・TRPGが初めての人に向けた書き方・構成が徹底されており読みやすい。
・ゲームブック調の進行がわかりやすく、幕間でそれを膨らませてオリジナルのストーリーを形作っていくのが楽しい。
・判定の際にダイスをキープしておくことで、運の要素だけには左右されない戦略的な楽しみ方ができる。
・キャラメイクが簡単。一方で設定の材料となる要素はたくさん用意されており、ダイスを振るだけで「濃い」キャラクターができてゆく。
・世界観が作り込まれており、敵やシナリオの雰囲気が良い。
・色々なシナリオを作りたくなる。シナリオをカードにまとめ、セッションのためにそろえたりするのが少し大変そうではあるが、サイフィクの作品と労力はそれほど変わらない。
・『インセイン』との違いを気にする人も多いが、『インセイン』は各プレイヤーにハンドアウトが与えられている中での探り合いが主。展開の選択やキャラクター同士の関係性に主眼を置き、「物語を作る」ゲームに仕上げている本作は、(共通する要素こそ採用しているものの)全くの別物であると言える。
・『クトゥルフTRPG』は技能の取り方や能力値でキャラの個性を想像・演出していくが、本作は直接的に「設定」を選びながらキャラメイクをするため、ダイスを振るだけで個性の大部分が演出されている。また「狂気」に大きなメリットとデメリットがあり、強さと危うさの綱渡りを楽しむ個性的な発狂を実現している。
エラッタが多いので遊ぶ際は注意も必要ですが、「初心者」をしっかり見据えた意欲作であり、様々な心の闇を反映した、様々なシナリオが世に溢れて欲しいと思わせる。
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クラヤミクライン 単行本 – 2018/4/20
芥邉 雨龍/冒険企画局
(著),
高木 正文(株式会社ディー・エヌ・エー )
(イラスト)
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日常から足を踏み外した、狂気と恐怖の支配する物語を体感しよう。
平穏な日常のすぐ隣に潜む異界。まるでホラー映画や恐怖小説のように、殺人鬼、怨霊……あらゆる怪異が徘徊する異世界から、キミは逃れることができるか!?
平穏な日常のすぐ隣に潜む異界。まるでホラー映画や恐怖小説のように、殺人鬼、怨霊……あらゆる怪異が徘徊する異世界から、キミは逃れることができるか!?
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2018/4/20
- 寸法12.9 x 2 x 18.3 cm
- ISBN-104040726642
- ISBN-13978-4040726649
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対象商品: クラヤミクライン
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6
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価格 | ¥1,760¥1,760 | ¥996¥996 | ¥2,420¥2,420 |
内容紹介 | 平穏な日常のすぐ隣に潜む異界。まるでホラー映画や恐怖小説のように、殺人鬼、怨霊……あらゆる怪異が徘徊する異世界から、キミは逃れることができるか!? | 新怪異に新狂気、新たなデータが満載された「クラヤミクライン」ルールブック第二弾が登場! 日常と薄皮一枚隔てた異世界で、さらなる恐怖と狂気に満ちた体験に触れてみよう。君は生き延びることができるか。 | 新怪異に新狂気、新たなデータが満載された「クラヤミクライン」ルールブック第三弾が登場! WEB上や口頭で広がるジャパニーズ・ホラーの代名詞・都市伝説を扱い、身近で危険な恐怖に挑む。 |
商品の説明
著者について
●芥邉 雨龍/冒険企画局:冒険企画局所属のゲームデザイナー/シナリオライター。主な作品に『15(The FIFTEEN)』、『神話創世RPG アマデウス』(一部シナリオ執筆)など。
●高木 正文(株式会社ディー・エヌ・エー ):株式会社ディー・エヌ・エー所属のイラストレーター。主な担当作品に『首折り姫の嗤う島』(著:雨宮黄英/発売元:株式会社エブリスタ)、ゲーム『メギド72』(DeNA)など。
●高木 正文(株式会社ディー・エヌ・エー ):株式会社ディー・エヌ・エー所属のイラストレーター。主な担当作品に『首折り姫の嗤う島』(著:雨宮黄英/発売元:株式会社エブリスタ)、ゲーム『メギド72』(DeNA)など。
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2018/4/20)
- 発売日 : 2018/4/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 256ページ
- ISBN-10 : 4040726642
- ISBN-13 : 978-4040726649
- 寸法 : 12.9 x 2 x 18.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 239,737位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,753位ゲーム攻略・ゲームブック
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年4月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ゲームブック形式は良い。
でも……ちょっと短いかな。
リプレイはもちろん刊行されるんだよね?
それと『インセイン』の立場は?
「改良」でも「改悪」でもなく……「続編」?
ショートストーリーならインセインでも、と思ってしまう。
続刊に期待。
追記。
キャラクターシート説明で思いっきり誤植があるんじゃないのか?
これって、修正晩を出さなきゃいけないレベルでは?
さらに追記。
初版分は勧めない。
頼むから、校正マンを雇ってくれ。それに尽きる。
でも……ちょっと短いかな。
リプレイはもちろん刊行されるんだよね?
それと『インセイン』の立場は?
「改良」でも「改悪」でもなく……「続編」?
ショートストーリーならインセインでも、と思ってしまう。
続刊に期待。
追記。
キャラクターシート説明で思いっきり誤植があるんじゃないのか?
これって、修正晩を出さなきゃいけないレベルでは?
さらに追記。
初版分は勧めない。
頼むから、校正マンを雇ってくれ。それに尽きる。
2018年7月23日に日本でレビュー済み
TRPGとして見るとTRPGではないし、アドベンチャーゲームを無電源で遊ぶと考えるには自由度が高い。
なんとも位置づけの難しい冒険企画局の新作である。
星3としているが、これは新作TRPGとして期待していた部分に対する肩透かし分の星2マイナスであり、このゲーム単体はとてもおもしろく軽快なものである。
「TRPG」ではなく、別種のジャンルの遊びだと思えば(多数の誤植を踏まえた上でも)星4か5をつけて良い傑作である。
■世界設定
現代である。だが怪奇現象が起こるし、怪異も出る。以上。
これで導入が完了する。
ヘビィな世界観を望む既存プレイヤーにとっては極めて物足りないが、クラヤミクライン全体から漂う「古参は来るな、これは新参の為のゲームだ」という雰囲気から分かるように、そもそものターゲット層に既存プレイヤーは入っていないのである。
これは動画から入ってきた新たなユーザー層の為のゲームであり、事実、それは成功しているように思える。
導入が簡単であれば、新規ユーザーは説明で眠くならずにゲームに参加出来る。これは説明が長い古参TRPGユーザーへのアンチテーゼなのかもしれない。
■システム面
選択肢形式のアドベンチャーゲーム。
こう説明すると、最もニュアンスが伝わりやすいだろう。
非常に軽量で、コンベンションで回すなら一日で5周は手堅い。
反面、全く遊んだ気がしないという難点もあるが、これは仕方のないことだろう。
すぐ遊べる、すぐ覚えられるシステムなのだから。
■誤植
二版を待つ。
■総合して
最近のユーザーはこういうものを好むのだ、ということを知る為にも、全員一度遊ぶべきである。
守りに入ってサイフィクしか出していなかった冒険企画局から、こんな傑作が飛び出してくるとは正直思っていなかった。
なんとも位置づけの難しい冒険企画局の新作である。
星3としているが、これは新作TRPGとして期待していた部分に対する肩透かし分の星2マイナスであり、このゲーム単体はとてもおもしろく軽快なものである。
「TRPG」ではなく、別種のジャンルの遊びだと思えば(多数の誤植を踏まえた上でも)星4か5をつけて良い傑作である。
■世界設定
現代である。だが怪奇現象が起こるし、怪異も出る。以上。
これで導入が完了する。
ヘビィな世界観を望む既存プレイヤーにとっては極めて物足りないが、クラヤミクライン全体から漂う「古参は来るな、これは新参の為のゲームだ」という雰囲気から分かるように、そもそものターゲット層に既存プレイヤーは入っていないのである。
これは動画から入ってきた新たなユーザー層の為のゲームであり、事実、それは成功しているように思える。
導入が簡単であれば、新規ユーザーは説明で眠くならずにゲームに参加出来る。これは説明が長い古参TRPGユーザーへのアンチテーゼなのかもしれない。
■システム面
