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名画に見る男のファッション (角川文庫) 文庫 – 2016/4/23

4.2 5つ星のうち4.2 43個の評価

ハイヒール、豪華な毛皮、脚線美、これらすべて男の特権。そして、昔だろうが男だろうが、おしゃれは我慢だった! 「怖い絵」シリーズの中野京子が、絵画に描かれた男性の当時の最先端ファッションを斬る!
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商品の説明

著者について

●中野 京子:早稲田大学講師。ドイツ文学、西洋文化史。著書に『怖い絵』シリーズ、『歴史が語る 恋の嵐』『ハプスブルク家12の物語』『ブルボン王朝12の物語』『「怖い絵」で人間を読む』『残酷な王と悲しみの王妃』等。訳書にシュテファン・ツヴァイク『マリー・アントワネット』等。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ KADOKAWA/角川書店 (2016/4/23)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2016/4/23
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 200ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4041042046
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4041042045
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.7 x 1.2 x 15 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 43個の評価

著者について

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中野 京子
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北海道生まれ。早稲田大学講師。専門はドイツ文学・西洋文化史(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 名画で読み解く ブルボン王朝 12の物語 (ISBN-13: 978-4334035662 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中4.2つ
5つのうち4.2つ
43グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2021年5月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
気持ちよく受け取れました
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年1月31日に日本でレビュー済み
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面白かったです、勉強になりました
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年3月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文庫本ですので絵が小さいため分かりづらい所もありました。
が、文章で理解できると感じています。
人間の歴史がわかって(大げさですが)他の興味・関心へと繋がっていきます。
電車の中で読むにはお勧めの読みやすい本です。
2023年7月31日に日本でレビュー済み
中野京子の著書「名画に見る男のファッション」、などという題名に惹かれて手に取ってみた。そして偶々開いたページがこんな書き出しだったら、お、この本はおもしろそうだぞ、と思ってしまうのである。たとえ表紙に取り上げられている絵が、ナポレオン・ボナパルトが馬に颯爽と跨って、こちらを見て合図している、誰でも知っている絵であっても………。

中野によれば、スイスという国は、14世紀から18世紀にかけて、傭兵を主要産業とする国だったという。“傭兵”と言えば、今を時めく“ワグネル”をすぐに思い浮かべてしまうだろう。たしかに峻烈な山に囲まれ、耕作地に恵まれず、寒冷な気候の小国であるスイスがこれまで大きな戦乱にも巻き込まれず存続してきたのには、それなりの理由があるのだろうけれども、その理由のひとつが傭兵産業であるとは知らなかった。厳しい自然の中で育ったスイスの若者たちは、ヨーロッパの随所で戦争の第一線で活躍していたというのだ。日本であれば室町時代から江戸時代に亘る数百年を、自らの家族を守るために命を犠牲にする若者で成り立ってきたのだ。それも「金のないところにスイス兵なし」、と言われるほどで、傭兵としての給与だけではなく、略奪も平然と行っていたというから驚きである。そしてその掠奪によって、スイス兵は派手な装備で有名だったという。そのスイス兵の肖像画には、「幸運は我にあり。たとえ正義が我にあろうとなかろうと」という吹き出しまでついているとなると、どこかで聞いたことがるような気がしてくるのである。そんな国だったスイスが、現在では一人当たりのGDPが日本の3倍にも達しようかという世界第4位の豊かな国になっているのだ。

さてそのスイスが傭兵で生業を立てていた17世紀に栄華を極めていたのがオランダで、そしてその国で活躍していたのが、今では誰一人として知らぬものさえいないのではないかと思われるほどの画家、Jan(Johannes)Vermeer(1632~1675)である。中野は、オランダが豊かだったから、鎖国時代の日本がこの国をヨーロッパの中から交易相手として選んだと見抜いている。さてここで選ばれたVermeerの絵は、「The Geographer」である。例によってVermeer得意の、窓際の肖像画である。そして中野がおもしろいのは、この地理学者が着ている分厚い衣服が、日本の丹前ではないかと指摘するのだ。当時のオランダでは、日本文化が知識層、富裕層に愛されていた由、この肖像画の主も“綿入れ”を着ていたというのが通説らしい。ヤポンス・ロック、なんて洒落た名前さえ付けられていたようだ。Vermeerが、綿入れ、丹前が日本でどのように着て居られるか知ったら……、Japan in Vermeer、などという絵画展もできあがるかもしれない。さてそのオランダも、現在では日本の2倍ほど一人当たりのGDPを有しているのである。

