「AERA」の連載から面白く読んでいた鈴木おさむさんのコラムがまとまると聞いて、
楽しみにしていました。コラムを読んでいた人間でも面白く読めました。
鈴木さんと親交のある芸人さんや芸能人が、いかに陰で努力し、苦労しているか、
TVの裏側で働いている人たちの悲喜こもごもを笑ったり、なるほどと感心しつつも、
「どこが泣けるの?」と読んでいたら、
最後にやられました。がっつり号泣しました。
鈴木さんの立場にも荒井さんの立場にも奥さんの立場にも共感しますし、
人間のやさしさ、強さを考えさせられます。
本のタイトルにもなっている第7章は、どんな年齢の人にも
心にぐっとくるお話だと思います。
勝間和代さんがTVでほめていた「嫉妬年表」や「目線を下げる」などなど、
自分の夢を実現させたいときにも役立つノウハウもあるし、
落ち込んだときに励まされたりと、
自己啓発にも、スキルアップにも、コミュニケーション力を磨くのにも役立つ、
ちょっとこれまでにない不思議な「ビジネス書」です。
放送作家さんらしい新ジャンルの本なんじゃないでしょうか。
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テレビのなみだ 仕事に悩めるあなたへの77話 単行本 – 2010/3/5
鈴木 おさむ
(著)
『SMAP×SMAP』『めちゃ×2イケてるッ!』など人気番組の放送作家で、森三中の大島美幸さんとの結婚でも知られる筆者が、プロデューサーからお笑い芸人までテレビ人の熱い「仕事術」をつづる。アエラ連載に大幅加筆。読めば元気が出て、最後はホロリとさせられる珠玉のストーリー。業界志望の就活生や、仕事に悩める若きビジネスマンにお薦め。
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日2010/3/5
- ISBN-104023304999
- ISBN-13978-4023304994
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登録情報
- 出版社 : 朝日新聞出版 (2010/3/5)
- 発売日 : 2010/3/5
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 224ページ
- ISBN-10 : 4023304999
- ISBN-13 : 978-4023304994
- Amazon 売れ筋ランキング: - 455,353位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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鈴木おさむ(すずき・おさむ)
放送作家。1972年、千葉県千倉町(現南房総市)生まれ。
高校時代に放送作家を志し、19歳でデビュー。
バラエティーを中心に数々の人気番組を構成。
2002年には、森三中の大島美幸さんと結婚。
「いい夫婦の日」パートナー・オブ・ザ・イヤー2009受賞。
主な著書に、結婚生活を綴った『ブスの瞳に恋してる』
(マガジンハウス)、『ハンサム★スーツ』(集英社)、
『テレビのなみだ』(朝日新聞出版)など。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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Lingonberry
Amazonで購入
ふとん
Amazonで購入
内容は、テレビ制作の裏側ではありますが、
その仕事自体が、なにぶん特異な業界の話なんで・・・
業界以外の者には、この内容を自分のビジネスに役立てるとかの類のものではなく、
テレビ好きな方には読み物として楽しめる内容でしょう。
こんな様々な事がありながら、番組を作っているという背景を知ることはできましたが、
個人的には、共感も感心もしなかったです。
というのは、実は、テレビ番組というものが、スーパーの棚の陳列商品とは違い、
売り上げ数と言う様な、消費者の支持をダイレクトに数値化されるものでないからかもしれません。
