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どうして僕はこんなところに (角川文庫) 文庫 – 2012/6/22

4.6 5つ星のうち4.6 16個の評価

旅を愛し、特異な眼差しで世界を凝視し続けた永遠の旅人ブルース・チャトウィン。偉大なる冒険家にして天才紀行作家が最後に残した自選短編集。
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商品の説明

著者について

1940年イギリス、シェフィールド生まれ。77年に最初の紀行小説「パタゴニア」を発表。87年の「ソングライン」がベストセラーに。89年に48歳の若さで夭逝。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012/6/22)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2012/6/22
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 521ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4041000297
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4041000298
  • カスタマーレビュー:
    4.6 5つ星のうち4.6 16個の評価

著者について

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ブル−ス・チャトウィン
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カスタマーレビュー

星5つ中4.6つ
5つのうち4.6つ
16グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2015年12月15日に日本でレビュー済み
紀行文学者と言われるのが大嫌いらしいチャトウィン。
たしかに彼は本業は鑑定士であり、どっちかというと学者肌。
でも「パタゴニア」を読んだだけだと、完全に世の言う紀行文学者だと思えてしまう。

だがこの著作はまさしくチャトウィンの人なりが滲み出ている。
ものすごい交友関係、あふれる知識、そしてただならぬセンス・・・
やはり、チャトウィンはただの紀行文学者とは違うのだ。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年2月16日に日本でレビュー済み
一部の読書好きにとっては、ある意味、「伝説的」とも言える作家のアンソロジー。特に、最初で最後の自選作品集というのが値打ち。
ただ、『
パタゴニア 』『 ソングライン 』(個人的には、めるくまーる版の方が好き)といった代表作に比べると、まとまりにかけるとも言える。しかし、それでも充分に面白い。

単行本は1999年に出ており、刊行当時読んだのだが、最近になって改めて見てみると、当時は私自身の勉強不足で、興味の範疇になかったナジェーダ・マンデリシュタームに会ったりしているし、エルンスト・ユンガーの日記についても書いている。また、偶然の所産だが、ペナンでクーデターに遭遇して書いた文章も興味深い。
「アフガニスタン哀歌」を読んでいると、文中で「傑作」としているロバート・バイロンの『オクシアーナへの道』を読みたくてたまらなくなる(オルハン・パムク氏が同書だったか、オクシアーナだったかについて作中で触れていた記憶がある)。これだけ中東やアフガニスタンのニュースが多いのだから、どこか翻訳してくれないだろうか。
30代から48歳で死ぬ前の年までの文章が集められているが、驚くほどの「成熟」を感じる。これだけの作品や文章を書く作家、日本ではそうそうお目にかかれない。

なお、著者はサザビーズに就職し、20代の頃は美術鑑定士としても活躍している。本書でも美術に関する記述がいくつかある。サザビーズ当時の、モームとのエピソードが『
印象派はこうして世界を征服した 』に書かれている。その部分、なかなか面白い。そして、男女どちらにもモテたということだが、表紙を見ると、なるほどと思わざるを得ない。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2003年4月19日に日本でレビュー済み
この本は、彼が活躍していたいろんな分野での文章を集めたもので、彼のいろんな側面がわかって面白い。しかし、逆に統一したテーマがないので物足りない面が残った。そういう意味で、統一したテーマを扱った「ソングライン」を早く読みたいので、早く増刷して欲しい。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年5月19日に日本でレビュー済み
旅することに魅せられて、または憧れている人なら、一度はこの作家の本に目を通し、もっと先へ、もっと遠くへ行きたいと願ったものでしょう。ある意味私にとって、自分にとって永遠のアイドル。人生を旅して、旅で終りたいと夢見てしまうすべての人へ。旅先で出合う不思議な人たちとの話を読んでいると、人生どこでも何事にもオープンでありたいと思う次第です。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年12月23日に日本でレビュー済み
初めてのチャトウィン本でした。

個人的には少し難しかった。もっと紀行文的なものを想像していただけに、かなり哲学的でした。

チャトウィンさんの生前の迷いが出ている感じ。おそらく初期の著作から読み進めてくれば、彼の考え方がよくわかる作品なのだと思う。

オフの日に読んだり、余裕のあるときに読むのは良いかもしれない。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年10月9日に日本でレビュー済み
チャトウィンの本をはじめて読んだ。才能がありながら、48歳で亡くなったイギリス人作家である。
外国の友人とのやりとりや有名人へのインタビュー記事。外国旅行の印象をまとめた作品が纏められている。アンドレ・マルロー、ド・ゴール、毛沢東。
狼に育てられた子どもの話も。
ロシアについての記述は、興味深い。ロシアの前衛芸術についてや、レーニンについて書かれている。

出会いの章に書かれている、マドレーヌ・ヴィオネ。
20世紀初頭。女性をコルセットから解放したのは、てっきりポール・ポワレだと言われているけれど、同じように考えた先駆者がいたのは知らなかった!
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年8月3日に日本でレビュー済み
筆者が特別な存在なのは、成し得た成果よりも、その歩みそのものが、生き方そのものが一つの作品となるからだろう。
目に見える成果にとらわれる我々とは異なる視点。
いや、プロセスが、歩みが、それ自体が作品となりうることが彼の素晴らしさなのだろう。
本書では、一見関連なく思える多岐にわたるエピソードがつづられる。
読み進むと、やがて一つ一つのエピソードが伏線をなし、チャトウィンという一人の人間の物語として完結する。
確かに、個々のエピソードの内容が飛び過ぎて、ついていくのに苦労はするが、2度3度と読み返すと心に染みわたる。
2001年11月18日に日本でレビュー済み
「私は一生をかけて奇跡的なものを捜してきた。しかし、ほんの少しでも超自然的な匂いをかぎつけると、私はいつでも、理性的に、科学的になろうとしてきた」。ヒマラヤでイエティを探し、ガーナではヘルツォークの映画に参加、マルセイユでアラブ人差別を考える…。世界の各所に変幻自在に出没する旅人チャトウィン。彼はなぜ世界中を歩き続けなくてはならなかったのか。この本を読むと、彼が旅をしながら時には書物の奥深くへ、時には歴史的人物を訪ねていったのは、実は自分の中にある理性という名の限界を踏破しようという試みだったのかもしれないと思えてくる。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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