結構前にkindleで買ったのですが、続刊含めて全てKindleからなくなってしまいました…
なぜ…

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ウール 上 (角川文庫) 文庫 – 2013/9/25
地下144階建てのサイロ。カフェテリアのスクリーンに映る、荒涼とした外の世界。出られるのは、レンズを磨く「清掃」の時のみ。だが、「清掃」に出た者は、生きて戻ってくることはなかった。
- 本の長さ351ページ
- 言語日本語
- 出版社角川書店
- 発売日2013/9/25
- ISBN-104041010152
- ISBN-13978-4041010150
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登録情報
- 出版社 : 角川書店 (2013/9/25)
- 発売日 : 2013/9/25
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 351ページ
- ISBN-10 : 4041010152
- ISBN-13 : 978-4041010150
- Amazon 売れ筋ランキング: - 259,644位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 5,308位角川文庫
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年5月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
別書にて雨海弘美の訳文が非常に素晴らしかったのを受け、他の邦訳本を探して本作の存在を知った出遅れ者です。
既に上下構成の三部作全てが邦訳されていた分、まとめ買いの一気読み。
作品の内容自体をハンガーゲームやメイズランナー等の手合いだと見てサプライズは期待せず読みましたが、ドラマ構成と展開のテンポひっくるめてよく書けてます。
スコルジーのようなアイデアの奇抜さはなく、昨今のハードSFと比べればテクニカルな描写が頻出する手合いでもないので、メイズランナーと同列視されるレビューがあったとしたら、それは妥当な評価です。
作中の舞台となる閉鎖空間の内部描写が細やかではない点は、クラークの宇宙のランデヴーやテッドチャンのバビロンの塔ほど想像力を膨らませる必要のないくらい単純で判りやすい代物だからです。
これから本作を読まれるにあたって、既出のネガティヴレビューを気にする必要はありません。
勝手読みの著しいレビューは文字通り目障りですし困りものです。
劇中設定の「清掃刑(閉鎖空間の外に出されて空間内部モニターにつながるレンズの汚れをクリーニングさせられる流刑みたいなもん)」に於き、受刑者が必ず自発的に外設レンズを磨く理由は「外界の実際を内部に知らせるため」ではありません(んなこと、どこにも書いてないもの)。じゃあなんで受刑者みんなが決まってレンズを拭き拭きするのさ、って? ふふふ、それはだね、ちゃんと50ページ前後に書いてあるのだよ。フツーに読めば、誰でも理解できるように、作者が書いて、訳者がちゃんと日本語化してくれておるのだよ。
さあ、気になったならまずは本屋でその箇所だけでも確認してみよう!んでもって(その箇所の是非はおいといて)面白そうじゃんと思ったら買って読めばよろし。
既に上下構成の三部作全てが邦訳されていた分、まとめ買いの一気読み。
作品の内容自体をハンガーゲームやメイズランナー等の手合いだと見てサプライズは期待せず読みましたが、ドラマ構成と展開のテンポひっくるめてよく書けてます。
スコルジーのようなアイデアの奇抜さはなく、昨今のハードSFと比べればテクニカルな描写が頻出する手合いでもないので、メイズランナーと同列視されるレビューがあったとしたら、それは妥当な評価です。
作中の舞台となる閉鎖空間の内部描写が細やかではない点は、クラークの宇宙のランデヴーやテッドチャンのバビロンの塔ほど想像力を膨らませる必要のないくらい単純で判りやすい代物だからです。
これから本作を読まれるにあたって、既出のネガティヴレビューを気にする必要はありません。
勝手読みの著しいレビューは文字通り目障りですし困りものです。
劇中設定の「清掃刑(閉鎖空間の外に出されて空間内部モニターにつながるレンズの汚れをクリーニングさせられる流刑みたいなもん)」に於き、受刑者が必ず自発的に外設レンズを磨く理由は「外界の実際を内部に知らせるため」ではありません(んなこと、どこにも書いてないもの)。じゃあなんで受刑者みんなが決まってレンズを拭き拭きするのさ、って? ふふふ、それはだね、ちゃんと50ページ前後に書いてあるのだよ。フツーに読めば、誰でも理解できるように、作者が書いて、訳者がちゃんと日本語化してくれておるのだよ。
さあ、気になったならまずは本屋でその箇所だけでも確認してみよう!んでもって(その箇所の是非はおいといて)面白そうじゃんと思ったら買って読めばよろし。
2015年10月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
米国では「サイロ・サーガ」とも呼ばれる本作、「読む本がないし安くなってるし何となく」で購入してダウンロードしたところ、あっという間に壮大な閉塞感に魅了され、わずか数日で第3部の「ダスト」まで読了。目下、深い感動の余韻にひたっている最中なのだが、読み進めている最中に気になって仕方なかったサイロの全貌について、自分なりに調べて得た情報を共有させていただきたいと思う。レビューじゃなくて申し訳ないです。
