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日本に自衛隊が必要な理由 (oneテーマ21) 新書 – 2012/6/9
北澤 俊美
(著)
3.11の未曾有の大災害で各地の救助活動に奔走し、自衛隊の存在意義が改めて見直された。緊迫するアジア情勢によって、高まる国防意識にも応え、なぜ我が国に自衛隊が必要かを前・防衛大臣自らが解説する!
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日2012/6/9
- 寸法10.8 x 1.3 x 17.6 cm
- ISBN-104041102626
- ISBN-13978-4041102626
商品の説明
著者について
1938年、長野市生まれ。早稲田大学卒業後、衆議院議員秘書を経て長野県議となる。92年、参議院議員選挙に出馬、当選。以後、当選5回。鳩山内閣で防衛大臣に任命され、菅内閣でも続投。東日本大震災にあたっては10万人規模の自衛隊動員に当たり指揮を執った。
登録情報
- 出版社 : 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012/6/9)
- 発売日 : 2012/6/9
- 言語 : 日本語
- 新書 : 240ページ
- ISBN-10 : 4041102626
- ISBN-13 : 978-4041102626
- 寸法 : 10.8 x 1.3 x 17.6 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,013,879位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年3月19日に日本でレビュー済み
当たり障りのない内容。もっと言えば自画自賛と自己弁護の域を出ていない本。それが私の感想だ。
2012年7月25日に日本でレビュー済み
本書は、東日本大震災時に防衛相を務めた著者が、震災時の自衛隊マネジメントや政府首脳の動静を前半で回顧し、後半では鳩山内閣時の普天間基地移転のドタバタ、日本の現下の防衛情勢を論じている。あらかじめ断るが、この星2つというのは純粋に内容と出版の目的に対する評価である。政治家北沢俊美、まして被災地で懸命の復旧作業へ従事した自衛隊諸官に対する評価ではない。現役政治家の回顧本は余り評価の高低を付けたくないのだが、それでもこの本はあまりよろしくない。
震災で自衛隊への国民の信頼は不動のものになった。本書を読んでいると、自衛隊や米軍の懸命の活動の間に、著者の考えが織り込まれている。トップで活動したのだから、当然といえば当然なのだが、その防衛相(当時)たる著者が「自民党政権で隊員数が減らされた」「自民党政権下の武器輸出三原則の悪しき慣習」「自民党の非協力をあげつらう。また、震災翌日の原発視察など、震災直後の菅首相の行動の多くを高評価している。原発事故調の多くで、菅首相のマイクロマネジメントが批判されている中、当時自衛隊トップだった著者が「必要なことだった」「後世必ず評価される」と言い切るのは疑問に感じた。
ほかに、個人的には菅首相の唯一の好判断と言える「自衛隊10万人出動命令」の舞台裏について、菅首相に「出せますか」と聞かれて、「シミュレーションの結果、24万人の半分12万人なら出せるとわかっていたので、出せると回答した」というやり取り、宮古島レーダーサイトの人員数180人というのは「国防機密じゃないんだろうか」とも思ったりもした。
本の内容としては、それほど悪くない。菅首相と著者の緊密な連携、君塚統合指揮官との直接連絡を欠かさなかったことが奏功し、自衛隊の行動はうまくいった。被災地を踏んだ自衛官の過酷な勤務ぶりもよく伝わる。
本の評価は別として、悪夢としか思えない鳩山内閣で、菅・羽田氏に近いハト派でありながら、リアリストでもある著者が防衛相だったのは不幸中の幸いだった。難破船としか言いようのない鳩山総理、嘉手納統合という思いつきをふっかける岡田外相。迷走する閣内で、著者は辺野古移転という最適解を頑として変えなかった。その後著者同様、「参院枠適齢期」で着任した2人の暗愚な防衛相でなくてよかった。表題の「日本に自衛隊がなぜ必要か」は、震災で誰もが思い知ったと思う。原発への放水、遺体搬送など、最後は自衛隊しかない。自衛隊は活動終了に際し、今後の活動に活かすため、全隊員が反省文を書いたという。だが一番反省文を書くべきなのは、むしろ当時の民主党全議員だろう。「経験を今後に活かす」というより、純粋に反省してほしいという意味で。