選択肢形式のアドベンチャーゲーム。
こう説明すると、最もニュアンスが伝わりやすいだろう。
非常に軽量で、コンベンションで回すなら一日で5周は手堅い。
反面、全く遊んだ気がしないという難点もあるが、これは仕方のないことだろう。
すぐ遊べる、すぐ覚えられるシステムなのだから。
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最近のユーザーはこういうものを好むのだ、ということを知る為にも、全員一度遊ぶべきである。
守りに入ってサイフィクしか出していなかった冒険企画局から、こんな傑作が飛び出してくるとは正直思っていなかった。
2018年5月21日に日本でレビュー済み
日常生活の中で、運悪く怪異に狙われた者となって『恐い話』を体験するホラーRPG。
主人公たちはごく普通の一般人ですが、ひとつだけ特別な能力を持っています。
それは、異世界からの侵蝕という影響を受けることで、「発狂」を宣言できるということです。
発狂することで、判定とダメージについて有利になり、「真相」という情報を自動的に獲得できます(「真相」は、他の方法では調査することができません)。
ゲームの進行は「テーブルトークRPG」というよりも「ノベルゲーム」という感覚になります。
進行役(GM)は各章の物語をシナリオカードの形にして、主人公たちに提示します。
物語は「序章」「本章」「終章」と進行して行きますが、特徴的なのは本章が「二択を行なう第1~3章」によって構成されていることです。
例えば「右の道に行くか左の道に行くか」「知人からの呼び出しに応じるか断るか」というように、とにかく二択となっている選択肢を、3回分選ぶことで本章が終了します。
そして、終章になると自動的に、怪異との戦闘を行ないます。
お分かりになると思いますが、「主人公からの自発的な行動提案」を受け付けるようにはできていません。
『クトゥルフ神話TRPG』との大きな差異として、キャラクターに技能がないということも挙げておきます。
判定に使われるのは3種類の能力値(頭脳・精神・肉体)のみになります。
「私は○○なので××は得意だ」という、探索者の活躍のさせ方はできません。
サンプルシナリオのプレイでも、淡々と進行して盛り上がるのが難しかったです。☆ふたつ。
主人公たちはごく普通の一般人ですが、ひとつだけ特別な能力を持っています。
それは、異世界からの侵蝕という影響を受けることで、「発狂」を宣言できるということです。
発狂することで、判定とダメージについて有利になり、「真相」という情報を自動的に獲得できます(「真相」は、他の方法では調査することができません)。
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進行役(GM)は各章の物語をシナリオカードの形にして、主人公たちに提示します。
物語は「序章」「本章」「終章」と進行して行きますが、特徴的なのは本章が「二択を行なう第1~3章」によって構成されていることです。
例えば「右の道に行くか左の道に行くか」「知人からの呼び出しに応じるか断るか」というように、とにかく二択となっている選択肢を、3回分選ぶことで本章が終了します。
そして、終章になると自動的に、怪異との戦闘を行ないます。
お分かりになると思いますが、「主人公からの自発的な行動提案」を受け付けるようにはできていません。
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判定に使われるのは3種類の能力値(頭脳・精神・肉体)のみになります。
「私は○○なので××は得意だ」という、探索者の活躍のさせ方はできません。
サンプルシナリオのプレイでも、淡々と進行して盛り上がるのが難しかったです。☆ふたつ。