三大奇書と言われており、気狂い者を扱った作品と言うことで避けてる方も居ると思うが、なんのことはない。推理小説としての骨太な構成に作者の哲学がしっかりと盛り込まれている。夢野氏の探究力、分析力、理解力、その凄さに圧倒される。彼の知能の凄さは作中に出てくる漢文、縁起文、和歌を読めばわかる(これらは一から創作されたのだろうか?それとも参考になる文献があったのか?)。それでいてキチガイを演ずるなど幅の広さが伺える。極端な表現の幅、それをもって自身の哲学を表そうとする力強さ。この世界の両極の先にある統合を夢野氏は見抜いたのだろう。この作品にはそれが見事に描かれている。
因みに二日あれば読めたのでそんなに難しく考えずに読んでもらいたい。
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ドグラ・マグラ(下) (角川文庫 緑 366-4) 文庫 – 1976/10/13
夢野 久作
(著)
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昭和十年一月、書き下ろし自費出版。狂人の書いた推理小説という異常な状況設定の中に著者の思想、知識を集大成し、”日本一幻魔怪奇の本格探偵小説”とうたわれた、歴史的一大奇書。
- ISBN-104041366046
- ISBN-13978-4041366042
- 出版社KADOKAWA
- 発売日1976/10/13
- 言語日本語
- 本の長さ384ページ
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (1976/10/13)
- 発売日 : 1976/10/13
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 384ページ
- ISBN-10 : 4041366046
- ISBN-13 : 978-4041366042
- Amazon 売れ筋ランキング: - 7,239位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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5 星
奇書?いやいや名書じゃないか
三大奇書と言われており、気狂い者を扱った作品と言うことで避けてる方も居ると思うが、なんのことはない。推理小説としての骨太な構成に作者の哲学がしっかりと盛り込まれている。夢野氏の探究力、分析力、理解力、その凄さに圧倒される。彼の知能の凄さは作中に出てくる漢文、縁起文、和歌を読めばわかる(これらは一から創作されたのだろうか?それとも参考になる文献があったのか?)。それでいてキチガイを演ずるなど幅の広さが伺える。極端な表現の幅、それをもって自身の哲学を表そうとする力強さ。この世界の両極の先にある統合を夢野氏は見抜いたのだろう。この作品にはそれが見事に描かれている。因みに二日あれば読めたのでそんなに難しく考えずに読んでもらいたい。
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2022年6月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
三大奇書と言われており、気狂い者を扱った作品と言うことで避けてる方も居ると思うが、なんのことはない。推理小説としての骨太な構成に作者の哲学がしっかりと盛り込まれている。夢野氏の探究力、分析力、理解力、その凄さに圧倒される。彼の知能の凄さは作中に出てくる漢文、縁起文、和歌を読めばわかる(これらは一から創作されたのだろうか?それとも参考になる文献があったのか?)。それでいてキチガイを演ずるなど幅の広さが伺える。極端な表現の幅、それをもって自身の哲学を表そうとする力強さ。この世界の両極の先にある統合を夢野氏は見抜いたのだろう。この作品にはそれが見事に描かれている。
因みに二日あれば読めたのでそんなに難しく考えずに読んでもらいたい。
因みに二日あれば読めたのでそんなに難しく考えずに読んでもらいたい。
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2016年12月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ドグラマグラ。
この作品は今回初めて読んでみた次第であるが、
内容が内容だけに、グルグル脳髄回転地獄とでも形容したくなるような、読んでいてなぜか不思議といっこうに物語が進まずに同じ場所を堂々巡りしているような錯覚をおぼえる実に奇妙な作品だと思う。
まさに頭脳内迷宮を明かりも無しに手探りで出口を探し求めるような奇妙な感覚。
夢野久作氏は明らかに天才だと思うのだけど、その天才性にはゾッとするような恐怖と戦慄を感じるのは私だけだろうか?
昔から本書を読んだ人間は精神に異常をきたすという言い伝えがあるようだが、
果たして、この作品を読み終わったあと自分がどうなるか?
それにしても破格な面白さに我を忘れて読んでしまう。
恐れおののきつつ、ついつい読書に没頭してしまう。それがドグラマグラの魅力のなせるワザであることは言うまでもない。
ただし、確かにいろいろな要素でゴテゴテとデコレーションされて非常に複雑な小説となっているけど、物語の根幹となるストーリーラインは「意外と単純であります」
したがって、落ち着いてジックリゆっくりと読めば、必ず読破出来るし、また、この複雑奇怪な物語の全体像がジグソーパズルのピースが全部埋まった時のようにパッ!と目の前に開ける時が必ず来ます。
諸君!!健闘を祈る
補記
脳髄は物を考えるところにあらず。
正木博士の上記の言葉を信じるなら、(多少SFじみているが)
この小説の犯人は、はじめから「いなかった」
事になる。
呉青秀からの心理遺伝による記憶が呉一郎青年をしてこの一連の凶行に至らしめたとしたら、
呉一郎に責任能力はないし、ましてや証拠さえありゃしない。
あえて犯人を特定するならば、脳髄による脳髄のための殺人だったと言える。
だが、そう「思い込ませる」のも脳髄のトリックなのだ。
ましてや、脳髄は物を考えるところではないなら、犯人は影も形もない、怪魔人という事になる。
要するに、犯人なき犯罪こそドグラマグラという空前絶後の探偵小説のテーマではなかろうか?
