「悪魔の百唇譜」は横溝正史の長編推理小説。昭和37年1月「推理ストーリー」誌で発表された「百唇譜」という短篇を、改稿・改題し長編化した作品で、名探偵・金田一耕助が登場する。
東京都世田谷成城町で、放置された2台の車のトランクから相次いで男女の刺殺体が発見された。女の方は中国人貿易商・李泰順の内妻である本郷朱美。男の方は園部隆治という高校生である。両者の死体には同じトランプの「ハートのクイーン」と「ハートのジャック」が置かれていたことから、2つの事件は同一犯による連続殺人の可能性が高いと考えられた。
やがて捜査が進むにつれ、この事件の裏には都築克彦という男の死が関係していることが明らかになっていく。都築は昨年何者かによって殺されており、その死体の第一発見者が内弟子の園部であった。また、卑劣な強請り屋でもあった都築は関係を持った多くの女性の唇紋を集め、「百唇譜」と命名したノートに記録していたという。
かつて都築は朱美を強請っていたことも分かり、園部が「百唇譜」を持ち去り二代目の脅迫者となった可能性も出てきたが、だとするとなぜ二人が同時に殺されなければならなかったのだろうか……。
この時期の作品は社会派ミステリを意識してか、都会を舞台とした地味な物語が多い。本書もご多分に漏れず外連味に欠けるきらいがあるが、プロットはよく練られており、犯行の動機やアリバイの検証など正統派の謎解きを楽しむことができた。
ただ、警察関係者だけでも登場人物はかなり多く、人間関係も複雑なため、全体を把握するのに少々骨が折れるのは難点か。全編にわたって登場するわりに金田一の推理にキレがないのも残念だった。容疑者宅のお手伝いさんの方がよほど有能に見えるほどで、知り合いの中国人に秘密の隠し場所を教えてもらうなど、たびたび幸運に助けられている。
しかしながら、金田一の日常についての描写が多い点は好ましく感じた。まず、物語の冒頭からして、事件を解決した結果ひどいメランコリーにとりつかれた金田一を励まそうと、等々力警部が新たな事件を紹介するところから始まるのだが、旅行に出ようとする金田一を強引に引き止めるくだりが実に微笑ましい。金田一の美味しくなさそうな朝食風景が描かれている点もめずらしく、これだけでもファンにとっては貴重な作品といえるだろう。
<登場人物>
本郷朱美 … 車のトランクから死体で見つかる。李泰順の内妻。
李泰順 … 中国人貿易商。江南産業を経営。
古川ナツ子 … 李家の女中。探偵小説のファン。
坂巻啓蔵 … 江南産業の営業部長。
渡部貞雄 … 江南産業の外交員。
水原ユカリ … 東京キネマで売り出し中の純情派スター。
都築克彦 … 白金会館で刺殺された流行歌手。百唇譜の収集家。
園部隆治 … 車のトランクから死体で見つかる。都築の弟子。
藤野磯吉 … 白金会館の掃除夫。昔、満州で特務機関にいた。
王文詳 … 金田一が助けた中国人実業家。李泰順とも親しい。
有吉医師 … 成城町にあるM病院のベテラン医師。
青木医師 … 世田谷病院の医師。
山川警部補 … 成城署の捜査主任。金田一とは顔見知り。
志村刑事 … 成城署の老練な刑事。金田一とは顔見知り。
三浦刑事 … 成城署の刑事。金田一とは顔見知り。
江馬刑事 … 成城署の刑事。金田一とは顔見知り。
田村巡査 … 成城署の巡査。車のトランクから死体を発見。
宮崎警部補 … 世田谷署の捜査主任。
須藤刑事 … 世田谷署の老練な刑事。
松宮刑事 … 世田谷署の刑事。
佐川巡査 … 世田谷署の巡査。盗難車を発見。
加納警部補 … 高輪署の捜査主任。病院坂で金田一と旧知の仲。
辰野刑事 … 高輪署の刑事。
田所刑事 … 高輪署の刑事。
新井刑事 … 警視庁捜査一課所属の刑事。等々力警部の腹心。
等々力警部 … 警視庁捜査一課所属の警部。金田一耕助の相棒。
金田一耕助 … 雀の巣の頭にくたびれた着物袴。ご存知名探偵。
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悪魔の百唇譜 金田一耕助ファイル16 (角川文庫) 文庫 – 2000/4/6
横溝 正史
(著)
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若い女と少年の死体が相次いで車のトランクから発見された。この連続殺人が未解決の男性歌手殺害事件の秘密に関連があるのを知った時、名探偵金田一耕助は激しい興奮に取りつかれた……。
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2000/4/6
- ISBN-104041304288
- ISBN-13978-4041304280
