無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
太陽 大異変 スーパーフレアが地球を襲う日 (朝日新書) 新書 – 2013/6/13
柴田一成
(著)
「太陽の大爆発・スーパーフレアが生物種大量絶滅を起こした?」
「銀河中心爆発の謎は太陽に隠されている」など
世界的科学誌「Nature」の査読者も恐れる論文を発表した太陽物理学の権威が、
太陽と宇宙の謎に迫る科学的興奮の一冊。
【目次】
序章―スーパーフレアが地球を救う日
第一章―スーパーフレアの脅威
第二章―フレアはどのように発生するのか
第三章―黒点の謎
第四章―フレアの統一理論と宇宙ジェット
第五章―「宇宙天気予報」の実現を目指して
あとがき
「銀河中心爆発の謎は太陽に隠されている」など
世界的科学誌「Nature」の査読者も恐れる論文を発表した太陽物理学の権威が、
太陽と宇宙の謎に迫る科学的興奮の一冊。
【目次】
序章―スーパーフレアが地球を救う日
第一章―スーパーフレアの脅威
第二章―フレアはどのように発生するのか
第三章―黒点の謎
第四章―フレアの統一理論と宇宙ジェット
第五章―「宇宙天気予報」の実現を目指して
あとがき
- 本の長さ212ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日2013/6/13
- ISBN-104022735074
- ISBN-13978-4022735072
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 朝日新聞出版 (2013/6/13)
- 発売日 : 2013/6/13
- 言語 : 日本語
- 新書 : 212ページ
- ISBN-10 : 4022735074
- ISBN-13 : 978-4022735072
- Amazon 売れ筋ランキング: - 445,831位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 184位各種の天体
- - 713位朝日新書
- - 733位宇宙学・天文学(一般)関連書籍
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2014年3月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は冒頭の序章で、いきなり、800年〜5000年に1回発生するというスーパーフレアが地球を襲う日をドキュメンタリー・タッチで描いている。ただ、それは、通信障害や大停電などの全地球規模の大混乱が起きるとするものではあるものの、筆者は「地上の私たちが放射線被曝で健康を害することはない」ともいっており、率直にいって、「ネイチャー誌に掲載を拒否されたという割には、この程度で済むのか」という安堵感を感じるものでもあった。
しかし、筆者は後の第一章で、過去に地球上で何度も起きた生物の大量絶滅の原因は、途方もない規模のスーパーフレアで説明できる可能性があるとも述べているのだ。私は、生物の大量絶滅の原因として、第四章に解説がある宇宙からの「ガンマ線バースト」説があるのは耳にしたことがあるのだが、私たちのごく身近な太陽のスーパーフレアにもそんな恐ろしいシナリオがあり得るというのは、本当に大きな驚きだった。
筆者は、第二章でそのフレアが発生する仕組みを解説してくれているのだが、私のような文系人間は、まず、それ以前に、フレア、太陽風、プラズマ、プロミネンス、コロナといった同じような現象等を表わす文言が入れ替わり立ち替わり次々と出てくる度に、一々その違いを頭の中できちんと再整理しないと、何が何だか訳が分からなくなってきてしまうのだ。
本書の肝であるフレアが発生する仕組みの解説には、特に筆者の力が入っているようで、「何も素人相手に、そこまでしなくてもいいのに」と思ってしまうような専門的で難解な「磁気リコネクション」説なるものを、27ページにわたってぎっしりと詳説している。第三章の「ジョイの法則」、「コリオリ力」、「ダイナモ理論」を使った13ページにわたる黒点のメカニズムの解説も同様であり、こうした解説はほどほどで納めてくれないと、文系人間は読む気が萎えて、ギブアップするしかなくなってしまう。
ちなみに、筆者は、本来は宇宙ジェットを中心的な研究テーマとする宇宙物理学者だそうで、第四章、第五章では、宇宙ジェットの統一理論の話だけでなく、宇宙ジェットなどの「爆発現象」をキーワードにした宇宙の謎の解明にまで解説の範囲を広げているので、宇宙論入門書としても楽しめる。
