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漂流老人ホームレス社会 単行本 – 2013/1/22
森川すいめい
(著)
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NHKスペシャル「老人漂流社会」で大反響! !
精神科医の森川すいめい氏が、19年間、
文字どおり身を削って向きあってきた、
野宿の人たちの現実を、
ありのまま綴る。
職をなくし、家をなくし、再就職もできない。
年齢、障がい、家族、そして制度との行き違いが、
彼らの心と命をむしばんでいく。
池袋を拠点にして11年。
森川氏は、ホームレス者のなかでも、障がいを持った人たちを中心に支援する。
認知症、うつ病、知的障がい、統合失調症、DV……。
著者はそこで何を見て、彼らを通してどんな社会が見ているのか。
決して遠い世界のことではなく、私たちの半歩だけ隣にある現実。
本書を読むと、私たちも、その社会に生きていることが実感できる。
そこは、まったく地続きの現実である。
*本書の著者に支払われる印税は、すべて、「特定非営利活動法人 TENOHASI(てのはし)」をはじめとする「ホームレス」支援団体に寄附されます。
[著者略歴]
森川すいめい
1973年、池袋生まれ。精神科医。鍼灸師。立教大学精神医学講座非常勤講師。陽和病院地域支援室精神科医。2003 年、ホームレス支援のNGO 団体「TENOHASI(てのはし)」を立ち上げ事務局長就任。08 年、NPO 法人化、代表理事に就任。東京・池袋で炊き出しや医療相談などを実施。同年、ホームレス状態の人の精神疾患有病率調査を日本で初めて行う。09 年、認定NPO法人「世界の医療団」東京プロジェクト代表医師に就任。11年、同法人東日本大震災ニココロプロジェクト代表医師に。現在も毎週東北支援活動を続ける。アジアアフリカを中心に、世界40か国以上を旅した。
[目次]
1章 死ななくてもよかった
2章 家族の形
3章 派遣切りの末に
4章 認知症者の行く先
5章 アルコール依存症
6章 知的障がい
7章 統合失調症
8章 希望
終章 私が野宿の人とともにいる理由
精神科医の森川すいめい氏が、19年間、
文字どおり身を削って向きあってきた、
野宿の人たちの現実を、
ありのまま綴る。
職をなくし、家をなくし、再就職もできない。
年齢、障がい、家族、そして制度との行き違いが、
彼らの心と命をむしばんでいく。
池袋を拠点にして11年。
森川氏は、ホームレス者のなかでも、障がいを持った人たちを中心に支援する。
認知症、うつ病、知的障がい、統合失調症、DV……。
著者はそこで何を見て、彼らを通してどんな社会が見ているのか。
決して遠い世界のことではなく、私たちの半歩だけ隣にある現実。
本書を読むと、私たちも、その社会に生きていることが実感できる。
そこは、まったく地続きの現実である。
*本書の著者に支払われる印税は、すべて、「特定非営利活動法人 TENOHASI(てのはし)」をはじめとする「ホームレス」支援団体に寄附されます。
[著者略歴]
森川すいめい
1973年、池袋生まれ。精神科医。鍼灸師。立教大学精神医学講座非常勤講師。陽和病院地域支援室精神科医。2003 年、ホームレス支援のNGO 団体「TENOHASI(てのはし)」を立ち上げ事務局長就任。08 年、NPO 法人化、代表理事に就任。東京・池袋で炊き出しや医療相談などを実施。同年、ホームレス状態の人の精神疾患有病率調査を日本で初めて行う。09 年、認定NPO法人「世界の医療団」東京プロジェクト代表医師に就任。11年、同法人東日本大震災ニココロプロジェクト代表医師に。現在も毎週東北支援活動を続ける。アジアアフリカを中心に、世界40か国以上を旅した。
[目次]
1章 死ななくてもよかった
2章 家族の形
3章 派遣切りの末に
4章 認知症者の行く先
5章 アルコール依存症
6章 知的障がい
7章 統合失調症
8章 希望
終章 私が野宿の人とともにいる理由
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日2013/1/22
- ISBN-104023311898
- ISBN-13978-4023311893
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登録情報
- 出版社 : 朝日新聞出版 (2013/1/22)
- 発売日 : 2013/1/22
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 224ページ
- ISBN-10 : 4023311898
- ISBN-13 : 978-4023311893
