Part 1では理系分野の"巨匠"(養老孟司、小柴昌俊、日野原重明、きたやまおさむ、隈研吾、海堂尊 各氏)が如何に英語と付き合ってきたかについて対談形式で書かれています。どの方も英語についてnative speakerレベルという訳ではないことを自覚してしておられます。それを認めた上で、実際に何が英語コミュニケーションで重要なのかについて語っておられます。外国人と英語でわたり合う上で大切なのは「(どんな相手に)何を伝えたいのかということ」を自分の中でしっかりと理解していることである、という点では共通しています。(養老氏の「情報産出能力 v.s. 情報処理能力」の話は納得です。米原万里「
不実な美女か貞淑な醜女か
」の"active knowledge v.s. passive knowledge"を想起しました) あとは度胸、ユーモアのセンス、一般教養といったところでしょうか? 要するに"国際人"(cosmopolitan)が英語を使うのであって、英語を話せば国際人というわけではありません。
本評者は職業柄 海外出張とか国際学会の口頭発表などをこなさないといけないのですが、「英語を使わないといけない状況に自分を追い込む」ことが語学学習の上で重要だったなぁと思います。そういう訳で、各先生方の仰ることは自分の経験と照らし合わせても納得のいくことばかりで、自分のやり方はあながち間違ってなかったなと安堵した次第です。(これからも精進あるのみ)
Part 2では著者の英語学習体験と大学の英語講師としての教育経験から導かれた勉強法を紹介しています。巻末にはスグに使える場面別のフレーズ集がオマケとしてついています。
英語を学ぶ/使う上での"心構え"を学ぶという趣旨の本としては他に「
知的な英語、好かれる英語
」「
英語がうまくなる人、ならない人
」もあります。これらも併せてお読みになると英語を学ぶ/使う"心構え"が更に強化されることでしょう。
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「伝わる英語」習得術 理系の巨匠に学ぶ (朝日新書) 新書 – 2009/8/7
原賀 真紀子
(著)
ダブルポイント 詳細
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養老孟司、小柴昌俊、日野原重明、きたやまおさむ、隈研吾、海堂尊各氏、理系の知の巨人に英語上達の極意を学ぶ。外国人と英語でわたり合う上で大切なのは「何を伝えたいのかということ」。英語コミュニケーション力向上を目指す人の指針となる一冊!
- 本の長さ278ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日2009/8/7
- ISBN-104022732903
- ISBN-13978-4022732903
登録情報
- 出版社 : 朝日新聞出版 (2009/8/7)
- 発売日 : 2009/8/7
- 言語 : 日本語
- 新書 : 278ページ
- ISBN-10 : 4022732903
- ISBN-13 : 978-4022732903
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,312,841位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,581位朝日新書
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年8月12日に日本でレビュー済み
2014年1月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
語学学習というよりも、日常で英語が必要に至った経緯がリアルに表現されている。外国語というコミュニケーションツールを通した人生論が面白い。
2017年9月6日に日本でレビュー済み
インタビューに答えるのは、誰もが知る世界的な日本の知識人たちで
彼らがどのように英語を学び、語学力を高めたのか
世界トップクラスではどのくらいの英語力が求められるのか
が肌感覚で伝わってきました。
凡人とは違うと思っていたのが意外にも・・・
英語習得というと身構えてしまいますが、
そもそもコミュニケーションなんだなぁと改めて実感。
とくに小柴昌俊さんへのインタビューがおもしろかったです。
彼らがどのように英語を学び、語学力を高めたのか
世界トップクラスではどのくらいの英語力が求められるのか
が肌感覚で伝わってきました。
凡人とは違うと思っていたのが意外にも・・・
英語習得というと身構えてしまいますが、
そもそもコミュニケーションなんだなぁと改めて実感。
とくに小柴昌俊さんへのインタビューがおもしろかったです。
2009年9月15日に日本でレビュー済み
軽々しいタイトルに反して、深みのある内容だった。語学やコミュニケーションに興味を持つ人にオススメの一冊である。
勉強術のような内容を期待して読むと、がっかりするかもしれない(ただし、終盤でちゃんと勉強術についても触れている)。テーマは、言語を切り口にした異文化コミュニケーション論だからだ。一冊を通して、英語の文化圏でのコミュニケーションと日本語の文化圏でのコミュニケーションがどのように違うかについて語られている。
インタビュイーとして6人が登場するが、僕にとっては、きたやまおさむ、養老孟司、隈研吾の3名が大変面白かった。日頃から僕自身が感じていたことを、明快に言葉で説明してくれているという意味で、大変共感するポイントが多かった。
勉強術のような内容を期待して読むと、がっかりするかもしれない(ただし、終盤でちゃんと勉強術についても触れている)。テーマは、言語を切り口にした異文化コミュニケーション論だからだ。一冊を通して、英語の文化圏でのコミュニケーションと日本語の文化圏でのコミュニケーションがどのように違うかについて語られている。
インタビュイーとして6人が登場するが、僕にとっては、きたやまおさむ、養老孟司、隈研吾の3名が大変面白かった。日頃から僕自身が感じていたことを、明快に言葉で説明してくれているという意味で、大変共感するポイントが多かった。
2009年9月7日に日本でレビュー済み
理系人間で、海外出張が多い人、駐在の可能性がある人に特におススメ!!
