主人公トリスタン・コナーは2099年のニューヨークに住む14歳の少年。美人の恋人モラ・ワースもいて楽しい毎日を送っていた彼だが、大怪我をして病院に運ばれたところ、思いもかけないことを医師に言われる。トリスタンは両親の実の息子ではないというのだ。そんな時、誰かがコンピュータ・ウィルス「終末の日」を放ち、ニューヨークのあらゆるコンピュータを食いつくし、家の鍵からエレベータ、航空機など、なにもかもコンピュータ制御となっている未来の街は未曾有の大被害を受け、すごいスピードで壊滅してゆく。コンピュータの天才であるトリスタンはこのウィルスを食い止めようとコンピュータを駆使するうち、不思議なことを発見する。ウィルス製作者のDNAがトリスタンのDNAと一致するのだ・・・!
コンピュータの天才トリスタンVSウィルス「終末の日」製作者&その背後にいる人物という構図になっているが、それにネット保安局(警察)のタキ・シモダやコンピュータの天才少女ジェニアなどがからみ、2巻以降では月や火星、宇宙ステーションまで含む地球、そして人類の運命を彼やタキ・シモダが救えるのか?という話になってくる。
近未来の地球という設定になっており、全世界が統一されていたり火星や月にも人がすんでいたりで作者がいろいろな言葉をつくって多用しているが、そういう言葉が出てくるたびに本の上のほうに注釈が書いてあるので戸惑うことはない。
ジャンル分けするならSFということになるのだろうが、それにコンピュータハッキングが大いに絡んでいておもしろい。ハリウッドの大作映画を見ているようなスピード感のある楽しい作品。一気に読みたい。
星4つにしたが、5にはちょっと何か足りない気がするものの、本当は4.5にしたかった。
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終末の日 (2099恐怖の年 (Book1)) 単行本 – 2003/2/1
- 本の長さ217ページ
- 言語日本語
- 出版社偕成社
- 発売日2003/2/1
- ISBN-104037445107
- ISBN-13978-4037445102
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
全世界がコンピュータ管理されている2099年。トリスタンは自分の出生の秘密を探るうち、謎の組織の陰謀に巻き込まれていく。未知のウィルス「終末の日」とは? 近未来SFシリーズ第1巻。
登録情報
- 出版社 : 偕成社 (2003/2/1)
- 発売日 : 2003/2/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 217ページ
- ISBN-10 : 4037445107
- ISBN-13 : 978-4037445102
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,228,164位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,879位こどものSF・ファンタジー
- - 13,762位英米文学研究
- - 18,095位英米文学
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