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おバカさん (角川文庫) 文庫 – 1962/8/1

4.3 5つ星のうち4.3 123個の評価

春のある日、銀行員隆盛君兄妹の前に風の如く姿を現わしたフランス人。名はガストン。ナポレオンの末裔と称する。無類の臆病で、お人好し、行く先々に珍事をまき起こすがその魂は神の如し。(江藤 淳)

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ KADOKAWA (1962/8/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1962/8/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 314ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4041245028
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4041245026
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 123個の評価

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遠藤 周作
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(1923-1996)東京生れ。

幼年期を旧満州大連で過ごし、神戸に帰国後、11歳でカトリックの洗礼を受ける。慶応大学仏文科卒。フランス留学を経て、1955(昭和30)年「白い人」で芥川賞を受賞。

一貫して日本の精神風土とキリスト教の問題を追究する一方、ユーモア作品、歴史小説も多数ある。主な作品は『海と毒薬』『沈黙』『イエスの生涯』『侍』『スキャンダル』等。1995(平成7)年、文化勲章受章。1996年、病没。

カスタマーレビュー

星5つ中4.3つ
5つのうち4.3つ
123グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年10月12日に日本でレビュー済み
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直ぐ送ってもらって嬉しいです♥️
すぐ読んで友達に回したので映像はありません🤗
2021年1月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
また、注文して買ってしまいました。一番初めに買って読んだのはもう、たぶん ン十年前のことになるのでしょうね。あれから、何回買いかえて読みなおしたことでしょう! 今回、またまた、買ってしまいました。レトロな文体も懐かしいですが、ガストンの生き方をいつも何となく追っている自分を感じます。私たち一人ひとりに、ガストンの片割れが住み着いているんじゃないでしょうか。それで、懐かしくなってしまうんではないですか?
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2023年6月29日に日本でレビュー済み
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ガスさんはなぜ日本を選んだのか。
宗教への関心低く、排他的な島国日本。
純粋な実践型キリスト教布教者でしょうか?
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2023年4月17日に日本でレビュー済み
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紙が厚いのでかさばる
2023年1月27日に日本でレビュー済み
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半世紀前の小学生のころ、家にあった「おバカさん」を、タイトルから「おもしろそう」と思い、読みました。小学生の読解力で、読める箇所だけ、理解できる範囲で。当時の読後感想は、なんとなく悲しいけど、なんだかよくわからない… それで、今回再読しました。「あの小説はいったい何のことだったのか?」と長年思いつづけていたので、それを解明するために。

なるほど、こういう物語だったのね。当時、小学生のワタクシはちゃんと教会学校にも通っていて、イエス様大好き少女だったのですが、おバカさんをイエスと重ねることなどありませんでした。そういう読み方がまだできない子どもだったのでしょう。現在でも…今一つ、そういう風にはなりませんでした。遠藤周作の他の小説もいくつか読んでいますが、その中にでてくる遠藤氏によるイエス像と重なる部分はありますが。

でも、まあ、そんなこととは無関係に、ある日突然、日常生活に変なフランス人がやってきて、何か考え込ませるようなメッセージを残して消えて行った、というちょっと切なくなる物語、としてだけ読んでも十分だと思います。昭和の日本が舞台の普通の人たちの物語が好きな人に、お勧めします。

個人的には、今回は、小説を全部読むことができ、読み方のわからない漢字熟語2つほどあったものの、カタカナ表記のフランス語が全部わかって、半世紀の時間の流れを感じました。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2021年3月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
心から素晴らしい、すごい、と思えた小説であった。この本を読めたことに心より感謝する。若い方々、小学生にもすすめたい。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2018年10月9日に日本でレビュー済み
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昔読んだ本が今も読めて嬉しい。
キリスト教の真の愛を追求した小説でした。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2012年9月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
主人公が日本でやろうと思っていたことに、どんな人間も疑わずに信じてみる、だまされても信じる、というのがある(137頁)。これは道徳観の表明などではなくて、実験のようなことを言っているのではないかと思った。

殺し屋が裏切り者を鞭打つのを見て、主人公が「わるい人、タイヘンわるい人」と咎める。(185頁)
人は普通、何らかの利害関係の文脈の中で生きている。しかし主人公の善悪の判断は文脈を破壊して他者の中に干渉しに来る。
どれかの文脈の中に生きる人の善悪の基準は相対的かもしれないが、主人公の内的基準は絶対座標系に基づいている。それだけに、現実的な状況に捕われてあがく人の叫びは、聞き届けないこともある。(「『あなた捨てない…ついて行くこと』」(この)「言葉ほど、人をなめた侮辱的なものはなかった」(247頁))

主人公は破壊はするが何も打ち立てない。何も押しつけない、と言い換えてもよい。
それを爽やかだと見ることもできようが、小説の構成上の要請からくる必然ではないかと、僕は思う。
破壊するだけなら人の怒りを買う。人を怒らせないですむのは、愚者のように見える場合である。愚者のようなら、当惑はさせても、怒りの衝動を煽ることはない。当惑は、考える時間を提供してもくれる。

文脈を破壊するようなやり方では、対人関係の中に入っていくのは難しい。大抵は、排斥されるか、利用されて捨てられる。
主人公は何かを探し、確かめようとしている。それが見つかれば、他者も主人公と同じ生き方をできるという証明になるのではないか。その時、主人公には自分を肯定する赦しが与えられる。
主人公は身の安全を賭して試し続ける。

読み手の僕は、他の登場人物同様、関係ない筈だったのに、心の一番重要な所に穴を開けられたような気持ちを味わい、黙ってしまう。

求道者の物語。
22人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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