- Amazon 売れ筋ランキング: - 594,672位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 96,544位ノンフィクション (本)
- - 151,786位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1973年、東京要町生まれ。精神科医。鍼灸師。オープンダイアローグトレーナ。Voicyにてオープンダイアローグ(開かれた対話)で生きやすくなるラジオを開設している。
1995年から安心できる住まいを持たない人の支援活動に携わる。2003年にホームレス状態にあるひとを支援する団体「TENOHASI(てのはし)を立ち上げ現在は後方支援活動を続ける。09年、認定NPO法人「世界の医療団」ハウジングファースト東京プロジェクト代表医師、13年同法人理事に就任。著書に、障がいをもつホームレス者の現実『漂流老人ホームレス社会』(朝日文庫、2015)、自殺希少地域での旅の記録『その島のひとたちは、ひとの話をきかない』(青土社、2016)、オープンダイアローグの心が癒されるプロセス『感じるオープンダイアローグ』(講談社現代新書、2021)、オープンダイアローグ実践案『オープンダイアローグ私たちはこうしている』(医学書院、2021)等がある。世界49か国を旅した。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年12月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私は以前はホームレスは自らなった人と浅はかに思っていましたが、彼ら彼女らは、社会の枠組み、文化、価値観などによって排除されてきた人とこの本を通して考えが改まりました。もし、それぞれの人生の転換期に、理解して伴走してくれる人がいたら、精神疾患や障害を隠さなくても良い社会があったとしたら、と色々思ってしまいます。路上生活者の皆さんの背景を知り、まずは私たちの色眼鏡を外すことができたなら、辺りの景色は違ったものに見えると思います。
2021年3月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
医師としてホームレスを支援してきた著者によるルポタージュ。
家を失う理由は様々だが、現代日本で住む家が無いというのは信じ難いと感じる方も多いだろう。
家を失うということは「安心して眠ることが出来ない」ということであり、睡眠不足は健康悪化に直結する。
特に若者よりも中高年齢者は切実で、病気持ちであるにも関わらず路上生活を強いられることがある。
「健康で文化的な最低限度の生活」を国は国民に保障しているはずなのだが、支援がチクハグで必ずしも適切な対応はされていないことが多いようだ。
まず生活保護は役所が「出来る限り受けさせないようにする阻止作戦」が基本になっていたので、本当に必要な人が受給できないことが多々あった。
さらに病院もホームレスの受け入れや治療に消極的で、たらい回しにしたりしてホームレスの患者に「悪いイメージ」を抱かれて、公的機関にしろ、病院にしろ「行きたくない」「避けたい」とさえ思われてしまっているケースが多い。
つまり支援しようとしても「拒否されて支援の手が届いていない。」という現実である。
ホームレスは知的障害者や身体障害者の占める割合も高く、学歴も低い方が多い。
コミュニケーションが独特で一般人とは意思の疎通が困難なケースも見受けられる。
そういった際に支援する側が「助けちてやるのに何で自分から逃げるんだ!」とか、「有難いと思え」などという上から目線の態度を取ってはホームレスが萎縮してしまう悪循環に陥る。
支援する側に「専門的な知識と経験を持ったプロ」がそもそも少ないことも問題である。
医師でさえ「ホームレス支援のプロ」ではないのだから。
しかし、ホームレスはやはりそれまでの人生で社会的に差別を受けてきたと感じている弱者が多い。
だから周囲への不信感が拭いきれていない。
要は「ホームレス一人一人の人生に寄り添った同じ目線での支援」こそを必要としているのであり、それが出来たときはホームレスも支援を受け入れているケースが多いのだ。
要は「押し付けの支援ではホームレスも迷惑に感じてしまい本末転倒」ということだろう。
老若男女関係無く、誰もがホームレスになるかもしれない社会となった日本であるからこそ、行政もボランティア団体もまだまだ改善する余地は山のようにありそうだ。
家を失う理由は様々だが、現代日本で住む家が無いというのは信じ難いと感じる方も多いだろう。
家を失うということは「安心して眠ることが出来ない」ということであり、睡眠不足は健康悪化に直結する。
特に若者よりも中高年齢者は切実で、病気持ちであるにも関わらず路上生活を強いられることがある。
「健康で文化的な最低限度の生活」を国は国民に保障しているはずなのだが、支援がチクハグで必ずしも適切な対応はされていないことが多いようだ。
