無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
田舎でロックンロール 単行本 – 2014/10/31
奥田 英朗
(著)
70年代、英米のロックは百花繚乱の様相を呈していた。そして、日本の片田舎に暮らすオクダ少年もその息吹を感じていた。少年にロック魂はいかに宿ったのか? 著者待望のエッセイに、青春音楽短編小説も特別収録!
- 本の長さ278ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA/角川書店
- 発売日2014/10/31
- ISBN-104041022533
- ISBN-13978-4041022535
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA/角川書店 (2014/10/31)
- 発売日 : 2014/10/31
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 278ページ
- ISBN-10 : 4041022533
- ISBN-13 : 978-4041022535
- Amazon 売れ筋ランキング: - 476,201位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 129,975位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
1959年、岐阜県生まれ。プランナー、コピーライターなどを経て作家活動に入る。2002年『邪魔』で大藪春彦賞、04年『空中ブランコ』で直木賞、07年『家日和』で柴田錬三郎賞、09年『オリンピックの身代金』で吉川英治文学賞を受賞。(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 無理 (ISBN-13: 978-4163285801 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
星5つ中4.1つ
5つのうち4.1つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
56グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2020年12月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
書物の状態は良好でした。以前買って一読して、気に入っていた本だったのですが、紛失してしまってこの度再度購入しました。読み返して、やはり抜群に面白く、大変満足しています。
2014年12月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
地方のそのまた田舎に住み、ポップスに目覚めて、グローバル化を誰よりも先んじようと夢見た坊主頭の中学生。厳しい校則の理不尽さに憤りつつも、どうにも抗えないむなしさをラジオのAM放送から流れてくるDJの軽妙なおしゃべりや気に入った楽曲にまぎらす。
うーん、ほぼ同世代の人間にとって、非常に共感できるというか、自分たちの中学生時代をそのまんま文字化されたようで、むちゃくちゃのめり込めました(^o^)
今の若い人が読んでも、さっぱり感情移入できないでしょうけど・・・
私の場合は、気の小さい保守的な人間であったらしく、ロックの反権力的なイメージにはなかなかなじめなかったのでした。なのかどうか、ポップスからジャズの世界に急展開してしまった人間なので、本作の中に出てくる様々なロックミュージシャンの名前については70%程度はなんとか聞いたことがあるくらい(もちろんメジャーな人は知ってますが)で、楽曲名では50%もわからない(たぶん聴いたことはあるはず)口の人間ですが、それなりに楽しめました。
ノスタルジーに浸って、元気が出るそんな著作でした。
うーん、ほぼ同世代の人間にとって、非常に共感できるというか、自分たちの中学生時代をそのまんま文字化されたようで、むちゃくちゃのめり込めました(^o^)
今の若い人が読んでも、さっぱり感情移入できないでしょうけど・・・