受け手の顔が見えないところで、一部限定地域の%の数字の反応の方を見ながら
送信される番組。
同じマスコミでも、有料の新聞・書籍類とは違い
テレビ番組は、フリーペーパーの様だと、思いました。
、
その仕事自体が、なにぶん特異な業界の話なんで・・・
業界以外の者には、この内容を自分のビジネスに役立てるとかの類のものではなく、
テレビ好きな方には読み物として楽しめる内容でしょう。
こんな様々な事がありながら、番組を作っているという背景を知ることはできましたが、
個人的には、共感も感心もしなかったです。
というのは、実は、テレビ番組というものが、スーパーの棚の陳列商品とは違い、
売り上げ数と言う様な、消費者の支持をダイレクトに数値化されるものでないからかもしれません。
受け手の顔が見えないところで、一部限定地域の%の数字の反応の方を見ながら
送信される番組。
同じマスコミでも、有料の新聞・書籍類とは違い
テレビ番組は、フリーペーパーの様だと、思いました。
、
コナミ
Amazonで購入
普段ビジネス本は読まないですが、泣ける!とかいてあるし、
「ブスの瞳に恋してる」が好きだったので購入しました。
ビジネス書の堅苦しさは全然無く、どんどん読み進められました。
「ブスの瞳に恋してる」を読んで、
鈴木さんが大島さんにすごく大きな愛情を持っているんだなと感じましたが、
「テレビのなみだ」を読んで鈴木さんは大島さんにだけでなく人に対して
愛情の深い人なんだなと思いました。
一つ一つのエピソードに相手への尊敬と一緒に愛情を感じました。
一緒に愛する仕事をしている仲間に対してだからでしょうか。
最後の章では仕事の世界で先頭に立って戦いながら、家族を守る男の人の
姿に涙が止まりませんでした。
なにが正しいのかなんて誰にも分からないし、
きっと荒井さんも沢山の葛藤と戦い、迷いながら、
でも信念をもって仕事とも家族とも向き合っていらしたのだろうと思いました。
どのエピソードにも学ぶことがあります。
なかなか真似出来ないものもありますが、
すこしずつ取り入れてみると色んなことに前向きに頑張れるようになれそうな本です。
オススメです。
「ブスの瞳に恋してる」が好きだったので購入しました。
ビジネス書の堅苦しさは全然無く、どんどん読み進められました。
「ブスの瞳に恋してる」を読んで、
鈴木さんが大島さんにすごく大きな愛情を持っているんだなと感じましたが、
「テレビのなみだ」を読んで鈴木さんは大島さんにだけでなく人に対して
愛情の深い人なんだなと思いました。
一つ一つのエピソードに相手への尊敬と一緒に愛情を感じました。
一緒に愛する仕事をしている仲間に対してだからでしょうか。
最後の章では仕事の世界で先頭に立って戦いながら、家族を守る男の人の
姿に涙が止まりませんでした。
なにが正しいのかなんて誰にも分からないし、
きっと荒井さんも沢山の葛藤と戦い、迷いながら、
でも信念をもって仕事とも家族とも向き合っていらしたのだろうと思いました。
どのエピソードにも学ぶことがあります。
なかなか真似出来ないものもありますが、
すこしずつ取り入れてみると色んなことに前向きに頑張れるようになれそうな本です。
オススメです。
ねずみちゃん
芸能関係には疎いので偉そうなことは言えませんが、…
テレビというのは大勢の人々が底辺にいて、その人々がいろいろな人間ドラマを繰り広げながら、スポンサーと視聴者の歓心を得るために日々精進しているんですね。
そして、日本の社会の中で、このテレビ界が唯一アメリカンドリームならぬジャパニーズドリームに溢れた領域なのかもしれませんね。上から下までみんなが上を目指しているもの凄い競争社会!
テレビ番組が軽薄になったと批評するのは簡単ですが、みんながトップを目指したら、軽薄になってしまったというのが本当の所なのでしょう。
それにしても、著者の文章は実に軽妙でウィットに富んでおり、読んでいて楽しいです。
テレビというのは大勢の人々が底辺にいて、その人々がいろいろな人間ドラマを繰り広げながら、スポンサーと視聴者の歓心を得るために日々精進しているんですね。
そして、日本の社会の中で、このテレビ界が唯一アメリカンドリームならぬジャパニーズドリームに溢れた領域なのかもしれませんね。上から下までみんなが上を目指しているもの凄い競争社会!