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商品の説明
著者について
1902年5月24日、神戸市生まれ。旧制大阪薬専卒。26年、博文館に入社。「新青年」「探偵小説」の編集長を歴任し、32年に退社後、文筆活動に入る。信州での療養、岡山での疎開生活を経て、戦後は探偵小説雑誌「宝石」に、『本陣殺人事件』(第一回探偵作家クラブ賞長編賞)、『獄門島』、『悪魔の手毬唄』などの名作を次々と発表。76年、映画「犬神家の一族」で爆発的横溝ブームが到来、今もなお多くの読者の支持を得ている。81年、永眠。
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2000/4/6)
- 発売日 : 2000/4/6
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 256ページ
- ISBN-10 : 4041304288
- ISBN-13 : 978-4041304280
- Amazon 売れ筋ランキング: - 105,069位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2023年8月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2023年10月18日に日本でレビュー済み
<少しだけネタバレ注意>
後期の定番になってきた「警察もの」の一冊。
東京を舞台にした事件では、捜査を指揮する等々力警部が耕助を引っ張り込む展開がままある。それだけ聞くと、映画やドラマで描かれる等々力(若しくは彼に類する日和警部)のイメージから、さぞ傲慢でがさつなのだろうと想像しがちだが、原作シリーズを読んでいくと、そういったイメージとは随分違うことに気がつく。
休みを合わせて海水浴場で待ち合せたり(しかも何度もw)、緑ヶ丘荘の耕助のフラットで一緒に風呂に入ったりと、現代の間抜けなご時世ではあらぬ妄想を喚起することも可能だがw、時に耕助の懐具合にまで気を回して幾許かを融通したり、かなり仲の良い友人――というか、面倒見の良い兄のような雰囲気である。
金田一耕助は、捜査も終盤になって犯人の目途がついてくると、メランコリックになって時に自己嫌悪まで抱えるようになるという設定は、映画やドラマでは(わたしの知る限りでは)ついぞ描かれない点で、一方原作小説では何度も言及されてきたが、本書ではその耕助の癖を慮って、そういう孤独感を追い払って彼を活き活きさせるために、半ば無理やりにでも事件に巻き込むのだとまで描写されている。兄心であるw
ついでながら、服装以外はむしろ西洋化されている耕助の朝食はこれまでも何度か描写されていたが、本書ではなぜか箇条書きで強調されている。曰く、
・真っ黒焦げのトースト二枚。
・みごとに煮えかたまった卵二個。
・アスパラガスのかんづめ半分。
・牛乳一本。
『獄門島』や『犬神家の一族』とはジャンルが違うということだけは銘記しておかねばならないが、かなり複雑な構造の事件を少しずつ解明してゆく秀逸な展開が楽しめる。
ただし金田一耕助ものの代表作のひとつに選ぶかと云われればまた別の話。
事件がほぼ解明された時点で、彼は結局メランコリックに襲われて逸早く退場wし、犯人確保には立ち会わなかったというのもあるが、徐々に追い詰められていく犯人側の焦燥がまるで描かれないことや、このなかなかのパワーワードだった「百唇譜」が、結局は強請りのネタに過ぎず、しかもそれとセットとは言え、強請りネタ本体は恥ずかしい写真なのだから、強いて言えば「百唇譜」がなくても話は成立してしまう。
このあたりは、そのパワーワードを作った変質者が、本作の開始時点ですでに故人というのもあるだろうが、個人的にはマイナスポイントだった。
後期の定番になってきた「警察もの」の一冊。
東京を舞台にした事件では、捜査を指揮する等々力警部が耕助を引っ張り込む展開がままある。それだけ聞くと、映画やドラマで描かれる等々力(若しくは彼に類する日和警部)のイメージから、さぞ傲慢でがさつなのだろうと想像しがちだが、原作シリーズを読んでいくと、そういったイメージとは随分違うことに気がつく。
休みを合わせて海水浴場で待ち合せたり(しかも何度もw)、緑ヶ丘荘の耕助のフラットで一緒に風呂に入ったりと、現代の間抜けなご時世ではあらぬ妄想を喚起することも可能だがw、時に耕助の懐具合にまで気を回して幾許かを融通したり、かなり仲の良い友人――というか、面倒見の良い兄のような雰囲気である。
金田一耕助は、捜査も終盤になって犯人の目途がついてくると、メランコリックになって時に自己嫌悪まで抱えるようになるという設定は、映画やドラマでは(わたしの知る限りでは)ついぞ描かれない点で、一方原作小説では何度も言及されてきたが、本書ではその耕助の癖を慮って、そういう孤独感を追い払って彼を活き活きさせるために、半ば無理やりにでも事件に巻き込むのだとまで描写されている。兄心であるw
ついでながら、服装以外はむしろ西洋化されている耕助の朝食はこれまでも何度か描写されていたが、本書ではなぜか箇条書きで強調されている。曰く、
・真っ黒焦げのトースト二枚。
・みごとに煮えかたまった卵二個。
・アスパラガスのかんづめ半分。
・牛乳一本。
『獄門島』や『犬神家の一族』とはジャンルが違うということだけは銘記しておかねばならないが、かなり複雑な構造の事件を少しずつ解明してゆく秀逸な展開が楽しめる。
ただし金田一耕助ものの代表作のひとつに選ぶかと云われればまた別の話。
事件がほぼ解明された時点で、彼は結局メランコリックに襲われて逸早く退場wし、犯人確保には立ち会わなかったというのもあるが、徐々に追い詰められていく犯人側の焦燥がまるで描かれないことや、このなかなかのパワーワードだった「百唇譜」が、結局は強請りのネタに過ぎず、しかもそれとセットとは言え、強請りネタ本体は恥ずかしい写真なのだから、強いて言えば「百唇譜」がなくても話は成立してしまう。
このあたりは、そのパワーワードを作った変質者が、本作の開始時点ですでに故人というのもあるだろうが、個人的にはマイナスポイントだった。
2015年3月13日に日本でレビュー済み
ややこしいプロットを創作し、
手際よくさばいていく筆力は、さすが熟練の芸。
綺羅星のごとき名作群に並べると
いかにも地味な一冊ではあるが、
久しぶりに金田一耕助ものを読んで楽しかった。
犯人は最後まで分からず、ドキドキした。
あえて難をいえば、
小説の長さ(約250ページ)に対して、
出てくる刑事の人数がやたらと多いことだろうか。
横溝正史の会話文の書き方には、
「…と○○が言った」というようにはいちいち書かず、
どの発言が誰のものか、だいたいの感覚で
分からせるようなところがあるので、
皆がいっぺんにしゃべると混乱することがある。
まあ、それは本質的なことではないので、
あくまでついでの話だけれど。
ところで、Amazonの解説に
「暗闇の中の猫」を併収と書いてあるが、
角川文庫の最新版である本書には
そんな作品は収録されていない。
ん? と思ってネットで調べてみたら、
かつての春陽文庫版には収録されていたらしい。
情報の精度がいい加減だなあ。
手際よくさばいていく筆力は、さすが熟練の芸。
綺羅星のごとき名作群に並べると
いかにも地味な一冊ではあるが、
久しぶりに金田一耕助ものを読んで楽しかった。
犯人は最後まで分からず、ドキドキした。
あえて難をいえば、
小説の長さ(約250ページ)に対して、
出てくる刑事の人数がやたらと多いことだろうか。
横溝正史の会話文の書き方には、
「…と○○が言った」というようにはいちいち書かず、
どの発言が誰のものか、だいたいの感覚で
分からせるようなところがあるので、
皆がいっぺんにしゃべると混乱することがある。
まあ、それは本質的なことではないので、
あくまでついでの話だけれど。
ところで、Amazonの解説に
「暗闇の中の猫」を併収と書いてあるが、
角川文庫の最新版である本書には
そんな作品は収録されていない。
ん? と思ってネットで調べてみたら、
かつての春陽文庫版には収録されていたらしい。
情報の精度がいい加減だなあ。
2021年8月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
角川文庫の金田一耕助シリーズ第16弾。シリーズ1冊目から何年もかけてゆっくりと読んできた本シリーズも、いよいよ終盤に差し掛かってきた。何年も経つが、読み始めは毎回楽しい。
本作品で犯人がとった犯罪の技巧は複雑である。一方で犯人像はあまり意外性もなく、ここまで技巧を凝らす必要はあったのだろうか、と思ってしまう。個人的には、本作品は金田一耕助シリーズの中では凡作にあたると思う。本シリーズを読み進めてきた中には、本作品と同じく、技巧に凝りすぎてしまったのではないかと思わせる作品もあった。如何に横溝正史先生と雖も、毎回毎回秀作を生み出すのは難しいということであろう。
シリーズ第17弾を楽しみに、本書を閉じた。
本作品で犯人がとった犯罪の技巧は複雑である。一方で犯人像はあまり意外性もなく、ここまで技巧を凝らす必要はあったのだろうか、と思ってしまう。個人的には、本作品は金田一耕助シリーズの中では凡作にあたると思う。本シリーズを読み進めてきた中には、本作品と同じく、技巧に凝りすぎてしまったのではないかと思わせる作品もあった。如何に横溝正史先生と雖も、毎回毎回秀作を生み出すのは難しいということであろう。
