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クラバート 単行本 – 1980/5/1
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- 本の長さ383ページ
- 言語日本語
- 出版社偕成社
- 発売日1980/5/1
- 寸法2.2 x 14 x 20 cm
- ISBN-104037261103
- ISBN-13978-4037261108
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商品の説明
商品説明
その声に従って水車場の見習となったクラバートは、昼は水車場の職人として働き、金曜の夜には12羽目のカラスとなって、親方から魔法を習うことになる。
『大どろぼうホッツェンプロッツ』や『小さい魔女』などで知られるオトフリート・プロイスラーが、ドイツとポーランドにまたがるラウジッツ地方の古い伝説を下敷きにして書いた『クラバート』。チェコのアニメ作家カレル・ゼマンによって映画化もされたこの物語は、ドイツ児童文学賞、ヨーロッパ児童文学賞などを受賞し、プロイスラー文学の頂点ともいわれる1冊である。
クラバートが足を踏み入れた水車場は、暗く多くの秘密を抱えた場所だ。新月の夜に現われる大親分の存在や復活祭の決まりごと。毎年の大晦日には仲間のひとりが犠牲となるなど、常に死の影がつきまとう。そこでの3年間の修行を経たクラバートは、「自分自身の意志の力と、ひとりの誠実な友の助力と、ひとりの娘の最後の犠牲をも覚悟した愛とによって」親方との対決を果たすことになるのだ。
宮崎駿が『千と千尋の神隠し』の下地としたという本書は、少年少女向きの軽いファンタジーではない。あらゆる世代を対象にした児童文学の枠を超える1冊である。(小山由絵)
著者について
登録情報
- 出版社 : 偕成社 (1980/5/1)
- 発売日 : 1980/5/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 383ページ
- ISBN-10 : 4037261103
- ISBN-13 : 978-4037261108
- 寸法 : 2.2 x 14 x 20 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 115,756位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 109位ドイツ文学 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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子どもには少しわかりにくい内容かもしれないが、ある程度大人になってから読むと、登場人物の言動が何を意味しているのか深読みできるようになり、面白く感じられると思う。例えば、聖歌隊の少女の白と、親方の黒が対比として意図的に描かれていることなどがそうだ。民話を元に作ったお話ということで、ある程度不思議さは残るがそこを楽しめる人はある程度深読みしたり、自分で想像する面白さを感じることができないと難しいかもしれない。
宮崎駿監督か、ジブリ関係者から出た文句なのだろうかとおもいますが。
千と千尋の神隠しの、働かされるところ、魔女が鴉になるところ、最後に選ぶところはたしかに通じますが、私にはさまで影響はないように見うけられますね。むしろ、そういうちょっとした発言にとらわれてしまうと、見えなくなってしまうものがあるのではないでしょうか。
『千と千尋の神隠し』はまた、柏葉幸子さんの『霧のむこうのふしぎな町』がもとになったといわれておりますが、むしろ霧のむこうのふしぎな町のほうが近いかんじがされますね。
本作は、宮崎駿監督作品でいえば、『ハウルの動く城』に色濃く出ておりますよね。
宮崎駿監督作品への影響はこのあたりにしておき。
単純におもしろかったですね。
腑に落ちない部分はありましたが、親方も人間臭くて。もう少し、親方のバックストーリーが欲しかったくらい。
親方の親方への言及も欲しかった。
娘がなぜクラバートを好きになったのか、いまひとつわからなかった。
訳も、残念なかんじですね。
とはいえ、それらを差し引いても、充分楽しめる、よいおはなしでした。
通常、ファンタジーには、“遍歴”が付きもののような気がしますが、この物語はその逆を行っています。
まさに、「中世」の香りを漂わせています。
「自由」の自覚と渇望、奴隷的境遇からの脱出・・・
一気に読ませる、平易で無駄のない直線的なストーリー展開で、人気が高いのも分かる気がします。
しかしそれだけでなく、表向きのストーリーの背後に、象徴的な深い意味を含む、大人向け児童文学なのかもしれません。
ただし、「魔法」となると、“ご都合主義”が、私には目につきました。
もちろん、すべてのファンタジーは、“ご都合主義”と表裏一体でしょう。
しかし、この物語においては、魔法それ自体に、何のひねりも華やかさも無いために、白けてしまいます。
また、物語の様々な設定が、ひどく不自然で、稚拙とさえ言えます。
多くのことが、物語の最後に至っても、きちんと説明されません。
ストーリーの背後関係まで、しっかり練られたプロットをもっているとは言い難いです。
例えば、そもそも、なぜ親方が徒弟たちに魔法を教えるのかすら、取って付けような話で、ストーリーとしての必然性が感じられません。
読後、一つ一つのシーンが、ある種の“ほの暗さ”を伴って、じわっと鮮明に思い起こされる作品ではあります。
しかし、私にとっては、何だか釈然としない、不思議な文学でした。