震災で自衛隊への国民の信頼は不動のものになった。本書を読んでいると、自衛隊や米軍の懸命の活動の間に、著者の考えが織り込まれている。トップで活動したのだから、当然といえば当然なのだが、その防衛相(当時)たる著者が「自民党政権で隊員数が減らされた」「自民党政権下の武器輸出三原則の悪しき慣習」「自民党の非協力をあげつらう。また、震災翌日の原発視察など、震災直後の菅首相の行動の多くを高評価している。原発事故調の多くで、菅首相のマイクロマネジメントが批判されている中、当時自衛隊トップだった著者が「必要なことだった」「後世必ず評価される」と言い切るのは疑問に感じた。
ほかに、個人的には菅首相の唯一の好判断と言える「自衛隊10万人出動命令」の舞台裏について、菅首相に「出せますか」と聞かれて、「シミュレーションの結果、24万人の半分12万人なら出せるとわかっていたので、出せると回答した」というやり取り、宮古島レーダーサイトの人員数180人というのは「国防機密じゃないんだろうか」とも思ったりもした。
本の内容としては、それほど悪くない。菅首相と著者の緊密な連携、君塚統合指揮官との直接連絡を欠かさなかったことが奏功し、自衛隊の行動はうまくいった。被災地を踏んだ自衛官の過酷な勤務ぶりもよく伝わる。
本の評価は別として、悪夢としか思えない鳩山内閣で、菅・羽田氏に近いハト派でありながら、リアリストでもある著者が防衛相だったのは不幸中の幸いだった。難破船としか言いようのない鳩山総理、嘉手納統合という思いつきをふっかける岡田外相。迷走する閣内で、著者は辺野古移転という最適解を頑として変えなかった。その後著者同様、「参院枠適齢期」で着任した2人の暗愚な防衛相でなくてよかった。表題の「日本に自衛隊がなぜ必要か」は、震災で誰もが思い知ったと思う。原発への放水、遺体搬送など、最後は自衛隊しかない。自衛隊は活動終了に際し、今後の活動に活かすため、全隊員が反省文を書いたという。だが一番反省文を書くべきなのは、むしろ当時の民主党全議員だろう。「経験を今後に活かす」というより、純粋に反省してほしいという意味で。
2012年9月1日に日本でレビュー済み
防衛大臣を務めた2年間の記録です。政治家が自身の政策決定の過程を記述し評価を加えるのに、大臣を辞してから1年もたっていないため客観的評価は難しく、自画自賛と感じられる記述もありました。しかし震災などに対する閣僚としての生々しい記録というのは意義のあることだと思います。
また知識や経験を持たない政治家が集まって決定してしまう危うさを感じる場面もありました。俗にいう政治主導です。ただし著者の場合は官僚をうまく使うことには成功していたようです。
文民統制が機能しなくなって先の戦争が始まったとの記述がありましたが、その前に政党政治が機能しなくなった時代があったことも付記しておくべきでしょう。
また知識や経験を持たない政治家が集まって決定してしまう危うさを感じる場面もありました。俗にいう政治主導です。ただし著者の場合は官僚をうまく使うことには成功していたようです。
文民統制が機能しなくなって先の戦争が始まったとの記述がありましたが、その前に政党政治が機能しなくなった時代があったことも付記しておくべきでしょう。
2012年8月3日に日本でレビュー済み
最低、最悪の鳩山・菅両内閣の中で、就任当初こそ陸自の与那国島への駐屯を白紙撤回したりという迷走がありながらも急速に防衛大臣として力を付け、両内閣で数少ないマトモな大臣として存在感を表わし、東日本大震災時の防衛大臣でもある著者の回顧が多くを占める。
先述の与那国島の件など、政治家として都合の悪い点や議論になりそうな点は書かれていない点は注意して読まねばならないし、その点は減点だが、一読の価値は充分にある。
まず、震災時にロシアやシナ(*)が、色々と援助をしてくれた一方、日本周辺での軍事偵察行動を強化し、シナに至っては挑発的な行動も行っていたことと、軍事・国防の観点からはそれは当然の行為であることを紹介している。
国防の観点から当然ではあるが、一般の方には意外と思われるところから掴みとして入っており、軽い読み物としても結構面白く読める。
震災時に、特に原発対処では右往左往する日本政府の組織の中で、唯一自らの生命の危機をいとわずに対応(消防や警察は各自治体の組織)し、世界からの日本への信頼をかろうじてつなぎとめ、また軍事組織としての練度の高さを示し尊敬もされた自衛隊の隊員の行為や思いの記述のところは思わず涙腺がゆるんでしまう。
原発事故での対応も自衛隊(と東京消防庁ハイパーレスキュー隊)が無ければ、半径100kmの避難が必要であったかもしれず、まさに日本を救ったと言ってよいだろう。
