昔読んでいた「不思議の国のアリス」と「鏡の国のアリス」。いつの間にか紛失してしまったけど、もう一度読みたい……あのジョン・テニエルの挿し絵の文庫版……と思って検索、見事に……ハズレを引く……ああ子どもの頃に読んでた文庫と違う~個人的にこの訳はどうもしっくりこない~と悶える日々。
しかし! 後日「偕成社文庫」のアリスを発見! 検索かけてちらっと読めるどのページもどのページも「うん! たぶんこの訳!」と納得できる! 同じ話を二冊ずつ(計四冊)買うのはなんか……と思いながらも注文! ……やった~大当たり~! こいつです! この本です幼少期に恋したのは! ああ「バタつきパン」! おしゃれな表記だと昔さんざ萌えてた「バタつきパン」!! と違う意味で悶える日々。
いやでも、訳者さんが違うと同じ話でもこうまで印象が変わるものかと……言葉ってオソロシイ。勉強になりました!
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鏡の国のアリス (偕成社文庫 2065) 単行本 – 1980/11/1
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暖炉の上の鏡を通り抜け「鏡の国」へ飛びおりたアリスの奇想天外な冒険が始まります。空想とユーモアにあふれた名作の完訳版。
対象年齢:小学中級から
- 本の長さ302ページ
- 言語日本語
- 出版社偕成社
- 発売日1980/11/1
- ISBN-104035506508
- ISBN-13978-4035506508
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登録情報
- 出版社 : 偕成社 (1980/11/1)
- 発売日 : 1980/11/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 302ページ
- ISBN-10 : 4035506508
- ISBN-13 : 978-4035506508
- Amazon 売れ筋ランキング: - 515,956位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 44,673位文芸作品
- カスタマーレビュー:
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2022年7月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昔はチェスのやり方がわからなかったが、それでもおもしろかった本です。
きれいな状態で届きました。
きれいな状態で届きました。
昔はチェスのやり方がわからなかったが、それでもおもしろかった本です。
きれいな状態で届きました。
きれいな状態で届きました。
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2010年2月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本の訳者は理工系大卒という変わった経歴をお持ちの方です。
この本に出会ったのは中学生の頃、突然母親が買ってきたのを借りて読んだ時のことです。
アリスといったら「不思議の国のアリス」しか知らなかった当時の私には好きなお話に
続きがあるのだということでかなり喰い付きの良かった本ですが、だいぶ歳のいった現在
思い出にしておくだけでは余りに惜しく購入しました。
変わったサイズで子供向けに編集したストーリー・挿絵でなくオリジナルであることにも
とても感動したものです(私がかの有名なハンプティ・ダンプティを知ったのもこの本からでした)。
とても急いで読む癖のあった私は一度目の読書でちんぷんかんぷんだったのですが(何が?)
その後何度も読み返して友人にも勧めるなどお気に入りだったのを覚えています。
話し口調は前作と変わらず童話にも等しい感覚で認知されている「アリス」ですがこの著作は
適度な難易度で(何処が?)初めて読むなら大学生ぐらいでも楽しいかも。
前作と比べると少しストーリーラインが理屈っぽく出来上がってますが簡素なメタ物語的に
認知できて興味深い。著者の思想的な意図が垣間見られて成る程ねと関心できます。
私はこの本の訳文が好きで他には余り目が向きません(読んでみてもいいかも…)。
原作は前作からして素朴とも思えないですが現代的なテクストの織り物からちょっと気分転換したいと
思ったらお奨め。著者の前作における子供向けの作風からは少々対象を変えたストーリーとは言え
やはり著者の読み手に注意(否用心)深く気を払った書き方は感心(?)しきり。
アリスの飼い猫ダイナに子供(子猫×2)が出来ているのにも感動です。前作からは(チェスのメタ物語らしい)
物語のシェイプのより際立った作品で頭もすっきり。個人的には登場人物(←?)の話のうちで
羊の女(??)店主のところが一番のお気に入りです。
この本に出会ったのは中学生の頃、突然母親が買ってきたのを借りて読んだ時のことです。
アリスといったら「不思議の国のアリス」しか知らなかった当時の私には好きなお話に
続きがあるのだということでかなり喰い付きの良かった本ですが、だいぶ歳のいった現在
思い出にしておくだけでは余りに惜しく購入しました。
変わったサイズで子供向けに編集したストーリー・挿絵でなくオリジナルであることにも
とても感動したものです(私がかの有名なハンプティ・ダンプティを知ったのもこの本からでした)。
とても急いで読む癖のあった私は一度目の読書でちんぷんかんぷんだったのですが(何が?)
