魅力的な異星のキャラクターとのコンタクト物。
水棲異星人の可愛さと異質さの絶妙なバランス、カメラのAIとのノリツッコミ的なやりとりが素敵でした。
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臨機巧緻のディープ・ブルー (朝日ノベルズ) 単行本 – 2013/10/18
小川一水
(著)
宇宙艦隊が地球外の生物について探索・調査している時代。
宇宙調査艦隊に参加した新米カメラマンのタビトが、
人類未踏の惑星で人魚のような少女と出会った!
小川一水が贈る、新感覚ファースト・コンタクト物語。
書き下ろし。
【著者より】
「見たい」って思ってしまうのはなぜでしょうね。
「見」ても手に入るわけじゃない、おなかも膨れない、
味もしないし、見ただけで心が通うわけでもない。
とくに詳しく知りたいとも限らない。
でも「見」たい。
私たちは目に引きずられているのです。
【コンテンツ】
第一章 「知」に飢えた艦隊
第二章 いろくずの星
第三章 聞耳の娘
第四章 水底の町
第五章 カギ爪の人々
エピローグ
あとがき
宇宙調査艦隊に参加した新米カメラマンのタビトが、
人類未踏の惑星で人魚のような少女と出会った!
小川一水が贈る、新感覚ファースト・コンタクト物語。
書き下ろし。
【著者より】
「見たい」って思ってしまうのはなぜでしょうね。
「見」ても手に入るわけじゃない、おなかも膨れない、
味もしないし、見ただけで心が通うわけでもない。
とくに詳しく知りたいとも限らない。
でも「見」たい。
私たちは目に引きずられているのです。
【コンテンツ】
第一章 「知」に飢えた艦隊
第二章 いろくずの星
第三章 聞耳の娘
第四章 水底の町
第五章 カギ爪の人々
エピローグ
あとがき
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日2013/10/18
- ISBN-104022760079
- ISBN-13978-4022760074
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登録情報
- 出版社 : 朝日新聞出版 (2013/10/18)
- 発売日 : 2013/10/18
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 256ページ
- ISBN-10 : 4022760079
- ISBN-13 : 978-4022760074
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,063,221位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 60位朝日ノベルズ (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1975年岐阜県生まれ。1996年、『まずは一報ポプラパレスより』で長篇デビュー(河出智紀名義)。
2003年発表の月面開発SF『第六大陸』が第35回星雲賞日本長編部門を受賞して以降、骨太な本格SFの書き手として活躍を続けている。また、2005年の短篇集『老ヴォールの惑星』で「ベストSF2005」国内篇第1位を獲得、収録作の「漂った男」で第37回星雲賞日本短編部門を受賞した。
他の作品に『復活の地』『天涯の砦』『時砂の王』『フリーランチの時代』(以上、ハヤカワ文庫JA)、『導きの星』など。
ホームページは、小川遊水池 http://homepage1.nifty.com/issui
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年1月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
他の惑星の知的生命体との戦略的なやり取りも読ませますが、やっぱり本質的に男女の出会いに華があるなーと感じました。
2013年11月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とにかく新作が楽しみな作家。若手のSF系作家ではトップグループだと思う。今度は何を書くのかな?
2017年10月13日に日本でレビュー済み
数々の重厚なSF小説を仕立て上げてきた著者にしては
ノリが軽めな異星人コンタクトものSFです。
ご都合主義に話が進み過ぎるところもあり、
小中学生が喜びそうに感じました。
ノリが軽めな異星人コンタクトものSFです。
ご都合主義に話が進み過ぎるところもあり、
小中学生が喜びそうに感じました。
2013年10月31日に日本でレビュー済み
キーワードである『知』,そして本書の袖にて著者が語る『見る』ということも交え,
なぜ知りたいのか,知られること拒むのか,人間をはじめ,複数の種族でのやり取りが,
ストーリはもちろん,それが全体の大きな『鍵』にもなっているのがとても印象的な作品.
序盤のうちはいささか説明的な描写が多く,やや堅苦しさを感じる部分もありましたが,
短いスパンで切り替わっていく場面や,主人公の青年と相棒のAIとの軽めの会話も手伝い,
ちょっとうまく回りすぎるきらいはあるものの,うまく読みやすいテンポに繋がっています.
また,ヒロインの決断,そして自分の場所へと還った彼女が『真相』を口にする終盤は,
それまでの愛くるしい様子から一転,主人公とのロマンスも予感されただけに大きく驚き,
続けて語られる彼女の『本当の気持ち』にも,何とも言えない苦々しさと寂しさが残ります.
ただ,広大な宇宙の中,種を繋ぎ,生き残っていくにはもっともな判断というのもわかり,
安易なハッピエンドにはせず,誰もにおおおよそベターな結末というのがむしろ好印象です.
なぜ知りたいのか,知られること拒むのか,人間をはじめ,複数の種族でのやり取りが,
ストーリはもちろん,それが全体の大きな『鍵』にもなっているのがとても印象的な作品.
