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P&G式伝える技術徹底する力: コミュニケーションが170年の成長を支える (朝日新書 274) 単行本 – 2011/1/1
- 本の長さ231ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日2011/1/1
- ISBN-104022733748
- ISBN-13978-4022733740
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登録情報
- 出版社 : 朝日新聞出版 (2011/1/1)
- 発売日 : 2011/1/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 231ページ
- ISBN-10 : 4022733748
- ISBN-13 : 978-4022733740
- Amazon 売れ筋ランキング: - 290,561位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 773位朝日新書
- カスタマーレビュー:
著者について
たかだまこと
1964年群馬県生まれ。群馬県立高崎高校、東京理科大学卒。
87年P&G入社。製品開発部でアリエール、ジョイなど日本市場向け商品、中国、韓国、欧米向け商品などの商品企画開発を担当。2001年広報渉外部に社内転職、インフルエンサー・マーケティング、サステイナビリティ経営など社会性の起点のマーケティングをP&Gジャパンの責任者として推進。2010年広報部長職でP&Gを退社。
株)朝日サステイナビリティマネジメントの代表を経て、2013年、株)オーセンティックス設立。
部門別採用、部門別キャリアのP&Gにおいてほとんど例のない、「モノづくり側」と「コミュニケーション側」、それぞれ10年以上の専門的な実務経験を活かし、俯瞰的にマーケティング活動を支援。
人材育成と組織作りをラインマネジメントで一貫して取り組んできた20年以上の実務経験、10年にわたる様々な組織の人材育成や組織運営の支援に基づいた知見で、現場レベルの人材育成と経営レベルの組織マネジメントの支援に取り組んでいる。
支援は企業のみならず、医療・看護、行政、教育組織、など幅広い。
「一人一人がそれぞれの立場で活躍する。そして組織が成功、成長し、事業が生活を良くし、社会全体を良くする。」が活動の共通テーマ。
「奇をてらわない」オーセンティシティにこだわることが信条。
株式会社オーセンティックス
HP http://www.authentics.co.jp/
・商品企画開発やブランディングの研修やコンサルティング
・企業、医療、行政など、あらゆる組織のマネジメントと人材育成にむけた研修やコンサルティング
コンタクト
contact-rep@authentics.co.jp
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
大変納得がいく内容で役に立つはずですが、自分自身の切磋琢磨が必要ですね。
タイトルにある「伝える技術」は第一章のみで、「背景・結論・理由」または「結論・理由・今後のプラン」にまとめなさいという、別にP&Gでなくても普通に言われている内容だけなので、コミュニケーション本として期待すると肩すかしをくらうことは間違いない。
それ以外の章は、主に著者のP&Gでの体験。英語に訳す事で日本語の広告コピーの曖昧さをチェックできる例とか、日本のP&G社員のマインドがグローバルに変わって行った例とか、「シグモイドカーブを描き続ける」という「盛者必衰」の表現とか、「植物原料で手にやさしい」が「世紀の誤認」であるとか、実際のP&Gでのエッピソードは興味深く読める。
また。散見される著者自身の考え、例えば「日本人がグローバル企業で成功するためには、自ら情報提供し、顔と名前を売り込み、手柄を語る、の3つが必要」とか、「英語を使うメリットの最終形は、世界中で横と斜めのコミュニケーションを生み出すことで、それがグローバル組織としての成功する鍵」とか、「ノウハウの組織化(学ぶ習慣、まとめる力、共有する仕組み、ノウハウを活用する意識、の4段階)が重要」とか、参考になるポイントも多い。
ただ、例えば「当時の上司が著者に言ったこと」のように、書かれているのは著者がP&Gで「体験した」ことであり、必ずしも「P&Gの(正式な)考え方/方法」ではない。外資系なら極めて一般的な事も、P&Gの例として語られている。また基本的なトーンは「P&G礼讃」のみで、極めて一方的(他の会社をよく知らないと、P&Gのやり方が優れているかどうか、本当はわからないはずなのに)。
というわけで、P&Gや外資系消費材の会社自体に興味がある方には参考になることもあると思いますが、コミュニケーションの強化等を目的にしている方には全くお勧めしません。
けれど、すべてのコインには裏表があるように、P&Gにも"Area for inprovement"はたくさんある筈だ。
この本が素晴らしいのは、P&Gの良い点が実際にどんな利益をもたらしているか、どう生かされているのか、が具体的に詳細に書かれている事だ。19年勤めた前社で僕が叩き込まれた事ととても良く似ているし、僕がP&Gに入社したら違和感なく仕事できる自信が十分にある。