ただし、内閣の一員であったからか、菅首相の震災時の対応の記述はかなり好意的に記されている。
マスコミの報道等が真実とは限らないとはいえ、何らかの意図があるかもしれず、あるいは著者の視点も事実の一面かもしれず、このあたりは他の主張や調査と照らし合わせないと何とも言えないところ。
政治家の著作であるので、色々深読みしないといけないところはあるが、国防や安全保障の考え方については、簡単な記述であるが極めて常識的に記載されており、イデオロギー的な面の記載はなく、読みやすい書籍である。
*シナ:一般には中国と記載するが、この呼び方はこの国の自国「尊称」(中華)を含む国名の略称、つまり尊称であり、その国の人物が存在するときやその国向けに使用すればよい。日本人どうしであればchinaの日本語読みであるシナでよいのです。一部、シナを差別的呼称と誤解している向きもあるが、GHQ占領下の報道統制の中、GHQ構成国の一国である中華民国が自国尊称として中国の呼称を強制させたのがことの始まりであり、シナが侮蔑的呼称ではない。もし、シナが侮蔑であるなら南シナ海や東シナ海という呼称は残らなかっただろう。
先述の与那国島の件など、政治家として都合の悪い点や議論になりそうな点は書かれていない点は注意して読まねばならないし、その点は減点だが、一読の価値は充分にある。
まず、震災時にロシアやシナ(*)が、色々と援助をしてくれた一方、日本周辺での軍事偵察行動を強化し、シナに至っては挑発的な行動も行っていたことと、軍事・国防の観点からはそれは当然の行為であることを紹介している。
国防の観点から当然ではあるが、一般の方には意外と思われるところから掴みとして入っており、軽い読み物としても結構面白く読める。
震災時に、特に原発対処では右往左往する日本政府の組織の中で、唯一自らの生命の危機をいとわずに対応(消防や警察は各自治体の組織)し、世界からの日本への信頼をかろうじてつなぎとめ、また軍事組織としての練度の高さを示し尊敬もされた自衛隊の隊員の行為や思いの記述のところは思わず涙腺がゆるんでしまう。
原発事故での対応も自衛隊(と東京消防庁ハイパーレスキュー隊)が無ければ、半径100kmの避難が必要であったかもしれず、まさに日本を救ったと言ってよいだろう。
ただし、内閣の一員であったからか、菅首相の震災時の対応の記述はかなり好意的に記されている。
マスコミの報道等が真実とは限らないとはいえ、何らかの意図があるかもしれず、あるいは著者の視点も事実の一面かもしれず、このあたりは他の主張や調査と照らし合わせないと何とも言えないところ。
政治家の著作であるので、色々深読みしないといけないところはあるが、国防や安全保障の考え方については、簡単な記述であるが極めて常識的に記載されており、イデオロギー的な面の記載はなく、読みやすい書籍である。
*シナ:一般には中国と記載するが、この呼び方はこの国の自国「尊称」(中華)を含む国名の略称、つまり尊称であり、その国の人物が存在するときやその国向けに使用すればよい。日本人どうしであればchinaの日本語読みであるシナでよいのです。一部、シナを差別的呼称と誤解している向きもあるが、GHQ占領下の報道統制の中、GHQ構成国の一国である中華民国が自国尊称として中国の呼称を強制させたのがことの始まりであり、シナが侮蔑的呼称ではない。もし、シナが侮蔑であるなら南シナ海や東シナ海という呼称は残らなかっただろう。
2012年7月22日に日本でレビュー済み
前半は東日本大震災と自衛隊について書かれている。当時の総理や省庁の対応が
詳しく書かれており、日本としての姿勢に感動した。
後半は日米安保と自衛隊と題し、外交関係を幅広く述べている。
当時の筆者の立場、諸外国の立場など、非常に興味深い。
詳しく書かれており、日本としての姿勢に感動した。
後半は日米安保と自衛隊と題し、外交関係を幅広く述べている。
当時の筆者の立場、諸外国の立場など、非常に興味深い。
2013年1月21日に日本でレビュー済み
民主党政権時代、また東日本大震災当時の閣僚の回想としては、比較的早い時点で出版されている。
文中にあるとおり、
「どうしても言っておきたい」
ことがあり、その箇所をまとめたものだろう。
防衛大臣としての評価は高く、在職中のエピソードはまだ他にも沢山あるはずなので、機会があれば読んでみたいものである。
文中にあるとおり、
「どうしても言っておきたい」
ことがあり、その箇所をまとめたものだろう。
防衛大臣としての評価は高く、在職中のエピソードはまだ他にも沢山あるはずなので、機会があれば読んでみたいものである。