ドサ健、森サブ、李、坊や哲に痺れた!
30年以上前に、麻雀放浪記全巻読了したはずだが、この巻の記憶が殆どなく再読。いやあ、痺れた!こんなにも迫力のある物語だったとは!最近、汲々としてドン詰まり的な気分だったけど、少し楽になった。1~3巻も読み返したくなった。
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麻雀放浪記(四) 番外編 (角川文庫 緑 459-54) 文庫 – 1979/10/31
阿佐田 哲也
(著)
終戦直後の上野不忍池付近、博打にのめりこんでいく”坊や哲”。博打の魔性に憑かれ、技と駆け引きを駆使して闘い続ける男たちの飽くなき執念を描いた戦後大衆文学最大の収穫!!
- 本の長さ336ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日1979/10/31
- ISBN-104041459540
- ISBN-13978-4041459546
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (1979/10/31)
- 発売日 : 1979/10/31
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 336ページ
- ISBN-10 : 4041459540
- ISBN-13 : 978-4041459546
- Amazon 売れ筋ランキング: - 673,153位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2018年1月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今ではなんでも説明したがるやつバッカリだ。
まあ、ここまでしなくてもいいけど。
まあ、ここまでしなくてもいいけど。
2002年5月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
麻雀小説と言ったら阿佐田哲也氏の「麻雀放浪記」としか思い浮かばない程に、この本にハマっています(笑)
そして、その没頭している「麻雀放浪記」で最も印象深く、読んでいる時に1番時が経つのを忘れてしまった作品が、
この「麻雀放浪記4 番外編」である。
この小説の面白いところはなにも麻雀を打っている(やっている)時だけでは無い。
登場する個性豊かな人物が繰り広げる行動、生き様を見る(?)だけでもタイヘン面白く、味わい深い。
普通の小説に飽きている方々にも、麻雀が好きな方々にも、是非とも一度は読んで見ると良いと思っています。
そして、その没頭している「麻雀放浪記」で最も印象深く、読んでいる時に1番時が経つのを忘れてしまった作品が、
この「麻雀放浪記4 番外編」である。
この小説の面白いところはなにも麻雀を打っている(やっている)時だけでは無い。
登場する個性豊かな人物が繰り広げる行動、生き様を見る(?)だけでもタイヘン面白く、味わい深い。
普通の小説に飽きている方々にも、麻雀が好きな方々にも、是非とも一度は読んで見ると良いと思っています。
2010年5月2日に日本でレビュー済み
麻雀小説という範疇に収まらない痛快なエンターテイメント小説です。1970年前後に巻き起こった麻雀ブームの火付け役はまさしく『麻雀放浪記』の登場と共に起こりました。
牌の並びが活字の中に取り入れられたのも新鮮でしたし、図解入りのドラ爆、青天井ルールで飛び出す壁牌の並び、仕込みの山の切り返しなど特殊な才能ともいうべき積み込み技も本書の魅力です。まるで自分が卓を囲んでいるような臨場感に包まれる感覚がたまりません。ピカレスクロマンと言われていますが、これほど博打場の空気感を切り取った小説はまずないですね。ラストの壮絶な描き方は他の小説では得られない緊迫感と満足感が得られます。
番外編では李億春という魅力的で風変わりな人物を登場させています。ちょうど坊や哲が堅気の勤め人になっているということもあり、それに代わる人物として描かれていますが、麻雀の魔力に取りつかれている様子は今までの登場人物と同様でそれ以上の個性を持っていました。
番外編らしく途中、阿佐田哲也の私生活をそのまま描きとったような箇所が登場します。唐辛子中毒の描写も書かれていますが、壮絶でこんなエピソードは体験していないとかけません。色川武大氏が太く短い一生を終えたことを思うと若い頃の無頼の生活が命を縮めたのは間違いありませんが、その体験があるからこそ、生み出されるエンターテイメント小説には熱い血が通っています。ボロボロになりながらもきつい勝負にこだわる獣の本能がまた読者を唸らせます。
麻雀を知らなくても面白いですし、実際ルールを知っていればなおのこと、その魅力に引き込まれます。最初の出版から40年経過しましたが、今読んでも夢中になれるという希有な作品でしょう。
牌の並びが活字の中に取り入れられたのも新鮮でしたし、図解入りのドラ爆、青天井ルールで飛び出す壁牌の並び、仕込みの山の切り返しなど特殊な才能ともいうべき積み込み技も本書の魅力です。まるで自分が卓を囲んでいるような臨場感に包まれる感覚がたまりません。ピカレスクロマンと言われていますが、これほど博打場の空気感を切り取った小説はまずないですね。ラストの壮絶な描き方は他の小説では得られない緊迫感と満足感が得られます。