まず生活保護は役所が「出来る限り受けさせないようにする阻止作戦」が基本になっていたので、本当に必要な人が受給できないことが多々あった。
さらに病院もホームレスの受け入れや治療に消極的で、たらい回しにしたりしてホームレスの患者に「悪いイメージ」を抱かれて、公的機関にしろ、病院にしろ「行きたくない」「避けたい」とさえ思われてしまっているケースが多い。
つまり支援しようとしても「拒否されて支援の手が届いていない。」という現実である。
ホームレスは知的障害者や身体障害者の占める割合も高く、学歴も低い方が多い。
コミュニケーションが独特で一般人とは意思の疎通が困難なケースも見受けられる。
そういった際に支援する側が「助けちてやるのに何で自分から逃げるんだ!」とか、「有難いと思え」などという上から目線の態度を取ってはホームレスが萎縮してしまう悪循環に陥る。
支援する側に「専門的な知識と経験を持ったプロ」がそもそも少ないことも問題である。
医師でさえ「ホームレス支援のプロ」ではないのだから。
しかし、ホームレスはやはりそれまでの人生で社会的に差別を受けてきたと感じている弱者が多い。
だから周囲への不信感が拭いきれていない。
要は「ホームレス一人一人の人生に寄り添った同じ目線での支援」こそを必要としているのであり、それが出来たときはホームレスも支援を受け入れているケースが多いのだ。
要は「押し付けの支援ではホームレスも迷惑に感じてしまい本末転倒」ということだろう。
老若男女関係無く、誰もがホームレスになるかもしれない社会となった日本であるからこそ、行政もボランティア団体もまだまだ改善する余地は山のようにありそうだ。
2020年9月21日に日本でレビュー済み
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ホームレスの人たちへの目線が優しい。具体的解決策を提供する著者。
私も、ビッグイシューを買ったり、時に食品を提供したりしますが、自分の力のなさにがっかりすることもあります。
それでも、少しでも、ないことにすることなく、と思います。
私も、ビッグイシューを買ったり、時に食品を提供したりしますが、自分の力のなさにがっかりすることもあります。
それでも、少しでも、ないことにすることなく、と思います。
2021年6月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読んでいて、本当に切なくなる話が多かったです。その中で、作者のような方々がいて、何とか命をつないでいけていることは、ありがたいことだと思います。
タイトルに「精神科医だからできた」と、書きましたが、自分も同居する身内に心を、かなり長く病んでしまった人がいました。
統合失調症の章で、「相手を尊重しているかと自らに問いながら、そこに存在する現実に寄り添って話せばいい」とありました。穿った見方かもしれませんが、毎日一緒に暮らし、罵声や暴力を浴びながら、何が原因なのか本人にしかわからず、泣き叫び、ののしられ、挙句には、自傷行為に及ぶことの繰り返しの中でその病人と暮らさざる負えない、家族もいます。家族も、へとへとで、自分の人生何なんだろうと思いながら生きています。とても冷静に対応できる自信がありません。病院に入院させればいいと思うかもしれませんが、そうそう簡単には入院させてくれません。ある瞬間だけ、係わる病人を扱うプロだから、簡単に言えるのだと思うし、そういう人がいてくれるから、家族等からみはなされた人も、人間として対応してもらえるのだと思います。本当は国が主体で、もっと積極的に、支えてもらえることを、願うばかりです。
タイトルに「精神科医だからできた」と、書きましたが、自分も同居する身内に心を、かなり長く病んでしまった人がいました。
統合失調症の章で、「相手を尊重しているかと自らに問いながら、そこに存在する現実に寄り添って話せばいい」とありました。穿った見方かもしれませんが、毎日一緒に暮らし、罵声や暴力を浴びながら、何が原因なのか本人にしかわからず、泣き叫び、ののしられ、挙句には、自傷行為に及ぶことの繰り返しの中でその病人と暮らさざる負えない、家族もいます。家族も、へとへとで、自分の人生何なんだろうと思いながら生きています。とても冷静に対応できる自信がありません。病院に入院させればいいと思うかもしれませんが、そうそう簡単には入院させてくれません。ある瞬間だけ、係わる病人を扱うプロだから、簡単に言えるのだと思うし、そういう人がいてくれるから、家族等からみはなされた人も、人間として対応してもらえるのだと思います。本当は国が主体で、もっと積極的に、支えてもらえることを、願うばかりです。
2020年5月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