しかし、筆者は後の第一章で、過去に地球上で何度も起きた生物の大量絶滅の原因は、途方もない規模のスーパーフレアで説明できる可能性があるとも述べているのだ。私は、生物の大量絶滅の原因として、第四章に解説がある宇宙からの「ガンマ線バースト」説があるのは耳にしたことがあるのだが、私たちのごく身近な太陽のスーパーフレアにもそんな恐ろしいシナリオがあり得るというのは、本当に大きな驚きだった。
筆者は、第二章でそのフレアが発生する仕組みを解説してくれているのだが、私のような文系人間は、まず、それ以前に、フレア、太陽風、プラズマ、プロミネンス、コロナといった同じような現象等を表わす文言が入れ替わり立ち替わり次々と出てくる度に、一々その違いを頭の中できちんと再整理しないと、何が何だか訳が分からなくなってきてしまうのだ。
本書の肝であるフレアが発生する仕組みの解説には、特に筆者の力が入っているようで、「何も素人相手に、そこまでしなくてもいいのに」と思ってしまうような専門的で難解な「磁気リコネクション」説なるものを、27ページにわたってぎっしりと詳説している。第三章の「ジョイの法則」、「コリオリ力」、「ダイナモ理論」を使った13ページにわたる黒点のメカニズムの解説も同様であり、こうした解説はほどほどで納めてくれないと、文系人間は読む気が萎えて、ギブアップするしかなくなってしまう。
ちなみに、筆者は、本来は宇宙ジェットを中心的な研究テーマとする宇宙物理学者だそうで、第四章、第五章では、宇宙ジェットの統一理論の話だけでなく、宇宙ジェットなどの「爆発現象」をキーワードにした宇宙の謎の解明にまで解説の範囲を広げているので、宇宙論入門書としても楽しめる。
2013年9月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
NASAが2013年8月5日に太陽の極シフトが近いと発表しているのを知り、太陽を取りまく周期の問題、太陽嵐の問題など気になり、昨日からいろいろと調べていました。
注)NASAの記事は下記URL
http://www.nasa.gov/content/goddard/the-suns-magnetic-field-is-about-to-flip/#.UiLNpGQRDFx
その結果
・太陽活動周期11年のリズムが崩れている。
・2008年が太陽黒点の最小年で2013年は太陽黒点は最大に向かっている(第24周期)が第23周期の半分程度のピーク状況。
・太陽磁極の転換が始まった(N極とS極が逆になる)。
・今回の極転換はリズムを崩している(早まった)。
・4極構造という珍しい形が予想(進行中)。
・2013年後半には大規模な太陽フレアが想定されている。
・2013年5月13日から5月20日にはXクラス(最大規模クラス)の太陽フレアが連続して発生。地球への物理的な影響はほとんど観測されていない。(ただし日経平均はその後の5月21日から暴落。)
・11年周期の伸び、極転換の早まりは、17世紀後半のマウンダー極小期と類似している。
などが分かったのですが、太陽について体系的な説明をしてくれる手軽な本、及び太陽フレアーのことを知りたくなり、探したところこの本に行き当たりました。
2013年7月25日出版のできたてほやほやの本です。
Kindle版でダウンロードして3時間で読み終わりました。非常に満足度が高い本でした。
著者は京都大学大学院理学研究科付属天文台長の柴田一成先生。太陽天文学がご専門。
科学雑誌Natureへの投稿で、査読者(レフリー)から太陽がスーパーフレアを起こす可能性がある記述について修正を求められる話から始まります。論文は太陽型恒星の観察結果148の星で365回もスーパーフレアが起きていることを膨大なケプラー衛星探査機の望遠鏡データーを整理して発見された内容を記載したものです。著者らは不本意ながら太陽でのスーパーフレアの可能性に関する記述は削除し、Natureに論文は搭載されています。ただしその記述がなくても太陽でのスーパーフレアの可能性については読者は容易に気づくでしょう。
太陽フレアがどのような物であるのか、太陽黒点が磁束の断面であること、黒点はNとSがセットで2つ現れるのが基本形であること、太陽の極転換と黒点の極転換の関係、太陽の構造など読めば読むほど、私に取って新しいことばかりです。
物理学が苦手な私には、難しい部分もあり正確に理解できない所もありましたが、知的要求を満足させてくれる良い本でした。
なおできれば温暖化に関する記述も、太陽主要因説をもう少し詳しく聞きたいと思います。