テレビ番組が軽薄になったと批評するのは簡単ですが、みんながトップを目指したら、軽薄になってしまったというのが本当の所なのでしょう。
それにしても、著者の文章は実に軽妙でウィットに富んでおり、読んでいて楽しいです。
ツボッキー
Amazonで購入
前半はかなり愉快なビジネス本。でも、参考になる。
特に、テレビで勝間和代さんも絶賛してた「嫉妬年表を作ろう」なんて
想像したことなかった。でも、やってみようと思えることばかり。
あとは、鶴瓶さんの努力の話とか、タカトシのタカさんの何かを
捨てる話とか素敵。新しいビジネス本だなと思いました。
そして、やばかったのは最後。7章のテレビのなみだ・・という話。
プロデユーサーさんの奥さんが亡くなるまでに、プロデユーサーさん
がどんな仕事をしていたかという話。かなり泣きました。
特に、テレビで勝間和代さんも絶賛してた「嫉妬年表を作ろう」なんて
想像したことなかった。でも、やってみようと思えることばかり。
あとは、鶴瓶さんの努力の話とか、タカトシのタカさんの何かを
捨てる話とか素敵。新しいビジネス本だなと思いました。
そして、やばかったのは最後。7章のテレビのなみだ・・という話。
プロデユーサーさんの奥さんが亡くなるまでに、プロデユーサーさん
がどんな仕事をしていたかという話。かなり泣きました。
Amazonレビュアーのレビュー
放送作家・鈴木おさむが、テレビ業界で生きていく中で培った職業人としての流儀について綴った一冊です。
私はこの本に対して相反するふたつの感想をもちました。
ひとつはこの本を高く評価する気持ちです。
著者は、テレビ業界のみならず、職業人として多くの人々と力をあわせて何ごとかを成し遂げていく上で大切な事柄を説得力をもって綴っています。
笑福亭鶴瓶がベテランの域に達してなお、30分のトーク番組のために何日もかけて自ら取材に歩く姿を見て著者はこう記します。
「年をとると付き合う人が限られてくる。しかし、鶴瓶さんは、こうしてどんどん交友を広げる。こういうところで聞いたことが、自分の血と肉になっていくのだろう。」(51頁)
また、テレビのトーク番組の事前準備としてゲストへのアンケートが多用されるようになってきているのですが、ゲスト自身、アンケートにこたえるうちに自分では気づかなかった自分を見つけることがあるという話を著者は耳にします。それをきっかけに、読者が“自分アンケート”をやってみることを勧めます。「今の俺ってこんな奴なんだ」とよくわかるというのです。
このくだりは、以前読んだ『 村上春樹 雑文集 』(新潮社)に、「牡蠣フライについて書いてみれば、自分と牡蠣フライとの相関関係や距離感が自動的に表現されて、それがすなわちつきつめれば自分自身について書くということになる」とあったことを思い出させます。
テレビ業界独特の慣習を紹介している部分は大変興味深く読ませるものです。
衝撃映像を調達することをなりわいとしている映像ブローカーがいることとか、占い師に頼んで番組タイトルを修正した後に視聴率が上がったとか、エンドロールが高速で流れるのは、放送時間終了であることを知らせるのを可能な限り遅くして視聴者にギリギリまでチャンネルを変えさせないためだとか、そうした業界裏話はなかなか読ませます。
このように頷きながら読んだ箇所の一方で、それはいかがなものかと思わせるところもいくつかありました。
ロケの最中に集まってきた野次馬を排除する効果的な一手段として、AD(アシスタント・ディレクター)に野次馬のフリをして挑発的な発言をさせ、それに対してディレクターがビンタをくらわすという話を紹介しています。素人相手にテレビ局の人間が暴力をふるっているという芝居をうってほかの野次馬を蹴散らすというのですが、これがとても粋なやりかただとは私には到底思えませんでした。
不景気になって経費削減のためにスタッフに配る弁当の値段が下がってきているというエピソードも出てきます。著者はそれがあたかもスタッフがかわいそうであるかのように筆を進めていますが、世間一般の企業ではそもそも不景気になる前から従業員のために弁当を出すなどという贅沢な習慣はありません。むしろ景気がこれだけ悪くなりながら弁当が供され続けているということに私は驚きを感じただけでした。
ことほどさように、テレビ業界が世の中のほかの業界とは感覚がずれていると感じさせる挿話が散見されるのです。
これがこの本に対する私の評価が割れた理由です。
私はこの本に対して相反するふたつの感想をもちました。
ひとつはこの本を高く評価する気持ちです。
著者は、テレビ業界のみならず、職業人として多くの人々と力をあわせて何ごとかを成し遂げていく上で大切な事柄を説得力をもって綴っています。
