本当にこの人の行き届いた心遣いとサッカーへの熱い情熱、そして祖国や同胞を思う博愛の精神には
心を動かされる。 明晰な分析や深い着眼点、人間観察、政治的力学も考えに織り込んでの行動力、
それらは全て、サッカーを通じて辿りついた人間性のひとつの悟りの境地といっても過言ではないかも知れない。
内容は日本代表への愛情に満ちたエールと本当に世界と伍し得るチームへ強くしたいという、果たせなかった
自身の夢の追究を、裏付けある論理で期待を込めて語ったもの。無論、辛口の批評やシニカルな表現も
いつも通りで、それでいながらできる限り誤解を生まないよう、偏見から脱するように言葉や表現を選んでいる
ところがこの人らしい。翻訳者の方の力量も素晴らしいのだろう。過去のザックJapanの戦績やW杯出場国一覧、
等々の資料も豊富に挿入されていてガイドブックとしての側面も(写真はないが)。6/13の開幕までに是非ご一読を
お薦めしたい。そしてオシムの予想や見識がどれくらい当たり、どんな大きなサプライズが起きるのか、我等の代表の
勇躍のみならず、心躍らせて、4年に一度の醍醐味をご堪能頂きたいと思う。

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信じよ! 日本が世界一になるために必要なこと (角川oneテーマ21) 新書 – 2014/5/22
イビチャ・オシム
(著)
かつて日本代表監督を務め、健康問題で志半ばにして日本を後にすることになったオシム。サッカーへの情熱と日本への愛は冷めず、日本サッカーを応援しつづけている。ブラジルW杯へ向けて、日本代表への貴重な提言
- 本の長さ203ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA/角川書店
- 発売日2014/5/22
- ISBN-104041014204
- ISBN-13978-4041014202
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA/角川書店 (2014/5/22)
- 発売日 : 2014/5/22
- 言語 : 日本語
- 新書 : 203ページ
- ISBN-10 : 4041014204
- ISBN-13 : 978-4041014202
- Amazon 売れ筋ランキング: - 597,393位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年6月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2014年7月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昔からオシムさんの考え方には共感しており、発刊された冊子はほとんど目を通しておりますが、最近は本当にオシムさんが言った言葉なのかと感じる文言も散見されます。インタビュー形式のものをまとめて冊子にしていると思われますが、もっと原語に忠実な訳をして欲しいですし、オシムさんもそう願っているのでは。
2014年7月22日に日本でレビュー済み
まだ、「世界一」になる可能性がわずかながら
残っていた、コロンビア戦の前に、
試合会場であるクイアバに向かう飛行機の中で読みました。
あのオシムさんの考えよ!の続編。
初出場となった母国ボスニア・ヘルツェゴビナと日本のこと、
そして、各グループの勝ち抜け予想が書かれている。
読んだ時点で、すでに各グループの情勢が見えてきている
タイミングだったので、オシム爺よ、残念!っていう分析もあったりで。
残念だったのは、5/22というメンバー発表後に発刊されている
にもかかわらず、確定前で、日本のサプライズメンバーは誰か
みたいなところだとかも語ってる。
最近の新書は雑誌みたいなものなんだから、校正加えてから
発刊でもよかったんじゃないととも思ったり。
でも、まあ、いつものオシム節が聞けて楽しいです。
残っていた、コロンビア戦の前に、
試合会場であるクイアバに向かう飛行機の中で読みました。
あのオシムさんの考えよ!の続編。
初出場となった母国ボスニア・ヘルツェゴビナと日本のこと、
そして、各グループの勝ち抜け予想が書かれている。
読んだ時点で、すでに各グループの情勢が見えてきている
タイミングだったので、オシム爺よ、残念!っていう分析もあったりで。
残念だったのは、5/22というメンバー発表後に発刊されている
にもかかわらず、確定前で、日本のサプライズメンバーは誰か
みたいなところだとかも語ってる。
最近の新書は雑誌みたいなものなんだから、校正加えてから
発刊でもよかったんじゃないととも思ったり。
でも、まあ、いつものオシム節が聞けて楽しいです。