その後何度も読み返して友人にも勧めるなどお気に入りだったのを覚えています。
話し口調は前作と変わらず童話にも等しい感覚で認知されている「アリス」ですがこの著作は
適度な難易度で(何処が?)初めて読むなら大学生ぐらいでも楽しいかも。
前作と比べると少しストーリーラインが理屈っぽく出来上がってますが簡素なメタ物語的に
認知できて興味深い。著者の思想的な意図が垣間見られて成る程ねと関心できます。
私はこの本の訳文が好きで他には余り目が向きません(読んでみてもいいかも…)。
原作は前作からして素朴とも思えないですが現代的なテクストの織り物からちょっと気分転換したいと
思ったらお奨め。著者の前作における子供向けの作風からは少々対象を変えたストーリーとは言え
やはり著者の読み手に注意(否用心)深く気を払った書き方は感心(?)しきり。
アリスの飼い猫ダイナに子供(子猫×2)が出来ているのにも感動です。前作からは(チェスのメタ物語らしい)
物語のシェイプのより際立った作品で頭もすっきり。個人的には登場人物(←?)の話のうちで
羊の女(??)店主のところが一番のお気に入りです。
2008年2月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この作品は「不思議の国のアリス」の続編として知られています。もともと「鏡の国のアリス」に登場する人物だけど、全体を読み通してわかったことは、ディズニー版の「不思議の国のアリス」に登場する「トウィードルディーとトウィードルダム」「しゃべる花園」「セイウチと大工さん」が出ているではないか?実は、ディズニー版の「不思議の国のアリス」は「鏡の国のアリス」の登場人物やエピソードも含まれているのです。ディズニー版の「不思議の国のアリス」に興味を持っている方だったら是非、この小説でチェックしてこいです。前作の「不思議の国のアリス」ではトランプを下敷きにしているのだが、この作品はチェスを下敷きにしていることです。この物語も夢のなかでアリスは鏡を通りぬけます(前作では穴に落ちる)。アリスはチェスのゲームをしながら、奇妙なキャラクターにいろいろ出くわします。前作と比べて言葉遊びがちょっと薄れているが、ノンセンスさは前作とは変わらない。チェスのルールは知らなくても何度も読み返せば、楽しめる小説です。訳はほとんど、ひらがななので小学生向きですね・・・。なので評価は4つ。アニメ化については日本やアメリカでは未だないが、1982年にロシアでアニメ化されているので日本でも放送したいくらいです。(一部カットされているシーンがあるけど、ほぼ原作を忠実にしているから。ロシア語だけど、今、Youtubeでやっている。)
2007年11月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いろいろと読みにくい(?)内容やチェスのルールも知らないので
最初はダラダラ読んでしまいましたが、読んだ後にまた読みたくなる本です。
物語の独特の世界は、なんとも引き込まれる感じで、思ったほど挿絵が無い分
想像力をかきたてられます。
分かり難いフレーズは最後にまとめて説明があり、そのため本文の所々に*マークが
入っています。
挿絵も好きだし昔の教科書を読んでるような古めかしい刷り上りの本ですが
それがまた味が出ていていいですね。
最初はダラダラ読んでしまいましたが、読んだ後にまた読みたくなる本です。
物語の独特の世界は、なんとも引き込まれる感じで、思ったほど挿絵が無い分
想像力をかきたてられます。
分かり難いフレーズは最後にまとめて説明があり、そのため本文の所々に*マークが
入っています。
挿絵も好きだし昔の教科書を読んでるような古めかしい刷り上りの本ですが
それがまた味が出ていていいですね。
2012年11月8日に日本でレビュー済み
ア あたしは テニエルの挿し絵の
リ 凛とした感じが
ス すごく 好きです。
↑「鏡の国のアリス」本文の後に添えられた詩のまねっこですが(アクロスティックになってるの)、難しいですな。。。
