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芋虫 (角川文庫) 文庫 – 1973/1/1

4.7 5つ星のうち4.7 6個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ KADOKAWA (1973/1/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1973/1/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 422ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4041053013
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4041053010
  • カスタマーレビュー:
    4.7 5つ星のうち4.7 6個の評価

著者について

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江戸川 乱歩
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1894年三重県生まれ。早稲田大学卒業。雑誌編集、新聞記者などを経て、1923年「二銭銅貨」でデビュー。以後、「D坂の殺人事件」などの探偵小説を 次々発表。怪奇小説、幻想小説にも優れた作品が多い。代表的なシリーズに、「怪人二十面相」「少年探偵団」などがある。日本の小説界に多大なる業績を残 す。65年没(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 大槻ケンヂが語る江戸川乱歩 私のこだわり人物伝 (ISBN-13:978-4041847213)』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中4.7つ
5つのうち4.7つ
6グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2017年6月8日に日本でレビュー済み
.
江戸川乱歩の 「芋虫」 は、戦前の作品として発禁となった問題作である。

反戦作品という評価もあろうが、そんな世俗的評価の次元ををはるかに超えた世界を描き出す。

サディズム、マゾヒズム、といった生易しい形容をブッ飛ばすばかりの迫力なのである。

・ ・ ・ 四肢を失っているが、男性機能は残存する夫から、「視覚」をも奪わんとする 妻。

・ ・ ・ クライマックスの 井戸に にじり寄る 「 芋虫 」 のなんとも不気味な描写。

我国の文学史上最大の問題作であり、そのパワーは、今日においても健在だ。

この表紙絵の付いた乱歩の「芋虫」は、買い である。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年11月20日に日本でレビュー済み
これぞ、乱歩の世界。彼の嗜好と世界はここに極まれり。
彼の創造した世界を思う存分浴びれます。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年1月18日に日本でレビュー済み
‪特に妻が情欲にかられる獣のようになっていくとこなんかは非常にドロッとしていましたね。きれいごとのようには語られていなく、かなりリアルに描かれていたのがまた良かったです。芋虫という題名が非常によく合う作品です。物語の最後にはもう一度聞きたくなりました。‬
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2002年6月11日に日本でレビュー済み
 江戸川乱歩の短編の中でも傑作だと思う。
 傷痍軍人とその妻の話。傷痍軍人は奇跡的に助かったが、四肢を失い喉を失い、自力で動くことも意志を伝えることもできない。妻はそんな夫を何くれとなく面倒を見ており、妻の鑑と評判である。妻の愛がそんな身体になった夫を見捨てないのだと思われている。
 しかし、実際に二人の間を繋ぐのは、愛情ではなく世間の目の圧迫と妻のうちに潜む嗜虐性だった。自分の一挙手一投足に怯えた目を向けるしかできない夫を虐げることが妻に暗い愉悦を与えているのだ。
 人間の残虐性をテーマにしたかに思われる作品はラストで思わぬ展開を見せる。読後になんとも言いがたい味が残ること請け合いだ。
 江戸川乱歩って深い! と思わせてくれる作品。
23人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2003年11月5日に日本でレビュー済み
江戸川乱歩というと、小学校の時の少年探偵団シリーズにはまり、そういったどこか娯楽的なイメージを持っていました。しかし、この芋虫をはじめとしたいくつかの短編は人間の奥深い闇の部分を鋭く抉り出す文学作品です。恐ろしくもはっとさせられる。この芋虫は一番の傑作だと思います。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート