職業として地下アイドルを見た時のアイドル側の気持ちというのを理解できた。
とはいっても最近は大学生のうちの思い出、サークル感覚という子も増えてきていると感じていて、令和で再度このタイトルを考えると内容はだいぶ変わるのでは、と思う。
チェキもこの本の中では500円と書かれてるが、令和は1500円~2000円と値上がってもきている。
「当時の」地下アイドルという目線で読むと楽しい

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職業としての地下アイドル (朝日新書) 新書 – 2017/9/13
姫乃たま
(著)
AKB、ももクロ、Perfumeを夢見て
増殖するテレビに出ないアイドル=地下アイドル。
彼女たちを取り巻く経済や人間関係は、日本の社会問題の「縮図」である。
現役地下アイドルでもある著者が赤裸々に明かす
「身近な偶像」に群がるヒトとカネ。
増殖するテレビに出ないアイドル=地下アイドル。
彼女たちを取り巻く経済や人間関係は、日本の社会問題の「縮図」である。
現役地下アイドルでもある著者が赤裸々に明かす
「身近な偶像」に群がるヒトとカネ。
- 本の長さ272ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日2017/9/13
- 寸法17.2 x 10.7 x 1.3 cm
- ISBN-10402273731X
- ISBN-13978-4022737311
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登録情報
- 出版社 : 朝日新聞出版 (2017/9/13)
- 発売日 : 2017/9/13
- 言語 : 日本語
- 新書 : 272ページ
- ISBN-10 : 402273731X
- ISBN-13 : 978-4022737311
- 寸法 : 17.2 x 10.7 x 1.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 86,704位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 142位朝日新書
- - 152位サブカルチャー一般の本
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年9月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
地下アイドルとそのファンについて、読みやすくて丁寧な文体で語っている。地下アイドルのことはよく知らないので、本人もファンもエキセントリックな人々を想像していたけど、全然そうじゃないらしい。
ちょっと不思議なのは、地下アイドルの特徴として「自己肯定感が低い」「親と仲がいい」が両方あるところ。自己肯定感というのは親との関係が影響するので、親と仲が良ければある程度は育つと思っていた。子供の才能とか容姿ばっかりを褒めて、努力は褒めないとかそういう親なのだろうか。
しかし、姫乃さんの本は、前作の『潜行』もそうだったけど、あらすじや紹介文が下世話でよろしくない。
その方が売れるのかもしれないけど、中身はそんな表面的な刺激を求めて書かれたものではない。
ちょっと不思議なのは、地下アイドルの特徴として「自己肯定感が低い」「親と仲がいい」が両方あるところ。自己肯定感というのは親との関係が影響するので、親と仲が良ければある程度は育つと思っていた。子供の才能とか容姿ばっかりを褒めて、努力は褒めないとかそういう親なのだろうか。
しかし、姫乃さんの本は、前作の『潜行』もそうだったけど、あらすじや紹介文が下世話でよろしくない。
その方が売れるのかもしれないけど、中身はそんな表面的な刺激を求めて書かれたものではない。
2019年6月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
地下アイドルの大変さがわかるし統計や分析までしているから、見やすい。
2018年1月7日に日本でレビュー済み
地下アイドルのアンケート結果と一般の方との対比は、やや強引かもしれませんが、非常に分かりやすく説得力はあります。
「地下アイドル」という言葉に興味をもった方はぜひ。
「地下アイドル」という言葉に興味をもった方はぜひ。
2018年8月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
面白かったです。実態の知れない地下アイドルのリアルが伝わる本です。アンケート調査も効果的でした。何故、地下アイドルをやっているのか?はたまた何故地下アイドルを応援するファンが熱狂的なのか?も垣間見る事ができる本です。アイドルの本質的な考察をする方にお勧めですよ。