「テニエルの挿し絵ファン」には オススメ!!!!な、本です。
「物語を読むことを目的とする方」は、いろいろ本屋で立ち読みしてみて 自分好みの文章を探してみて欲しい。訳者によって印象が結構違う、と 思うので。
ちなみに、巻末の詩は この偕成社版では「アリスよ さらば」で作られてるし、新潮社文庫(矢川澄子/訳)では「アリスわがあい」だし、岩波愛蔵版ではアクロスティックになってなーい、だし。。。
「子供と大人の偕成社文庫」、字は少し大きめ、訳注もしっかりついてます。
リ 凛とした感じが
ス すごく 好きです。
↑「鏡の国のアリス」本文の後に添えられた詩のまねっこですが(アクロスティックになってるの)、難しいですな。。。
「テニエルの挿し絵ファン」には オススメ!!!!な、本です。
「物語を読むことを目的とする方」は、いろいろ本屋で立ち読みしてみて 自分好みの文章を探してみて欲しい。訳者によって印象が結構違う、と 思うので。
ちなみに、巻末の詩は この偕成社版では「アリスよ さらば」で作られてるし、新潮社文庫(矢川澄子/訳)では「アリスわがあい」だし、岩波愛蔵版ではアクロスティックになってなーい、だし。。。
「子供と大人の偕成社文庫」、字は少し大きめ、訳注もしっかりついてます。
2007年12月22日に日本でレビュー済み
アリスには 「不思議の国のアリス」と本作「鏡の国のアリス」と二作ある。「不思議の国のアリス」の方が ディズニーで映画化されたこともあり有名だが 内容的には「鏡の国のアリス」の方が数段深みがあると僕は思っている。
チェスを下敷きにしたことで 非常に知性的な雰囲気が漂っている点が心地良い。アリスが歩兵から女王に成り上がるというチェスのストーリーをまず キャロルは 一本筋として通している。
それに加えて マザーグースから引っ張り出してきた登場人物が楽しい。ハンプティダンプティなどは この作品で初めて知ったお方である。
さらに 独特の「寂しさ」が 通常低音のように流れている。本作は童話であるが いわば短調で書かれているかの趣がある。楽しいだけの話ではなく むしろ どこか哀しげな雰囲気がある。
こう考えると 本当は子供にはちょっと難しい童話なのかもしれない。ルイスキャロルが 自分の許から去っていくアリスを描いた作品だとも評されているのは そんなムードがあるからかもしれない。
チェスを下敷きにしたことで 非常に知性的な雰囲気が漂っている点が心地良い。アリスが歩兵から女王に成り上がるというチェスのストーリーをまず キャロルは 一本筋として通している。
それに加えて マザーグースから引っ張り出してきた登場人物が楽しい。ハンプティダンプティなどは この作品で初めて知ったお方である。
さらに 独特の「寂しさ」が 通常低音のように流れている。本作は童話であるが いわば短調で書かれているかの趣がある。楽しいだけの話ではなく むしろ どこか哀しげな雰囲気がある。
こう考えると 本当は子供にはちょっと難しい童話なのかもしれない。ルイスキャロルが 自分の許から去っていくアリスを描いた作品だとも評されているのは そんなムードがあるからかもしれない。
2009年7月15日に日本でレビュー済み
これが小さい頃実家にあったので、『ふしぎの国のアリス』より先にこちらに触れていました。きれいな文体にテニエルの挿絵、心の中できらきら輝く一番の愛読書でした。
幼い頃に繰り返し読んだせいで、「かわいい女の子はこうやって話すもの!」というくらい刷り込まれています。ちょっと昔の訳なので、当時の感覚はどうかわかりませんが、今読むとクラシックな英国への憧れや、少女らしいかわいらしさへのときめきを駆り立ててくれる、とても素敵な訳だと思います。
幼い頃に繰り返し読んだせいで、「かわいい女の子はこうやって話すもの!」というくらい刷り込まれています。ちょっと昔の訳なので、当時の感覚はどうかわかりませんが、今読むとクラシックな英国への憧れや、少女らしいかわいらしさへのときめきを駆り立ててくれる、とても素敵な訳だと思います。