種々の具体例を交えてこれからのネットがどの方向に向かおうとしているのかがよく分かります.
クラウド・コンピューティングというのは流行のキーワードですが,本書は難しいことは抜きにして,一般ユーザが利用するという立場で書かれています.そのため,ある程度ご存じの方には若干物足りないかもしれません.例えば,クラウド・コンピューティングの話に関連していつも出てくるキーワードとして,SaaS,PaaSやAmazonのEC2というサービス,セールスフォース・ドットコムという会社などがありますが,これらについての記述はほとんどありません.もう一歩踏み込んだ解説が欲しかったところです.
一方,実際に体験してみるという立場では,クラウド・コンピューティング的サービスのリストが付録に付いていますので,使ってみてクラウドを実感するというのにはよいでしょう.
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クラウド・コンピューティング ウェブ2.0の先にくるもの (朝日新書 154) 新書 – 2009/1/13
西田 宗千佳
(著)
〝Web 2.0 is dead.〟GoogleやMSは、既にその先を目指している。それはすべてがネットの「雲」にある、新しいコンピューティングのかたち。気鋭のITジャーナリストが、コンピューターの概念を塗り替える「クラウド」のインパクトを活写する。
- ISBN-104022732547
- ISBN-13978-4022732545
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日2009/1/13
- 言語日本語
- 本の長さ235ページ
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登録情報
- 出版社 : 朝日新聞出版 (2009/1/13)
- 発売日 : 2009/1/13
- 言語 : 日本語
- 新書 : 235ページ
- ISBN-10 : 4022732547
- ISBN-13 : 978-4022732545
- Amazon 売れ筋ランキング: - 197,183位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1971年福井県生まれ。フリージャーナリスト。
得意ジャンルは、パソコン・デジタルAV・家電、そしてネットワーク関連など「電気かデータが流れるもの全般」。主に、取材記事と個人向け解説記事を担当。朝日新聞、読売新聞、日本経済新聞、アエラ、週刊朝日、週刊現代、週刊東洋経済、GetNavi、DIME、日経トレンディ、 AV Watch、ASCIIi.jp、マイコミジャーナルなどに寄稿する他、テレビ番組・雑誌などの監修も手がける。
小寺信良氏と共同でメールマガジン「小寺・西田の『金曜ランチビュッフェ』」を毎週金曜発刊。同メルマガは、単品版としてKindleでも金曜夕方以降に配信中。
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トップレビュー
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2010年1月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
クラウド・コンピューティングとは何か解説してくれています。
私もバックアップ用のディスクをインターネットディスクとして使用していますが、メールはまだ読むと消していました。
メールは消すべきでは無い。「一生消さないメール」を提唱しています。
ハードディスクが高価だった時代、CPUが遅かった時代はメールは消すべきでした。
しかし、HDが1Tでも10000円を着る時代はメールは保存して必要な時に検索すべきかもしれません。
今までのパソコンの使い方の概念をひっくり返してくれるクラウド・コンピューティングの概要を適切に解説してくれています。
私もバックアップ用のディスクをインターネットディスクとして使用していますが、メールはまだ読むと消していました。
メールは消すべきでは無い。「一生消さないメール」を提唱しています。
ハードディスクが高価だった時代、CPUが遅かった時代はメールは消すべきでした。
しかし、HDが1Tでも10000円を着る時代はメールは保存して必要な時に検索すべきかもしれません。
今までのパソコンの使い方の概念をひっくり返してくれるクラウド・コンピューティングの概要を適切に解説してくれています。
2022年12月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
クラウドコンピューティングのそもそもが解説されており、基礎から学ぶには良かったです。クラウドを氷山にたとえており、なるほどと思いました。
ただし、2008年に書かれた本ですので、アップデートが必要です。クラウドコンピューティングの最新の情報が書かれた本、誰か推薦してください。
ただし、2008年に書かれた本ですので、アップデートが必要です。クラウドコンピューティングの最新の情報が書かれた本、誰か推薦してください。
2009年4月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
クラウドということばを本当によく聞くようになってきた。本当のクラウドの役割と目的を学びたくて購入、通読