テノハシでボランティアを経験している者ですが、改めて本を読みたいと思い、購入させて頂きました。病院での話が通じないお医者さんには怒りを感じましたが、そのような偏見がある中でも、ご活動を続けていて素晴らしいなと思いました。率直でとても読みやすく、良い刺激を受けました。
2016年1月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
何年か前、派遣切りが横行して、行き場をなくした人達が急増しました。
あの頃からすると、路上で生活する人達は今は減ったように見えますが、
実はこの人達は、より見えにくい所に追いやられているということが
よくわかります。
著者のグループは、相談窓口に行くこともできない人たちに対して、
能動的な支援を根気づよく継続されています。
そのご奮闘・ご苦労には胸が熱くなり、頭が下がります。
2点だけ気になることがありました。
(1) 支援の手段として、病院に引き受けてもらう、障害者手帳を取らせる
などが挙げられています。「こんな医療費の使われ方は間違っている」(p138)と
著者ご自身も述べられています。窮余の策なのはよくわかりますが、
医療機関の負担をさらに増大させ、早晩破綻するだろうなと、
暗い気持ちになりますね。
(2) 文章がやや読みづらい。
「その背景にある制度としての課題が、申請をさせなかった結果を生み出したと考えるのが自然かも知れない。」(p77)
「そうした患者の処方を減らす助言をしただけで、一体どれだけの穏やかに過ごせるようになった現実を目の当たりにしたことかと思う。」(p102)
「しかし本当の希望であることは、私たちが何か特別なことをして、特別な技や知識で、誰にもまねのできない奇跡を起こしているのではなかったことである。」(p208)
一文一文はさほどでもないのですが、これが前後に続くと、スッとは入ってきにくいですね。
せっかくのいい本の価値を半減させているように思います。
これは編集者の問題でしょうね。著者は文筆家ではなく、実践の人です。文章は多分苦手なのでしょう。
そういう方々の文章を世に通用させるのが、編集さんの腕ではないでしょうか。
朝日の編集さん、是非いい仕事をしてくださいよ。
文章が気になったので、星をひとつ減らしました。
あの頃からすると、路上で生活する人達は今は減ったように見えますが、
実はこの人達は、より見えにくい所に追いやられているということが
よくわかります。
著者のグループは、相談窓口に行くこともできない人たちに対して、
能動的な支援を根気づよく継続されています。
そのご奮闘・ご苦労には胸が熱くなり、頭が下がります。
2点だけ気になることがありました。
(1) 支援の手段として、病院に引き受けてもらう、障害者手帳を取らせる
などが挙げられています。「こんな医療費の使われ方は間違っている」(p138)と
著者ご自身も述べられています。窮余の策なのはよくわかりますが、
医療機関の負担をさらに増大させ、早晩破綻するだろうなと、
暗い気持ちになりますね。
(2) 文章がやや読みづらい。
「その背景にある制度としての課題が、申請をさせなかった結果を生み出したと考えるのが自然かも知れない。」(p77)
「そうした患者の処方を減らす助言をしただけで、一体どれだけの穏やかに過ごせるようになった現実を目の当たりにしたことかと思う。」(p102)
「しかし本当の希望であることは、私たちが何か特別なことをして、特別な技や知識で、誰にもまねのできない奇跡を起こしているのではなかったことである。」(p208)
一文一文はさほどでもないのですが、これが前後に続くと、スッとは入ってきにくいですね。
せっかくのいい本の価値を半減させているように思います。
これは編集者の問題でしょうね。著者は文筆家ではなく、実践の人です。文章は多分苦手なのでしょう。
そういう方々の文章を世に通用させるのが、編集さんの腕ではないでしょうか。
朝日の編集さん、是非いい仕事をしてくださいよ。
文章が気になったので、星をひとつ減らしました。
2018年6月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ホームレスについての理解が、自分を含め多くの人ができていないんだなという現状を学んだ。
もちろん初めから自分の意志でホームレスという厳しい生き方を選んでいる人は少なく、何かどうしようもない事情があってそうしている場合が多い。
そして、そこから抜け出せないどうしようもない理由も多くある。
そういった現状に対し、どう自分が行動すべきかを考えるきっかけを与えてくれた。
もちろん初めから自分の意志でホームレスという厳しい生き方を選んでいる人は少なく、何かどうしようもない事情があってそうしている場合が多い。
そして、そこから抜け出せないどうしようもない理由も多くある。
そういった現状に対し、どう自分が行動すべきかを考えるきっかけを与えてくれた。