まず、本作の主役ともいえるサイロについて。サイロの具体的なサイズについては、なかなかイメージしにくいのだが、作中で断片的に言及される情報と、著者がインタビューで明かした情報から推測してみたい。
著者インタビューによると、サイロは直径50メートルの円柱状構造物である。円柱の中心を直径10メートルの縦穴が貫いており、その縦穴の中心に直径1.8メートルの柱が立ち、その周りを例の螺旋階段が取り巻いている。階段の幅については、作中で「2〜3人が並べる幅」とあるので、せいぜい2メートル程度か。直径10メートルの底なしの縦穴に、幅2メートルの螺旋階段が浮いている様を思い浮かべるに、サイロの住民は少なくとも高所恐怖症ではないようだ。
そしてサイロの高さ(深さ)だが、階数は144階である。各階の高さについては具体的な言及がないが、各フロアのコンクリート床が15メートル厚だという記述がある。となると、床の厚みだけでも15メートル x 144階で2000メートル超になるので、各フロアの天井高として数メートルを加えれば、サイロの全高は3000メートル前後はありそうだ。
これは一見、途方もない数字だが、作中に「地上に建てたならどんな高層ビルよりも高い」や「空の雲にも届いたはず」、また「54階は(地上から)1600メートル下」などの記述があるので、あながち的外れでもなさそうだ。現存する建造物に当てはめてイメージすると、東京スカイツリーの基部直径が68メートルとのことなので、あれよりも少し細身で高さが4~5倍ある塔が地中に埋まっている様を想像すれば、当たらずとも遠からずか。リアルに想像しようとすると目眩がしそうな、とてつもない構造物である。
この解釈が正しければ、下層階の住民がカフェテリアに出かけることを「旅行」や「スクリーン詣で」と呼ぶのも納得できる。3000メートルの塔を、狭い螺旋階段だけで何日もかけて登頂するのだから・・・。
話は変わり、本作の映画化に関する情報だが、幾つかの配給会社が映画化権の争奪戦を繰り広げた末、20世紀フォックスが権利を勝ち取り、リドリー・スコットが監督を務める予定で、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの脚本家が脚本を執筆中だという。期待させるニュースではあるが、ご存じのとおりスコットには「ブレードランナー2」や「プロメテウス2」など撮影予定の映画が何本も控えているので、実現するとしても相当先の話になると思われる(さらに同氏は名作SF小説の映画化に関する企画を本作以外に何本も何本も抱えている)。スコットの身体は当面空きそうになく、老齢の彼が短期間に大作ラッシュできるとも思えず、本作は1本の映画で語りきれるような話でもないので、予算をたっぷり注ぎ込んでTVドラマ化したほうが成功するのではないかと、個人的には思う。
なお、本作の翻訳は私が生涯に読んだ数多ある翻訳物の中で、間違いなく五指に入る素晴らしい出来だったことを付け加えておく。本作を心の底から楽しめたのは、本作自体の完成度はもちろん、超高品質の翻訳に因るところが大きかった。
まず、本作の主役ともいえるサイロについて。サイロの具体的なサイズについては、なかなかイメージしにくいのだが、作中で断片的に言及される情報と、著者がインタビューで明かした情報から推測してみたい。
著者インタビューによると、サイロは直径50メートルの円柱状構造物である。円柱の中心を直径10メートルの縦穴が貫いており、その縦穴の中心に直径1.8メートルの柱が立ち、その周りを例の螺旋階段が取り巻いている。階段の幅については、作中で「2〜3人が並べる幅」とあるので、せいぜい2メートル程度か。直径10メートルの底なしの縦穴に、幅2メートルの螺旋階段が浮いている様を思い浮かべるに、サイロの住民は少なくとも高所恐怖症ではないようだ。
そしてサイロの高さ(深さ)だが、階数は144階である。各階の高さについては具体的な言及がないが、各フロアのコンクリート床が15メートル厚だという記述がある。となると、床の厚みだけでも15メートル x 144階で2000メートル超になるので、各フロアの天井高として数メートルを加えれば、サイロの全高は3000メートル前後はありそうだ。
これは一見、途方もない数字だが、作中に「地上に建てたならどんな高層ビルよりも高い」や「空の雲にも届いたはず」、また「54階は(地上から)1600メートル下」などの記述があるので、あながち的外れでもなさそうだ。現存する建造物に当てはめてイメージすると、東京スカイツリーの基部直径が68メートルとのことなので、あれよりも少し細身で高さが4~5倍ある塔が地中に埋まっている様を想像すれば、当たらずとも遠からずか。リアルに想像しようとすると目眩がしそうな、とてつもない構造物である。
この解釈が正しければ、下層階の住民がカフェテリアに出かけることを「旅行」や「スクリーン詣で」と呼ぶのも納得できる。3000メートルの塔を、狭い螺旋階段だけで何日もかけて登頂するのだから・・・。