先日著者の高田さんにお会いした。それがこの本を読もうと思った最大のきっかけなのだが、高田さんが仰った、頭を鈍器で殴られる程の衝撃を受けた言葉でレビューを結ぶ。
「起業するっていう事はですね、仕事をする相手を自由に選べるんですよ。パフォーマンスの低い部下や、押しても引いても動かない取引先と仕事をしていたサラリーマン時代に比べて、病気をしなくなりましたよ。」
読んでみると、ビジネススキルとP&Gとして必須となる3つのスキル「論理的であること」「3つで考えること」「イシュー」を上げて、それがどれだけ大事かを記載してくれている。3つで考えることというアクションはわかっているようで奥が深い。意識していてもいざというときにはなかなか出てこない。そんな時には先に3つを紙など明記することを進めてくれている。この手法は非常に有効だと感じたので今後習慣化したいと考えています。また、消費財のトップメーカーとして、ワールドワイドに活躍し続けるP&Gならではの戦略は非常に面白いし、どのような規模の組織であろうと有用なメッソドが多々記載されている。とにかく目的を共有するという方針も一人ひとりが権力をもつ今の多い組織形態には必要なことだと思う。
非常に面白く読むことができました。個人のメソッドだけでなく、組織として有るべき状態を考えなおすことができたと思います。
かなり良書。著者は元P&G広報渉外担当部長。3つにまとめる、目的、イシュー。特に「目的の明確化」は改めて考え直した。全てにおいて、目的のこだわりが最重要だ。それがぶれていてはゴールもぶれる。普段の業務に戻ってみて、会議設定、資料、エクセルの式一つにしても、シンプルだがそれがいかに必要か実感した。企業の存在・活動「目的」も究極は全社員が共有すべきだ。それができている企業は強く生き残っている。Do the Right Thing、情報共有の仕方、消費者がbossなど、何度も読み返したい内容だった。
■第一章:「伝える技術」で、「考える技術」を学ぶ 'コミュニケーション力の礎、「論理力」の磨き方
ビジネスを成功させるためには、大前提として、組織を構成する人たちのコミュニケーション力が必要。どんな場面でも、
重要なことを「3つ」に絞り、相手が理解できるように論理立てることで、意思の伝達・事業の推進をスムーズに運ぶことが
できる。綺麗ごとをならべがちな漠然とした理念よりも、一つの具体的な目的を共有するほうが、チーム・社員の士気・
統制力を上げることができる。
■第二章:上司ではなく消費者がボス '消費者とのコミュニケーションを徹底する仕組み
ボスは会社の上司ではなく、消費者である。現場で実際に商品を使用する人たちのニーズ・要望を汲み取り、
新規商品の開発・既存商品の改善に活かしていく。「漠然としたイシュー(問題・論点)」の洗い出しではなく、
「なぜ」を繰り返した「深く具体的なイシュー」の洗い出しをすることを徹底している。
■第三章:全世界13万人の社員に「目的」を浸透させる '「信じて、繰り返し、徹底する」組織マネジメント
目的を常に持って業務・事業に取組む姿勢を徹底して身につける。そのために、上司は部下が目的意識を常に持った
状態に保てるよう、マネジメントしていかなければいけない。「消費者に素晴らしい生活を提供する」という大きな目的が
まず第一にあり、その結果として商品を購入してもらいビジネスが成功する。
■第四章:グローバルなコミュニケーションノウハウ 'ツールとしての「英語」をいかに使いこなすか
P&Gの社内では、英語をベース言語として業務を進めている。メリットは、世界各国にまたがるブランチ(支社)との
意思疎通が取りやすいこと、ブランチ間の情報共有を活発にすることができることである。デメリットは、地域ごとに
表現技法の幅が異なるため、厳格なマーケティング調査・戦略を構築し、発信するためには「翻訳」の時間が必要となり、
他社に対して出遅れてしまいかねないことである。
■第五章:なぜ170年以上も成長を続けられたのか '大企業病を防ぐ秘訣
グローバル化にあわせて、経営戦略も柔軟に変えていく必要がある。チーム・個々の構成員の強み・弱みを明確にしつつ、
「自分たちの目的達成」に有益な「ソトの組織」と、積極的に連携をしていく必要性がますます高まっている。
第一章で紹介されている「力」は全ての企業・分野で要求される力です。
とりわけ、様々な業務内容を「三つ」にまとめる力は、ほぼ全ての場面で活かせるでしょう。
若手ビジネスマンはもちろん、大学生にも一読の価値は十分にある一冊だと思います。
※文章も大変平易に書かれており、内容理解を助けてくれます。
ことで関係者を中心にやっかみなどあると考えれば、低い評価が増えるのも推察されます。
またP&Gのビジネスモデルなどを知りたいのであれば、他の本を読むことをおススメします。
●本書を読むときには、
P&Gが外資系で結果を残さなければ、首を切られる。というのがあるということを前提に読めば
話がよくわかると思います。多様性を持った従業員がいる中で仕事を効率的に進めなければならない。
そのためには論理的思考を前提としたコミニケーション能力が必要となる。
●本の内容で読んでいて参考になったのは第一章です。
― 話を三つにまとめる
― 目的を明確に定義する
― 目的を定義した上で、論点を絞る
という手法についてです。
この部分については図解など丁寧な解説がついているので参考になると思います。
●その他の章については、他のレビューで御指摘の通り、読まなくていいと思います。
あまりお勧めできません。