読みながら、これはドラマ化映画化されたら、さぞ面白いだろうとワクワクしました。
後で知ったことは、NHKでドラマ化されたという話しですが、見逃してしまい残念です。音楽はCOBAさんと知り、ますます惜しい、と思いました。DVDも存在しないので、特に人気を博したわけではないのか、あるいは、明治という時代は余り好まれる時代背景ではないのかもしれないですね。
上巻は最高ですよ。下巻で少しだるくなります。無理があるというか。最後が私好みではありませんでした。
山田風太郎は映像化に適した作品を沢山書かれたアーティストさんです。発想が個性的で独自(ユニーク)で、文章力は卓越し、会話が面白く、現代の人気作家さんは足元にも及ばないですね。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
¥943¥943 税込
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
¥943¥943 税込
発送元: Amazon.co.jp
販売者: Amazon.co.jp
¥510¥510 税込
配送料 ¥150 6月6日-8日にお届け
発送元: ビル商店 販売者: ビル商店
¥510¥510 税込
配送料 ¥150 6月6日-8日にお届け
発送元: ビル商店
販売者: ビル商店
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
警視庁草紙 上 山田風太郎ベストコレクション (角川文庫 や 3-102 山田風太郎ベストコレクション) 文庫 – 2010/8/25
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥943","priceAmount":943.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"943","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"xIwjiDmCi96U60JriKivkZ%2B6GtfkIP1B4uOgzGxHNQDlxgeoAYoOTRfrL2OvCFtDgvD8%2Ba80spWAuHFR5kvAggPie3tAoLHXzVoPg%2FAzuSSafL2m2zBrScNLSOdtZnN59oBypkiavwA%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥510","priceAmount":510.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"510","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"xIwjiDmCi96U60JriKivkZ%2B6GtfkIP1BD5mbqe3Sq%2BB41zv7ix4nY98E%2BR9lL6yZLW3Y04sAdja2IJsncUObx%2FmBZ0p4ZbqSMHyuKN%2Fb2p1QPJFwchcMLzCsxIp6IZmkyBm444BkH7CUsiLBFdGZkcVKlXqH4Ni1BwUWMui%2B2pFE5pS2dHgxLwAuTReQLna%2B","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
初代警視総監川路利良を先頭に近代化を進める警視庁と、元江戸南町奉行たちとの知恵と力を駆使した対決。綺羅星のごとき明治の俊傑らが銀座の煉瓦街を駆けめぐる。風太郎明治小説の代表作。
- 本の長さ525ページ
- 言語日本語
- 出版社角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日2010/8/25
- 寸法10.5 x 2 x 15 cm
- ISBN-104041356555
- ISBN-13978-4041356555
よく一緒に購入されている商品
対象商品: 警視庁草紙 上 山田風太郎ベストコレクション (角川文庫 や 3-102 山田風太郎ベストコレクション)
¥943¥943
最短で6月3日 月曜日のお届け予定です
残り5点(入荷予定あり)
¥968¥968
最短で6月3日 月曜日のお届け予定です
残り5点(入荷予定あり)
¥924¥924
最短で6月3日 月曜日のお届け予定です
残り6点(入荷予定あり)
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
著者について
1922年兵庫県生まれ。47年『達磨峠の事件』で作家デビュ-。49年に『眼中の悪魔』『虚像淫楽』で探偵作家クラブ賞、97年に第45回菊池寛賞、2001年に第4回日本ミステリー文学大賞をそれぞれ受賞。2001年没
登録情報
- 出版社 : 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010/8/25)
- 発売日 : 2010/8/25
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 525ページ
- ISBN-10 : 4041356555
- ISBN-13 : 978-4041356555
