第1章 ニッポンの教育はどこへ行く
第2章 入試の風景
第3章 ウチダは何を教えているのか
第4章 大学がつぶれてしまう
第5章 どこも大変なことになっている
第6章 神戸女学院大学が生き残る道
第7章 研究者に仲間入りするためには
第8章 日比谷高校、東大全共闘の人々
第9章 1966年の日比谷高校生・吉田城と新井啓右の思い出
第10章 文部科学省訪問記(+杉野剛)
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狼少年のパラドクス: ウチダ式教育再生論 単行本 – 2007/2/1
内田 樹
(著)
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- 本の長さ261ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日2007/2/1
- ISBN-104023303771
- ISBN-13978-4023303775
登録情報
- 出版社 : 朝日新聞出版 (2007/2/1)
- 発売日 : 2007/2/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 261ページ
- ISBN-10 : 4023303771
- ISBN-13 : 978-4023303775
- Amazon 売れ筋ランキング: - 755,963位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 18,393位教育学一般関連書籍
- カスタマーレビュー:
著者について
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1950(昭和25)年東京都生まれ。東京大学文学部仏文科卒。現在、神戸女学院大学文学部総合文化学科教授。専門はフランス現代思想。ブログ「内田樹の研究室」を拠点に武道(合気道六段)、ユダヤ、教育、アメリカ、中国、メディアなど幅広いテーマを縦横無尽に論じて多くの読者を得ている。『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)で第六回小林秀雄賞受賞、『日本辺境論』(新潮新書)で第三回新書大賞を受賞。二〇一〇年七月より大阪市特別顧問に就任。近著に『沈む日本を愛せますか?』(高橋源一郎との共著、ロッキング・オン)、『もういちど村上春樹にご用心』(アルテスパブリッシング)、『武道的思考』(筑摩選書)、『街場のマンガ論』(小学館)、『おせっかい教育論』(鷲田清一他との共著、140B)、『街場のメディア論』(光文社新書)、『若者よ、マルクスを読もう』(石川康宏との共著、かもがわ出版)などがある。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年4月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文学部教授の内田樹氏のエッセイ集。ブログ日記に書かれた内容を、記載日を問わずに内容で8章に分類してまとめたものと、自身の学生時代の話、文部科学省を訪れた際の内容をあわせ、計10章のつくりとなっている。前の8章は自身の勤務する大学における受験や改革、あるべき大学の姿勢について述べられている。『狼少年のパラドクス』とは収載されているエッセイのうちの1つのタイトル。260ページの分量も、高校生以上であれば数時間、ゆっくり読んでも数日で読破可能。
全体的な印象としては面白く読めた。文章が上手いこと、意外な視点からの洞察があること、ブログで述べられた時間を度外視して内容ごとにまとめられているなどの理由で、読みやすいことがその理由であろう。文章については、強弁あり、ギャグあり、タメ口ありで、内容にあわせて表現を巧みに変化させており、『すべらない敬語(梶原しげる著)』の相手の心をつかむ話すコツの例文になりそう。『意味プー』などの表現も笑いを誘う。
難点は、似たような事柄に対して数年隔てて述べている場合があるため、ややくどく見えることと、一貫性が崩れているように見える部分があること、古いネタには的はずれであることがわかってしまったものもあることである。これらについてはあとがきで述べられているが、これは前書きとして最初にことわっておくべき内容と感じた。また、最終章では文部科学省の課長とのやりとりが述べられているが、強弁の論客が官僚にいいようにあしらわれてしまっている感がぬぐえない。おそらく同省課長は内田氏の書を前もって予習しており、同氏の主張を『全く同感です』とおだてて、国の方針の不備を行間を読まない大学側に押しつけているだけであることを、著者は見抜いていないように感じる。なぜならば、文科省からの通達文章をどう読んでも同省課長の言う理想は読み取ることができないからである。
