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蘇える金狼 野望編 (角川文庫 緑 362-2) 文庫 – 1974/3/1
大薮 春彦
(著)
三十八口径のコルトが轟然と火を吹いた。たちこめる硝煙の中で、仮面をかぶった野獣は冷たい残忍な笑いを浮かべていた…。会社乗っ取りを企む非情な一匹狼。悪には悪を、邪魔者は殺す!(森村誠一)
- 本の長さ508ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日1974/3/1
- ISBN-104041362024
- ISBN-13978-4041362020
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (1974/3/1)
- 発売日 : 1974/3/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 508ページ
- ISBN-10 : 4041362024
- ISBN-13 : 978-4041362020
- Amazon 売れ筋ランキング: - 513,902位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年10月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
期待通りの商品で良かったです。只今、読書中です。早く、完結編に進みたいと思っています。
2024年3月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まあ大藪春彦作品では好きな作品ですが映画は駄目だわ駄目ですよ。松田優作ではアカンですよ、全然迫力足りないです。
2015年5月18日に日本でレビュー済み
大藪文学、中期の作品、理詰めの長編ハードボイルドを読みたい人にはお勧め、とにかく他の大藪作品にも通じる食事、自動車の描写や、平和な一般社会へ対する不信といらだち、この作品が楽しめる間は、肉体は老いてても心は若いと思う。
2017年11月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
若い頃には普通に読んで興奮しましたが、寄る年波に細かい字が気に成りました .
2007年3月20日に日本でレビュー済み
大藪春彦といえば、「野獣死すべし」の伊達邦彦、「狼シリーズ」の西城秀夫などのシリーズキャラの人気が高いようだが、大藪モノは単発小説もすごい!松田優作、香取慎吾と映像化されきたが、「ホンモノの面白さ」を味わいたいのなら原作が一番。
朝倉哲也、29歳。昼はマジメ社員、夜は野望のために凶暴化する狼――。
会社という果物にむさぼりつき、甘い汁だけを吸う蛆虫の姿に拳を握り締める。
彼の計画は、自分も会社を食い物とする一人になることだ。強靭な肉体と様々な特殊能力を駆使して、駆ける野獣。
これだけかっこいい主人公もそうそういない。デビュー6年で発表されたものだが、すでに大藪氏の小説に対する力には、恐れ入ったとしか言いようがない。
朝倉哲也、29歳。昼はマジメ社員、夜は野望のために凶暴化する狼――。
会社という果物にむさぼりつき、甘い汁だけを吸う蛆虫の姿に拳を握り締める。
彼の計画は、自分も会社を食い物とする一人になることだ。強靭な肉体と様々な特殊能力を駆使して、駆ける野獣。
これだけかっこいい主人公もそうそういない。デビュー6年で発表されたものだが、すでに大藪氏の小説に対する力には、恐れ入ったとしか言いようがない。
2010年9月14日に日本でレビュー済み
子供の頃に角川映画になる原作本を読みまくった。本書もなんだかよくわからなかったが、人間の二面性を描いていた。ハードボイルドという言葉があったが、大藪春彦のためにある言葉である。ゆでたまごと教わったが、中学の先生も英語の時間に解説をしていた。恐るべし大藪春彦。松田優作が演じていたが、本書にあるディテールはなかなか読み応え有る。文章が小気味よく切れている。ハードボイルドとはそうゆう文章の書き方なのだろう。
2002年11月23日に日本でレビュー済み
「野獣死すべし」に見られる企業小説の要素を深めたのが本作品だと言える。腐敗した企業を踏み台にいかにのし上がっていくかという点が良く描かれている。
もちろん大藪の持ち味である自動車や銃器のメカに関する描写も充実している。
目的のためには手段を選ばないと言う主人公はラスコリニコフ的とも言える。しかし、主人公・朝倉哲也は愛する女性達には決して救われないし、そもそも人間的な救いは求めない。鍛錬した肉体を武器に生死の境で駆け引きし、勝ち抜けることでしか充足を得られないのだ。
「野獣死すべし」を気に入ったなら、是非読んでみていただきたい。
もちろん大藪の持ち味である自動車や銃器のメカに関する描写も充実している。
目的のためには手段を選ばないと言う主人公はラスコリニコフ的とも言える。しかし、主人公・朝倉哲也は愛する女性達には決して救われないし、そもそも人間的な救いは求めない。鍛錬した肉体を武器に生死の境で駆け引きし、勝ち抜けることでしか充足を得られないのだ。
「野獣死すべし」を気に入ったなら、是非読んでみていただきたい。