読んでみると、クラウドという現象がどのようにして発生してきて、MS,Google,Appleなどがクラウドの中でどのように恵みの雨を降らせようとしているかが解説してくれている。なぜそのような状態になったのかの背景もしっかりと記載されている。特にAzure、Windows7などのMSの動きが非常に参考になった。ビジネスにおける情報のクラウド化の部分(外部ストレージ、外部サービスの利用)とそれ以外の部分に分けるべきと提言しているが、クラウドがその前者の部分にどこまで広まるかが今後のクラウド具合の物差しになるのではないかと感じた。
見えているクラウドの現象の裏に潜む形を垣間見ることができる書籍になっていると思います。
読んでみると、クラウドという現象がどのようにして発生してきて、MS,Google,Appleなどがクラウドの中でどのように恵みの雨を降らせようとしているかが解説してくれている。なぜそのような状態になったのかの背景もしっかりと記載されている。特にAzure、Windows7などのMSの動きが非常に参考になった。ビジネスにおける情報のクラウド化の部分(外部ストレージ、外部サービスの利用)とそれ以外の部分に分けるべきと提言しているが、クラウドがその前者の部分にどこまで広まるかが今後のクラウド具合の物差しになるのではないかと感じた。
見えているクラウドの現象の裏に潜む形を垣間見ることができる書籍になっていると思います。
2009年9月17日に日本でレビュー済み
クラウドコンピュータは、ネットワークの一種で、提案時点では実体は不明でした。
WEB2.0も、掛け声だけで、提案時点では実体は不明でした。
Googleが、大量のコンピュータと、便利なソフトウェアをそろえて、
大量のサービスを提供しはじめたので、実体がはっきりしてきました。
ネットワークと、ソフトウェアと、サービスを一体で提供する。
その3つの質が揃ったときに、現実のものになりました。
データの互換性、任意の文字の利用には、文字フォントの権利という未解決の問題があります。今昔文字鏡をWEB2.0で採用するサービスがでたときに、日本でのWEB2.0Jが始まるかもしれません。
WEB2.0も、掛け声だけで、提案時点では実体は不明でした。
Googleが、大量のコンピュータと、便利なソフトウェアをそろえて、
大量のサービスを提供しはじめたので、実体がはっきりしてきました。
ネットワークと、ソフトウェアと、サービスを一体で提供する。
その3つの質が揃ったときに、現実のものになりました。
データの互換性、任意の文字の利用には、文字フォントの権利という未解決の問題があります。今昔文字鏡をWEB2.0で採用するサービスがでたときに、日本でのWEB2.0Jが始まるかもしれません。
2009年4月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最新技術についての説明があり、最近はやりのクラウドについて参考になった。
現在、本書に書いてあった技術やシステムを使用している。
現在、本書に書いてあった技術やシステムを使用している。
2009年4月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
非専門家の目でクラウド・コンピューティングをみている.ソフトウェアのハードウェアからの分離 (アンバンドリング) やブロードバンド・ネットワークの普及によってパソコン上にソフトウェアがなくてもよくなってきたことからはじめて,iPhone などの話題もはさみながら,ゆっくりとクラウド・コンピューティングにちかづいていく.
しかし,クラウド・コンピューティングの特徴やユーティリティ・コンピューティングとの比較なども,ちゃんと書いてある.しかも,ユーティリティ・コンピューティングということばを 1961 年に提唱したのがジョン・マッカーシーだということまで書いてある.専門家でないので不正確な記述もあるが,コンピュータ屋がわすれがちなことまで書いてあって,おもしろい.
しかし,クラウド・コンピューティングの特徴やユーティリティ・コンピューティングとの比較なども,ちゃんと書いてある.しかも,ユーティリティ・コンピューティングということばを 1961 年に提唱したのがジョン・マッカーシーだということまで書いてある.専門家でないので不正確な記述もあるが,コンピュータ屋がわすれがちなことまで書いてあって,おもしろい.
2012年9月25日に日本でレビュー済み
サーバーにアプリケーションやデータがあることによって、
自宅でも職場でも、または外出先のスマートフォンからも
同じサービスが利用できるようになりました。
ユーザーにとって『クラウド』とはこうした
サービスの総称ということになるかと思います。
『クラウド』という言葉は、バズワードと揶揄されたり、
技術的にも従来のクライアント・サーバーの延長に
すぎないではないかという意見があります。
そうだとしても、そうした技術を総称して概念化したことで、
多くの人が共通認識出来ることに大きな意味があるのではないでしょうか。
本書では「Gmail」や「iPhone」などの具体的なサービスを例に
専門的な知識のない人にも分かりやすく解説されています。
自宅でも職場でも、または外出先のスマートフォンからも
同じサービスが利用できるようになりました。
ユーザーにとって『クラウド』とはこうした
サービスの総称ということになるかと思います。
『クラウド』という言葉は、バズワードと揶揄されたり、
技術的にも従来のクライアント・サーバーの延長に
すぎないではないかという意見があります。
そうだとしても、そうした技術を総称して概念化したことで、
多くの人が共通認識出来ることに大きな意味があるのではないでしょうか。
本書では「Gmail」や「iPhone」などの具体的なサービスを例に
専門的な知識のない人にも分かりやすく解説されています。