無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
日本にノーベル賞が来る理由 (朝日新書 152) 新書 – 2008/12/12
伊東 乾
(著)
世界金融危機に揺れる2008年秋、日本にノーベル賞ラッシュがやって来た! 一挙に4人受賞の快挙の背景には、ノーベル財団と国際社会の明確な意思がある。日本は何をすべきなのか? 湯川秀樹博士以来の16人の受賞者を検証し、原爆、核開発、ポスト冷戦後のパワーポリティクスを読み解いて話題沸騰、インターネットで100万アクセス突破の日経ビジネスオンライン大好評連載を緊急出版!
- 本の長さ191ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日2008/12/12
- ISBN-104022732520
- ISBN-13978-4022732521
この著者の人気タイトル
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 朝日新聞出版 (2008/12/12)
- 発売日 : 2008/12/12
- 言語 : 日本語
- 新書 : 191ページ
- ISBN-10 : 4022732520
- ISBN-13 : 978-4022732521
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,049,374位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中3.6つ
5つのうち3.6つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
10グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2021年6月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最初は、なるほどと思いましたが、後から、じわーと、自分自身の国を卑下し過ぎと思いました。
2009年2月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
受賞理由を辿るときっとこうだろうと著者はいう、世界に広がる賞の点と点を想像で結んでいく、感心する部分も多い。しかし微妙な表現に付箋を付けていくと付箋だらけになってしまった。73pステルス技術の核心はフェライトだが発明したのは昭和5年TDK創始者武井武氏で発明を盗まれてしまったことは技術者には知られている。80p読者が誤解せぬ様に、ブラント首相は西ドイツ連邦の代表としてホロコーストについてのみ謝罪したと書くべきで詳細はWikiに記載が在る、受賞のきっかけは東西融和を導いたことではないのか。96p帝国大学は富国強兵のために造られたかのようにとれる表現であるが例えば6番目に作られた朝鮮の京城大学は法文学部と医学部の二学部が設立され理系の設立は15年以上後で軍事目的で設立されてはいない”理工学部を中心に見る京城帝国大学の植民史的意味”(李成奎)、又当時の他の軍事研究も戦後アメリカの技術開発に繋がっていることは閉ざされた中での日本の研究がいかに独創的であるかを示し閉鎖空間の日本の研究が他国に劣っていた訳ではないことが考慮されていない。170p優秀な留学生が日本に来ないのは留学生に門戸を開かないからだとしているが入学した後勉強しなくても卒業させる習慣にその原因が在ることは留学生が語っている、真に優秀な日本人は東大ではなく欧米に進学していることを考えると戦後の日本の大学を思想を含めて深く考察するべき。川端康成氏佐藤栄作氏については文学賞平和賞がバランスのために存在するかのように暗示する一方で174p国際社会で超一流の作家となると評価し続いて先駆的な賞であると絶賛するがその大江健三郎氏が目前の証言者を取材せずに書いた作品や裁判になっていることを考えるとこの賞の位置付けについて再考察するべき。武装解除し死刑制度の廃止国境措置を廃し留学生を今以上に(現在7万の中国人を含む12万人)受け入れるときノーベル賞はもっと来ると唱えるが、アメリカに向かって一億人の犠牲など問題ではないと噛み付く隣国にペンの力や国際批判など何の役にも立たないことを亡命した人たちが語っている、賞を欲張って東北アジアを不安定にすることの是非も考慮するべきである。などなど全体により緻密な考察が必要。さて付箋つけは12を超えたときやめてしまったがこの作品がいかに急いで作られたかを感じる。物語としてはよくできているので、改訂版で細部を見直したものをぜひ読んでみたいと思わせる作品。
2017年2月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
受賞者や受賞内容を説明した本は多くありますが、「理由」に迫る本が斬新に感じ、購入しました。
他の皆さんのレビュー通りの内容で、期待を裏切らない内容でした。
他の皆さんのレビュー通りの内容で、期待を裏切らない内容でした。
2014年2月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
核の評価に納得がいかない、書かれた時なら知らずに納得をしていたかもしれないが、現在の著者の核に対する評価を見てみたい。
2009年1月17日に日本でレビュー済み
日本においてノーベル賞といえば押しも押されもせぬ「権威」であり、それは「ノーベル賞もの」という日本語が誉め言葉の慣用句として完全に定着していることからもわかる。だから多くの日本人は「ノーベル賞受賞」があたかも「天からの贈り物」〜絶対的権威からある日突然「下される」もの〜として認識されているのだ。
だが、それは事実ではない。
ノーベル賞とは、スウェーデンという北欧の小国が、明確な意図のもとに運用しているものだ。その意図の第一はもちろん自らの生き残りと尊厳を高めるためだが、同時に世界へ平和をもたらし差別をなくしていこうという理念にきわめて忠実に運営されているのだ。その理念は善きものであり、日本人としても共感できるものだ。
