想像してたのとは違った。
ロシアが出てくる作品は表現が直接的すぎて幻想と言うよりグロですね。船の数作品から幻想が入りますかね。最後の鼓あたりが幻想かな。私的には取り止めがなさすぎに感じたり海外のホラー的な底の浅さを感じたり微妙でした。絢爛な筆致も感じるんですが。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
あやかしの鼓: 夢野久作怪奇幻想傑作選 (角川ホラー文庫 54-1) 文庫 – 1998/4/1
夢野 久作
(著)
鼓作りの男が、想い焦がれた女性へ贈った鼓の陰気な、けれども静かな美しい音が…。表題作をはじめ夢と現実が不思議に交錯する華麗妖美な世界があなたを誘う。夢野文学の入門書とも言える決定版の一冊。
- 本の長さ416ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日1998/4/1
- ISBN-104041366119
- ISBN-13978-4041366110
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (1998/4/1)
- 発売日 : 1998/4/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 416ページ
- ISBN-10 : 4041366119
- ISBN-13 : 978-4041366110
- Amazon 売れ筋ランキング: - 414,604位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2011年6月24日に日本でレビュー済み
本書はすでに新刊では入手できないだろう。
しかし、ブックオフでは、うまくすれば100円で入手できるかもしれない。
久作入門書としては、出版芸術社「死後の恋」とともに、格好の短編集である。
本書収載の短編は表題作の他、
死後の恋
瓶詰地獄
悪魔祈祷書
支那米の袋
難船小僧
幽霊と推進機
怪夢
白菊
いなか、の、じけん
木魂
以上、全11作品である。
久作作品としては「ドグラ・マグラ」があまりにも著名だが、本書の解説にもあるように、独特の文体に慣れるためには、短編から入ったほうが良いかもしれない。
この、独特の文体は、同時期に三一書房で全集が刊行された久生十蘭と比較すると、あまりにも自由闊達に見える。
十蘭は、非常に研ぎ澄まされた、実にきちんと計算されつくした、高尚な文体である。
それと対照的に、久作は非常にドロ臭い、いかにも低俗に見える文体なのだ。
しかし、その低俗に見える文体の陰に、実に緻密な計算があること、そして実は一言一句無駄がないことは、本書一冊を読破すれば良く分かる。
さらに、「ドグラ・マグラ」や「犬神博士」等の長編作品を読んでみれば、それがもっと良く分かるだろう。
本書はホラー文庫の一冊であるため、比較的ホラー風味の強い作品がチョイスされている。
それでも、名作「瓶詰地獄」は、外すことができない。
さまざまなアンソロジーに収載されている作品ではあるが、本作、そしてその他の久作作品も、読んだときの年齢や環境によって、感動の度合いが違う。
今、改めて本書で「瓶詰地獄」を読んで、運命の残酷さというものを感じた。
本書のような短編集は、作品の幅が広い分、さまざまな楽しみ方ができる。
「死後の恋」などは、何度読んでも本気なのかヨタなのか、迷わされてしまう。
また、「あやかし〜」は、実に恐ろしい、日本的な怪談である。
かつてNHKのラジオドラマで「あやかし〜」が放送されたことがあった。
あの、ポ、ポ、ポという鼓の音が、大変印象的だった。
しかし、ブックオフでは、うまくすれば100円で入手できるかもしれない。
久作入門書としては、出版芸術社「死後の恋」とともに、格好の短編集である。
本書収載の短編は表題作の他、
死後の恋
瓶詰地獄
悪魔祈祷書
支那米の袋
難船小僧
幽霊と推進機
怪夢
白菊
いなか、の、じけん
木魂
以上、全11作品である。
久作作品としては「ドグラ・マグラ」があまりにも著名だが、本書の解説にもあるように、独特の文体に慣れるためには、短編から入ったほうが良いかもしれない。
この、独特の文体は、同時期に三一書房で全集が刊行された久生十蘭と比較すると、あまりにも自由闊達に見える。
十蘭は、非常に研ぎ澄まされた、実にきちんと計算されつくした、高尚な文体である。
それと対照的に、久作は非常にドロ臭い、いかにも低俗に見える文体なのだ。
しかし、その低俗に見える文体の陰に、実に緻密な計算があること、そして実は一言一句無駄がないことは、本書一冊を読破すれば良く分かる。
さらに、「ドグラ・マグラ」や「犬神博士」等の長編作品を読んでみれば、それがもっと良く分かるだろう。
本書はホラー文庫の一冊であるため、比較的ホラー風味の強い作品がチョイスされている。
それでも、名作「瓶詰地獄」は、外すことができない。
さまざまなアンソロジーに収載されている作品ではあるが、本作、そしてその他の久作作品も、読んだときの年齢や環境によって、感動の度合いが違う。
今、改めて本書で「瓶詰地獄」を読んで、運命の残酷さというものを感じた。
本書のような短編集は、作品の幅が広い分、さまざまな楽しみ方ができる。
「死後の恋」などは、何度読んでも本気なのかヨタなのか、迷わされてしまう。
また、「あやかし〜」は、実に恐ろしい、日本的な怪談である。
かつてNHKのラジオドラマで「あやかし〜」が放送されたことがあった。
あの、ポ、ポ、ポという鼓の音が、大変印象的だった。
2006年7月22日に日本でレビュー済み
古き日本の情緒ある時代を背景に、夢野久作独特のおどろおどろしい怪奇世界が繰り広げられる。読むうちに彼特有の独特な耽美世界に嵌まってしまう。彼の代表作の一つであろう。
2005年7月17日に日本でレビュー済み
一言で言えば「ワケわかんねー」となるのかもしれませんが、
一言以上で言えば一生かかっても言い表せない感じです。
不思議とか奇妙とか異常とか好きな(僕みたいな)人はどうぞ。
一言以上で言えば一生かかっても言い表せない感じです。
不思議とか奇妙とか異常とか好きな(僕みたいな)人はどうぞ。