- 寸法 : 10.5 x 2 x 15 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 268,934位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
1922年、兵庫県生まれ。東京医科大学卒業。47年、「宝石」新人募集に応募した「達磨峠の事件」がデビュー作。48年「眼中の悪魔」で第2回探偵作家 クラブ賞短編賞を受賞。その後「甲賀忍法帖」を始めとした忍法帖シリーズなどを精力的に発表した。2000年、日本ミステリー文学大賞受賞。01年7月死 去(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 八犬傳 下(新装版) (ISBN-13: 978-4331614044)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2015年3月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2014年5月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
山田風太郎は忍法ものが有名だが、私はこれらの明治ものも大好きだ。登場人物には有名人、無名人が取り混ぜてあわられるが、物語の脇役的な存在として、誰も知る人物が頻繁に登場する。夏目漱石、樋口一葉、森鷗外、幸田露伴などなど。おもわず、にやりとさせられる。
2015年12月31日に日本でレビュー済み
「魔界転生」「妖説太閤記」とともに、作者が自選ベスト3に選ぶ力作。とんでもない密度の娯楽小説です。(特に上巻)
たとえば第一話「明治牡丹灯籠」ではオリキャラの主人公たちがある事件の嫌疑をかけられた三遊亭円朝(実在の落語家)を助けるのですが、
その事件が円朝作品の「怪談牡丹灯龍」をなぞった密室殺人であり、さらにその疑いを円朝自身が寄席で「怪談牡丹灯籠」を発表することによって晴らす、
という趣向になっています。
つまり、山風作品が円朝作品に取り込まれ、さらに円朝作品の元ネタになっているという、ウロボロスの蛇のような構造になっているわけです。
さらに第一話を読んでいくと、しれっと三河町の半七が実在人物として登場します。
このお話では実在の人物だけでなく他人様の作品のキャラも出て来ますよ、という作者の合図です。
一話ごとにこのような趣向を凝らした短編、全十八話で構成されています。
この作品は独立して読める短編を数珠つなぎにした連作短編ですが、ある話のチョイ役が別の話では意外な役割を努めたり、モブかと思われた人間が歴史上の人物だったり、二百人を超えるであろう実在架空の人物たちが入り乱れる中、縦横に複線が張り巡らしてあるので全く油断出来ません。
さらに前述のように短編自体が三遊亭円朝のパロディだったり、森鴎外のパロディだったりします。
架空の事件を解くだけでなく中には歴史推理、明治維新史上の未解決事件を解決するものもあったりします。
これだけのアイデアを一作にぶち込んだのは、明治時代を舞台とした時代小説が発表前までほとんど無かったからでしょう。
全く新しい分野を自分が開拓する、読者に受け入れられなければこの一作で打ち止めになるかもしれない、そんな気持ちで書かれたものだと思います。
幸い、山風の明治物はこの後も書き継がれますが、ここまでの密度の作品はこれ以後ありません。
問題があるとすれば、溢れんばかりの趣向を読み解く力が読者にあるかどうかでしょう。
噛めば噛むほど味が出る、スルメのような小説です。
たとえば第一話「明治牡丹灯籠」ではオリキャラの主人公たちがある事件の嫌疑をかけられた三遊亭円朝(実在の落語家)を助けるのですが、
その事件が円朝作品の「怪談牡丹灯龍」をなぞった密室殺人であり、さらにその疑いを円朝自身が寄席で「怪談牡丹灯籠」を発表することによって晴らす、
という趣向になっています。
つまり、山風作品が円朝作品に取り込まれ、さらに円朝作品の元ネタになっているという、ウロボロスの蛇のような構造になっているわけです。
さらに第一話を読んでいくと、しれっと三河町の半七が実在人物として登場します。
このお話では実在の人物だけでなく他人様の作品のキャラも出て来ますよ、という作者の合図です。
一話ごとにこのような趣向を凝らした短編、全十八話で構成されています。
この作品は独立して読める短編を数珠つなぎにした連作短編ですが、ある話のチョイ役が別の話では意外な役割を努めたり、モブかと思われた人間が歴史上の人物だったり、二百人を超えるであろう実在架空の人物たちが入り乱れる中、縦横に複線が張り巡らしてあるので全く油断出来ません。
さらに前述のように短編自体が三遊亭円朝のパロディだったり、森鴎外のパロディだったりします。
架空の事件を解くだけでなく中には歴史推理、明治維新史上の未解決事件を解決するものもあったりします。
これだけのアイデアを一作にぶち込んだのは、明治時代を舞台とした時代小説が発表前までほとんど無かったからでしょう。
全く新しい分野を自分が開拓する、読者に受け入れられなければこの一作で打ち止めになるかもしれない、そんな気持ちで書かれたものだと思います。
幸い、山風の明治物はこの後も書き継がれますが、ここまでの密度の作品はこれ以後ありません。
問題があるとすれば、溢れんばかりの趣向を読み解く力が読者にあるかどうかでしょう。
噛めば噛むほど味が出る、スルメのような小説です。
2014年11月15日に日本でレビュー済み
山田風太郎の“明治もの”は秀作ぞろいで外れなし。
「警視庁草紙」はその明治ものの第一作であり、文句なしの最高作、さらに言えば風太郎全作品中の最高傑作と思う。
一話完結の短篇18話をつなぎ合わせて一本にした長編だが、主人公は共通。連鎖式と呼ばれる風太郎独特の形式だ。
時代設定は動乱収まらない幕末から明治10年まで。
風太郎は史実に基づくスキャンダルを大量に盛り込み、綺羅星のごとき実在キャラクターで裏打ちしながら、その隙間でフィクションの壮大な物語を多種多様に紡いでいく。
その狙いは、混乱を極める“いかがわしい明治”をトータルに描くことだったのではないか。主人公はいるが、本当の主人公は明治初期という時代そのものだと思う。
物語を推進するのは二人の実在キャラ、「正」の元南町奉行・駒井相模守、「邪」の警視庁大警視・川路利良。もう一人、前面に出てくるのが南町奉行の同心だった千波兵四郎という創作キャラで、これは相模守の若い分身だ(相模守は年寄りでアクティブな活躍ができない)。
物語は新体制に違和感を抱く相模守+仙波と新体制を裏から支える川路の、いろいろな事件をめぐる駆け引き・対立を軸に展開する。
三人が絡む18のエピソード(スキャンダル)はこんなことがあったのかという驚きに満ちており、どれもとてつもなく面白い。
中でも強烈なのは“毒婦”高橋お伝、大久保利通暗殺犯・長連豪(ちょう・つらたけ)、首切り浅右衛門という気の遠くなるような組み合わせの一篇「妖恋高橋お伝」だろう。風太郎以外では書けない凄まじいオチが待っている。
吉田松陰の絶筆に絡む「吉五郎流恨録」は、フィクションとしか思えない話が史実と知って、ほとんど卒倒するところだった。
物語の結末は唐突で違和感が残る。それまで警視庁をおちょくり川路と対立してきた千波が、その川路が西郷反乱軍を鎮圧するため組織した警視庁抜刀隊に入る。納得しがたい展開で、解説の説明も苦しい。
しかし風太郎の物語は主要な登場人物が死に絶えなければ終わらない。それが風太郎の世界観だ。だから仙波をただ死なせるために九州へ向かわせる。
遠征軍が銀座煉瓦街を行進し熊本へ向け出征するシーンは、美しいエンディングが持ち味の風太郎作品中でも屈指の描写だ。動きがあり音があり、色彩にあふれてしかも限りなく哀しい。見事というほかない。
「警視庁草紙」はその明治ものの第一作であり、文句なしの最高作、さらに言えば風太郎全作品中の最高傑作と思う。
一話完結の短篇18話をつなぎ合わせて一本にした長編だが、主人公は共通。連鎖式と呼ばれる風太郎独特の形式だ。
時代設定は動乱収まらない幕末から明治10年まで。
風太郎は史実に基づくスキャンダルを大量に盛り込み、綺羅星のごとき実在キャラクターで裏打ちしながら、その隙間でフィクションの壮大な物語を多種多様に紡いでいく。
その狙いは、混乱を極める“いかがわしい明治”をトータルに描くことだったのではないか。主人公はいるが、本当の主人公は明治初期という時代そのものだと思う。
物語を推進するのは二人の実在キャラ、「正」の元南町奉行・駒井相模守、「邪」の警視庁大警視・川路利良。もう一人、前面に出てくるのが南町奉行の同心だった千波兵四郎という創作キャラで、これは相模守の若い分身だ(相模守は年寄りでアクティブな活躍ができない)。
物語は新体制に違和感を抱く相模守+仙波と新体制を裏から支える川路の、いろいろな事件をめぐる駆け引き・対立を軸に展開する。
三人が絡む18のエピソード(スキャンダル)はこんなことがあったのかという驚きに満ちており、どれもとてつもなく面白い。
中でも強烈なのは“毒婦”高橋お伝、大久保利通暗殺犯・長連豪(ちょう・つらたけ)、首切り浅右衛門という気の遠くなるような組み合わせの一篇「妖恋高橋お伝」だろう。風太郎以外では書けない凄まじいオチが待っている。
吉田松陰の絶筆に絡む「吉五郎流恨録」は、フィクションとしか思えない話が史実と知って、ほとんど卒倒するところだった。
物語の結末は唐突で違和感が残る。それまで警視庁をおちょくり川路と対立してきた千波が、その川路が西郷反乱軍を鎮圧するため組織した警視庁抜刀隊に入る。納得しがたい展開で、解説の説明も苦しい。
しかし風太郎の物語は主要な登場人物が死に絶えなければ終わらない。それが風太郎の世界観だ。だから仙波をただ死なせるために九州へ向かわせる。
遠征軍が銀座煉瓦街を行進し熊本へ向け出征するシーンは、美しいエンディングが持ち味の風太郎作品中でも屈指の描写だ。動きがあり音があり、色彩にあふれてしかも限りなく哀しい。見事というほかない。
2011年12月5日に日本でレビュー済み
山田風太郎というと、「魔界転生」や忍法帖シリーズ、または「戦中派日記」などで知られるが、明治ものというのは意外に知られていないのではないだろうか。一つにはあまり映像化されていないということもあるだろう。しかし、今から10年前の平成13年、NHKで「山田風太郎からくり事件帖」として放送されたことがある。主役の千羽兵四郎を田辺誠一が演じ、音楽をアコーディオンのcoba氏が担当するという、なかなかしゃれた時代劇だった。
明治初頭の混沌とした時勢に生じた難事件を、隅のご隠居の力を借りて解決していく話は、さもありそうな雰囲気を醸し出して、歴史上の人物が目の前で息づいているかのようである。唯一いただけないのは、表紙のマンガチックな絵である。
明治初頭の混沌とした時勢に生じた難事件を、隅のご隠居の力を借りて解決していく話は、さもありそうな雰囲気を醸し出して、歴史上の人物が目の前で息づいているかのようである。唯一いただけないのは、表紙のマンガチックな絵である。