私の場合は、気の小さい保守的な人間であったらしく、ロックの反権力的なイメージにはなかなかなじめなかったのでした。なのかどうか、ポップスからジャズの世界に急展開してしまった人間なので、本作の中に出てくる様々なロックミュージシャンの名前については70%程度はなんとか聞いたことがあるくらい(もちろんメジャーな人は知ってますが)で、楽曲名では50%もわからない(たぶん聴いたことはあるはず)口の人間ですが、それなりに楽しめました。
ノスタルジーに浸って、元気が出るそんな著作でした。
2021年11月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私自身より6歳年上で、微妙に音楽観が違うんで、判るところは面白いけど、被らないところは何のことやらとなります。でも言わんとすることは良く判ります。たまたま名古屋にも住んだことがあるので、当時の事情も良く判ります。でもかなりコアな話になっていると思います。ロックが嫌いで、コンサートも行ったことが無い方にはかなり難しい気がします。
2017年2月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「俺の体の1%はLed Zeppelinで出来ているんだ!」と妻に豪語した数か月後、そんなに言うなら是非と奥田英郎ファンの妻がプレゼントしてくれたのが本作。ラジオを必死でエアチェックした自分の中高時代の音楽体験が走馬灯のように蘇ってきました。自分は奥田さんより2歳若かったので、クイーンの初来日コンサートには行けませんでしたが(実に悔しい)、Boz Scaggsの初来日公演には行ったので重なる部分も多かったです(大阪公演ですが)。
ラジカセでエアチェックしたりロック雑誌を買い求める日々もまさに同じ。特に、当時2500円もしたLPレコードが外れだったときの悲しみと、我慢して聞きこんでいるうちに愛聴盤になってしまうという過程も、まさに「あるある!」です。
四人囃子、Bohemian Rhapsody以降のクイーンやパンクロックを評価しない点など、意見が異なる部分も沢山ありましたが、学生当時は同好の友人と、どれが良くてどれは悪いなんていう論争を良くしたっけなあということも思い出されました。
ロック雑誌を毎月のように読んでいたというのもまさに同世代の体験。奥田さんはミュージックライフからニューミュージックマガジンへと変遷されたとのことですが、自分は音楽専科からロッキングオンへと変わりました。これらの雑誌は今も実家に大切に保存してあります。当時の各ロック雑誌の立ち位置をより詳しく知りたい方は、「日本ロック雑誌クロニクル(篠原章)」を併せて読んで頂ければ奥田さんがなぜニューミュージックマガジンに宗旨替えしたのかより深く分かるかと思います。
なお、本書の続編として「東京物語」が紹介されていますが、こちらには音楽の話はあまりでてきません。むしろ小説としての本書の続編を読みたい向きには、「家日和」の中の短編小説「家においでよ」がお勧めです。
そんな我々ロック世代に奥田さんは「やってますか!」と問いかけます。自分は2年前のDeep Purpleのコンサートや、昨年のLed Zepagain (Led Zeppelinの凄腕tribute band)のコンサートにも行きましたし、iPodの中は今でも70’s ロックでぎっしりです。残念ながら奥田さんみたいに100万円のオーディオセットは買えませんが、私も「やってますよ!」
ラジカセでエアチェックしたりロック雑誌を買い求める日々もまさに同じ。特に、当時2500円もしたLPレコードが外れだったときの悲しみと、我慢して聞きこんでいるうちに愛聴盤になってしまうという過程も、まさに「あるある!」です。
四人囃子、Bohemian Rhapsody以降のクイーンやパンクロックを評価しない点など、意見が異なる部分も沢山ありましたが、学生当時は同好の友人と、どれが良くてどれは悪いなんていう論争を良くしたっけなあということも思い出されました。
ロック雑誌を毎月のように読んでいたというのもまさに同世代の体験。奥田さんはミュージックライフからニューミュージックマガジンへと変遷されたとのことですが、自分は音楽専科からロッキングオンへと変わりました。これらの雑誌は今も実家に大切に保存してあります。当時の各ロック雑誌の立ち位置をより詳しく知りたい方は、「日本ロック雑誌クロニクル(篠原章)」を併せて読んで頂ければ奥田さんがなぜニューミュージックマガジンに宗旨替えしたのかより深く分かるかと思います。