2018年9月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
地下アイドルシーンを概括するようなタイトルであるが、著者のテイストが随所に漂い、冷徹で客観的な書籍とは言えない。部分的ではあるが著者の個人史と読めば、良著。アンケートの実施分析等して客観的描写につとめているのに、それでも情緒的で個人的な本に思えた。
本著への違和感を端的に言えば、地下アイドル現場の都合の悪い話しを伏せ、あえて曲解し、肯定感が盛ってある「ようにも」思えた。下衆ではあるがわかりやすく一例をあげれば、あの時あいつがキモかった怖かったと、再び接触する可能性のある相手を刺激するようなことを書けるはずがないのだ。
著者は「現役」なので、たまたま個人的に良いファンに囲まれ充実して活動されているのかもしれないが、現役ゆえに現場のマイナス面は伏せたかもしれない。著者の立場はニュートラルではないし、そのあたりの事情は書籍という形では一見の読者には伝わらない。著者のライブへ通うファンの方なら実情を加味して読めるかもしれないが、書籍は本来、ファングッズではない。
ある社会学者は、ニートを含む低所得者がデフレ時代のコスパ追及として、安くて近い地下アイドルへ向かうと辛辣である。テレビ番組の匿名座談会でも、地下アイドル側がストーカーされた、TO(トップオタ、ファンのリーダーのような人)が散財しすぎて自己破産した等の発言が当事者からされ、闇のような側面に触れる情報は探せばいくらでもある。
楽器演奏や作編曲といった技術的なしきい、参入障壁が無く、誰でもなれるがゆえに競争が激しい、多すぎる地下アイドルが限られたファンを取り合うので、地下アイドルの側も過剰な接触等、無理をして、ロックオンされたファンも無理をして、という熱が冷めた後には後悔しか残らないような、集客、売上、散財を煽る悪循環は厳然としてあると思うのだが、美しい言葉で煙に巻かれた感はある。
言葉選びに関しては、実際、他の書籍でのとある対談でいつまでもオリジナル曲を作ったりしないで他人の曲を歌って活動している地下アイドル達を称して「あのやる気の無い人達」という相手の発言を、「確かに同じことの繰り返しですが、伝統芸能みたいなものですよ」と、著者はマイルドに言い換えている。こういうことが上手であり、上手でないといけないポジションにいるようにも思える。言葉が美しいからといって、本当か?という疑問は例えばこのようなことである。
現に地下に潜っている人がそこを俯瞰することなどできない。そこを無理やり「客観風、俯瞰風」にした、いびつな感じは否めない。
本著への違和感を端的に言えば、地下アイドル現場の都合の悪い話しを伏せ、あえて曲解し、肯定感が盛ってある「ようにも」思えた。下衆ではあるがわかりやすく一例をあげれば、あの時あいつがキモかった怖かったと、再び接触する可能性のある相手を刺激するようなことを書けるはずがないのだ。
著者は「現役」なので、たまたま個人的に良いファンに囲まれ充実して活動されているのかもしれないが、現役ゆえに現場のマイナス面は伏せたかもしれない。著者の立場はニュートラルではないし、そのあたりの事情は書籍という形では一見の読者には伝わらない。著者のライブへ通うファンの方なら実情を加味して読めるかもしれないが、書籍は本来、ファングッズではない。
ある社会学者は、ニートを含む低所得者がデフレ時代のコスパ追及として、安くて近い地下アイドルへ向かうと辛辣である。テレビ番組の匿名座談会でも、地下アイドル側がストーカーされた、TO(トップオタ、ファンのリーダーのような人)が散財しすぎて自己破産した等の発言が当事者からされ、闇のような側面に触れる情報は探せばいくらでもある。
楽器演奏や作編曲といった技術的なしきい、参入障壁が無く、誰でもなれるがゆえに競争が激しい、多すぎる地下アイドルが限られたファンを取り合うので、地下アイドルの側も過剰な接触等、無理をして、ロックオンされたファンも無理をして、という熱が冷めた後には後悔しか残らないような、集客、売上、散財を煽る悪循環は厳然としてあると思うのだが、美しい言葉で煙に巻かれた感はある。
言葉選びに関しては、実際、他の書籍でのとある対談でいつまでもオリジナル曲を作ったりしないで他人の曲を歌って活動している地下アイドル達を称して「あのやる気の無い人達」という相手の発言を、「確かに同じことの繰り返しですが、伝統芸能みたいなものですよ」と、著者はマイルドに言い換えている。こういうことが上手であり、上手でないといけないポジションにいるようにも思える。言葉が美しいからといって、本当か?という疑問は例えばこのようなことである。
現に地下に潜っている人がそこを俯瞰することなどできない。そこを無理やり「客観風、俯瞰風」にした、いびつな感じは否めない。