著者は、アエライングリッシュにコラムを連載するジャーナリストで、
幅広いジャンルの基礎知識と質問力から、インタビュアーとしての経験の豊富さがうかがえた。
巨匠たちが自分の失敗をオープンに語り、そこから得たセオリーを惜しげもなく披露しているのは、
著者のインタビュアーとしての力量によるところも大きい。
英語の使い手として共感したのは、
・外国人に信用されるには歴史観と教養を備えることが大事
(多くの場合、歴史観が確立していないと議論に参加できない)
・英語では、話にユーモアが必要
(だから、笑いをとらな、が身にしみている関西人は有利)→これ、ホントです。
・世界の公用語は、ブロークンイングリッシュ
(口語では、英語の発音も使い方にも”正解”はない。英語の発音にこだわる必要はない)
・自分に自信を持つ
(ブロークンでも、話に中味があり、伝えたい意思があれば、伝わる)
という点。
巨匠たちの日本人論として読むのも面白い。
著者は、アエライングリッシュにコラムを連載するジャーナリストで、
幅広いジャンルの基礎知識と質問力から、インタビュアーとしての経験の豊富さがうかがえた。
巨匠たちが自分の失敗をオープンに語り、そこから得たセオリーを惜しげもなく披露しているのは、
著者のインタビュアーとしての力量によるところも大きい。
英語の使い手として共感したのは、
・外国人に信用されるには歴史観と教養を備えることが大事
(多くの場合、歴史観が確立していないと議論に参加できない)
・英語では、話にユーモアが必要
(だから、笑いをとらな、が身にしみている関西人は有利)→これ、ホントです。
・世界の公用語は、ブロークンイングリッシュ
(口語では、英語の発音も使い方にも”正解”はない。英語の発音にこだわる必要はない)
・自分に自信を持つ
(ブロークンでも、話に中味があり、伝えたい意思があれば、伝わる)
という点。
巨匠たちの日本人論として読むのも面白い。
2010年8月15日に日本でレビュー済み
本書は、「伝わる英語」をどのように身につけたのか著名な先生とのインタビュー形式で明らかにしていこうとしています。それぞれ専門が異なるため、アプローチの方法が異なるなあと感じました。その中から自分に適した英語の勉強法を身につけるヒントが隠されているのではないでしょうか。以上のような観点から本書を読むと良いのではないかと思います。
2015年2月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
巷であふれる
語学の参考にすらならないシリーズ
いっぱいこのような本はありますが、対談っぽいことを延々と書いているだけ
特に役立つことなし。
語学の参考にすらならないシリーズ
いっぱいこのような本はありますが、対談っぽいことを延々と書いているだけ
特に役立つことなし。
2010年10月11日に日本でレビュー済み
英語オタクの書いた英語指南書は沢山あってそれらはとても有益だろうけど、
英語好きでない人間にとっては、英語好きな姿勢にイマイチ賛同できず、理解がしにくい。
この本は具体的に英語を学ぶ方法というより、英語を学ぶ事についての姿勢が学べる。
インタビュー形式なので、理系の先生方の話も、それぞれ普段書かれている著書よりも平易で読みやすいです。
英語好きでない人間にとっては、英語好きな姿勢にイマイチ賛同できず、理解がしにくい。
この本は具体的に英語を学ぶ方法というより、英語を学ぶ事についての姿勢が学べる。
インタビュー形式なので、理系の先生方の話も、それぞれ普段書かれている著書よりも平易で読みやすいです。