話は変わり、本作の映画化に関する情報だが、幾つかの配給会社が映画化権の争奪戦を繰り広げた末、20世紀フォックスが権利を勝ち取り、リドリー・スコットが監督を務める予定で、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの脚本家が脚本を執筆中だという。期待させるニュースではあるが、ご存じのとおりスコットには「ブレードランナー2」や「プロメテウス2」など撮影予定の映画が何本も控えているので、実現するとしても相当先の話になると思われる(さらに同氏は名作SF小説の映画化に関する企画を本作以外に何本も何本も抱えている)。スコットの身体は当面空きそうになく、老齢の彼が短期間に大作ラッシュできるとも思えず、本作は1本の映画で語りきれるような話でもないので、予算をたっぷり注ぎ込んでTVドラマ化したほうが成功するのではないかと、個人的には思う。
なお、本作の翻訳は私が生涯に読んだ数多ある翻訳物の中で、間違いなく五指に入る素晴らしい出来だったことを付け加えておく。本作を心の底から楽しめたのは、本作自体の完成度はもちろん、超高品質の翻訳に因るところが大きかった。
2016年5月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
上下全体通して第一章がピークだった感じ。
サイロという地下シェルターに数千人が共同生活してるという設定は面白く、
その奇異な状況が一体何なのかという謎には興味がわきました。
が、描写がかなり淡々としており、激しいことをしてるシーンでもダラッと流れてく感じでテンションが低いまんま。
下巻でシーンをぶつ切りにするのもどうだったんだろう。
自分はジュリエットのみに集中したかった。
かなり間延びした印象で辛かった。
サイロという地下シェルターに数千人が共同生活してるという設定は面白く、
その奇異な状況が一体何なのかという謎には興味がわきました。
が、描写がかなり淡々としており、激しいことをしてるシーンでもダラッと流れてく感じでテンションが低いまんま。
下巻でシーンをぶつ切りにするのもどうだったんだろう。
自分はジュリエットのみに集中したかった。
かなり間延びした印象で辛かった。
2015年1月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
地上は致死性のガスで覆われ、生き残った人々は厳格な法に支配された地下の都市に住んでいた。法を犯した罰は、誰一人として生き残れない地上への追放...。
子供の頃に図書館で読んだ「むぎひとつぶ」という絵本を思い出しました。上記の設定はほぼ同じです。
もちろん話が同じように進むわけではなく、上巻では終わりのない労働と、秘密を握る一部の権力者による、都合の悪い人間たちの粛清などの胸の痛む描写が繰り返されます。
果たして、この世界に風穴が空く日が来るのか、わずかな希望をうかがわせたまま、話は下巻に続きます。上手いですね。
子供の頃に図書館で読んだ「むぎひとつぶ」という絵本を思い出しました。上記の設定はほぼ同じです。
もちろん話が同じように進むわけではなく、上巻では終わりのない労働と、秘密を握る一部の権力者による、都合の悪い人間たちの粛清などの胸の痛む描写が繰り返されます。
果たして、この世界に風穴が空く日が来るのか、わずかな希望をうかがわせたまま、話は下巻に続きます。上手いですね。
2013年12月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
世界中で話題になっている1冊。
SF。
上巻を読み終わりました。
これから下巻に入ります。
未来であろう時代、人間はサイロとよばれる大規模な施設の中で暮らしている。
サイロの外に出ることは、死刑を意味する。
外気は汚染されており、外気に触れることは死。
サイロは、地上に出ている1階から、地中に向かい階数が増す。
上層階、中層階、下層階と、人々の仕事もルールに従って営まれている。
閉塞空間での生命の維持。
世界の形成にはルールは不可欠だろう。
このルールに疑問を持った保安官の妻は3年前、外へ。
そして3年後保安官も外へ向かった。
残された副保安官は、このサイロの市長とともに、新しい保安官として、機械部の女性を推挙する。
この推挙に反対するIT部指揮官。
機械部のジュリエットに会いに行った旅の帰り道、市長は殺害される。
とにかく、おもしろい。
下巻が楽しみ。
SF。
上巻を読み終わりました。
これから下巻に入ります。
未来であろう時代、人間はサイロとよばれる大規模な施設の中で暮らしている。
サイロの外に出ることは、死刑を意味する。
外気は汚染されており、外気に触れることは死。
サイロは、地上に出ている1階から、地中に向かい階数が増す。
上層階、中層階、下層階と、人々の仕事もルールに従って営まれている。
閉塞空間での生命の維持。
世界の形成にはルールは不可欠だろう。
このルールに疑問を持った保安官の妻は3年前、外へ。
そして3年後保安官も外へ向かった。
残された副保安官は、このサイロの市長とともに、新しい保安官として、機械部の女性を推挙する。
この推挙に反対するIT部指揮官。
機械部のジュリエットに会いに行った旅の帰り道、市長は殺害される。
とにかく、おもしろい。
下巻が楽しみ。
2016年3月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この作品このままTVドラマになりそうな感じです。閉ざされた世界の厳しさが、閉塞感がよく描かれいます。
2016年3月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とにかく面白い、下巻が楽しみです。
SFというより、ファンタジー的な側面が強いかもしれません。
SFというより、ファンタジー的な側面が強いかもしれません。