舞台のユニークさも勿論ですが、それ以上にプレイヤーのロールプレイに楽しませて貰いました。
プレイヤーの順応力というか浸透力?が凄い。全員が全員しょっぱなからキャラ濃いし、かけあいも非常に面白くて時には悪ノリもするのに、全員が全員(この舞台を用意したGMがたびたび肩透かしをくらうほど)異常な環境にもまったく怯まずに、まっすぐ正面から「先生」やってる姿に、読んでる間じゅうニヤニヤさせられっぱなしでした。
ハートフルとか書くとちょっと恥ずかしいですが。でもハートフル。ほっこりする。
反面、こう善人ばかりが集まってここまで面白い読み物になるんだなあと少々意外な気もしました。(クリフとかの飛びぬけて壊れたキャラがいれば爆笑作品になるのは解るが)
願わくば、事件がどれだけ壮大になっていっても学校から離れず、学校生活部分を基本に置いてほしいなーと。ずっとそんな日常系リプレイだったらいいなと思う次第です。(GMは大変かと思いますが…笑)
個人的には気は優しくて力持ち(で知力ボーナス0)なソルと、チート寮母さんがお気に入り。
次巻、首を長くして待っています。
イラストもスッキリ見やすく、非常にきれいな絵を描かれる絵師さんで作品にもあっていてとてもよいと思います。冒頭の見開きイラスト(料理してたり空を見上げてたりするアレです)がすごく目を惹いて、一気にキャラクターとイラストが合致させられました。
キャラシートの立ち絵も完成度高くて、是非カラーで拝みたいですね。
ただひとつだけ気になったのが、巻末に別絵師さんの漫画が差し込まれているところで、コレ必要あったのかなあと。
中島鯛さんご自身の絵はぞんざいズで親しみもあり好きですが、今回の絵師さんとはイメージが違いますし、そうなると同じキャラ描かれてもいまいち一致しない。
これがベーテ作品での双葉ますみさんならば180度違うギャグ調で別個のものとして楽しめますが、そうでもなく……正直あんま面白くないし、口調やなんかでキャラちがくね?という違和感のほうが強かった。
辛口になってすみませんが、一巻目からこういうの入れるとせっかくの世界観をブレさせる一因になるのでなかったほうがよかったです。ネットとかで媒体を分けたら気にならなかったんでしょうけども。
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ソード・ワールド2.0 リプレイ 竜の学舎と守護者たち (1) (ドラゴンブック) 文庫 – 2014/10/18
空を横切る竜刃星。三千年ぶりの観測に、フェイダン地方・エイデル島での調査依頼を受けた5人の冒険者が訪れた先は……幻獣の子供たちが通う賑やかな学校で! ? リプレイの女王・秋田みやびの新シリーズスタート!
- 本の長さ343ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA/富士見書房
- 発売日2014/10/18
- ISBN-104040703650
- ISBN-13978-4040703657
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA/富士見書房 (2014/10/18)
- 発売日 : 2014/10/18
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 343ページ
- ISBN-10 : 4040703650
- ISBN-13 : 978-4040703657
- Amazon 売れ筋ランキング: - 729,227位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 494位富士見ドラゴンブック
- - 102,207位趣味・実用
- - 156,195位文庫
- カスタマーレビュー:
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2014年10月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
キャンペーン初っ端なので、キャラメイク部分も見所、論文捏造とか(もう既にちょっと古いが)時事ネタを混ぜたり、
新種族(ソレイユ、ヴァルキリー)、新宗教(フェトル)が入ったりと新鮮。
シナリオ一つ目:
カイン・ガラから帳の島エイデルへ、教師派遣の名目で赴任する一行、
キャラメイク部分だけだと、駄目人間パーティな感じかと思いましたが、
誘拐された幻獣の返還に、人質救出と実際の行動は善良なヒーローそのもの。
胡散臭い行動をする青年から情報を引き出したり、
幻獣の返還に絡んで自分達の行動が異文化圏で誤解を招かないように注意して立ち回るなど、
クレバーというより聡明さを感じさせる部分もあり、これまでのリプレイとはまた違った個性が楽しめそうです。
シナリオ二つ目:
ユニコーンにグリフォンと、ほとんど無法地帯のちび幻獣をつれての遠足ミッション。
当然のようにトラブルは発生するのですが、
事前に下見したり、迷子防止に草を刈ったり、魔剣の迷宮発見時は生徒の安全に配慮したりと、一話目でみせた聡明さは健在。
魔剣の迷宮から、超強力な寮母さんをお迎えいたしましたとさ。
シナリオ三つ目:
幻獣の可愛い恋模様を打ち砕くPCの台詞とラスボスの面白さに尽きる、
特にラスボスは、ドラゴンレイドシリーズの中では後発である事を利用した捻りが笑いを誘う。
あれが初めのリプレイで出てきても面白くもなんとも無いけど、3シリーズ目だからこそウケるネタを繰り出したGMは流石。イリゲーター。
今後のキャンペーンでの中ボスになりそうな悪役キャラも出てきて、次巻に期待です。
新種族(ソレイユ、ヴァルキリー)、新宗教(フェトル)が入ったりと新鮮。
シナリオ一つ目:
カイン・ガラから帳の島エイデルへ、教師派遣の名目で赴任する一行、
キャラメイク部分だけだと、駄目人間パーティな感じかと思いましたが、
誘拐された幻獣の返還に、人質救出と実際の行動は善良なヒーローそのもの。
胡散臭い行動をする青年から情報を引き出したり、
幻獣の返還に絡んで自分達の行動が異文化圏で誤解を招かないように注意して立ち回るなど、
クレバーというより聡明さを感じさせる部分もあり、これまでのリプレイとはまた違った個性が楽しめそうです。
シナリオ二つ目:
ユニコーンにグリフォンと、ほとんど無法地帯のちび幻獣をつれての遠足ミッション。
当然のようにトラブルは発生するのですが、
事前に下見したり、迷子防止に草を刈ったり、魔剣の迷宮発見時は生徒の安全に配慮したりと、一話目でみせた聡明さは健在。
魔剣の迷宮から、超強力な寮母さんをお迎えいたしましたとさ。
シナリオ三つ目:
幻獣の可愛い恋模様を打ち砕くPCの台詞とラスボスの面白さに尽きる、
特にラスボスは、ドラゴンレイドシリーズの中では後発である事を利用した捻りが笑いを誘う。
あれが初めのリプレイで出てきても面白くもなんとも無いけど、3シリーズ目だからこそウケるネタを繰り出したGMは流石。イリゲーター。
今後のキャンペーンでの中ボスになりそうな悪役キャラも出てきて、次巻に期待です。
2014年10月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
秋田GMのもふもふ・けもけもマスターという側面をこよなく愛する読者として、幸せな気分で読みました。
幻獣たちの住む島エイデル、そこで幻獣たちに囲まれるというなんだか夢のような冒険者ライフ。
絵面を想像するだけでもわくわくするような話でした。タイトルの「竜の学舎」はどういう意味だろうどんな学校だろう、と読む前に想像したりしましたが、そうか〜こういうことか!とか。この寄宿舎にはお邪魔してみたい、とか。
PCの一人はかつての某ヒース氏を彷彿とさせるネーミングセンスの持ち主で、今のところ彼が一番目立っている感じですが、他のPCも個性的。一人一人を見ると大なり小なり胡散臭さがありますが、パーティとしての行動には清々しさをとても感じました。読んでて気分が良かったのは、それも大きかったと思います。
ちょっと何気に出てきただけの言葉がどんどんキーワード化してNPCの個性を決定づけていくあたりは、ライヴ感があって楽しかったです。
そして楽しいだけでは終わらない、不穏さもじわじわ漂わせつつの第1巻。続きが早く読みたい。
幻獣たちの住む島エイデル、そこで幻獣たちに囲まれるというなんだか夢のような冒険者ライフ。
絵面を想像するだけでもわくわくするような話でした。タイトルの「竜の学舎」はどういう意味だろうどんな学校だろう、と読む前に想像したりしましたが、そうか〜こういうことか!とか。この寄宿舎にはお邪魔してみたい、とか。
PCの一人はかつての某ヒース氏を彷彿とさせるネーミングセンスの持ち主で、今のところ彼が一番目立っている感じですが、他のPCも個性的。一人一人を見ると大なり小なり胡散臭さがありますが、パーティとしての行動には清々しさをとても感じました。読んでて気分が良かったのは、それも大きかったと思います。
ちょっと何気に出てきただけの言葉がどんどんキーワード化してNPCの個性を決定づけていくあたりは、ライヴ感があって楽しかったです。
そして楽しいだけでは終わらない、不穏さもじわじわ漂わせつつの第1巻。続きが早く読みたい。
2014年10月19日に日本でレビュー済み
ドラゴンレイド・リプレイ展開第三弾は学園もの。しかしただの学園ものにあらず。
普通学園ものとくれば生徒、なわけだが、ぞんざい勇者との差別化もあるのか、今回は教師ものである。
しかも生徒は半分が幻獣。けもけも大好きGMの妄想を具現化したかのような理想郷がここに!