総合的に判断して、大学は個性的で様々な校風があるべきなどの教育論などは全く同感であり、学ぶ点も多い書である。怪しい部分も文章力で補われている。ただし、手放しで賛同できない部分も多々あり、リテラシーをもって読むべき書である。以上より、星4つの書。こういう論客はテレビ局は使いたがらないだろうな,という気もする。
全体的な印象としては面白く読めた。文章が上手いこと、意外な視点からの洞察があること、ブログで述べられた時間を度外視して内容ごとにまとめられているなどの理由で、読みやすいことがその理由であろう。文章については、強弁あり、ギャグあり、タメ口ありで、内容にあわせて表現を巧みに変化させており、『すべらない敬語(梶原しげる著)』の相手の心をつかむ話すコツの例文になりそう。『意味プー』などの表現も笑いを誘う。
難点は、似たような事柄に対して数年隔てて述べている場合があるため、ややくどく見えることと、一貫性が崩れているように見える部分があること、古いネタには的はずれであることがわかってしまったものもあることである。これらについてはあとがきで述べられているが、これは前書きとして最初にことわっておくべき内容と感じた。また、最終章では文部科学省の課長とのやりとりが述べられているが、強弁の論客が官僚にいいようにあしらわれてしまっている感がぬぐえない。おそらく同省課長は内田氏の書を前もって予習しており、同氏の主張を『全く同感です』とおだてて、国の方針の不備を行間を読まない大学側に押しつけているだけであることを、著者は見抜いていないように感じる。なぜならば、文科省からの通達文章をどう読んでも同省課長の言う理想は読み取ることができないからである。
総合的に判断して、大学は個性的で様々な校風があるべきなどの教育論などは全く同感であり、学ぶ点も多い書である。怪しい部分も文章力で補われている。ただし、手放しで賛同できない部分も多々あり、リテラシーをもって読むべき書である。以上より、星4つの書。こういう論客はテレビ局は使いたがらないだろうな,という気もする。
2007年9月19日に日本でレビュー済み
この内容は、もはや「汚い」 。
著者の底知れぬナルシシズムと常識の奴隷っぷりがちらちら。
彼はどう見ても一般大衆と"同質"。
まるで善良な大学生の作文のよう。
で、友人に自慢するのだな、「俺、オッサン蹴って逮捕された」と武勇伝を。
こいつは高校生か中学生か。
著者の底知れぬナルシシズムと常識の奴隷っぷりがちらちら。
彼はどう見ても一般大衆と"同質"。
まるで善良な大学生の作文のよう。
で、友人に自慢するのだな、「俺、オッサン蹴って逮捕された」と武勇伝を。
こいつは高校生か中学生か。
2018年5月23日に日本でレビュー済み
教育学者じゃない人が書いた教育のエッセイ。しかもブログ日記を寄せ集めただけのもので、体系的とはとても言えない。
けれど、作者は今をときめく内田樹である。おもしろい。凡百の教育専門家が書いたどんな専門書より、中味のある議論をしていると思う。
勤務校の話という具体的なレベルになると多少質は落ちるけれど、一読の価値は十分にある。個人的には教育問題を離れた「○○君のお父さん」の話が一番おもしろかった。
けれど、作者は今をときめく内田樹である。おもしろい。凡百の教育専門家が書いたどんな専門書より、中味のある議論をしていると思う。
勤務校の話という具体的なレベルになると多少質は落ちるけれど、一読の価値は十分にある。個人的には教育問題を離れた「○○君のお父さん」の話が一番おもしろかった。
2007年2月15日に日本でレビュー済み
今朝、車庫入れしててクルマをこすってしまった。修理にお金がかかり、その間クルマは使えない。それだけではなく、好きな道具が傷ついてしまったので悲しいのである(泣)。
こういうとき、内田樹の本を取り出して読むと気分が落ち着く。とくに本書は元がブログで、断章群をある流れに沿って配置した形になっており、スッと入りやすい。もう一つの近著『下流志向』はライブ盤であり、ノリは良いのだが、読み手がリズムに乗れなかったら最後までその価値を感じ取れずに読み終えてしまうという危険性がある。
本作はその点、毎日の素振りというか、ガレージ録音の小品をまとめたお蔵出しアルバムというか、気が張らなくて良いのである。
大観衆を前にした一発勝負でないから気合いが入ってない、なんてわけではなく、日々の素振りなのに裂帛の気合いがこもっているので、読むとグッとくるし、何より文体が楽しめる。私はこっちのほうが好きだ。
良い言葉がいっぱい書いてある。「個性とは個性を頭ごなしに圧殺する環境にあって、それにもかかわらず、どうしても際立ってしまう…ものなのである。個性がつぶされる環境で簡単につぶされるような個性は…もとから個性と呼ぶに値しない」こういうのがいっぱいある。大好きだ(十年くらい前に岡田斗志夫がまったく同じことを言ってた)。
この人は哲学者なので、「実証的じゃない」という批判は見当違いだ。この人の本から功利的なフレーズを引っ張り出そうとするんじゃなくて、この人の言葉からなんらかの力を受け取って、それを各々の日々を生きる力の糧にするのがいいんじゃなかろうか、と思う。すぐに役立たないのが本書の良いとこなのだ。だけど、読むと落ち着くのでクルマをこすったり花瓶を割ったときなどには心のバンドエイド代わりになります。
