人工知能が人類を超えたときにいかなることになるか?
というモチーフの小説は多いと思う。そして。現実にそれは近づきつつある気がする。
今作はすでに人類が50年ほど前に人工知能に遅れた時代となっている。
しかし、現実的な生活はあくまで今の世界に似ている。そんな中で、主人公がいかにAIと向かい合っていくか、そんな物語だ。
挿絵がないので、アニメ化もされているので先にそれを見てから見るのもいいかもしれない。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
BEATLESS 単行本 – 2012/10/11
長谷 敏司
(著)
人間を遥かに凌駕する存在になったモノ。使うモノと使われるモノの立場が揺らぐ時、私たち人間はどんな道を選ぶのか、その判断はひとりの少年と人智を超えてしまった人間そっくりのモノに委ねられた――。
- 本の長さ656ページ
- 言語日本語
- 出版社角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日2012/10/11
- 寸法13.9 x 3.5 x 19.5 cm
- ISBN-104041102901
- ISBN-13978-4041102909
この著者の人気タイトル
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
著者について
「戦略拠点32098 楽園」にて第6回スニーカー大賞金賞を受賞。同レーベルにて「円環少女」シリーズ(角川書店)を刊行。「あなたのための物語」(早川書房)が第30回日本SF大賞と第41回星雲賞に、「allo,toi,toi」が第42回星雲賞短編部門にそれぞれノミネートされた。
登録情報
- 出版社 : 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012/10/11)
- 発売日 : 2012/10/11
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 656ページ
- ISBN-10 : 4041102901
- ISBN-13 : 978-4041102909
- 寸法 : 13.9 x 3.5 x 19.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 497,978位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 43,431位文芸作品
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2020年4月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
厚い、字が多いでしたが、内容は近未来のアンドロイドの話でとても楽しかったです。
アニメを見てから購入したのですが、レイシアが心を持つことで超A Iになり、ヒンギスにお付き合いを報告するまでに、進化した事はある意味脅威だと感じました。
アニメを見てから購入したのですが、レイシアが心を持つことで超A Iになり、ヒンギスにお付き合いを報告するまでに、進化した事はある意味脅威だと感じました。
2017年12月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ビートレスは凄く分厚かった。
これはゴツイSFだぞ!と気合いを入れて読み始めたら、どこにでも居る普通の高校生が空から降ってきたロボットの美少女に恋しちゃうストーリーだった…が!↓
が、もういよいよ超高度AIの思考に人間が置き去りにされそうっていう瀬戸際の時代を、ガッチリした技術論をもって描いているのが他の書籍と違う点。
AIの浸透を人の進化のアウトソースとして受容する人々、抗う人々、そして抗えない人々の複雑な群像劇を、モノの「意味」と「形」というキーで貫いて、主人公の物語とリンクさせている。
(↑これは本当に凄い! 難しい関数が単純な演算でザクザク解き明かされていくイメージ)
ストーリーを追っていけば人とAIの関係についての見識がどんどん広く深くなっていきます。
頑張って最後まで読んで下さい!
これはゴツイSFだぞ!と気合いを入れて読み始めたら、どこにでも居る普通の高校生が空から降ってきたロボットの美少女に恋しちゃうストーリーだった…が!↓
が、もういよいよ超高度AIの思考に人間が置き去りにされそうっていう瀬戸際の時代を、ガッチリした技術論をもって描いているのが他の書籍と違う点。
AIの浸透を人の進化のアウトソースとして受容する人々、抗う人々、そして抗えない人々の複雑な群像劇を、モノの「意味」と「形」というキーで貫いて、主人公の物語とリンクさせている。
(↑これは本当に凄い! 難しい関数が単純な演算でザクザク解き明かされていくイメージ)
ストーリーを追っていけば人とAIの関係についての見識がどんどん広く深くなっていきます。
頑張って最後まで読んで下さい!
2013年4月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ヒロインよりも主人公が気になる本、男がいかに単純であるか分かるよ!
戦闘やら人間関係やらいろいろ書かれてるけど、ヒロインと主人公の日常生活が一番読んでて楽しかったよ。
出来るならば後日談で2人のきゃっきゃっうふふな日常を書いて欲しいね。
戦闘やら人間関係やらいろいろ書かれてるけど、ヒロインと主人公の日常生活が一番読んでて楽しかったよ。
出来るならば後日談で2人のきゃっきゃっうふふな日常を書いて欲しいね。
2018年7月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最近このくらいの長い小説を読んでいたなかったのですが(たしかに分厚いです)、久しぶりに長編を読破しました。
で、思ったのは「長いというのはいいものですね(字も小さいですし、行間も昔ながらの本なのでかなりの量だと思います)」です。
自分にとってはやや理解がしにくい表現などが多く出てきましたが、あまり本気で一行一行解読しながら読むことはせず、感覚で理解しながら読み進めて行きました。この長さを10日くらいかけて読みましたので、中盤からは作者の文章表現や物語上の世界にもどんどん入りこんで行けました。短いとさっと読めてしまうので、世界に入り込む前に読破してしまっているのです。長編のこういった部分は新鮮でした。
内容に関しては導入部分と中盤から後半にかけては物語のシリアス度が大幅に異なってきます。ものを愛用する事を別におかしいと思わない私にはさして目新しい題材とは思えませんでしたが、AIを人間の形を似せて作り人の役務を担わせることに関して徹頭徹尾、芯において考えてあります。ストーリー的には基本戦闘アクションがその周りをまとわりついており、しかも女性型の機体なのが、如何にもなのですが、軽々しさはさほど感じません。ただ、女性ヒロインが持っている武器?が変形したり、敵(姉妹)が自分の周りでものを作り替えたりするのは少し陳腐であって、経済や人間活動を淡々と作者が語るのに比べてこれぞSFといった感じはしませんでした。
いずれにせよ女性ヒロインがAIということもあり、設定上もクレバーな部分からも、極端言うと「自分は、自分にとって(当たり前だが)都合のいい女」なんですが、それでもどこまで本心か、AIが雰囲気を作った(アナログハック)心なのか想像しながら読み進める分には、ラストも爽やかで読み応えありましたよ。実際リアル世界の女性(男性)も本心だったり建前をつくったりなんら変わりはございません。
で、思ったのは「長いというのはいいものですね(字も小さいですし、行間も昔ながらの本なのでかなりの量だと思います)」です。
自分にとってはやや理解がしにくい表現などが多く出てきましたが、あまり本気で一行一行解読しながら読むことはせず、感覚で理解しながら読み進めて行きました。この長さを10日くらいかけて読みましたので、中盤からは作者の文章表現や物語上の世界にもどんどん入りこんで行けました。短いとさっと読めてしまうので、世界に入り込む前に読破してしまっているのです。長編のこういった部分は新鮮でした。
内容に関しては導入部分と中盤から後半にかけては物語のシリアス度が大幅に異なってきます。ものを愛用する事を別におかしいと思わない私にはさして目新しい題材とは思えませんでしたが、AIを人間の形を似せて作り人の役務を担わせることに関して徹頭徹尾、芯において考えてあります。ストーリー的には基本戦闘アクションがその周りをまとわりついており、しかも女性型の機体なのが、如何にもなのですが、軽々しさはさほど感じません。ただ、女性ヒロインが持っている武器?が変形したり、敵(姉妹)が自分の周りでものを作り替えたりするのは少し陳腐であって、経済や人間活動を淡々と作者が語るのに比べてこれぞSFといった感じはしませんでした。
いずれにせよ女性ヒロインがAIということもあり、設定上もクレバーな部分からも、極端言うと「自分は、自分にとって(当たり前だが)都合のいい女」なんですが、それでもどこまで本心か、AIが雰囲気を作った(アナログハック)心なのか想像しながら読み進める分には、ラストも爽やかで読み応えありましたよ。実際リアル世界の女性(男性)も本心だったり建前をつくったりなんら変わりはございません。
2017年12月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
人工知能に最近関心があり、芋づる式に辿って本作品を手に取った。
日本SF大賞候補作だったということも聞き、期待していたのだが・・・
ヒトのかたちをしたモノを、本当に「愛する」ことができるのか、本作品では主人公たちのいうところの「愛」が「愛欲」「執着」に見えた。
ヒトの理解を超える知性をもつ「インタフェース」が、青い髪やオレンジの髪をしてぴたぴたのボディスーツを着た美少女である必然性もまったく分からなかった。結末に至っては、こんな長文を読んだあげくにこの陳腐さ、というさみしい気持ちになった。
伊藤計劃氏の小説を読んだ時も思ったが、どうも何度も読もうと思わせる深さがないように思う。
好き嫌いは人それぞれであるが、私個人はもっと叩きのめされるような世界観を求めている。
何度読んでも答えが見つからないような、理解しきれないような、善意を裏切られるような、わたしたちの傷や恥部を抉り出すような、それが人間なのだと思えるような、そんな日本のSFを待っている。
日本SF大賞候補作だったということも聞き、期待していたのだが・・・
ヒトのかたちをしたモノを、本当に「愛する」ことができるのか、本作品では主人公たちのいうところの「愛」が「愛欲」「執着」に見えた。
ヒトの理解を超える知性をもつ「インタフェース」が、青い髪やオレンジの髪をしてぴたぴたのボディスーツを着た美少女である必然性もまったく分からなかった。結末に至っては、こんな長文を読んだあげくにこの陳腐さ、というさみしい気持ちになった。
伊藤計劃氏の小説を読んだ時も思ったが、どうも何度も読もうと思わせる深さがないように思う。
好き嫌いは人それぞれであるが、私個人はもっと叩きのめされるような世界観を求めている。
何度読んでも答えが見つからないような、理解しきれないような、善意を裏切られるような、わたしたちの傷や恥部を抉り出すような、それが人間なのだと思えるような、そんな日本のSFを待っている。
2019年7月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アニメから入って、友人に原作をも良いと勧められ購入。概ねアニメと同じですが、ハイライトの構成が多少違います。また、筆者の哲学的な思考は原作を読まないと分からないと思います。
2018年8月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
未来への聖書のような本です。アナログハックなど考えさせられます!