賞が発する最大のメッセージは、「誰を受賞させるか」ということだ。
世の中に卓越した業績を上げた研究者は綺羅星のように数多くいるのだから、その中から「どの国から」「誰を」選ぶかということについて一定の意図・方針がなければ、現実的に選考作業を行うことが困難になるのである。
結果としてノーベル賞の選考には、ノーベル財団と永世中立国スウェーデンからの意図がはっきりと籠められている。それを明快に解読したのが本書だ。詳細は本書を呼んでいただきたいが、「唯一の非西欧国で自前の科学技術を確立した国」として日本には高い「期待」がかけられているということだ。それが2008年の「日本人ノーベル賞ラッシュ」の背景である、と。
本書の表現を借りれば、所詮は「人間がつくり、人間が毎年決めるノーベル賞」なのである。
その「意図」を知っておくことは、これからの科学技術政策を考える上にも有益であろう。
だが、それは事実ではない。
ノーベル賞とは、スウェーデンという北欧の小国が、明確な意図のもとに運用しているものだ。その意図の第一はもちろん自らの生き残りと尊厳を高めるためだが、同時に世界へ平和をもたらし差別をなくしていこうという理念にきわめて忠実に運営されているのだ。その理念は善きものであり、日本人としても共感できるものだ。
賞が発する最大のメッセージは、「誰を受賞させるか」ということだ。
世の中に卓越した業績を上げた研究者は綺羅星のように数多くいるのだから、その中から「どの国から」「誰を」選ぶかということについて一定の意図・方針がなければ、現実的に選考作業を行うことが困難になるのである。
結果としてノーベル賞の選考には、ノーベル財団と永世中立国スウェーデンからの意図がはっきりと籠められている。それを明快に解読したのが本書だ。詳細は本書を呼んでいただきたいが、「唯一の非西欧国で自前の科学技術を確立した国」として日本には高い「期待」がかけられているということだ。それが2008年の「日本人ノーベル賞ラッシュ」の背景である、と。
本書の表現を借りれば、所詮は「人間がつくり、人間が毎年決めるノーベル賞」なのである。
その「意図」を知っておくことは、これからの科学技術政策を考える上にも有益であろう。
2009年6月30日に日本でレビュー済み
日本人初のノーベル賞受賞者が選ばれた理由、そして核兵器開発に携わった科学者に10年間授与しないことにしたノーベル賞の設立以来の個性と理念が紐解かれています。
ノーベル賞を受賞する日本人が増えてきましたが、日本人自身は科学者・技術者に対して日頃は冷たく、賞を取ったときだけもてはやす傾向があります。海外在住の日本人が受賞すると頭脳流出の話が出ることに、『では、科学者や技術者が活躍できる場を整えてきたのか』と指摘しています。
日本人にノーベル賞が近年多く与えられるのは、世界が日本に環境問題と核兵器廃絶を達成する主導権を取って欲しいという意志であることが読み取れます。
ノーベル賞を受賞する日本人が増えてきましたが、日本人自身は科学者・技術者に対して日頃は冷たく、賞を取ったときだけもてはやす傾向があります。海外在住の日本人が受賞すると頭脳流出の話が出ることに、『では、科学者や技術者が活躍できる場を整えてきたのか』と指摘しています。
日本人にノーベル賞が近年多く与えられるのは、世界が日本に環境問題と核兵器廃絶を達成する主導権を取って欲しいという意志であることが読み取れます。
2009年2月9日に日本でレビュー済み
普段、ノーベル賞といえばとにかくすごい賞!という認識しかなかった私に、おもしろい話を聞かせてもらった…と思いました。ノーベル賞の存在の意味、選考についてもおもしろい考察がされています。
また、原爆投下についても、先人の浅はかなな知識人たちの実験台に日本人はされたと思い知らされました。
また、原爆投下についても、先人の浅はかなな知識人たちの実験台に日本人はされたと思い知らされました。
2009年2月7日に日本でレビュー済み
日経ビジネスオンラインのメルマガを基に書き上げられたのが本書である。
なお著者は、東大理学系大学院博士課程とともに作曲家、指揮者というユニークな経歴の持ち主である。
本書は、「ノーベル賞の受賞には、ある傾向がある。」というテーマで、日本人受賞者の科学的業績を解き明かしつつ、日本の科学技術振興の問題点と、これからの方向性の提案までおこなっている。
特に興味深いのは、ノーベル賞と平和の関係である。湯川博士が、ノーベル賞を受賞したのは、ちょうど冷戦期に被爆国であった日本に受賞させたというのである。また、川端康成の受賞も同時期に受賞した広島原爆の開発に携わったアメリカ人科学者の受賞とのバランスをとったものだという。
また、最近の日本人受賞者のほとんどがアメリカでの研究や応用による成果によるものであると分析し、日本には研究成果による収益が新たな研究を生むという好循環がないとし、知財化の必要性を説いている。
知られざるノーベル賞の側面が詳しく書かれているとともに、これからの日本への期待も込められており、実に楽しく読めた。
なお著者は、東大理学系大学院博士課程とともに作曲家、指揮者というユニークな経歴の持ち主である。
本書は、「ノーベル賞の受賞には、ある傾向がある。」というテーマで、日本人受賞者の科学的業績を解き明かしつつ、日本の科学技術振興の問題点と、これからの方向性の提案までおこなっている。
特に興味深いのは、ノーベル賞と平和の関係である。湯川博士が、ノーベル賞を受賞したのは、ちょうど冷戦期に被爆国であった日本に受賞させたというのである。また、川端康成の受賞も同時期に受賞した広島原爆の開発に携わったアメリカ人科学者の受賞とのバランスをとったものだという。
また、最近の日本人受賞者のほとんどがアメリカでの研究や応用による成果によるものであると分析し、日本には研究成果による収益が新たな研究を生むという好循環がないとし、知財化の必要性を説いている。
知られざるノーベル賞の側面が詳しく書かれているとともに、これからの日本への期待も込められており、実に楽しく読めた。