本書の第1章の要約的なビデオがYouTubeに搭載されています。
http://www.youtube.com/watch?v=83onTBmvT3A
注)NASAの記事は下記URL
http://www.nasa.gov/content/goddard/the-suns-magnetic-field-is-about-to-flip/#.UiLNpGQRDFx
その結果
・太陽活動周期11年のリズムが崩れている。
・2008年が太陽黒点の最小年で2013年は太陽黒点は最大に向かっている(第24周期)が第23周期の半分程度のピーク状況。
・太陽磁極の転換が始まった(N極とS極が逆になる)。
・今回の極転換はリズムを崩している(早まった)。
・4極構造という珍しい形が予想(進行中)。
・2013年後半には大規模な太陽フレアが想定されている。
・2013年5月13日から5月20日にはXクラス(最大規模クラス)の太陽フレアが連続して発生。地球への物理的な影響はほとんど観測されていない。(ただし日経平均はその後の5月21日から暴落。)
・11年周期の伸び、極転換の早まりは、17世紀後半のマウンダー極小期と類似している。
などが分かったのですが、太陽について体系的な説明をしてくれる手軽な本、及び太陽フレアーのことを知りたくなり、探したところこの本に行き当たりました。
2013年7月25日出版のできたてほやほやの本です。
Kindle版でダウンロードして3時間で読み終わりました。非常に満足度が高い本でした。
著者は京都大学大学院理学研究科付属天文台長の柴田一成先生。太陽天文学がご専門。
科学雑誌Natureへの投稿で、査読者(レフリー)から太陽がスーパーフレアを起こす可能性がある記述について修正を求められる話から始まります。論文は太陽型恒星の観察結果148の星で365回もスーパーフレアが起きていることを膨大なケプラー衛星探査機の望遠鏡データーを整理して発見された内容を記載したものです。著者らは不本意ながら太陽でのスーパーフレアの可能性に関する記述は削除し、Natureに論文は搭載されています。ただしその記述がなくても太陽でのスーパーフレアの可能性については読者は容易に気づくでしょう。
太陽フレアがどのような物であるのか、太陽黒点が磁束の断面であること、黒点はNとSがセットで2つ現れるのが基本形であること、太陽の極転換と黒点の極転換の関係、太陽の構造など読めば読むほど、私に取って新しいことばかりです。
物理学が苦手な私には、難しい部分もあり正確に理解できない所もありましたが、知的要求を満足させてくれる良い本でした。
なおできれば温暖化に関する記述も、太陽主要因説をもう少し詳しく聞きたいと思います。
本書の第1章の要約的なビデオがYouTubeに搭載されています。
http://www.youtube.com/watch?v=83onTBmvT3A
2014年1月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あくまでもスーパーフレアは仮説ではありますが、可能性について述べています。
同じく仮説である二酸化炭素による温暖化がこれだけ話題になるのなら、スーパーフレアも対応を考えるのも重要と考えます。
太陽の仕組みが完全に解明されていないので、太陽が地球にどのような影響を与えるかはわかっていません。
どのような仮説がたてられて、どのように解明を進めているかを知るには良い本です。
同じく仮説である二酸化炭素による温暖化がこれだけ話題になるのなら、スーパーフレアも対応を考えるのも重要と考えます。
太陽の仕組みが完全に解明されていないので、太陽が地球にどのような影響を与えるかはわかっていません。
どのような仮説がたてられて、どのように解明を進めているかを知るには良い本です。
2014年1月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今書いている原稿のヒントになtった。私も20年来の太陽ファンだが、初めて知るないようだった。
2013年8月22日に日本でレビュー済み
序章に書いてある、Nature誌のレフェリーと編集者のコメント「どうしてもその文章を書きたいなら、他の雑誌に出したらどうか」が、この本の科学的専門性の欠如(ゼロではない)を表している。太陽フレアのメカニズムはともかくとして、怖がる脅威を増やしたい人にはいいかもしれない。が、本の題名を見て興味をもち、純粋に科学的な知見を得たいと思った人には、内容とその論理性が欠けている。