さてTiziano Vecellioが描く「Emperor Charles V with a Hound Titian」の中心部に描かれている、15世紀から200年ほど流行したというコドピースを着用しますか、と問われると、些かたじろいでしまうのである。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2015年2月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
時代が違えば、価値観も違うのかっていうのが感想でした。本当に楽しい本です。文化を纏うのは女(目立つし、美しさで見栄えがするように競っていた歴史からでしょうか・・・)!っと言われていますし、文化を引く継ぐのも女の服装とも言われている昨今。男性の衣服にスポットを当てた、素敵な本です。既存の絵画から、時代をおって、どうやって変化し、どうやって今にいきついたかわかります。地位と権力の誇示のための服装を王族は必死に開発&纒う過程。便利だからファッション化したスレッド。衣服はオシャレだけではなく、他国や自国に向けた一種のアピールだったってくだりが好きですね。その中で流行があったり、地位によってまとえる服があったり・・・。話題が多いw時代背景に咥えて、豊かになった頃のフランスのバブル期ともいえるファッションの傾倒。その後の戦乱時による軍服の台頭。女からすれば着飾った男は素敵なんですが、現代では難しいですね。時代を纏えたのは、当時の人達の特権でしょうか。個性の時代ではなく、圧迫された時代から見えたファッションの意味や着こなしによるセンス!そして、それを維持する金!!!きらびやかでした~!
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年4月16日に日本でレビュー済み
『怖い絵』シリーズで多くの読者を魅了した著者が、2010年から共同通信社の配信で各地方新聞に10回連載した後、しばらく時をあけて角川書店の『本の旅人』誌に2年ほど書き継いだ原稿をまとめた一冊です。
 西洋絵画に描かれた男たちのファッションを取り上げてこれほどまでに興味深い書をまとめる著者の鋭い着眼点と達意の文章には脱帽です。

 かつてはゴムもファスナーもホックも存在せず、身にまとう物の着脱に相当な時間と手間がかかった時代がありました。それならば出来る限り簡素な服装を編みだせばよいものを、西洋文化ではクジャクのごとく女性以上に男性のほうが華美なファッションを、使用人の助けを借りて競うように身につけるまでになりました。

 現代の目から見れば異装としか形容できない身なりをまとった男たちが描かれた30の絵画を、見事に印刷された図版とともに著者はひとつひとつ丁寧に解説していきます。
 15世紀には男性のトンガリ靴プーレーヌが大流行。労働に不向きなこのデザインはだからこそ上流階級が自らの地位を誇示するために開発されたとの由。トンガリ部分の長さは階級の違いによって厳格に差が決められていたほどだとか。
 17世紀オランダはプロテスタントであるがゆえに黒を基調とした地味な服装がはやったが、ラフと呼ばれる襟巻を白にすることでアクセントをつけていたそうです。
 女性が優勢な18世紀ロココ時代にはカツラが流行する一方で男性的なヒゲの流行は皆無となったという相関関係の妙も初めて知りました。

 つい先月読んだ『
中野京子が語る 橋をめぐる物語 』は北海道新聞に連載した原稿を編んだ書でしたが、共同通信の配信/雑誌への掲載をまとめたこの『名画に見る男のファッション』といい、達意の文章を紡ぎ続ける著者の精力的な執筆活動に敬意を表したいと思います。
22人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2022年2月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
きれいなお姫様の衣装を見るのが大好きで、肖像画が大好きです。あまり、男性の肖像画には興味がなかったのですが、ファッションを切り口に色々な絵画を紹介しています。お馴染みの絵から初めてのものというか珍しいものもありました。知っていることも多かったのですが、初めてのこともあり、面白かったです。