ざっくり言うと、魔法が発展している国と機械が発展している国が長らく戦闘を続けていて、両軍のエースにして宿敵、竜に変身できる少年と、最強のロボットに乗る少女が互いの正体に気づかないまま出会ってしまう、というお話。
機械VS魔法、ロボットVS幻獣のバトルシーンはケレン味も効いていてガッツリ食べ応え十分です。
ネタバレは避けつつ、世界の謎、二人の関係等々テンポよく伏せ札が開示され、クライマックスまで持って行かれる印象で、ひねた読み方に偏りがちな自分としては久しぶりに楽しく読書ができました。
一巻限りの全力疾走……と言わず、続きも期待しております
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名もなき竜に戦場を、穢れなき姫に楽園を (ファンタジア文庫) 文庫 – 2018/9/20
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購入オプションとあわせ買い
全てが価値を失う戦場で、少年と少女は戦う。己の証を刻むため。
死を喰らう竜騎兵クロト。最新兵器を操る機械の姫ロア。魔導王国と機械帝国が争い続ける戦場で、戦争を終わらせるため戦う二人の運命が、戦場以外の場所で交差するとき、彼らは己が戦う意味、真の願いと向き合う――
死を喰らう竜騎兵クロト。最新兵器を操る機械の姫ロア。魔導王国と機械帝国が争い続ける戦場で、戦争を終わらせるため戦う二人の運命が、戦場以外の場所で交差するとき、彼らは己が戦う意味、真の願いと向き合う――
- 本の長さ340ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2018/9/20
- 寸法10.5 x 1.8 x 15 cm
- ISBN-104040728688
- ISBN-13978-4040728681
商品の説明
著者について
●ミズノアユム:第26回冬期ファンタジア大賞<金賞>を受賞し、「死線世界の追放者」でデビュー。
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2018/9/20)
- 発売日 : 2018/9/20
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 340ページ
- ISBN-10 : 4040728688
- ISBN-13 : 978-4040728681
- 寸法 : 10.5 x 1.8 x 15 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 971,750位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 3,655位富士見ファンタジア文庫
- - 194,984位文庫
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2018年9月27日に日本でレビュー済み
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2019年8月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
話のながれは読みやすい。けど最後のほうが急いで締めた感じがある。
2018年9月23日に日本でレビュー済み
魔導王国「ジグローゼス」の最強にして最悪の戦力《屍喰竜》に転身する少年兵・クロト。
機械帝国「メフィエラ」の最高にして最新鋭の機体《レシュノルティア》を駆る人造少女・ロア。
両国の戦場「名前のない荒野」を舞台に、少年と少女が出会い、戦い、未来へと手を伸ばすお話。
まず目を惹くのは、戦闘描写。
少年兵たちが転身するジグローゼスの《獣騎兵》と近代兵器を使いこなすメフィエラの《機械兵》の戦い、
それらすべてを振り切る、両国の最強戦力《死喰竜》と《レシュノルティア》の圧倒的規模の頂上バトルが、
無慈悲に血と命を散らしながら、しかしあまりにも美しく映像を想起させられる、圧倒的筆致で描かれます。
ラストバトルの両者などは、黒と銀の影が赤や青を咲かせながら踊るダンスのように思える、珠玉のワンシーンでした。
「最強の竜VS最強のメカ」という男の子ゴコロをくすぐられる対決に心躍る貴方の期待に応え、今まではそうでなかった貴方の新境地を開拓すること間違いありません。
また、主人公・クロトとヒロイン・ロアの関係性も大変素敵でした。
敵国同士の最強戦力であり、互いに姿を知らぬまま何度も戦ってきた相手と、ふとしたきっかけで、正体に気づかないまま知り合ってしまう二人。
クロトはロアの高飛車で世間知らずな言動に振り回され、ロアもクロトの露悪的な態度に辟易しつつ、
それでも必要に迫られ協力関係を結ぶうちに、思ってもいなかった情を互いに抱いていく、こちらも王道のボーイ・ミーツ・ガールが展開されます。
特に中盤のデートシーン(としか思えない異境探索シーン)などはニヤニヤしっぱなしで、とても楽しませてもらいました。
「圧倒的バトル」と「ボーイ・ミーツ・ガール」の二つの魅力が、「百年以上続く戦争に隠された両国の真実」という謎解きを縦軸に展開され、
