ボランティアで子ども達に読み聞かせをしています。読んであげると必ず借りたいといってくれます。
もちろん自分の好きな本なのでうれしく思います。
というわけで、星は5つです^^
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ひとりでいらっしゃい: 七つの怪談 (偕成社ワンダーランド 13) 単行本 – 1994/7/1
- 本の長さ173ページ
- 言語日本語
- 出版社偕成社
- 発売日1994/7/1
- ISBN-104035401307
- ISBN-13978-4035401308
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
「怪談クラブ」へようこそ。こわい話の好きな人なら、このクラブが気にいるはず。入会の条件は2つ。その月のテーマになる怪談を1つ用意してくることと、ひとりでくること…。怪談クラブで語られる7つの話。
登録情報
- 出版社 : 偕成社 (1994/7/1)
- 発売日 : 1994/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 173ページ
- ISBN-10 : 4035401307
- ISBN-13 : 978-4035401308
- Amazon 売れ筋ランキング: - 469,136位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 221位こどものホラー・怖い話
- - 124,718位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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亜細亜大学教授。1986年『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞受賞。1988年『ルドルフともだちひとりだち』(講談社)で野間児童文芸新人賞受賞。1991年「路傍の石」幼少年文学賞受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『ぼうけんしよう お金のせかい (キッズ生活探検 おはなしシリーズ)』(ISBN-10:447205910X)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年9月8日に日本でレビュー済み
独特な表紙に惹かれ読んでしまいました・・・出会ってしまった
冷やし中華目当てに大学へ潜入し友好的大学生達に巻き込まれていく
舞台が夏で雰囲気はとても爽やか、何を言ってるか分からないと思いますが事実です
冷やし中華を食べられたのか食べられなかったのか知りたいなら早々に読むべきですよ!
ユーモラスでありながら怖さを兼ね備える、表紙にあるようにトンネルの話がありまして
それについて大学生の1人が意見を述べるシーンが印象に残ってます
冷やし中華目当てに大学へ潜入し友好的大学生達に巻き込まれていく
舞台が夏で雰囲気はとても爽やか、何を言ってるか分からないと思いますが事実です
冷やし中華を食べられたのか食べられなかったのか知りたいなら早々に読むべきですよ!
ユーモラスでありながら怖さを兼ね備える、表紙にあるようにトンネルの話がありまして
それについて大学生の1人が意見を述べるシーンが印象に残ってます
2010年1月5日に日本でレビュー済み
兄のお弁当を届ける為に大学にやってきた小学生、正が偶然知り合ったのは、怖い話を用意して読み聞かせ、互いに感想を言い合う、西戸教授とゼミの生徒の面々だった・・・。
日本の怖い話というのは、ある程度わからないところがあるほうが、たとえ9割方はっきりしても1割は謎の部分が残る、それが怖いというのが常識になっている気がする。
では、そのわからない部分について、想像して意見交換してみたらどうか。
そして、もし、どこかの大学のゼミの一室でゼミ内容としてそれが行われていたら、というのがこの話の基本プロット。
主人公の正君が語る「むらさきばばあ」の逸話は著者の脚色が加えられているが、当時では生の声として実際に存在していたのだろう。
正君の「恐怖の心霊写真集だってパート6まで持ってる」というセリフはおそらく常光徹の旧「学校の怪談」を指すと思われる(現在新シリーズが刊行中)。
私もこの本の初版を小学校の定期申し込みの時に買い、旧「学校の怪談」もリアルタイムで買っていた一人であるので、正君のそういう妙なこだわりには愛着がある。
作中で恐怖の解き明かしについても、二つの議論が展開している。
「富士見トンネル」では、「血みどろが怖いのは小学生」と大学生は言い切り、西戸先生も「血みどろのほうが不気味ではあるよね」と助け舟を出して終わるが、正は納得できない。