2020年9月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
新書はしばしばエッセイのような書き味になるけれど、これは輪をかけてエッセイ。アンケートや既存調査の分析もザル(オタクであると思う、または第三者からオタクだと言われたことがある人の割合を出した調査項目をそのまま「オタクだと自認している人」の割合だと読み替えてあるのはひどい)だし、一応の章立てはしてあるけどどの章もおなじようなことが書いてある。調査の分析や理論立てた結論出しができてないからなのか、「私は〜と思う」の表現がとても多い。
大体が既存調査をそのまま抜き出したか自分のアンケートの割合を出しただけのものか客観的ではない自分の主観や印象の羅列なので、熱心でない大学生が文字数稼ぎのすえ完成させた卒論のような読みごたえだった。
お金を出して買ってしまったので最後まで読んだけど、物事への解像度が高いわけでも文章が上手いわけでもない、というより何が言いたいのかよく分からない言い回しが多い。
序盤は筆者の半生がなぜか書いてある。ほかのレビューにもありますが俯瞰はできてない。かと言ってすべてが自分の考えで埋めているのでもない。
「現役の地下アイドルが書いたもの」という以外の価値がない。筆者のファンなら楽しめるかもしれません。
大体が既存調査をそのまま抜き出したか自分のアンケートの割合を出しただけのものか客観的ではない自分の主観や印象の羅列なので、熱心でない大学生が文字数稼ぎのすえ完成させた卒論のような読みごたえだった。
お金を出して買ってしまったので最後まで読んだけど、物事への解像度が高いわけでも文章が上手いわけでもない、というより何が言いたいのかよく分からない言い回しが多い。
序盤は筆者の半生がなぜか書いてある。ほかのレビューにもありますが俯瞰はできてない。かと言ってすべてが自分の考えで埋めているのでもない。
「現役の地下アイドルが書いたもの」という以外の価値がない。筆者のファンなら楽しめるかもしれません。
2017年9月25日に日本でレビュー済み
本書は一般の女性と地下アイドルを対比したアンケート調査から
「地下アイドルとはなんぞや」を考察した一冊です。
感想は「現代の女性あるあるのペルソナが彼女達なのかもしれない」です。
様々なアンケート調査があり、ざっくりまとめると、
・人よりよっと自分がかわいいと思う
・でもその割に自己肯定感が低い
・加工して背伸びして自分をSNSへ
・努力よりチャンスを待つ
・応援してくれる人がいると終われない
など。
近いアイドルになる1位の理由が「なんとなく」約20%というのも興味深かったです。
言葉で表現できないのかもしれませんが、
「じゃーなんとなくで学校やめる」とか「なんとなくで彼氏作る」とかないでしょう。
この若い人のいう「なんとなく」はどういう意味があるのか背景を知りたくなりました。
自信持ちたいけど、持てない。
自分を肯定したいけど出来ない。
そういう現代人のペルソナが彼女達なのかもしれません。
言葉に直接しなくてもそういう女性は多いなと感じます。
やはり女性は「自分だけ特別に扱ってほしい」という願望があります。
日常とは別の舞台での立ち振る舞いで活躍できる場所を求めた彼女たちの厳しい挑戦を
応援する大人がオタクなのかもしれませんが、オタクもフタをあければほとんどサラリーマンでした。
彼女たちの活動は厳しいようですが、その価値観や想いに触れられる書です。
「地下アイドルとはなんぞや」を考察した一冊です。
感想は「現代の女性あるあるのペルソナが彼女達なのかもしれない」です。
様々なアンケート調査があり、ざっくりまとめると、
・人よりよっと自分がかわいいと思う
・でもその割に自己肯定感が低い
・加工して背伸びして自分をSNSへ
・努力よりチャンスを待つ
・応援してくれる人がいると終われない
など。
近いアイドルになる1位の理由が「なんとなく」約20%というのも興味深かったです。
言葉で表現できないのかもしれませんが、
「じゃーなんとなくで学校やめる」とか「なんとなくで彼氏作る」とかないでしょう。
この若い人のいう「なんとなく」はどういう意味があるのか背景を知りたくなりました。
自信持ちたいけど、持てない。
自分を肯定したいけど出来ない。
そういう現代人のペルソナが彼女達なのかもしれません。
言葉に直接しなくてもそういう女性は多いなと感じます。
やはり女性は「自分だけ特別に扱ってほしい」という願望があります。
日常とは別の舞台での立ち振る舞いで活躍できる場所を求めた彼女たちの厳しい挑戦を
応援する大人がオタクなのかもしれませんが、オタクもフタをあければほとんどサラリーマンでした。
彼女たちの活動は厳しいようですが、その価値観や想いに触れられる書です。