序盤のうちはいささか説明的な描写が多く,やや堅苦しさを感じる部分もありましたが,
短いスパンで切り替わっていく場面や,主人公の青年と相棒のAIとの軽めの会話も手伝い,
ちょっとうまく回りすぎるきらいはあるものの,うまく読みやすいテンポに繋がっています.
また,ヒロインの決断,そして自分の場所へと還った彼女が『真相』を口にする終盤は,
それまでの愛くるしい様子から一転,主人公とのロマンスも予感されただけに大きく驚き,
続けて語られる彼女の『本当の気持ち』にも,何とも言えない苦々しさと寂しさが残ります.
ただ,広大な宇宙の中,種を繋ぎ,生き残っていくにはもっともな判断というのもわかり,
安易なハッピエンドにはせず,誰もにおおおよそベターな結末というのがむしろ好印象です.
2014年1月7日に日本でレビュー済み
知的生命を求めて星々を探査する目的で編成された武装した学術調査艦隊が、人魚型宇宙人と、鳥型宇宙人に遭遇を描いた物語です。
艦隊司令官は良識派の学者で、No.2は舞踏派の軍人、主人公は大学でたて世間知らず従軍カメラマンです。
宇宙人にも、良識派、守旧派、策士などがいます。
悪い宇宙人を退治してスカッとする物語ではありません。
学術調査という「知」の探求は善なのか、「知」は力であり、知ることは攻めること、知られることは攻められることと同義ではないか、という問いかけもあります。
異種族との出会いを描いて、人が固定観念に縛られていることにも気づかされます。
鳥型生物が作る宇宙船の艦橋は、人間の固定概念を裏切っています
魚型生物の家や町の造りもユニークです。
テンポ良く展開し、読む勢いを削ぐような注釈的な長文もなく、ライトのベルのように読みやすいのに、深くて、緻密な物語です。
「なぜお前は服を脱がないのか」という宇宙人の問いかけの一文だけで、各種族には脱ぐことのできない固定概念があり、自種族の常識で他種族を判断することは独善に過ぎないことも喝破しています。
楽しく読めました。
艦隊司令官は良識派の学者で、No.2は舞踏派の軍人、主人公は大学でたて世間知らず従軍カメラマンです。
宇宙人にも、良識派、守旧派、策士などがいます。
悪い宇宙人を退治してスカッとする物語ではありません。
学術調査という「知」の探求は善なのか、「知」は力であり、知ることは攻めること、知られることは攻められることと同義ではないか、という問いかけもあります。
異種族との出会いを描いて、人が固定観念に縛られていることにも気づかされます。
鳥型生物が作る宇宙船の艦橋は、人間の固定概念を裏切っています
魚型生物の家や町の造りもユニークです。
テンポ良く展開し、読む勢いを削ぐような注釈的な長文もなく、ライトのベルのように読みやすいのに、深くて、緻密な物語です。
「なぜお前は服を脱がないのか」という宇宙人の問いかけの一文だけで、各種族には脱ぐことのできない固定概念があり、自種族の常識で他種族を判断することは独善に過ぎないことも喝破しています。
楽しく読めました。
2015年8月23日に日本でレビュー済み
主人公の男の子とカメラのコンビの掛け合いがよかったし、こてこての理攻めのSFじゃなくってボーイミーツガールなのも良かった。
あ、主人公とカメラの関係は「しっかり者のお姉さん+どこか危なっかしい弟」という雰囲気です。
ボーイミーツガールのガールは人魚姫。
進化の仕方が違うと生き物としての形もだけど常識も違うって・・・大変な事もあるけれど面白いな、と思いました。
鳥型の宇宙人の王子様も可愛かった。ちょっと痛々しい立場ではあったけれど。
地球にもオーパーツってあるけれど、人魚姫の星にも古代の文明があって、でも人魚文明はそれを使わないで生きる事を選んでいるようだった。どんどん人工物に覆われていく進化を選択しなかったと言う事で、ほほうそういう選択もアリなのか、とちょっと目からウロコでした。
面白いお話しでした。読後感も良いですし色々考えさせられる。宇宙を旅して異星人と遭遇!という疑似体験してみたい人にお勧めの本です。
あ、主人公とカメラの関係は「しっかり者のお姉さん+どこか危なっかしい弟」という雰囲気です。
ボーイミーツガールのガールは人魚姫。
進化の仕方が違うと生き物としての形もだけど常識も違うって・・・大変な事もあるけれど面白いな、と思いました。
鳥型の宇宙人の王子様も可愛かった。ちょっと痛々しい立場ではあったけれど。
地球にもオーパーツってあるけれど、人魚姫の星にも古代の文明があって、でも人魚文明はそれを使わないで生きる事を選んでいるようだった。どんどん人工物に覆われていく進化を選択しなかったと言う事で、ほほうそういう選択もアリなのか、とちょっと目からウロコでした。
面白いお話しでした。読後感も良いですし色々考えさせられる。宇宙を旅して異星人と遭遇!という疑似体験してみたい人にお勧めの本です。