この作品は今回初めて読んでみた次第であるが、
内容が内容だけに、グルグル脳髄回転地獄とでも形容したくなるような、読んでいてなぜか不思議といっこうに物語が進まずに同じ場所を堂々巡りしているような錯覚をおぼえる実に奇妙な作品だと思う。
まさに頭脳内迷宮を明かりも無しに手探りで出口を探し求めるような奇妙な感覚。
夢野久作氏は明らかに天才だと思うのだけど、その天才性にはゾッとするような恐怖と戦慄を感じるのは私だけだろうか?
昔から本書を読んだ人間は精神に異常をきたすという言い伝えがあるようだが、
果たして、この作品を読み終わったあと自分がどうなるか?
それにしても破格な面白さに我を忘れて読んでしまう。
恐れおののきつつ、ついつい読書に没頭してしまう。それがドグラマグラの魅力のなせるワザであることは言うまでもない。
ただし、確かにいろいろな要素でゴテゴテとデコレーションされて非常に複雑な小説となっているけど、物語の根幹となるストーリーラインは「意外と単純であります」
したがって、落ち着いてジックリゆっくりと読めば、必ず読破出来るし、また、この複雑奇怪な物語の全体像がジグソーパズルのピースが全部埋まった時のようにパッ!と目の前に開ける時が必ず来ます。
諸君!!健闘を祈る
補記
脳髄は物を考えるところにあらず。
正木博士の上記の言葉を信じるなら、(多少SFじみているが)
この小説の犯人は、はじめから「いなかった」
事になる。
呉青秀からの心理遺伝による記憶が呉一郎青年をしてこの一連の凶行に至らしめたとしたら、
呉一郎に責任能力はないし、ましてや証拠さえありゃしない。
あえて犯人を特定するならば、脳髄による脳髄のための殺人だったと言える。
だが、そう「思い込ませる」のも脳髄のトリックなのだ。
ましてや、脳髄は物を考えるところではないなら、犯人は影も形もない、怪魔人という事になる。
要するに、犯人なき犯罪こそドグラマグラという空前絶後の探偵小説のテーマではなかろうか?
2024年1月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
設定は奇抜だけど、ファンタジーと思えばそういうものとして読める。
むしろ常識に凝り固まって抜け出せない人は、それが自覚できるリトマス紙みたいな作品。
常識は思い込みの最小公倍数、定義はないと思った。
むしろ常識に凝り固まって抜け出せない人は、それが自覚できるリトマス紙みたいな作品。
常識は思い込みの最小公倍数、定義はないと思った。
2021年12月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
別にありません
2018年3月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一度目は上巻とはガラリと違う、畳み掛けるような展開に感じるしかなかった。
二度目、上巻の伏線に徐々に勘づくことが出来るようになった。細かい疑問がつきない。
三度目。この物語を俯瞰したいと思えるようになった。
この過程が、まるで研究しているようでとても楽しい。何より、誰かとこの奇妙さを共有したいのに、いざ説明しようすると、どうしても陳腐になってしまう、このもどかしさがたまらない。
日本を代表する奇書と何処かで読んだが、素人なりにその通りだと思った。
やっぱり陳腐なレビューになってしまって申し訳ないが、ともかく「上巻を、流し読みでもいいから乗り切って、下巻を迷っている方」は、下巻はともかく上巻よりは読みやすいと思いますので、とてもお勧めです。
二度目、上巻の伏線に徐々に勘づくことが出来るようになった。細かい疑問がつきない。
三度目。この物語を俯瞰したいと思えるようになった。
この過程が、まるで研究しているようでとても楽しい。何より、誰かとこの奇妙さを共有したいのに、いざ説明しようすると、どうしても陳腐になってしまう、このもどかしさがたまらない。
日本を代表する奇書と何処かで読んだが、素人なりにその通りだと思った。
やっぱり陳腐なレビューになってしまって申し訳ないが、ともかく「上巻を、流し読みでもいいから乗り切って、下巻を迷っている方」は、下巻はともかく上巻よりは読みやすいと思いますので、とてもお勧めです。
2019年1月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この書籍を初めて知ったのは大学1年生の時でした。
素晴らしいです。
これを読むことができる時代が来るとは!
素晴らしいです。
これを読むことができる時代が来るとは!
2018年5月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文章に読まれるとは、正にこの事をいうのでしょう。 この作品は読者を飽きさせません。一読してみれば、今作品の精密かつ大胆な小説技巧の虜に陥るはずです。
2018年12月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
やっっっと最後まで読めました。
買ったのは今から5年前(笑)
1度読み始めたら難しすぎて即諦めました。
で、今になってやっと読む気になって2週間かかりましたが読みきりました(笑)
まず読みきった自分を褒めたい。
どうやらこの本は読み手の数だけ答えがあるようで、色んな解釈をできる不思議な本ですね。
読んだ後もじっくり考えてやっと自分なりの結論をだせて現在スッキリしてます。
次読むときは時系列をメモしようと思います。
次はどんな解釈ができるか楽しみです。
何回も読み返す価値のある作品だと思いますよ!
ただ!どっしり腰を据えて読む覚悟は要りますね。
いやぁー小説読んでこんなに疲れたのは初めてです。
買ったのは今から5年前(笑)
1度読み始めたら難しすぎて即諦めました。
で、今になってやっと読む気になって2週間かかりましたが読みきりました(笑)
まず読みきった自分を褒めたい。
どうやらこの本は読み手の数だけ答えがあるようで、色んな解釈をできる不思議な本ですね。
読んだ後もじっくり考えてやっと自分なりの結論をだせて現在スッキリしてます。
次読むときは時系列をメモしようと思います。
次はどんな解釈ができるか楽しみです。
何回も読み返す価値のある作品だと思いますよ!
ただ!どっしり腰を据えて読む覚悟は要りますね。
いやぁー小説読んでこんなに疲れたのは初めてです。