笑福亭鶴瓶がベテランの域に達してなお、30分のトーク番組のために何日もかけて自ら取材に歩く姿を見て著者はこう記します。
「年をとると付き合う人が限られてくる。しかし、鶴瓶さんは、こうしてどんどん交友を広げる。こういうところで聞いたことが、自分の血と肉になっていくのだろう。」(51頁)
また、テレビのトーク番組の事前準備としてゲストへのアンケートが多用されるようになってきているのですが、ゲスト自身、アンケートにこたえるうちに自分では気づかなかった自分を見つけることがあるという話を著者は耳にします。それをきっかけに、読者が“自分アンケート”をやってみることを勧めます。「今の俺ってこんな奴なんだ」とよくわかるというのです。
このくだりは、以前読んだ『 村上春樹 雑文集 』(新潮社)に、「牡蠣フライについて書いてみれば、自分と牡蠣フライとの相関関係や距離感が自動的に表現されて、それがすなわちつきつめれば自分自身について書くということになる」とあったことを思い出させます。
テレビ業界独特の慣習を紹介している部分は大変興味深く読ませるものです。
衝撃映像を調達することをなりわいとしている映像ブローカーがいることとか、占い師に頼んで番組タイトルを修正した後に視聴率が上がったとか、エンドロールが高速で流れるのは、放送時間終了であることを知らせるのを可能な限り遅くして視聴者にギリギリまでチャンネルを変えさせないためだとか、そうした業界裏話はなかなか読ませます。
このように頷きながら読んだ箇所の一方で、それはいかがなものかと思わせるところもいくつかありました。
ロケの最中に集まってきた野次馬を排除する効果的な一手段として、AD(アシスタント・ディレクター)に野次馬のフリをして挑発的な発言をさせ、それに対してディレクターがビンタをくらわすという話を紹介しています。素人相手にテレビ局の人間が暴力をふるっているという芝居をうってほかの野次馬を蹴散らすというのですが、これがとても粋なやりかただとは私には到底思えませんでした。
不景気になって経費削減のためにスタッフに配る弁当の値段が下がってきているというエピソードも出てきます。著者はそれがあたかもスタッフがかわいそうであるかのように筆を進めていますが、世間一般の企業ではそもそも不景気になる前から従業員のために弁当を出すなどという贅沢な習慣はありません。むしろ景気がこれだけ悪くなりながら弁当が供され続けているということに私は驚きを感じただけでした。
ことほどさように、テレビ業界が世の中のほかの業界とは感覚がずれていると感じさせる挿話が散見されるのです。
これがこの本に対する私の評価が割れた理由です。
vega
ごめんなさい、鈴木おさむさん。
私、あなたのこと、すっかりあなどっていました。
奥様が大島さんで、放送作家をしている、ぽっちゃりしてる人、
くらいの認識しかなく、AERAでの連載も読み飛ばしていました。
ああ、もったいない。
でも、こうして書籍で出会えてよかった。
最近、夏バテ気味で本を読むのも気が進まなかったのですが、
これはするする、すいすい、楽しく読め、
いい言葉ばかりだから、メモしながら再度読みたいなあ、なんて
思いました。
テレビ、しかもバラエティの放送作家って
誰でもなれそうで、簡単そうで、いい加減な感じがしたけれど、
すごく相手のことをおもんぱかり、中学生からなりたかった夢を叶え、
人との関係を築き、取りたい仕事を取っていく。
ビジネス書としても読めるし、鶴瓶さんや今田コウジさん、
久本雅美さんのいい話、泣ける話もあり、
いろいろな切り口から楽しめます。
鈴木おさむさんの本、もっともっと読みたくなりました。
これからの、更なるご活躍、期待しています。
私、あなたのこと、すっかりあなどっていました。
奥様が大島さんで、放送作家をしている、ぽっちゃりしてる人、
くらいの認識しかなく、AERAでの連載も読み飛ばしていました。
ああ、もったいない。
でも、こうして書籍で出会えてよかった。
最近、夏バテ気味で本を読むのも気が進まなかったのですが、
これはするする、すいすい、楽しく読め、
いい言葉ばかりだから、メモしながら再度読みたいなあ、なんて
思いました。
テレビ、しかもバラエティの放送作家って
誰でもなれそうで、簡単そうで、いい加減な感じがしたけれど、
すごく相手のことをおもんぱかり、中学生からなりたかった夢を叶え、
人との関係を築き、取りたい仕事を取っていく。
ビジネス書としても読めるし、鶴瓶さんや今田コウジさん、
久本雅美さんのいい話、泣ける話もあり、
いろいろな切り口から楽しめます。
鈴木おさむさんの本、もっともっと読みたくなりました。
これからの、更なるご活躍、期待しています。