昔から作画のJETさんが好きで、この方の本を色々買っています。
JETオリジナルではないコミックスも多々持っています。
オリジナルもコミカライズもとても面白かったのに、どういうわけかこのシリーズ(一応、2冊買いました)は面白くありませんでした。
多分、1話1話の間に入る加門女史の語りがほのぼのとしている為と、心霊体験に遭遇したにも関わらず、やはり加門女史の態度が淡々としているので怖さを感じられないのだと思います。
JETさんの本領が全く発揮されていません。
彼女の描くコミックスは、例えシャーロックホームズであっても「雰囲気」がとても伝わってくるのです。
それが本書にはない。
残念としか言えません。
いや、しかし、もしかしたら加門女史の淡々とした話をそのまま上手く表現できていると言えば本領発揮できているのかも知れませんが…。
けれども納得いきませんね〜。
「綺譚倶楽部」(メディウムの頃)や「倫敦魔魍街」(ハロウィンの頃)からず〜っと追いかけている作家さんだけに、本書にも当然凄くわくわくしていたんですが、肩すかしを食らった気分です。
でも「怖そうで読めない!」と言う方にはお勧めです。
怖くありませんから、全く。
心霊体験をした加門女史が「こんな目に遭っちゃった、エヘヘ…」という感じ。
その為、後味も何も残りませんので、寝る前に読んでも大丈夫ですよ。
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ほんとにあった怖い話コミックス 怪奇心霊語り 鬼神来訪の怪 コミック – 2009/8/7
加門七海&JET
(著)
雑誌や他メディアで活躍する幻想怪奇小説家・加門七海氏のとてつもなく奇妙な実体験を漫画化した人気シリーズ。心霊をまったく信じない加門氏の実父の前に現れた奇怪な存在……、それらが予言する父の未来とは!? 大人気第3弾!!
- 本の長さ182ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日2009/8/7
- ISBN-104022752599
- ISBN-13978-4022752598
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登録情報
- 出版社 : 朝日新聞出版 (2009/8/7)
- 発売日 : 2009/8/7
- 言語 : 日本語
- コミック : 182ページ
- ISBN-10 : 4022752599
- ISBN-13 : 978-4022752598
- Amazon 売れ筋ランキング: - 441,804位コミック
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年4月20日に日本でレビュー済み
加門さんの作品は「怪談徒然草」「うわさの人物」などの実話ものを読み、マンガのこちらも手に取ってみました。
「ほんとにあった怖い話コミックス」の他の作者の作品も読みましたが、ひと味違います。
「わからない事はわからない」
「私にはこう感じられたけれども、気のせいかもしれない。でも、こう考えた方が面白いから」
「私には対処できないので、気のせいだと思ってやりすごす」
などなど率直な、心霊の世界を信ずる方以外にもナットク…のスタンスを保っていらっしゃるからです。
そして、「私はコレが好きだから。」とハッキリ言う姿はすがすがしい。
曖昧な存在を自分のテリトリー内でハッキリと位置づける事は、多少ためらいを感じます。
少なくとも私はそうで、同じ意見を持つ相手にしか率直な思いを語ることはしません。
だからなのか加門さんの姿勢が小気味良く、親しみを覚えるのです。
好きな物について語っているのだから、スキャンダラスさやショッキングな味付けは無用!
作者の愛する世界の住人について、たっぷり語ってくれます。
だから後味も悪くなく、持っていても気持ち悪くない!(「怪談徒然草」は怖くて手放しました)
目に見えぬ世界を作者のこだわりを含めて可視化した作品としても、興味深いものでした。
もと美術館学芸員のこだわりなのだから、これも傾聴に値するのでは。
「ほんとにあった怖い話コミックス」の他の作者の作品も読みましたが、ひと味違います。
「わからない事はわからない」
「私にはこう感じられたけれども、気のせいかもしれない。でも、こう考えた方が面白いから」
「私には対処できないので、気のせいだと思ってやりすごす」
などなど率直な、心霊の世界を信ずる方以外にもナットク…のスタンスを保っていらっしゃるからです。
そして、「私はコレが好きだから。」とハッキリ言う姿はすがすがしい。
曖昧な存在を自分のテリトリー内でハッキリと位置づける事は、多少ためらいを感じます。
少なくとも私はそうで、同じ意見を持つ相手にしか率直な思いを語ることはしません。
だからなのか加門さんの姿勢が小気味良く、親しみを覚えるのです。
好きな物について語っているのだから、スキャンダラスさやショッキングな味付けは無用!
作者の愛する世界の住人について、たっぷり語ってくれます。
だから後味も悪くなく、持っていても気持ち悪くない!(「怪談徒然草」は怖くて手放しました)
目に見えぬ世界を作者のこだわりを含めて可視化した作品としても、興味深いものでした。
もと美術館学芸員のこだわりなのだから、これも傾聴に値するのでは。