現在も特集などが組まれる心霊番組はおよそ血だらけであることのほうが多いので、その「小学生」レベルの怖さを一般人レベルでは定着していることをこのゼミではどう捉えるか聞いてみたい気はする。
ゼミの面々はアメリカのスプラッター映画のようなものへの嫌悪感を指して言ったのかもしれないが。
また、「天井からこんばんわ」では「本当にあった話です」は必要か、どうか」の議論が展開している。
最終結論として、西戸先生は「『これは本当にあった話です』というのがもう話の一部だってこともあるんだ、その部分も作り話に含まれている。実話かどうか問題にしてもあんまり意味がない。ほとんどの場合、本当かどうか調べようがないんだ。」、と述べている。
これを読むと、案外、斉藤弘のほかの本、例えば、小学校時代に著者自身の体験した奇怪譚も“本当かどうかは別に問題にしてない”と受け取ることはできないだろうか。話を語る上での前置きに過ぎません、と。
案外、ここらへんに創作や恐怖譚の真髄が隠されているような気が私はする。
そんな小難しいことを考えなくても、さかさまに現れる少年、黒いジョギングスーツに狐の面の男の子(←自主制作の映画のアイディアの参考にさせてもらいました)、川の中に笑って消えた少年等、淡々と迫ってくる恐怖、奇怪さ、不気味さ、そして切なさに満ちた各々のエピソードは面白い。
エピローグにも正君が驚愕の事実を知らされるあっと驚く結末が用意されているので飽きさせない。
良質で面白い怪談話なのでぜひ子供さんへの読み聞かせやご一読を。
日本の怖い話というのは、ある程度わからないところがあるほうが、たとえ9割方はっきりしても1割は謎の部分が残る、それが怖いというのが常識になっている気がする。
では、そのわからない部分について、想像して意見交換してみたらどうか。
そして、もし、どこかの大学のゼミの一室でゼミ内容としてそれが行われていたら、というのがこの話の基本プロット。
主人公の正君が語る「むらさきばばあ」の逸話は著者の脚色が加えられているが、当時では生の声として実際に存在していたのだろう。
正君の「恐怖の心霊写真集だってパート6まで持ってる」というセリフはおそらく常光徹の旧「学校の怪談」を指すと思われる(現在新シリーズが刊行中)。
私もこの本の初版を小学校の定期申し込みの時に買い、旧「学校の怪談」もリアルタイムで買っていた一人であるので、正君のそういう妙なこだわりには愛着がある。
作中で恐怖の解き明かしについても、二つの議論が展開している。
「富士見トンネル」では、「血みどろが怖いのは小学生」と大学生は言い切り、西戸先生も「血みどろのほうが不気味ではあるよね」と助け舟を出して終わるが、正は納得できない。
現在も特集などが組まれる心霊番組はおよそ血だらけであることのほうが多いので、その「小学生」レベルの怖さを一般人レベルでは定着していることをこのゼミではどう捉えるか聞いてみたい気はする。
ゼミの面々はアメリカのスプラッター映画のようなものへの嫌悪感を指して言ったのかもしれないが。
また、「天井からこんばんわ」では「本当にあった話です」は必要か、どうか」の議論が展開している。
最終結論として、西戸先生は「『これは本当にあった話です』というのがもう話の一部だってこともあるんだ、その部分も作り話に含まれている。実話かどうか問題にしてもあんまり意味がない。ほとんどの場合、本当かどうか調べようがないんだ。」、と述べている。
これを読むと、案外、斉藤弘のほかの本、例えば、小学校時代に著者自身の体験した奇怪譚も“本当かどうかは別に問題にしてない”と受け取ることはできないだろうか。話を語る上での前置きに過ぎません、と。
案外、ここらへんに創作や恐怖譚の真髄が隠されているような気が私はする。
そんな小難しいことを考えなくても、さかさまに現れる少年、黒いジョギングスーツに狐の面の男の子(←自主制作の映画のアイディアの参考にさせてもらいました)、川の中に笑って消えた少年等、淡々と迫ってくる恐怖、奇怪さ、不気味さ、そして切なさに満ちた各々のエピソードは面白い。
エピローグにも正君が驚愕の事実を知らされるあっと驚く結末が用意されているので飽きさせない。
良質で面白い怪談話なのでぜひ子供さんへの読み聞かせやご一読を。
2003年6月25日に日本でレビュー済み
こわい。恐怖の種類としては、ぞくぞくと薄ら寒くなるような。舞台は静かなキャンパス内。
何故か読書中無音な感じがして面白い。淡々と物語られていく「怪談」。
真実は隠されている。眼には見えず、腹が立つ程にはっきりと眼に映り。読めば解る。
理由や、全ては判らないまま。
何故か読書中無音な感じがして面白い。淡々と物語られていく「怪談」。
真実は隠されている。眼には見えず、腹が立つ程にはっきりと眼に映り。読めば解る。
理由や、全ては判らないまま。