こういうとき、内田樹の本を取り出して読むと気分が落ち着く。とくに本書は元がブログで、断章群をある流れに沿って配置した形になっており、スッと入りやすい。もう一つの近著『下流志向』はライブ盤であり、ノリは良いのだが、読み手がリズムに乗れなかったら最後までその価値を感じ取れずに読み終えてしまうという危険性がある。
本作はその点、毎日の素振りというか、ガレージ録音の小品をまとめたお蔵出しアルバムというか、気が張らなくて良いのである。
大観衆を前にした一発勝負でないから気合いが入ってない、なんてわけではなく、日々の素振りなのに裂帛の気合いがこもっているので、読むとグッとくるし、何より文体が楽しめる。私はこっちのほうが好きだ。
良い言葉がいっぱい書いてある。「個性とは個性を頭ごなしに圧殺する環境にあって、それにもかかわらず、どうしても際立ってしまう…ものなのである。個性がつぶされる環境で簡単につぶされるような個性は…もとから個性と呼ぶに値しない」こういうのがいっぱいある。大好きだ(十年くらい前に岡田斗志夫がまったく同じことを言ってた)。
この人は哲学者なので、「実証的じゃない」という批判は見当違いだ。この人の本から功利的なフレーズを引っ張り出そうとするんじゃなくて、この人の言葉からなんらかの力を受け取って、それを各々の日々を生きる力の糧にするのがいいんじゃなかろうか、と思う。すぐに役立たないのが本書の良いとこなのだ。だけど、読むと落ち着くのでクルマをこすったり花瓶を割ったときなどには心のバンドエイド代わりになります。
2007年2月9日に日本でレビュー済み
内田樹『狼少年のパラドクス―ウチダ式教育再生論』朝日新聞社
またまた新刊。今回も『下流志向』に引き続き、教育問題が主なテーマ。でも、この『狼少年』はいままでのブログを基にしてて、時評論の集まりの体である。まとまりのあるウチダ式教育論を読みたい方は『下流志向』をどうぞ。でも、『狼少年』のほうは、なんたって話にノリがある。時代の匂いがする。だいぶん古い話題も散見されるが、古臭くない。日本のこどもたちが「こんなふうに」なってしまったのは、日本の教育行政があまりにも成功しすぎたためである、とは、なんとも2002年の言である(32頁以下)。なんともはや。5年の歳月は、いかに費やされたのか。
ウチダ式教育論の傑作は、でもやっぱ『先生はえらい』(ちくまプリマー新書、2005年)だと思う。純粋に学びの構造を論じた、痺れるような一品である。どうぞ、こちらもご賞味下さい。
またまた新刊。今回も『下流志向』に引き続き、教育問題が主なテーマ。でも、この『狼少年』はいままでのブログを基にしてて、時評論の集まりの体である。まとまりのあるウチダ式教育論を読みたい方は『下流志向』をどうぞ。でも、『狼少年』のほうは、なんたって話にノリがある。時代の匂いがする。だいぶん古い話題も散見されるが、古臭くない。日本のこどもたちが「こんなふうに」なってしまったのは、日本の教育行政があまりにも成功しすぎたためである、とは、なんとも2002年の言である(32頁以下)。なんともはや。5年の歳月は、いかに費やされたのか。
ウチダ式教育論の傑作は、でもやっぱ『先生はえらい』(ちくまプリマー新書、2005年)だと思う。純粋に学びの構造を論じた、痺れるような一品である。どうぞ、こちらもご賞味下さい。
2007年4月15日に日本でレビュー済み
教育の問題がよくわかるのみならず、
筆者の人柄がありありと伝わってくる文章。
とくに若い人には読みやすく、好感が持てるはず。
『下流志向』よりも面白いと思うのだが、
それほど知られていないのは、
おそらくタイトルのせいでは・・・・?
筆者の人柄がありありと伝わってくる文章。
とくに若い人には読みやすく、好感が持てるはず。
『下流志向』よりも面白いと思うのだが、
それほど知られていないのは、
おそらくタイトルのせいでは・・・・?
2008年2月9日に日本でレビュー済み
内田先生の本の中では比較的薄味の本で、すらすら読めてしまう。書き散らされた小文のうち「オレ的に面白いか、金になるかという6歳児のモチベーションが今の日本人たちの行動を決定している。P.14-15」「消費者マインドの学生、お金を払うから等価の教育サービスを与えよという考え方の学生は、ポストとも年収とも名声とも関係ないけれど寝食を忘れて研究する、オーバーアチーブするという生き方が理解できず、ブレークスルーを起こせないので、イノベーションを担うことができないp.234」「ブレークスルーとは「脱皮=成熟」ということであり、経験したものでないとその楽しさの感覚がわからないp.184」といった言葉をつなぎ合わせると「市場原理一辺倒でいくと今の日本は競争力を失う」という見識ある経営者のメッセージが浮かび上がってくる。金のためだけに生きたくないと思っている人は勇気づけられる本。ブレークスルーを担うのがどんな人たちかについては「野中 郁次郎, 勝見 明著 イノベーションの本質(日経BP社)」がおススメ。