2015年3月2日に日本でレビュー済み
2014年のブラジルW杯も終了し、監督交代騒ぎの最中に読み終わりました。
本書は、ブラジルW杯のガイド本的なものなので、正直、賞味期限切れだとは思います。
しかし、ブラジルW杯が終わって読んでみると、やはりオシムさんの目の正しさが分ると同時に、
日本代表の問題点の指摘や提言も鋭く、これからの課題が浮き彫りになっているので、今も読む価値があるかと思います。
個人的にはオシムさん贔屓なので、内容にはそこそこ満足しています。
オシムさんらしい普遍的な内容も含んでいると思います。
しかし、ブラジルW杯がメインという賞味期限があること、字が大きくて情報量が少ないことを考えると、
出版社やオシムさんには悪いですが、定価で買うことはやめた方がいいかと思います。
ということで、内容は良いけど、情報量、値段などを考えると☆3つくらい。
だけど、オシムさんが好きなので、☆4つとしておきました。
本書は、ブラジルW杯のガイド本的なものなので、正直、賞味期限切れだとは思います。
しかし、ブラジルW杯が終わって読んでみると、やはりオシムさんの目の正しさが分ると同時に、
日本代表の問題点の指摘や提言も鋭く、これからの課題が浮き彫りになっているので、今も読む価値があるかと思います。
個人的にはオシムさん贔屓なので、内容にはそこそこ満足しています。
オシムさんらしい普遍的な内容も含んでいると思います。
しかし、ブラジルW杯がメインという賞味期限があること、字が大きくて情報量が少ないことを考えると、
出版社やオシムさんには悪いですが、定価で買うことはやめた方がいいかと思います。
ということで、内容は良いけど、情報量、値段などを考えると☆3つくらい。
だけど、オシムさんが好きなので、☆4つとしておきました。
2014年6月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
オリジナルは、2014年5月22日リリース。電子書籍化は2014年5月24日リリース。イビチャ・オシム氏の前回のワールド・カップ直前に書かれた『考えよ! ――なぜ日本人はリスクを冒さないのか?』での指摘が極めて的確だったので、明日から始まるブラジル・ワールド・カップをオシムがどう予想しているかを書いた本作を興味津々で手にとった。
まず最初に、『二つの祖国』として、日本とボスニア・ヘルツェゴヴィナの両方が今回のワールド・カップに出場したことについて喜びいっぱいで書いている。特に、ボスニア・ヘルツェゴヴィナの初出場について熱く語っているのが印象に残る。
そして明日から始まるブラジル・ワールド・カップについての分析だが、非常に詳細に各チームの中身を分析してくれる。その詳細さは驚くばかりだが、未読の方のためにそれについてはここでは触れない。ただ、オシムがグループ・リーグ突破するチームはどこと考えているかだけメモ書きしておく以下のとおり。
グループA → ブラジルとクロアチア
グループB → スペインとオランダ
グループC → コロンビアと日本 →そう、オシムは勝つと予想している
グループD → ウルグアイとイタリア
グループE → フランスとエクアドル
グループF → アルゼンチンとナイジェリアだろうがアルゼンチンとボスニア・ヘルツェゴヴィナ
グループG → ドイツとガーナ
グループH → ロシアとベルギー
オシムは、なでしこジャパンの勝利が男子に与えた影響は大きいと書いている。なでしこに続け、という激励に読んでいて聞こえた。何しろ正に読むのは『今でしょ』という一冊だ。
まず最初に、『二つの祖国』として、日本とボスニア・ヘルツェゴヴィナの両方が今回のワールド・カップに出場したことについて喜びいっぱいで書いている。特に、ボスニア・ヘルツェゴヴィナの初出場について熱く語っているのが印象に残る。
そして明日から始まるブラジル・ワールド・カップについての分析だが、非常に詳細に各チームの中身を分析してくれる。その詳細さは驚くばかりだが、未読の方のためにそれについてはここでは触れない。ただ、オシムがグループ・リーグ突破するチームはどこと考えているかだけメモ書きしておく以下のとおり。
グループA → ブラジルとクロアチア
グループB → スペインとオランダ
グループC → コロンビアと日本 →そう、オシムは勝つと予想している
グループD → ウルグアイとイタリア
グループE → フランスとエクアドル
グループF → アルゼンチンとナイジェリアだろうがアルゼンチンとボスニア・ヘルツェゴヴィナ
グループG → ドイツとガーナ
グループH → ロシアとベルギー
オシムは、なでしこジャパンの勝利が男子に与えた影響は大きいと書いている。なでしこに続け、という激励に読んでいて聞こえた。何しろ正に読むのは『今でしょ』という一冊だ。