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デ・コスタ家の優雅な獣2 (角川ビーンズ文庫) 文庫 – 2012/10/31

4.2 5つ星のうち4.2 15個の評価

裏社会の至高の一族「デ・コスタ家」。唯一の花嫁候補であるロザベラは、組織内での自由を得るため、敵対するアリスタ・ファミリーの情報を探ろうとする。しかし、逆にボスであるリカルドにさらわれてしまい!?
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012/10/31)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2012/10/31
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 254ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4041005523
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4041005521
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 15個の評価

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喜多 みどり
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2013年4月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
他のレビュー通りで可もなく不可もなく、ドキドキはしませんでした。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年11月12日に日本でレビュー済み
三人の従兄弟たちの誰かと結婚して、デ・コスタ家の力を継ぐ子どもを生むためだけに連れてこられたロザベラ。従兄弟ではなく異父兄だったという次男ノアの協力で自由の無い「花嫁」からなんとか組織の一員となることができた。
長兄エミリオの興味ひとつで危うくなる己の立場。敵対するアリスタ・ファミリーとの抗争での失態を取り戻すため、アリスタに寝返ったある大物の弱みを探り始める。

超内気で、犯罪に対しても免疫のなかったロザベラが、組織で生きる残るため、やっとできた大好きな兄のために「デ・コスタ」のやり方に必死にくらいつき結果予想以上の成果を上げてしまっています。
心を奮い立たせ頭をフル回転させた行動も、練磨の男たちにはいろいろ見抜かれてはしまうのだけど悪いほうには転ばない。ロージーがスーパーガールではない分、共感できる。

ロージーが感じる「仕事」への達成感や彼女の常識での「悪いこと」への後ろめたさに対するある意味ひとつの答えであるダリオの言葉は、この話が少女ラノベの土俵にあることにおいて丁寧に拾われている安心感がありました。

それとこの話はキャラがそれぞれ魅力的ですね。今回出てきた敵対するメルキス系のアリスタ・ファミリー幹部のリカルド、腹心のレオ込みでけっこう好き。
デ・コスタの兄弟たちも、好きかどうかは別にしてキレやすくてやんちゃなだけに思えたダリオもそうでもなくなってきたし・・・。結局なんだかんだでエミリオが一番ヤバイ(闇が深い、という意味で)。

ロージーが、良かれとファミリーでの足場を固めるほど、ノアの真の目的との間に生じる齟齬。お互い、自分に言い聞かせるように兄だから妹だからと言っているけれど、「この血縁、ほんとどうなるの」と少女趣味読者として大変やきもきさせられます。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート