内容はかなり良かったのですが、角川文庫はカバーが少し小さいのか、平積みしたとき、
表紙が持ち上がってしまいます。
内容とは関係ないですが、ちょっと気になるところでした
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
地には平和を (角川文庫 緑 308-26) 文庫 – 1980/5/1
小松 左京
(著)
- 本の長さ276ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日1980/5/1
- ISBN-104041308267
- ISBN-13978-4041308264
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (1980/5/1)
- 発売日 : 1980/5/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 276ページ
- ISBN-10 : 4041308267
- ISBN-13 : 978-4041308264
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,249,782位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
1931年大阪生まれ。京都大学文学部卒業。星新一、筒井康隆とともに「御三家」と呼ばれる、日本を代表するSF作家(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 小松左京セレクション1 宇宙漂流 (ISBN-13: 978-4591118603)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2022年3月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2020年10月25日に日本でレビュー済み
初の小松左京。
「地には平和を」は、ポツダム宣言を受諾せずあのまま戦争を続けていたら、という設定が興味深く、
もっと広く深く広げて、長編にして欲しかった。
作者は若く純粋な感性で当時の空気感を知ってるので、戦中から戦後にかけての余りの変貌ぶりに
納得のいかないものを感じていたのだろう。
「第二次大戦の犠牲は無駄になったのだ。全人類が自己の打ち出した悲惨さの前に、恐れをなして
中途で目を瞑ってしまったのだ。」p51
我々は先の大戦から、多大な犠牲に見合うだけのものを学んだのだろうか。
「地には平和を」は、ポツダム宣言を受諾せずあのまま戦争を続けていたら、という設定が興味深く、
もっと広く深く広げて、長編にして欲しかった。
作者は若く純粋な感性で当時の空気感を知ってるので、戦中から戦後にかけての余りの変貌ぶりに
納得のいかないものを感じていたのだろう。
「第二次大戦の犠牲は無駄になったのだ。全人類が自己の打ち出した悲惨さの前に、恐れをなして
中途で目を瞑ってしまったのだ。」p51
我々は先の大戦から、多大な犠牲に見合うだけのものを学んだのだろうか。
2022年11月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
短編『地には平和を』『日本売ります』にショートショート36編をあわせた、小松左京初期の頃の作品集です。
本書の3分の2程度を占めるショートショートについては、いくつか面白いものがあるものの、続けて読むと、オチが予測できるものがあったりして、ちょっと飽きが来てしまうという難点があります。
もともとスポーツ新聞に一話ずつ連載されていたものなので、ほんのちょっとの空き時間に一話ずつ、気軽に読める娯楽として読めば、それなりに楽しめるかもしれません。ショートショートの名手星新一と比較すると、SFより、と言えるかもしれません。
ショートショート36編のうち、個人的に面白いと感じたのは冒頭の『誤解』『観月譜』『故障』『いかもの食い』『失われた宇宙船』『超能力者』『回向』『お仲間入り』『事故』の9編。
特に『観月譜』の「どんなに科学が進んでも、自然を美しいものと感ずることができれば、その人間の味わえる幸福が一つ増えるわけさ」とのセリフが良いですね。
『いかもの食い』の「ミイラは今でもちょくちょく食べます。さあっとあぶって食べると旨いですよ、乾物の一種ですから・・」には大笑い。
短編『地には平和を』は文章に甘さを感じるものの「20世紀が後代の歴史に及ぼした最も大きな影響は、その中途半端さだった」との考えを持つ博士のとった行動による歴史改変物として、短編ながら読み応えのある作品でした。
『地には平和を』を読むと、後の村上龍による『5分後の世界』を思い出します。
短編『日本売ります』はちょっと軽い感じもありますが、日本を買う男の「日本は世界の縮図ね。なんでもちょっとずつ、何もかもあります。駅弁みたい、箱庭みたいな国」との日本評には感心します。日本が「駅弁」みたいとは・・うまいこと言うなあ。
本書の3分の2程度を占めるショートショートについては、いくつか面白いものがあるものの、続けて読むと、オチが予測できるものがあったりして、ちょっと飽きが来てしまうという難点があります。
もともとスポーツ新聞に一話ずつ連載されていたものなので、ほんのちょっとの空き時間に一話ずつ、気軽に読める娯楽として読めば、それなりに楽しめるかもしれません。ショートショートの名手星新一と比較すると、SFより、と言えるかもしれません。
ショートショート36編のうち、個人的に面白いと感じたのは冒頭の『誤解』『観月譜』『故障』『いかもの食い』『失われた宇宙船』『超能力者』『回向』『お仲間入り』『事故』の9編。
特に『観月譜』の「どんなに科学が進んでも、自然を美しいものと感ずることができれば、その人間の味わえる幸福が一つ増えるわけさ」とのセリフが良いですね。
『いかもの食い』の「ミイラは今でもちょくちょく食べます。さあっとあぶって食べると旨いですよ、乾物の一種ですから・・」には大笑い。
短編『地には平和を』は文章に甘さを感じるものの「20世紀が後代の歴史に及ぼした最も大きな影響は、その中途半端さだった」との考えを持つ博士のとった行動による歴史改変物として、短編ながら読み応えのある作品でした。
『地には平和を』を読むと、後の村上龍による『5分後の世界』を思い出します。
短編『日本売ります』はちょっと軽い感じもありますが、日本を買う男の「日本は世界の縮図ね。なんでもちょっとずつ、何もかもあります。駅弁みたい、箱庭みたいな国」との日本評には感心します。日本が「駅弁」みたいとは・・うまいこと言うなあ。
2020年9月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小学校の図書館で小松左京の児童向けの本を読んで以来、ほぼ半世紀。その後の知識も学力も、考え方も、ほぼ小松左京に作ってもらったと言っても過言ではありません。作品の背景は、戦中・戦後の時代を反映しているものが多いのですが、文明批評家としての側面もあり、何十年経っても魅力のある作品ばかりです。どれが代表作とも言えないのですが「地には平和を」は、文句なく代表作です。
2021年1月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小松左京の最初の短編が入っている本だから購入したのだけど
目次に「地には平和を」「日本売ります」「ある生き物の記録」の3編しか記載されていない。
初めは”失敗した"と思ったけど、実は他の沢山のショートショートがちゃんと載っている。
だったら目次もちゃんと乗せて欲しい
目次に「地には平和を」「日本売ります」「ある生き物の記録」の3編しか記載されていない。
初めは”失敗した"と思ったけど、実は他の沢山のショートショートがちゃんと載っている。
だったら目次もちゃんと乗せて欲しい
2016年11月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大雑把に「地には平和を」タイムパトロール物、「日本売ります」日本列島が宇宙人に買い取られて無くなってしまうアイデア物、
「ある生き物の記録」自動運転車とAIって現代物かと思うぐらいのアイデアが凄い。
「ある生き物の記録」自動運転車とAIって現代物かと思うぐらいのアイデアが凄い。
2018年10月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まず内容はどれもおもしろい。その上で、目次には「地には平和を」「日本売ります」「ある生き物の記録」の三作。小松左京を読んでいれば、あれっと思うはず。前の二編は短編だが、「ある生き物の記録」ってショートショート集のタイトルじゃないの。ところが電子書籍なのに、「ある生き物の記録」36編はタイトルも分からないし、ジャンプもできない。手抜きというより読者を馬鹿にしている。せっかく小松左京の処女作の掲載された短編集なのに、もったいない。