■里山をテーマにした番組などでたびたびお見掛けする今森光彦氏の、著作というか写真集
■昆虫図鑑ではなく、昆虫をテーマにした写真展を書籍化した感じ
■収められている写真点数は２２で、他はそれに付属する解説
今森氏の代表作（受賞作など）から、ご自身の印象深いものをさらに選び出しただけあって、１点１点はさすがの完成度で息を呑むが・・・総数２２点というのは、読み終えたあと物足りなさを拭えないかなぁ・・・
また、あくまで昆虫をテーマにした写真作品を集めただけなので、その昆虫の形態や生態に関する詳しい写真や解説がある訳では無く、芸術性の高い一瞬を切り取った写真（およびその写真についての解説──撮影時の苦労話ほか）があるのみ。（※もっとも、「ネイチャーフォト・ギャラリー」というタイトルなので、看板に偽りない訳ですが）
私は図書館で見かけて興味を持ったので、借りましたが・・・
氏の熱烈なファンでもなければ、一読するだけで十分かな？と。
昆虫写真の趣味がある方などは、創作意欲に良い刺激を受けるかも知れません。
写真はどれも素晴らしいですが、全体としての満足感はビミョーです。
☆３かな？
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