なお、本書の続編として「東京物語」が紹介されていますが、こちらには音楽の話はあまりでてきません。むしろ小説としての本書の続編を読みたい向きには、「家日和」の中の短編小説「家においでよ」がお勧めです。
そんな我々ロック世代に奥田さんは「やってますか!」と問いかけます。自分は2年前のDeep Purpleのコンサートや、昨年のLed Zepagain (Led Zeppelinの凄腕tribute band)のコンサートにも行きましたし、iPodの中は今でも70’s ロックでぎっしりです。残念ながら奥田さんみたいに100万円のオーディオセットは買えませんが、私も「やってますよ!」
2015年3月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1959年この世に生を受ける。趣味はロック。剣道部所属(ただし補欠)。
大都市周辺の田舎育ち(岐阜と埼玉)。やや(かなり)薄くなった頭頂部。
うーむ、似ている。似すぎている、私と。
かくて私は奥田先生の大ファンとなり、単行本は絶版分をふくめ(図書館で借りた)
全冊読破している。
また出すペースがちょうどいいんだよね、ほんと。そろそろ次ぎ読みたいなって思うと
新刊で並んでるからつい買ってしまう。「おっ、出てるな」って。
さてこの本は他の人も書いているように読者を選びます。はっきり言って。
「60年前後に生まれた田舎のロック好き劣等生」
これがおすすめの読者である。まあ、私のことなんだが。
きっと「うむうむ」「いやいや」「ひーひー」言いながら、ニタニタして読んでることだろう。
まあ、私のことなんだが。
大都市周辺の田舎育ち(岐阜と埼玉)。やや(かなり)薄くなった頭頂部。
うーむ、似ている。似すぎている、私と。
かくて私は奥田先生の大ファンとなり、単行本は絶版分をふくめ(図書館で借りた)
全冊読破している。
また出すペースがちょうどいいんだよね、ほんと。そろそろ次ぎ読みたいなって思うと
新刊で並んでるからつい買ってしまう。「おっ、出てるな」って。
さてこの本は他の人も書いているように読者を選びます。はっきり言って。
「60年前後に生まれた田舎のロック好き劣等生」
これがおすすめの読者である。まあ、私のことなんだが。
きっと「うむうむ」「いやいや」「ひーひー」言いながら、ニタニタして読んでることだろう。
まあ、私のことなんだが。
2014年11月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
通常の小説とは違いほぼ彼の中高時代を綴った青春エッセイであるので、
好みは別れるだろうが私にとっては更に親近感が増す作品であった。
頓着はなかったものの作者と同世代(厳密には彼より少しだけ年上であるが)
というのが非常に近視感というのか同じ時代に全く同様の価値観を
共有していたのが堪らなく嬉しい内容でした。
逆に言えば彼の小説と同じような内容を期待すると肩透かしを食うはめになるでしょう。
その当時のリアルタイムでそのアーティストを聴いた者でしか感じられない
興奮やワクワクドキドキ感は今そのCDやレコードを聴いたとしても味わうことは出来るはずないですから。
見方を変えてロック評論家奥田秀朗の懐かしのCDガイドブックとして使う手もありかもですね。
若い世代の方には文章表現はプロの作品ながらストーリー性は素のオクダ少年の
ノンフィクション物語と考えれば案外拾い物なのかもなんて思いますね。
好みは別れるだろうが私にとっては更に親近感が増す作品であった。
頓着はなかったものの作者と同世代(厳密には彼より少しだけ年上であるが)
というのが非常に近視感というのか同じ時代に全く同様の価値観を
共有していたのが堪らなく嬉しい内容でした。
逆に言えば彼の小説と同じような内容を期待すると肩透かしを食うはめになるでしょう。
その当時のリアルタイムでそのアーティストを聴いた者でしか感じられない
興奮やワクワクドキドキ感は今そのCDやレコードを聴いたとしても味わうことは出来るはずないですから。
見方を変えてロック評論家奥田秀朗の懐かしのCDガイドブックとして使う手もありかもですね。
若い世代の方には文章表現はプロの作品ながらストーリー性は素のオクダ少年の
ノンフィクション物語と考えれば案外拾い物なのかもなんて思いますね。
2015年5月8日に日本でレビュー済み
1985年、東北のド田舎で生まれた私、ロック好き。
