考えていた。
だから情報のさばき方ぐらいは、
ジャーナリスト並になっておこうと思う。
「ジャーナリストになりたい」
と考えていた。
だから情報のさばき方ぐらいは、
ジャーナリスト並になっておこうと思う。
2018年4月21日に日本でレビュー済み
ある程度、ものを書く勉強をした人には役に立つことは書かれてない。目次を見て、なるほどと思えば十分。
それよりも、相変わらず「不偏不党と客観報道が重要である」とか、「他社の記者と再確認しあって発表内容の聞き間違いや思い込みを正す」なんてかいているあたり、所詮2006年に書かれたものだなと思う。
いまやメディアに思想的偏りがないなど妄想でしかない。むしろ右派左派の報道姿勢を明確にしたほうが、読者にとっては情報の比較ができるぶんマシだ。現場主義で客観報道ならなぜ日韓のいざこざを起こした例の嘘っぱちの報道ができた?一次情報が大事ならなぜ他社の報道をソース源にする?
この本の端々に現れている傲慢さが僕はたまらなく嫌いだ。
気の利いた大学ならこの本の中の有用な情報は大抵知ることができる。あなたが相応な知的訓練を受けているなら読む必要はないし、そのような機会のなかった人でも、より良い選択肢があると思う。この本で不快になりながら学ぶことはない。
それよりも、相変わらず「不偏不党と客観報道が重要である」とか、「他社の記者と再確認しあって発表内容の聞き間違いや思い込みを正す」なんてかいているあたり、所詮2006年に書かれたものだなと思う。
いまやメディアに思想的偏りがないなど妄想でしかない。むしろ右派左派の報道姿勢を明確にしたほうが、読者にとっては情報の比較ができるぶんマシだ。現場主義で客観報道ならなぜ日韓のいざこざを起こした例の嘘っぱちの報道ができた?一次情報が大事ならなぜ他社の報道をソース源にする?
この本の端々に現れている傲慢さが僕はたまらなく嫌いだ。
気の利いた大学ならこの本の中の有用な情報は大抵知ることができる。あなたが相応な知的訓練を受けているなら読む必要はないし、そのような機会のなかった人でも、より良い選択肢があると思う。この本で不快になりながら学ぶことはない。
2008年12月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
情報収集力、分析力、処理能力を高めるための一冊。内容はベーシックなもののみ。長年の記者としての経験の裏打ちがあり、説得力があるし、実践的です。
2007年7月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
朝日新聞のヨーロッパ総局長を務め、今はGEという役職で活躍する著者が、自分の記者人生の経験に基づいた工夫と知恵を紹介しながら、結果的には「ジャーナリストかくあるべし」が語られている。
著者の人格を反映してか、丁寧で抑制の利いた文章。オーソドックスで過激な意見もない。しかし、この誠実なジャーナリストの地道で真面目な仕事ぶりは、ひしひしと心に伝わってくる。今の時代、メディアは情緒的になり、報道とワイドショーの境目もない。そして、国民もそれに流され、一喜一憂し、煽動されがちだ。
そんな中で、「予断を持たない」「『事』『理』『情』のバランス」といった一見当然とも思われる作法を丁寧かつ分かり易く説いている。
報道がショービジネスになり、メディアが「第四の権力」などと奢っている現在の日本で、このような誠実で信頼に値するジャーナリストが一人でも多くなればと願いたい。
著者の人格を反映してか、丁寧で抑制の利いた文章。オーソドックスで過激な意見もない。しかし、この誠実なジャーナリストの地道で真面目な仕事ぶりは、ひしひしと心に伝わってくる。今の時代、メディアは情緒的になり、報道とワイドショーの境目もない。そして、国民もそれに流され、一喜一憂し、煽動されがちだ。
そんな中で、「予断を持たない」「『事』『理』『情』のバランス」といった一見当然とも思われる作法を丁寧かつ分かり易く説いている。
報道がショービジネスになり、メディアが「第四の権力」などと奢っている現在の日本で、このような誠実で信頼に値するジャーナリストが一人でも多くなればと願いたい。