しかしキャラメイクから語られるのはSW2.0における重大な問題。すなわちパンツの問題であった。
替えパンツにコストを支払う必要性を語る人々。
まあ別のリプレイではヘビースモーカーが煙草を買いだめしてはいたが。
人と幻獣が交流する島エイデル。学園都市カイン・ガラはこの目と鼻の先の島との異文化交流の為に分校を建てる事を計画。
しかし先任校長がやり過ぎてしまい、新たな人材を派遣する事になった。
論文失敗で居所を無くしかけているエルフ学生ラーク。
自称スーパーマルチクリエイターのヒキコモリナイトメア・ダニエル。
天気予報が得意なのにカイン・ガラではあんまり意味がないヴァルキリー・イエッタ。
寒い地方に来てしまった護衛役のソレイユ・ソル。
同じく編み物が得意な護衛役フィユ。
だが、エイデルでは今、幻獣の雛が誘拐されたり、魔剣の迷宮がぽこっとできたり、かなりヤバい宗派の隠れ神官がドラゴンを狙って侵入したりしていた。
五人は子供たち(幻獣含む)を守るため、教師として護衛として奮闘する。
どうにもソレイユのソルとスーパーマルチクリエイターが目立ってしまう。
第一弾第二弾リプレイは先の見えない壮大な展開を予想させるが、こちらは別の意味で先の見えないけもけもリプレイである。GMがどれだけ自分の欲望に忠実に物語を進めていくかが注目かも。
普通学園ものとくれば生徒、なわけだが、ぞんざい勇者との差別化もあるのか、今回は教師ものである。
しかも生徒は半分が幻獣。けもけも大好きGMの妄想を具現化したかのような理想郷がここに!
しかしキャラメイクから語られるのはSW2.0における重大な問題。すなわちパンツの問題であった。
替えパンツにコストを支払う必要性を語る人々。
まあ別のリプレイではヘビースモーカーが煙草を買いだめしてはいたが。
人と幻獣が交流する島エイデル。学園都市カイン・ガラはこの目と鼻の先の島との異文化交流の為に分校を建てる事を計画。
しかし先任校長がやり過ぎてしまい、新たな人材を派遣する事になった。
論文失敗で居所を無くしかけているエルフ学生ラーク。
自称スーパーマルチクリエイターのヒキコモリナイトメア・ダニエル。
天気予報が得意なのにカイン・ガラではあんまり意味がないヴァルキリー・イエッタ。
寒い地方に来てしまった護衛役のソレイユ・ソル。
同じく編み物が得意な護衛役フィユ。
だが、エイデルでは今、幻獣の雛が誘拐されたり、魔剣の迷宮がぽこっとできたり、かなりヤバい宗派の隠れ神官がドラゴンを狙って侵入したりしていた。
五人は子供たち(幻獣含む)を守るため、教師として護衛として奮闘する。
どうにもソレイユのソルとスーパーマルチクリエイターが目立ってしまう。
第一弾第二弾リプレイは先の見えない壮大な展開を予想させるが、こちらは別の意味で先の見えないけもけもリプレイである。GMがどれだけ自分の欲望に忠実に物語を進めていくかが注目かも。
2014年10月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
このGMさんのリプレイシリース読むのはへっぽこやフェアリーセイバー含めると5作目になりますが、
実にらしいキャンペーンだなと感じる一冊、学園要素や保護者ネタが地味に多いマスターさんだなと。
シナリオそのものは序盤なのでプレイヤ−の状況ネタとフォーリンの顔見せシナリオで今巻はおしまい
キャラメイクは一般技能に若干のレギュレーションはあるもののほぼデフォルトメイク。
新種のソレイユやヴァルキリーもいてロールプレイ要素としては活きているが、
サイコロゲームとしては所詮初期作成キャラなんで正直見飽きた戦闘シーンになのは残念。
収録話数は3話で本文だけで300頁超あり、
最近2話収録で300頁未満で刊行されてるケースが多かったのでこれは一寸うれしい。
その反面というわけではないが、いつも買っていた書店に今巻の在庫がなかった、
偶々先に買われただけならよいが入荷がなかったとしたらと一抹の不安が・・・
実にらしいキャンペーンだなと感じる一冊、学園要素や保護者ネタが地味に多いマスターさんだなと。
シナリオそのものは序盤なのでプレイヤ−の状況ネタとフォーリンの顔見せシナリオで今巻はおしまい
キャラメイクは一般技能に若干のレギュレーションはあるもののほぼデフォルトメイク。
新種のソレイユやヴァルキリーもいてロールプレイ要素としては活きているが、
サイコロゲームとしては所詮初期作成キャラなんで正直見飽きた戦闘シーンになのは残念。
収録話数は3話で本文だけで300頁超あり、
最近2話収録で300頁未満で刊行されてるケースが多かったのでこれは一寸うれしい。
その反面というわけではないが、いつも買っていた書店に今巻の在庫がなかった、
偶々先に買われただけならよいが入荷がなかったとしたらと一抹の不安が・・・