それも現代ロックではなく60年代-80年代の洋楽ロックが好きだ。
そんな私は、物心ついた時にはすでにCDがあったし、
ロックの名曲・名盤を知りたければPCをネットにつないで
検索すれば大体の情報は手に入る、そういう世代で育った。
ラジオを録音しなくてもTSUTAYAに行けば100円で旧作が借りられるし、
(行かなくてもiTunes StoreでDLできるし)
これはいけないことだけども、YouTubeで楽曲名を検索すれば
現在聞けない曲はほぼない(しかもアルバムごと!)。
しかし、著者の奥田さん―オクダ少年はそうではないのですね。
音楽誌のアルバム評を何度も読み、名盤であることを念じて
お小遣いをエイヤっとLPに費やし、名盤であれば喜ぶし
はずれであれば落胆する。
そんなオクダ少年がうらやましくて仕方がないのです。
地方ゆえに情報が少なく、少年ゆえにお小遣いにも限界があり、
ロックが好きで好きで仕方がないのに飢えまくっているオクダ少年。
しかしオクダ少年はT.REXの爆誕を知っており、クイーンの来日第1回ツアーに立ち会うことができた。
これがうらやましからぬはずはない。
また、最後に掲載されている短編小説は、
短編の名手(と個人的に思っている)である著者の、珠玉の作と言っていいと思う。
個人的に残念だったのは、70年代後半以後のロックを「商業主義」ということで
十把一絡げに批判してしまっていること(作者の趣味なので仕方ないんですけどね)。
情報にあふれた時代の私たちにはわからない、
それでもいとおしい日々を描いた、素敵なエッセイです。
それも現代ロックではなく60年代-80年代の洋楽ロックが好きだ。
そんな私は、物心ついた時にはすでにCDがあったし、
ロックの名曲・名盤を知りたければPCをネットにつないで
検索すれば大体の情報は手に入る、そういう世代で育った。
ラジオを録音しなくてもTSUTAYAに行けば100円で旧作が借りられるし、
(行かなくてもiTunes StoreでDLできるし)
これはいけないことだけども、YouTubeで楽曲名を検索すれば
現在聞けない曲はほぼない(しかもアルバムごと!)。
しかし、著者の奥田さん―オクダ少年はそうではないのですね。
音楽誌のアルバム評を何度も読み、名盤であることを念じて
お小遣いをエイヤっとLPに費やし、名盤であれば喜ぶし
はずれであれば落胆する。
そんなオクダ少年がうらやましくて仕方がないのです。
地方ゆえに情報が少なく、少年ゆえにお小遣いにも限界があり、
ロックが好きで好きで仕方がないのに飢えまくっているオクダ少年。
しかしオクダ少年はT.REXの爆誕を知っており、クイーンの来日第1回ツアーに立ち会うことができた。
これがうらやましからぬはずはない。
また、最後に掲載されている短編小説は、
短編の名手(と個人的に思っている)である著者の、珠玉の作と言っていいと思う。
個人的に残念だったのは、70年代後半以後のロックを「商業主義」ということで
十把一絡げに批判してしまっていること(作者の趣味なので仕方ないんですけどね)。
情報にあふれた時代の私たちにはわからない、
それでもいとおしい日々を描いた、素敵なエッセイです。
2016年6月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読み出したら、中学、高校時代のことを思い出しました。
音楽の好みがそっくり。あの時代、欲しいものが東京ではすぐに手に入っても地方ではなかなか手に入らないものでした。もちろん、金もなかったけど。
高校の時やったかな。中間試験やったか期末試験が終わってからやったか忘れましたが、金貯めてQueenの「Live Killers」を買いに行った覚えがあります。確か赤と緑のカラーレコードでね、今では考えられない。
若かりし頃の宝物でした。
また、こんな音楽関係のエッセイ出して欲しいなと思うおっさんでした。
音楽の好みがそっくり。あの時代、欲しいものが東京ではすぐに手に入っても地方ではなかなか手に入らないものでした。もちろん、金もなかったけど。
高校の時やったかな。中間試験やったか期末試験が終わってからやったか忘れましたが、金貯めてQueenの「Live Killers」を買いに行った覚えがあります。確か赤と緑のカラーレコードでね、今では考えられない。
若かりし頃の宝物でした。
また、こんな音楽関係のエッセイ出して欲しいなと思うおっさんでした。