前作「いつかの空、君との魔法」のファンなのですが、今回の作品はどうも腑に落ちませんでした。全体的に宙に浮いたまま終わったという印象です。
「いつかの空、君との魔法」は雰囲気だけで中身のない作品だと評価する向きがあるようですが、まさにその"雰囲気"が丁寧に美しく表現されている作品で、そうそう簡単にあの美しい空を表現は出来ないと思います。
ですが今作はループものでありいわゆるセカイ系作品です。これを小説として面白く成り立たせるにはそれなりの設定の説得力、ギミックの配置やキャラクターの行動原理が正確に理解できるように書く必要があったと思います。
私のような物書きでも無い人間が言うのはおこがましいかも知れませんが、物語の大筋自体に大きな問題はなく、単に表現の技術的な面や1巻にまとまるような内容ではなかったという点もあったと思います。
次回作に期待して今はゆっくり待ちたいと思います。

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僕と君だけに聖夜は来ない (角川スニーカー文庫) 文庫 – 2018/1/1
「好き」――彼女はそう言って、何度も死ぬ。
12月24日の夜。高校生の理一は、片想いの相手・なつみと結ばれる。しかし喜ぶ間もなく目の前で彼女は命を落とし、気づけば2日前に戻っていて……。「好き」をトリガーに時間が巻き戻ることを知った理一。大好きな彼女の告白を回避しようとするが、どう足掻いてもなつみは告白し、死んでしまって、そしてまた――「好きだよ、理一。君が好き」クリスマスイブに閉じ込められた理一は、繰り返す悲劇を越え、未来を手に出来るのか。
12月24日の夜。高校生の理一は、片想いの相手・なつみと結ばれる。しかし喜ぶ間もなく目の前で彼女は命を落とし、気づけば2日前に戻っていて……。「好き」をトリガーに時間が巻き戻ることを知った理一。大好きな彼女の告白を回避しようとするが、どう足掻いてもなつみは告白し、死んでしまって、そしてまた――「好きだよ、理一。君が好き」クリスマスイブに閉じ込められた理一は、繰り返す悲劇を越え、未来を手に出来るのか。
- 本の長さ292ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2018/1/1
- 寸法10.6 x 1.5 x 15 cm
- ISBN-104041063663
- ISBN-13978-4041063668
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2018/1/1)
- 発売日 : 2018/1/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 292ページ
- ISBN-10 : 4041063663
- ISBN-13 : 978-4041063668
- 寸法 : 10.6 x 1.5 x 15 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,701,807位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年1月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ループ物に外れなしと言いますが、本作は稀な例外です
答えを教えてもらったのでループから脱出できました
残念ですがこれが内容のすべてです
登場人物の内面描写にも全く見るべきものはありません
答えを教えてもらったのでループから脱出できました
残念ですがこれが内容のすべてです
登場人物の内面描写にも全く見るべきものはありません
2018年5月1日に日本でレビュー済み
酷評を見て気になって読んでみました。
おそらく、酷評の原因はループ部分でしょう。
過去への同期がとれる敵がいるならば、この本の一連の流れがそのうち過去へ同期され
別の手を打たれると考えられるのですが
そこらへんは語られていません。
あまり期待しないで読むと雰囲気は楽しめると思います。
おそらく、酷評の原因はループ部分でしょう。
過去への同期がとれる敵がいるならば、この本の一連の流れがそのうち過去へ同期され
別の手を打たれると考えられるのですが
そこらへんは語られていません。
あまり期待しないで読むと雰囲気は楽しめると思います。
2018年1月22日に日本でレビュー済み
ライトノベルに最近ハマっているので購入しました。
まだ感想を書くのはど素人なので参考にはなるとは思いませんが、
最初の展開が急過ぎてあまり追いついていけませんでした。
しかし話の内容はいいと思います。
中盤になるとやや適当な気がします。
終盤になると答えを自分で探すを諦めてしまうのはどうかと思いました。
もう少し巻を増やしたりすればいい本になっていたかも知れません。
まだ感想を書くのはど素人なので参考にはなるとは思いませんが、
最初の展開が急過ぎてあまり追いついていけませんでした。
しかし話の内容はいいと思います。
中盤になるとやや適当な気がします。
終盤になると答えを自分で探すを諦めてしまうのはどうかと思いました。
もう少し巻を増やしたりすればいい本になっていたかも知れません。
2018年1月28日に日本でレビュー済み
いつかの空、君との魔法
で第21回スニーカー大賞“優秀賞”を受賞、デビューした作者による恋愛ループもので、いわゆるセカイ系の作品
前作を読んで「中身が無い作品」と感じたが、この作品も同様にずいぶんとお粗末だった
登場人物は主人公(理一)と、死ぬ運命にある片思いの相手(なつみ)と、途中から登場する謎の少女(ほとんどの読者はすぐに正体を予想できてしまう)の3人だけ
クリスマスイブになつみから告白されるとなつみが死んで2日前に戻されるループを延々と繰り返し、ループからなつみと生きて脱出する手段を模索するというストーリー
散々使い古された「ループ+恋愛」ネタをどのように料理するのかと思ったら、特に誰かの見せ場もなく、誰かに感情移入する要素も弱く、状況に流されるままに話が流れて、ハッピーエンドと言って良いのかわからない微妙な終わり方で単巻完結
これを読むぐらいなら、手持ちのお気に入りの本を再読した方がずっと有意義に時間が過ごせると思う
それぐらいお勧めできないので、この作品が気になる人は、そのつもりでいると「意外と」楽しめるかもしれない
また、前作をとても気に入った人なら、今作も楽しめるのかもしれない
前作を読んで「中身が無い作品」と感じたが、この作品も同様にずいぶんとお粗末だった
登場人物は主人公(理一)と、死ぬ運命にある片思いの相手(なつみ)と、途中から登場する謎の少女(ほとんどの読者はすぐに正体を予想できてしまう)の3人だけ
クリスマスイブになつみから告白されるとなつみが死んで2日前に戻されるループを延々と繰り返し、ループからなつみと生きて脱出する手段を模索するというストーリー
散々使い古された「ループ+恋愛」ネタをどのように料理するのかと思ったら、特に誰かの見せ場もなく、誰かに感情移入する要素も弱く、状況に流されるままに話が流れて、ハッピーエンドと言って良いのかわからない微妙な終わり方で単巻完結
これを読むぐらいなら、手持ちのお気に入りの本を再読した方がずっと有意義に時間が過ごせると思う
それぐらいお勧めできないので、この作品が気になる人は、そのつもりでいると「意外と」楽しめるかもしれない
また、前作をとても気に入った人なら、今作も楽しめるのかもしれない