北朝鮮のナンバー2であった張成沢の処刑にともない、同人の日本における支持者として暗殺されたと噂された大東隆行氏がなぜ、暗殺されたのか、その背景に迫ったのが本書。
最終的には、その核心である黒幕や実行犯については特定する事ができず、断片的な情報に終止してしまっているのが残念なところであるが、いろいろな噂、情報を総合的に分析している本書は、十分に評価する値にある。
それにしても、外国が関わっていそうな事件は迷宮入することが多く、この事件についても、おそらく、迷宮入にしてしまいそうな感じがする。
それに加えて、警察の捜査能力の限界が見られるとともに、特定アジア地域との関係についての問題も垣間見ることができる。
そして、著者も意図的と思われるが、満州国についても触れており、そういう意味でも、この本の内容は濃い。
ただ、やはり、この本の情報の深度を考えると星一つ減らさざる得ない。
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餃子の王将社長射殺事件 単行本 – 2014/11/28
一橋 文哉
(著)
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購入オプションとあわせ買い
2013年12月19日早朝、王将フードサービスの社長・大東隆行氏が本社前で何者かに射殺された。1年経っても捕まらない真犯人とその黒幕を、関係者への極秘取材から明らかにする!
- 本の長さ270ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA/角川書店
- 発売日2014/11/28
- ISBN-104041024099
- ISBN-13978-4041024096
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA/角川書店 (2014/11/28)
- 発売日 : 2014/11/28
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 270ページ
- ISBN-10 : 4041024099
- ISBN-13 : 978-4041024096
- Amazon 売れ筋ランキング: - 696,259位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 90,078位ノンフィクション (本)
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2015年1月4日に日本でレビュー済み
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2022年11月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今なら答え合わせができますよ
わたしが購入した時はまだまだ解決の糸口すらないような印象の時でした
途中で読み飽きて読了してません
わたしが購入した時はまだまだ解決の糸口すらないような印象の時でした
途中で読み飽きて読了してません
2015年1月14日に日本でレビュー済み
捜査本部が事件前後の近隣空港の出入国記録を調べると、不審な中国人女性が浮かび上がった。この女は事件前日に関西国際空港から入国し、事件当日のうちに同空港からトンボ帰りしていた。この女性は「抱きつきのリン」と呼ばれる小柄で髪の毛が長い人物で、至近距離からの拳銃の連射を得意としている。この女は、過去にフィリピン、タイ、カンボジアで地元企業のトップを射殺した経歴がある。しかし一度も逮捕されていない。
王将には、創業者の加藤朝雄が遺した社訓があり、それは「中華料理店経営という本業以外、特に不動産投資や株などの金融商品取引には絶対に手を出してはいけない」というものだった。
しかし三代目社長の加藤潔(創業者の息子)は、この社訓に背き、次々と不動産投資に手を出してしまい、福岡県のゴルフ場経営には90億円もの大金を投じた。その結果、会社の有利子負債が急増し、負債総額は会社の全売上の384億円をはるかに上回る470億円に達してしまった。これが大東社長殺害事件の遠因と思われる。
王将は2013年のブラック企業大賞にノミネートされていて、残業時間が毎月130時間を超えていた従業員から訴訟を起こされた。
捜査本部が関心があったのは、関西を拠点とする大物政治家で、この人物の周辺には暴力団関係者や右翼団体代表、怪しげなNPO法人が多い。これらの人物の中には、大東社長の殺害事件に関連する者もいた。そこで捜査本部は、この政治家を参考人聴取しようとしたが、警察上層部からストップされた。
この政治家の元秘書は、王将の三代目社長(先代)と交流があり、王将に対して多額の政治献金を要求していた。しかし、その後大東社長がその要求を拒否していた。この政治家は、警察上層部を通じて、大東社長殺害事件への捜査を妨げる圧力をかけていた。
暴力団を中心とした闇社会の人間が王将社内に協力者を作り、三代目社長を不動産投資に誘ったり、大東社長の経営合理化策に反旗を翻したり、新規開店を妨害するなどしていた。
王将には、創業者の加藤朝雄が遺した社訓があり、それは「中華料理店経営という本業以外、特に不動産投資や株などの金融商品取引には絶対に手を出してはいけない」というものだった。
しかし三代目社長の加藤潔(創業者の息子)は、この社訓に背き、次々と不動産投資に手を出してしまい、福岡県のゴルフ場経営には90億円もの大金を投じた。その結果、会社の有利子負債が急増し、負債総額は会社の全売上の384億円をはるかに上回る470億円に達してしまった。これが大東社長殺害事件の遠因と思われる。
王将は2013年のブラック企業大賞にノミネートされていて、残業時間が毎月130時間を超えていた従業員から訴訟を起こされた。
捜査本部が関心があったのは、関西を拠点とする大物政治家で、この人物の周辺には暴力団関係者や右翼団体代表、怪しげなNPO法人が多い。これらの人物の中には、大東社長の殺害事件に関連する者もいた。そこで捜査本部は、この政治家を参考人聴取しようとしたが、警察上層部からストップされた。
この政治家の元秘書は、王将の三代目社長(先代)と交流があり、王将に対して多額の政治献金を要求していた。しかし、その後大東社長がその要求を拒否していた。この政治家は、警察上層部を通じて、大東社長殺害事件への捜査を妨げる圧力をかけていた。
暴力団を中心とした闇社会の人間が王将社内に協力者を作り、三代目社長を不動産投資に誘ったり、大東社長の経営合理化策に反旗を翻したり、新規開店を妨害するなどしていた。
2016年6月28日に日本でレビュー済み
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創業者のバックボーンのところは大変面白いが、中国人の女殺し屋は無理がある。
しかも日帰り暗殺は情報不足で失敗するリスクが高くプロの仕事ではない。
銃の口径も小さすぎて暗殺に向かない、死なずに助かってしまい足がつく危険もある。
この辺の説明を厚くしてほしい
しかも日帰り暗殺は情報不足で失敗するリスクが高くプロの仕事ではない。
銃の口径も小さすぎて暗殺に向かない、死なずに助かってしまい足がつく危険もある。
この辺の説明を厚くしてほしい
2016年2月8日に日本でレビュー済み
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未解決事件の話なので本にするほどネタがないのかなんなのか、
何度も何度も同じことを書いたり、この人が以前に取材したグリコ事件のことを長々と書いたりしたあげく
結局何がいいたいのか・・・。
ネタが十分じゃないけど取材費用とかかかったしとりあえず本としてデッチ上げたって感じ。
事件関係の本はかなり読んでるんですがこれは肩すかしでした。
何度も何度も同じことを書いたり、この人が以前に取材したグリコ事件のことを長々と書いたりしたあげく
結局何がいいたいのか・・・。
ネタが十分じゃないけど取材費用とかかかったしとりあえず本としてデッチ上げたって感じ。
事件関係の本はかなり読んでるんですがこれは肩すかしでした。
2015年2月8日に日本でレビュー済み
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現在、行方不明の創業者の孫が勘当されて極貧生活をウクライナ人の嫁と送り、賞味期限切れのコンビニ弁当を食べてたとする一方、彼は大株主で年に2千万円の配当金があるとか、その孫は王将のサラブレッドであり、そのカネに闇社会が目を付けてたとか、つじつまの合わない話はどういう事ですかね(笑)
それと、中国人の女殺し屋「抱きつきのリン」と言うのが関空から日帰りをしたと言う話も出てきますが、どんなプロであっても現場の下見や打ち合わせを時間をかけて行う必要があるので「日帰り」では無理かと? ビンラディン殺害も米特殊部隊のシールズは同じ建物のセットを造り、十分訓練してから行った。「抱きつきのリン」がプロであっても土地勘の無い中国人が日帰りであんな証拠が残らない暗殺が出来るのでしょうか?
いずれにしても大きな企業に必ず付きものの裏社会や表社会(捜査はゆっくりやれ) のくだりは不謹慎ですが面白いでした。
それと、中国人の女殺し屋「抱きつきのリン」と言うのが関空から日帰りをしたと言う話も出てきますが、どんなプロであっても現場の下見や打ち合わせを時間をかけて行う必要があるので「日帰り」では無理かと? ビンラディン殺害も米特殊部隊のシールズは同じ建物のセットを造り、十分訓練してから行った。「抱きつきのリン」がプロであっても土地勘の無い中国人が日帰りであんな証拠が残らない暗殺が出来るのでしょうか?
