その内、敗者達の栄光の方で登場するであろう、追加武装装備のアルトロンガンダムＥＷが表紙を彩る第７巻
（デザイン的にはＴＶ版の背部ウイングとビームキャノンがベース。ゲームでの使い勝手が上がるよ！やったね、ごひ！）
前巻のプロメテウスや新規挿絵の様なサプライズを期待していましたが、今回は表紙以外に新規のイラスト・設定画は未収録。残念。
収録内容は、前巻から引き続きプリベンター５の後編とＭＣファイル５が収録。
プリベンター５の方は漫画版のシナリオをベースとしていますが、ハリボテのW0の代わりにまさかのキャンサー大活躍等、細かい所がかなり変わっており、
ＦＴの過去編と未来編の伏線が描かれている事を含めて、元ネタの漫画とはパラレル関係と思って問題無い感じです。
（念の為に補足説明しておくと、オリジナルのプリベンター５は単行本ガンダムＷ EPISODE ZEROに収録の漫画作品。
また、リリーナとドクターＪがこの話の前に会っていたエピソードはガンダムEVOLVE/7で描かれています）
ちなみにＧＡ連載時は、ピースクラフトファイルの前半の方が先に掲載されていたのですが、今巻には未収録で、次回８巻にまとめて載せる様です。
話の繋がり的に、どう考えてもそちらの方が自然ですから、問題は全く無いですが。
ＭＣファイル５の方は、フェンリルの一人称で進行。（フェンリルが誰なのかは実際に読んで確認してみて下さいｗ）
ナイナ・ミル・カトリーヌが駆る、ハートのクイーン・クラブのジャック・スペードのキングが、挿絵でデザイン初公開されており、
（個人的にはジャッカーリーオー隊と勝手に呼んでる）
紆余曲折の末、上記の３機と、白雪姫・魔法使い・シェヘラザードの計６機がラナグリンのビルゴ部隊相手に大立ち回りを演じるのが今回の見所ですが、
その中で、ミルの戦い方が五飛と似ているという描写があったり（五飛がミルにＭＳの操縦技術を教えた事がある等の過去エピソードが今後ある？）
女性を思わせる白雪姫のネーミング、象徴的に描かれる新世代組５人の挿絵から考えて、最終的に新ガンダム５機に乗り込むのはこの５人になるんだろうな、
という事を予感させる展開が描かれます。
しかし、機体の乗り換え自体はＷの十八番ですから問題無いとして、そうなるとヒイロが乗る機体はどうなるんだろ？
最終的に専用ＭＳが無い状態になったりしたら、ヒイロ本人はともかく緑川さんが怒りそうだし（ヲイ）
あと、ラストの方の展開が読者視点だと、作中のフェンリル同様置いてきぼり感が半端無いですが、
一人称視点で描かれている点と、各キャラの持つ（語る）情報がバラバラな点等を考えると、
某Ｑ同様、現時点では肯定的な事を言っても、否定的な事を言っても、後でいらん恥をかきそうなので、今巻の段階ではこの部分はノーコメントで。
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