300ページ超のボリュームの本作を、ほぼ休憩なしに一気に読まされてしまいました。
これだけダイナミックに話を展開しているのにまったくダレずに読まされてしまったのは、ひとえに作品世界に引き込む魅力と、サクサク読み進めさせてくれる文章力の賜物でしょう。
さながら劇場の大スクリーンで見るド迫力の二時間映画のような、素晴らしい満足感でした。
あまりに綺麗に話が終結している点は、どんなひとにも薦めやすいというメリットがありつつ、続きはないのだろうか……!とそわそわしてしまうデメリットもありつつ……(笑)
機械帝国「メフィエラ」の最高にして最新鋭の機体《レシュノルティア》を駆る人造少女・ロア。
両国の戦場「名前のない荒野」を舞台に、少年と少女が出会い、戦い、未来へと手を伸ばすお話。
まず目を惹くのは、戦闘描写。
少年兵たちが転身するジグローゼスの《獣騎兵》と近代兵器を使いこなすメフィエラの《機械兵》の戦い、
それらすべてを振り切る、両国の最強戦力《死喰竜》と《レシュノルティア》の圧倒的規模の頂上バトルが、
無慈悲に血と命を散らしながら、しかしあまりにも美しく映像を想起させられる、圧倒的筆致で描かれます。
ラストバトルの両者などは、黒と銀の影が赤や青を咲かせながら踊るダンスのように思える、珠玉のワンシーンでした。
「最強の竜VS最強のメカ」という男の子ゴコロをくすぐられる対決に心躍る貴方の期待に応え、今まではそうでなかった貴方の新境地を開拓すること間違いありません。
また、主人公・クロトとヒロイン・ロアの関係性も大変素敵でした。
敵国同士の最強戦力であり、互いに姿を知らぬまま何度も戦ってきた相手と、ふとしたきっかけで、正体に気づかないまま知り合ってしまう二人。
クロトはロアの高飛車で世間知らずな言動に振り回され、ロアもクロトの露悪的な態度に辟易しつつ、
それでも必要に迫られ協力関係を結ぶうちに、思ってもいなかった情を互いに抱いていく、こちらも王道のボーイ・ミーツ・ガールが展開されます。
特に中盤のデートシーン(としか思えない異境探索シーン)などはニヤニヤしっぱなしで、とても楽しませてもらいました。
「圧倒的バトル」と「ボーイ・ミーツ・ガール」の二つの魅力が、「百年以上続く戦争に隠された両国の真実」という謎解きを縦軸に展開され、
300ページ超のボリュームの本作を、ほぼ休憩なしに一気に読まされてしまいました。
これだけダイナミックに話を展開しているのにまったくダレずに読まされてしまったのは、ひとえに作品世界に引き込む魅力と、サクサク読み進めさせてくれる文章力の賜物でしょう。
さながら劇場の大スクリーンで見るド迫力の二時間映画のような、素晴らしい満足感でした。
あまりに綺麗に話が終結している点は、どんなひとにも薦めやすいというメリットがありつつ、続きはないのだろうか……!とそわそわしてしまうデメリットもありつつ……(笑)
2018年12月4日に日本でレビュー済み
荒いところもあるが、かなり面白かった。
蛇足になってしまう可能性もあるだろうけど、続きがあったらぜひ読みたい。
蛇足になってしまう可能性もあるだろうけど、続きがあったらぜひ読みたい。
2021年7月20日に日本でレビュー済み
さらっと一読で終了。伏線が回収し切れておらず、消化不良でした。
ロード・エルメロイII世の事件簿に影響を受けたんだろうなあ(笑)と思わせる描写が度々出てきて、商業作品としてはどうなのか……。
ロード・エルメロイII世の事件簿に影響を受けたんだろうなあ(笑)と思わせる描写が度々出てきて、商業作品としてはどうなのか……。
2018年9月25日に日本でレビュー済み
魔導王国の少年と機械帝国の少女.敵国同士の二人が出会ったのは不可思議な場所.
言葉も違えば文化も,そして戦う理由すらも違う彼らが,会うたびに憎まれ口を叩き,
それぞれの思いを元に戦争を終わらせるべく衝突,そして進むボーイ・ミーツ・ガール.
その二国を巡る遙か昔,そして現代へと繋がる,魔法と科学が入り混じった秘密や,
さらには戦争を終わらせることをよしとしない,双方の事情は興味深かったのですが,
世界の『ひずみ』に気付くあたりから,ゴチャつき,駆け足で畳まれたように映ります.
また,あえてなのか紙幅の都合なのか,あの人やあのことなど未回収のものが目立ち,
想像はつくのですが,背景や情報が端折られたようで,結果,唐突に感じてしまいます.
そのため,中には入り込めず,意味深だった部分も消化不良で終わってしまった印象です.
言葉も違えば文化も,そして戦う理由すらも違う彼らが,会うたびに憎まれ口を叩き,
それぞれの思いを元に戦争を終わらせるべく衝突,そして進むボーイ・ミーツ・ガール.
その二国を巡る遙か昔,そして現代へと繋がる,魔法と科学が入り混じった秘密や,
さらには戦争を終わらせることをよしとしない,双方の事情は興味深かったのですが,
世界の『ひずみ』に気付くあたりから,ゴチャつき,駆け足で畳まれたように映ります.
また,あえてなのか紙幅の都合なのか,あの人やあのことなど未回収のものが目立ち,
想像はつくのですが,背景や情報が端折られたようで,結果,唐突に感じてしまいます.
そのため,中には入り込めず,意味深だった部分も消化不良で終わってしまった印象です.