いずれにしても大きな企業に必ず付きものの裏社会や表社会(捜査はゆっくりやれ) のくだりは不謹慎ですが面白いでした。
2015年1月16日に日本でレビュー済み
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事件当時、一部上場企業の現役社長が会社の前で射殺されずいぶん驚いたが、
未解決のまま一年が経ち、ほとんど忘れかかっていた。
犯人(実行犯と、実行犯に指示した真犯人)は明らかではないが、およそ候補を絞り込んでいる。
明らかにプロの犯行であるのに、殺傷能力の低い二十五口径拳銃を用いたという事実は、本書末尾の著者が描く実行犯像からすれば納得できる。
ただ本書の価値は犯人を追い詰める調査よりも、王将の歴史をコンパクトにまとめて、そこに付随する様々な闇を(この事件とは関係ない点も含めて)明らかにしたことにある。
王将成長の軌跡。各地での店舗開発をどのように行ってきたのか。大阪での火災。
金沢でのホスト全裸写真事件(笑い話だと当時は思ったが実は王将の闇と無関係ではない)、
創業者の息子である三代目社長が行った九州でのゴルフ場や不動産投資の失敗、それに乗じて甘い汁を吸った裏社会の面々。
三代目社長の息子(つまり創業者の孫)の海外での失踪。
中国進出はなぜ上海や北京ではなく大連だったのか。他の飲食チェーンに比べてなぜ中国展開に躓いたのか。
創業者の名前を冠した公益財団法人加藤朝雄国際奨学財団。
そして「黒道」。大東社長が持ち歩いていた(そして暗殺直前には少し増えていた)数十万円ずつ封筒に詰められた現金。
著者は繰り返し過去の経済テロ事件を参照する。確かにグリコ森永事件などに比べれば小粒な事件ではあるものの、王将が抱えていた闇は深く、犯行動機を持っていてもおかしくない人間が多数いる。
著者の読みが当たっているなら、簡単に犯人が逮捕されることはない。迷宮入りの可能性は濃厚だ。
とはいえ中華料理という業態でこれほど全国展開するためには、並大抵の苦労では済まなかったということもよく理解できる。
多くの闇を抱えつつも、死に物狂いで働いて成功を勝ち取った加藤・大東コンビは、それでも日本の飲食業界史に残る英雄に他ならない。
戦後飲食業界の一断面。
未解決のまま一年が経ち、ほとんど忘れかかっていた。
犯人(実行犯と、実行犯に指示した真犯人)は明らかではないが、およそ候補を絞り込んでいる。
明らかにプロの犯行であるのに、殺傷能力の低い二十五口径拳銃を用いたという事実は、本書末尾の著者が描く実行犯像からすれば納得できる。
ただ本書の価値は犯人を追い詰める調査よりも、王将の歴史をコンパクトにまとめて、そこに付随する様々な闇を(この事件とは関係ない点も含めて)明らかにしたことにある。
王将成長の軌跡。各地での店舗開発をどのように行ってきたのか。大阪での火災。
金沢でのホスト全裸写真事件(笑い話だと当時は思ったが実は王将の闇と無関係ではない)、
創業者の息子である三代目社長が行った九州でのゴルフ場や不動産投資の失敗、それに乗じて甘い汁を吸った裏社会の面々。
三代目社長の息子(つまり創業者の孫)の海外での失踪。
中国進出はなぜ上海や北京ではなく大連だったのか。他の飲食チェーンに比べてなぜ中国展開に躓いたのか。
創業者の名前を冠した公益財団法人加藤朝雄国際奨学財団。
そして「黒道」。大東社長が持ち歩いていた(そして暗殺直前には少し増えていた)数十万円ずつ封筒に詰められた現金。
著者は繰り返し過去の経済テロ事件を参照する。確かにグリコ森永事件などに比べれば小粒な事件ではあるものの、王将が抱えていた闇は深く、犯行動機を持っていてもおかしくない人間が多数いる。
著者の読みが当たっているなら、簡単に犯人が逮捕されることはない。迷宮入りの可能性は濃厚だ。
とはいえ中華料理という業態でこれほど全国展開するためには、並大抵の苦労では済まなかったということもよく理解できる。
多くの闇を抱えつつも、死に物狂いで働いて成功を勝ち取った加藤・大東コンビは、それでも日本の飲食業界史に残る英雄に他ならない。
戦後飲食業界の一断面。
2015年12月30日に日本でレビュー済み
事件ものが好きで、一橋文哉さんの著作も八割がた読んでいるでしょうか。
今回も一連の一橋さんの著作にならい、事実の説明、独自の人脈を使った取材、推論の展開がなされますが正直てんこ盛りすぎな感じです。
暴力団、半グレ、中国マフィア、不動産業者などあらゆる怪しい人が出てきて、その面々の事件のかかわり方が推測(記述)されますが、その記述の仕方が散漫な感じで、読了してもいったい何が本当に一番言いたかったのかという消化不良な感じが残ります。
ただ本筋からは外れるのかもしれませんが、大東社長の仕事に真摯に向かう姿勢には感銘を受けました。もし大東社長に関するビジネス本などがあれば読んでみたいですし、おしい人物を失ってしまったという残念な気持ちがします。
今回も一連の一橋さんの著作にならい、事実の説明、独自の人脈を使った取材、推論の展開がなされますが正直てんこ盛りすぎな感じです。
暴力団、半グレ、中国マフィア、不動産業者などあらゆる怪しい人が出てきて、その面々の事件のかかわり方が推測(記述)されますが、その記述の仕方が散漫な感じで、読了してもいったい何が本当に一番言いたかったのかという消化不良な感じが残ります。
ただ本筋からは外れるのかもしれませんが、大東社長の仕事に真摯に向かう姿勢には感銘を受けました。もし大東社長に関するビジネス本などがあれば読んでみたいですし、おしい人物を失ってしまったという残念な気持ちがします。