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不全世界の創造手(アーキテクト) (朝日ノベルズ) 新書 – 2008/12/19

4.3 5つ星のうち4.3 56個の評価

地球人類の夢見る究極のシステム――それは自分で自分を次々と複製するフォン・ノイマン・マシーン。その実用化に成功した日本人がいた。ある日、その少年の前に、秘書を伴い、札束を手にした赤毛の少女が現れた。そして手を組んだ二人を、おのれの「秩序」を守るために、ある国際組織と血に飢えた輩が追い詰める。真に豊かな地球を創るのは誰か。リアルSFの旗手が送る、新感覚近未来青春物語登場。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 朝日新聞出版 (2008/12/19)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/12/19
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 261ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4022739088
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4022739087
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 56個の評価

著者について

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小川 一水
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1975年岐阜県生まれ。1996年、『まずは一報ポプラパレスより』で長篇デビュー(河出智紀名義)。

2003年発表の月面開発SF『第六大陸』が第35回星雲賞日本長編部門を受賞して以降、骨太な本格SFの書き手として活躍を続けている。また、2005年の短篇集『老ヴォールの惑星』で「ベストSF2005」国内篇第1位を獲得、収録作の「漂った男」で第37回星雲賞日本短編部門を受賞した。

他の作品に『復活の地』『天涯の砦』『時砂の王』『フリーランチの時代』(以上、ハヤカワ文庫JA)、『導きの星』など。

ホームページは、小川遊水池 http://homepage1.nifty.com/issui

カスタマーレビュー

星5つ中4.3つ
5つのうち4.3つ
56グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2024年5月6日に日本でレビュー済み
青年の理想が真っすぐ感じられる清々しい物語!
面白く読めます。

ナノマシンとかはでてこなかったと思いますが、電子部品はどうやって補充するのだったっけ?そこは別に補給するんだったかなあ。
2021年4月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2008年初版、2020年再収録のSF小説。
自分で自分を複製するフォン・ノイマン・マシン(VNM)が実現したら…の、『if』。モノ作りの天才少年と投資の天才少女が出会って、世界を変えます。
「今の世界とケンカする~、この不全な世界とだ。善かれと思ってしたことで、必ず誰かが文句を言う。手をつければつけただけ壊れていく。何もしなければますます悪くなる。-そこにあえて、手を加える」
ナイーブな理想主義が現実:不全な世界:にもまれ、それでもしたたかに挑む。ボーイミーツガール要素もあって。好きだな、こいう話。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年6月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
書店で見かけてから探していた小説です。SFに興味のある方はぜひ手に取ってみてください。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年10月16日に日本でレビュー済み
※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります

自分が知る『物作り』とは少し違っていたというか,その言葉がたびたび強調をされ,
一つ,二つ目の事業くらいまでは,その発想や現場の様子に強く引き込まれるのですが,
交渉や調整など,特に軌道に乗ってからは,手よりも頭を動かす場面の方が多い印象です.

また,数多くの事業に参加,成果を上げるものの,中盤以降はダイジェスト感が強く,
やはり,序盤の流れから期待された『物作り』の物語とは,だいぶ違っていたようです.

このほか,主人公が目指すものが,ヒロインのそれとは違って曖昧に映ることもあり,
手堅くまとめたハッピエンドではありましたが,今ひとつスッキリとしないものが残り,
ヒロイン母娘の能力や,相反する相手とのやり取りなど,全体的に消化不良に感じました.
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2009年1月20日に日本でレビュー済み
「日本の町工場は世界に誇るものづくりの砦」なんて言われて久しい世の中です。
安価な海外製品と銀行の貸し渋りに苦しみながら、それでも生きるために働かなくてはならない。もしも、町工場のオッサンが生活苦から解放されて、好きなモノだけを造れるとしたら…
もしかしたら、世界を変える創造をしてくれるかも……
なんて思わせてくれる、明るい未来のお話です。悲しい要素はほとんどありません。
「暗い話はいやだなぁ……」なんて考えてる人にはお勧めですね。

キャラクターはテンプレ通りな感じはしますが、とても魅力的で好きです。
エキセントリックなヒロインが当たり前の昨今、
なんだかぱっとしないヒロインを見て安心しました。

そんな魅力的なキャラが登場する本作ですが、主人公の創作活動とその経過が話のメインですので、キャラ同士のからみが物足りない気がします。
もっと彼らの事が知りたかった!
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2009年12月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
宇宙でバトルする技術があったら,この地球を何とかしたいものと,つい考えるのが常識でしょう.宇宙の話は致命的な相対論原理違反のため,実現不可能と言うはかなさがある.これに反して,ここで語られる途方もない地球改善の話には,実現可能かも知れないしたたかさがある.これを読むと,何か元気を貰った気になる.強く推薦.
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2008年12月22日に日本でレビュー済み
 オンリーワンの技術を持った会社の御曹司であり、才能ある技術者でもある祐機は、十二歳の時に会社の買収という憂き目に会う。仕掛けたのは、世界生産に関する一般協定事務局(GAWP)。彼らは世界の生産性を向上させるための国際機関であり、親会社の生産性を向上させるために、祐機の実家の買収を促したのであった。それから5年、少女投資家のジスレーヌからの支援を受けることに成功した祐機は、自己複製機能を持つ作業ロボットの製造に成功する。彼の夢は、人類を義務的生産から開放し、自由な創造活動を行える社会を実現することである。
 GAWPの推進するグローバル化や、生産性の向上の名の下に行われる資本の集中に批判的な祐機だが、新しい技術を導入することは古いシステムを淘汰することにつながり、古いシステムに従って生きている人の生活を圧迫するし、新しい技術を開発するためにはお金を集めなくてはならないので、やっていることはGAWPの活動と大差ない。このため、中盤くらいまでは気分悪い感じで読み進めていたのだが、終盤に近くなり、GAWPの失敗に学んで少しやり方が変わってきてからは、さわやかに読めた。そうなるとこの作品は、「導きの星」や「風の邦、星の渚」で描かれた超越者が社会のあり方に干渉する構造を、対等の立場で、現代社会に置き換えたように見えてくる。ちょっとの違いなのに、非常に生々しく、国際支援のあり方を問うた物語に変わってしまう。

 結局、人類社会を変革するような活動には、莫大なお金がいる。そのお金を、GAWPは民間企業から集めるし、祐機はジスレーヌの投資活動から得る。現実の社会で各国政府が行う活動は、税金という形で国民から徴収する。投資者はROIの向上を求めるから、活動から何らかの利益を得る必要がある。逆に言うと、(短期的)利益が得られない活動はできない。だから、拙速に、押し付けがましい行動になってしまうのだと思う。
 ただ、長期的視野にたって行動することが出来れば、短期的には損をするかもしれないけれど、いずれは利益を得ることが出来るはず。そのように考えることが出来るならば、これまでにはない様な活動が出来るのだろう。最後に祐機が行った活動は正にそうだと思うし、ジスレーヌの母親のオービーヌが行った投資はそういう活動から利益を得ようとする選択だと思う。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2009年7月27日に日本でレビュー済み
「ライトノベルを超えたエンタメ新レーベル」という朝日ノベルズの一冊。
どこがライトノベルを超えているかは分からないが、なかなか面白い一冊だった。
テクノロジーによって世界の平和をというメッセージは、今の時代では陳腐なのかもしれないけど、もしかしたら、世界を変えていくのは、こういった若者の無邪気な勘違いなのかもしれない。
青春ものだけど、それほど、ベタベタしてなくて、硬派な感じ。そういう意味でライトノベルを超えたってことかしら。
題名の不全世界っていうのもいいなぁ。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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