何を持って〈リリカル〉でその言葉はどういう意味で使われているのか判然としないが・・・20編収録の短編集。SFの設定のものが多い。超ショートショートもあるがそちらはあまりおもしろいものはなかった。
『佇むひと』推しのレビューに魅かれて、自分はこの作品集を買って読んでる。この短編いいんだけど、最後の3行が残念なんだよなぁ・・・最後の3行で作品の価値を暴落させてる。
気に入った作品は『走る男』『横車の大八』『母子像』
ちなみに解説者の小池真理子氏は『母子像』を筒井短編のベストワンは迷うことなくこれだと書いている。
ではオレの一押しの『下の世界』。
超未来を描いたSFで、ネタバレしたくないから詳しくは書かないが、
こいつは逆に最後の1行「だけ」のためにある。最後がこれでなかったらたいした値打ちはない。あ!と思う感動。
なんでオレ、懲りずにこうやって小説を読むんだろう?その答えがここにある。
評価の★5はこの最後の1行の点数だと言ってもいい。
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佇むひと リリカル短篇集 (角川文庫 つ 2-20) 文庫 – 2006/10/25
筒井 康隆
(著)
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社会を批判したせいで土に植えられ樹木化してしまった妻との別れ。誰も関心を持たなくなったオリンピックで黙々と走る男。現代人の心の奥底に沈んでいた郷愁、感傷、抒情を解き放つ心地よい短篇集。
- 本の長さ368ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2006/10/25
- ISBN-104041305268
- ISBN-13978-4041305263
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商品の説明
著者について
1934年大阪府生まれ。同志社大学文学部で美学を専攻。「虚人たち」で泉鏡花文学賞、「朝のガスパール」で日本SF大賞、「夢の木坂分岐点」で谷崎潤一郎賞、「ヨッパ谷への降下」で川端康成文学賞、「わたしのグランパ」で読売文学賞を受賞。
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2006/10/25)
- 発売日 : 2006/10/25
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 368ページ
- ISBN-10 : 4041305268
- ISBN-13 : 978-4041305263
- Amazon 売れ筋ランキング: - 337,826位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1934(昭和9)年、大阪市生れ。同志社大学卒。
1960年、弟3人とSF同人誌〈NULL〉を創刊。この雑誌が江戸川乱歩に認められ「お助け」が〈宝石〉に転載される。1965年、処女作品集『東海道戦争』を刊行。1981年、『虚人たち』で泉鏡花文学賞、1987年、『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞、1989(平成元)年、「ヨッパ谷への降下」で川端康成文学賞、1992年、『朝のガスパール』で日本SF大賞をそれぞれ受賞。1997年、パゾリーニ賞受賞。他に『家族八景』『邪眼鳥』『敵』『銀齢の果て』『ダンシング・ヴァニティ』など著書多数。1996年12月、3年3カ月に及んだ断筆を解除。2000年、『わたしのグランパ』で読売文学賞を受賞。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年8月8日に日本でレビュー済み
面白い話が多かったですが、特に「わが好き狼」が
収められている短編の中でもちょっと切ない話で好きです。
子供の頃に読んだ冒険小説とかの主人公の悲しい未来というか
シンデレラのお伽話の続きを見てしまったような話でした。
収められている短編の中でもちょっと切ない話で好きです。
子供の頃に読んだ冒険小説とかの主人公の悲しい未来というか
シンデレラのお伽話の続きを見てしまったような話でした。
2020年11月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
短編集としてちょうどよい読みやすさ、
ちょうどよい奇妙さ
ちょうどよい
ちょうどよい奇妙さ
ちょうどよい
2018年11月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
何度読んでも泣いてしまいます。
古い故郷を訪ねて失われた美しい時間を懐かしむ。
何ともいえないノスタルジーを感じます。
古い故郷を訪ねて失われた美しい時間を懐かしむ。
何ともいえないノスタルジーを感じます。
2017年12月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アメトークで話題に挙げられたこともあり、残像に口紅をと一緒に購入しました。
何となく向こうを読むのに行き詰まってしまい、こちらを読み始めました。最初は多少の読みにくさもありましたが、あっという間に不思議な世界観に次々と引きずり込まれていきました。
一篇が短いので読みやすかったです。短くてもその間にしっかりストーリーはあってどこ作品も引け劣りしませんね。
特にわかれは短かったけど強く印象に残る作品でした。
何となく向こうを読むのに行き詰まってしまい、こちらを読み始めました。最初は多少の読みにくさもありましたが、あっという間に不思議な世界観に次々と引きずり込まれていきました。
一篇が短いので読みやすかったです。短くてもその間にしっかりストーリーはあってどこ作品も引け劣りしませんね。
特にわかれは短かったけど強く印象に残る作品でした。
2014年3月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現在手に入る一番安い
『母子像』が読める本です。
リリカルとあるだけに
筒井康隆の印象が変わる一冊です。
『母子像』が読める本です。
リリカルとあるだけに
筒井康隆の印象が変わる一冊です。
2009年4月29日に日本でレビュー済み
ぐれ健が戻った
碧い底
きつね
佇むひと
姉弟
ベルト・ウェーの女
怪段
下の世界
睡魔のいる夏
わが良き狼
ミスター・サンドマン
白き異邦人
ヒッピー
走る男
わかれ
底流
時の女神
横車の大八
みすていく・ざ・あどれす
母子像
碧い底
きつね
佇むひと
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わかれ
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横車の大八
みすていく・ざ・あどれす
母子像
2013年11月23日に日本でレビュー済み
筒井さんの普段のドタバタがすっかり影を潜めた物哀しい作品が大半です。しかしそのシリカル性は健在で、途中までの展開は星新一さんのショートショートと共通する部分は多いのですが、オチの肩透かし具合とか、ブラックユーモアの具合はまさに普段の筒井さんです。「碧い底」、「ベルト・ウェーの女」、「ヒッピー」、「走る男」などは特にその色が強くお気に入りです。
一方、方々で評価の高い「佇むひと」と「母子像」はやはり別格です。「佇むひと」はいつもの平易な文章ながらいきなり異世界に引きずり込まれるところが好きです。「母子像」は説明不能の悪夢が凝縮された極上の短編です。文章の端々に含まれた悪意や冷たさがシュルレアリスム色を高めます。
一方、方々で評価の高い「佇むひと」と「母子像」はやはり別格です。「佇むひと」はいつもの平易な文章ながらいきなり異世界に引きずり込まれるところが好きです。「母子像」は説明不能の悪夢が凝縮された極上の短編です。文章の端々に含まれた悪意や冷たさがシュルレアリスム色を高めます。