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大統領の晩餐 (角川文庫) 文庫 – 1974/1/1
小林 信彦
(著)
- 本の長さ336ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日1974/1/1
- ISBN-10404138205X
- ISBN-13978-4041382059
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (1974/1/1)
- 発売日 : 1974/1/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 336ページ
- ISBN-10 : 404138205X
- ISBN-13 : 978-4041382059
- Amazon 売れ筋ランキング: - 896,884位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年11月10日に日本でレビュー済み
1972年の作品。ハヤカワミステリマガジンに連載されました。大統領の密使の続編です。楽しいこと、この上なしで、しかも、わたしは、この2作からかなりの事を学びました。小林先生の最高傑作だと思います。
2009年12月9日に日本でレビュー済み
オヨヨ大統領シリーズの続きです。今回もドタバタ劇の中に含蓄あるトピックをまぶして、しかも、今読んでも充分面白い古びていない作品です。今回は「大統領の密使」の直後からのお話しで、しかも前回はチラリとしか出てこなかったオヨヨ大統領がついに喋り始めます。どういう括りであったとしても構わないとは思いますが、やはり高橋源一郎さんの初期の混沌さやパロディ、そして様々な暗喩にも満ちている作品だと思います。
オヨヨ大統領が負傷したことで、配下の手下に、ある猫に仕掛けた盗聴器の奪還を任せるのですが、当然一筋縄ではいかない物語が始まります。前作も登場したジャングルに取り付かれているテレビ作家の南さんも、有名テレビプロデューサーで何でもテレビ番組にしてしまうしたたかな男細井、オヨヨ大統領の宿命のライバル鬼面(オニツラ)警部にその手下の刑事である旦那(だんな、もちろん本名)、猫開放運動家のおばあちゃん根古野タメ(ねこのため、しつこいけど本名)、何でも出来るけどダメな二八(にっぱち、むろん本名)、その料理のライバル矢野源三郎、そして高名な料理家高学林、様々な人の思惑が絡んでの話しです。
そしてまたまた、いつも通りの様々な仕掛けがあり、パロディがあり、ナンセンスあり、もうてんこ盛りです。そして凄いと私が思うのは、確かに現代を扱った作品である以上、出来た瞬間から古びていく、風化していく常であるにも関わらず、いや、ある程度風化し、そして元ネタを知らない私が読んでも、「これには元ネタがある」と分からせ、しかもそれでも面白くある、ということが凄いです。
今読んで、そしてその面白さを感じさせることの難しさは、特に現代のスピード感を考えると、まさに脅威と言って良いと思います。だってラルフ・ネーダーが出てくるなんてびっくりじゃありませんか。
そして、またまた佐々木マキの絵が妙に心地よいのです、これ読む前は佐々木マキといえば村上春樹の3部作だったのですが、印象変わりました。
パロディの可能性を広げてみたい方に、オススメ致します。
オヨヨ大統領が負傷したことで、配下の手下に、ある猫に仕掛けた盗聴器の奪還を任せるのですが、当然一筋縄ではいかない物語が始まります。前作も登場したジャングルに取り付かれているテレビ作家の南さんも、有名テレビプロデューサーで何でもテレビ番組にしてしまうしたたかな男細井、オヨヨ大統領の宿命のライバル鬼面(オニツラ)警部にその手下の刑事である旦那(だんな、もちろん本名)、猫開放運動家のおばあちゃん根古野タメ(ねこのため、しつこいけど本名)、何でも出来るけどダメな二八(にっぱち、むろん本名)、その料理のライバル矢野源三郎、そして高名な料理家高学林、様々な人の思惑が絡んでの話しです。
そしてまたまた、いつも通りの様々な仕掛けがあり、パロディがあり、ナンセンスあり、もうてんこ盛りです。そして凄いと私が思うのは、確かに現代を扱った作品である以上、出来た瞬間から古びていく、風化していく常であるにも関わらず、いや、ある程度風化し、そして元ネタを知らない私が読んでも、「これには元ネタがある」と分からせ、しかもそれでも面白くある、ということが凄いです。
今読んで、そしてその面白さを感じさせることの難しさは、特に現代のスピード感を考えると、まさに脅威と言って良いと思います。だってラルフ・ネーダーが出てくるなんてびっくりじゃありませんか。
そして、またまた佐々木マキの絵が妙に心地よいのです、これ読む前は佐々木マキといえば村上春樹の3部作だったのですが、印象変わりました。
パロディの可能性を広げてみたい方に、オススメ致します。
2005年6月10日に日本でレビュー済み
オヨヨ大統領とたたかい、オホーツクの流氷に消えたのは、いつのことだったのか