シリーズ第17弾を楽しみに、本書を閉じた。
2012年3月8日に日本でレビュー済み
最後のほうでようやく犯人が分かるという結構複雑なプロットの作品です。
金田一さんの推理も見事に冴えわたり、なるほどねっと唸ってしまいました。
又最後の警部と金田一さんのイニシャルトークが結構お気に入りです。
最初の数ページの中国人の同胞がやった麻薬事件と最後に絡んでくるのも面白い。
ボリュームは少ないですが、密度の濃い作品です。
金田一さんの推理も見事に冴えわたり、なるほどねっと唸ってしまいました。
又最後の警部と金田一さんのイニシャルトークが結構お気に入りです。
最初の数ページの中国人の同胞がやった麻薬事件と最後に絡んでくるのも面白い。
ボリュームは少ないですが、密度の濃い作品です。
2016年4月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
事件を解決すると孤独感に包まれ、旅に出たがる金田一。
ホームズならコカインの注射に手を伸ばすところかもしれませんが、金田一はアメリカ時代に麻薬からは足を洗っているので、その点は安心。とはいえ彼の憂愁を救おうと強引に事件に引っ張り込む等々力警部もちょっとどうかなと感じるほどです。静養先の岡山で決まって事件に遭遇する金田一が都会でもこれでは過労死してしまいます。彼が昭和40年代に日本から脱出したのもうべなるかな。
夜警の巡査から始まる冒頭シーンは殉職の赤信号なのですが、今回の田村巡査の運命はいかに。
「百唇譜」をめぐっての脅迫というエロチックでスキャンダルな事件が本作品のメインテーマです。今でいうならリベンジポルノみたいなものでしょうか?
「百唇譜」が事件のキーになるのですが、時系列的には過去の事件であり、連続殺人事件を引っ張るモチーフとして弱く、強い印象が残りません。金田一のシリーズには「悪魔の手毬歌」「悪魔が来たりて笛を吹く」「悪魔の寵児」と「悪魔の・・・」という冠詞がつく作品は多いですが、この作品は他の作品と比べると謎も犯人も小粒です。
金田一と等々力警部という名コンビを楽しみましょう。
ホームズならコカインの注射に手を伸ばすところかもしれませんが、金田一はアメリカ時代に麻薬からは足を洗っているので、その点は安心。とはいえ彼の憂愁を救おうと強引に事件に引っ張り込む等々力警部もちょっとどうかなと感じるほどです。静養先の岡山で決まって事件に遭遇する金田一が都会でもこれでは過労死してしまいます。彼が昭和40年代に日本から脱出したのもうべなるかな。
夜警の巡査から始まる冒頭シーンは殉職の赤信号なのですが、今回の田村巡査の運命はいかに。
「百唇譜」をめぐっての脅迫というエロチックでスキャンダルな事件が本作品のメインテーマです。今でいうならリベンジポルノみたいなものでしょうか?
「百唇譜」が事件のキーになるのですが、時系列的には過去の事件であり、連続殺人事件を引っ張るモチーフとして弱く、強い印象が残りません。金田一のシリーズには「悪魔の手毬歌」「悪魔が来たりて笛を吹く」「悪魔の寵児」と「悪魔の・・・」という冠詞がつく作品は多いですが、この作品は他の作品と比べると謎も犯人も小粒です。
金田一と等々力警部という名コンビを楽しみましょう。
2015年10月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
買円隊・別館より購入
届いた商品は題名、内容が同じで、別のバージョンの物。
注文時の画像ではカバーデザインが大路浩実氏のものになっていた。この表紙は文字のようでもあり、それ自体が柄のようでもあり、見ようによっては「死ね」という呪いの言葉にもみえるという、摩訶不思議な表紙だった。
このタイプでシリーズを揃えたかったので、残念に思う。
レビューの画像参照
届いた商品は題名、内容が同じで、別のバージョンの物。
注文時の画像ではカバーデザインが大路浩実氏のものになっていた。この表紙は文字のようでもあり、それ自体が柄のようでもあり、見ようによっては「死ね」という呪いの言葉にもみえるという、摩訶不思議な表紙だった。
このタイプでシリーズを揃えたかったので、残念に思う。
レビューの画像参照
2016年12月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
説明に[暗闇の中の猫]を収録とあったので購入したのに、入ってません。
表題の悪魔の百唇譜のみでした。
好きな話ではありますけど、説明に不備ありということで評価は☆1つです。
これなら持ってたのに…
表題の悪魔の百唇譜のみでした。
好きな話ではありますけど、説明に不備ありということで評価は☆1つです。
これなら持ってたのに…