番外編では李億春という魅力的で風変わりな人物を登場させています。ちょうど坊や哲が堅気の勤め人になっているということもあり、それに代わる人物として描かれていますが、麻雀の魔力に取りつかれている様子は今までの登場人物と同様でそれ以上の個性を持っていました。
番外編らしく途中、阿佐田哲也の私生活をそのまま描きとったような箇所が登場します。唐辛子中毒の描写も書かれていますが、壮絶でこんなエピソードは体験していないとかけません。色川武大氏が太く短い一生を終えたことを思うと若い頃の無頼の生活が命を縮めたのは間違いありませんが、その体験があるからこそ、生み出されるエンターテイメント小説には熱い血が通っています。ボロボロになりながらもきつい勝負にこだわる獣の本能がまた読者を唸らせます。
麻雀を知らなくても面白いですし、実際ルールを知っていればなおのこと、その魅力に引き込まれます。最初の出版から40年経過しましたが、今読んでも夢中になれるという希有な作品でしょう。
2003年10月7日に日本でレビュー済み
全4作の4作目番外編で、前3作とは少し違った目線で見られる作品。
主人公哲が玄人(プロ)を引退してからの話で、新たに加わる李億春ら関西勢力と”ドサ健”率いる関東の地元勢力が意地と技での勢力争い。
その後李の情熱により”坊や哲”がここに復活、そして選ばれた4人が最後の勝負に出る。この結果は本作にてご覧ください。
主人公哲が玄人(プロ)を引退してからの話で、新たに加わる李億春ら関西勢力と”ドサ健”率いる関東の地元勢力が意地と技での勢力争い。
その後李の情熱により”坊や哲”がここに復活、そして選ばれた4人が最後の勝負に出る。この結果は本作にてご覧ください。
2015年9月25日に日本でレビュー済み
これほどのエンタメ性と刺激のある本はない。著者はこの本に書かれてる刺激に満ちた人生を生で体験したから、こんなふうにすらすら書けてしまうのだろう。こんな生き方してみたい。
2006年4月29日に日本でレビュー済み
この「番外編」での坊やは現役のギャンブラーではない。サラリーマンである。そして、主人公としては描かれてはいない。
主人公は、ギャンブルのためなら命と奪われることも厭わない、ギャンブルを最高の贅沢と考える男“李憶春”である。当然、戦後の混乱期でもない当時の世の中では生きてゆけない男である。「青春編」に登場するギャンブラー以上のギャンブラーといえる人物であろう。
ドサ健も彼なりに自分のルールに則って世の中を泳いでいるのだが、やはり昔とは違う。しかし、坊やもドサ健も、結局李憶春の世界に飛び込んでいく。彼に昔の自分の姿を重ね合わせたのか、ギャンブラーとしての血がそうさせたのか…。ラストシーンの物悲しさは、ギャンブルだけに生きようとして、時代に飲み込まれようとしている男達を描いたこの作品に相応しい。
この作品は番外編ではない。「青春編」に始まったこのシリーズは、「風雲編」を経て「激闘編」で一度区切りとなるのだが、シリーズの本当の完結はこの「番外編」である。それに値する内容とラストシーンである。その後発表された「新麻雀放浪記」は別の作品であろう。「青春編」から始まる4作品は、何度読んでも飽きることがない、日本が誇るエンターテイメント小説である。
作品の内容とは関係ないが、やはり、阿佐田哲也の作品のカバーは黒鉄ヒロシの絵が最も似合う。阿佐田哲也の作品の世界にピッタリの絵であるのと同時に、作品の主題を明確に表現している。
主人公は、ギャンブルのためなら命と奪われることも厭わない、ギャンブルを最高の贅沢と考える男“李憶春”である。当然、戦後の混乱期でもない当時の世の中では生きてゆけない男である。「青春編」に登場するギャンブラー以上のギャンブラーといえる人物であろう。
ドサ健も彼なりに自分のルールに則って世の中を泳いでいるのだが、やはり昔とは違う。しかし、坊やもドサ健も、結局李憶春の世界に飛び込んでいく。彼に昔の自分の姿を重ね合わせたのか、ギャンブラーとしての血がそうさせたのか…。ラストシーンの物悲しさは、ギャンブルだけに生きようとして、時代に飲み込まれようとしている男達を描いたこの作品に相応しい。
この作品は番外編ではない。「青春編」に始まったこのシリーズは、「風雲編」を経て「激闘編」で一度区切りとなるのだが、シリーズの本当の完結はこの「番外編」である。それに値する内容とラストシーンである。その後発表された「新麻雀放浪記」は別の作品であろう。「青春編」から始まる4作品は、何度読んでも飽きることがない、日本が誇るエンターテイメント小説である。
作品の内容とは関係ないが、やはり、阿佐田哲也の作品のカバーは黒鉄ヒロシの絵が最も似合う。阿佐田哲也の作品の世界にピッタリの絵であるのと同時に、作品の主題を明確に表現している。
2004年1月13日に日本でレビュー済み
この名作・麻雀放浪記シリーズを読まずして「小説好き」は語れない。
他の時代小説なんかより面白いんだから!
ちょっと一巻から読んでみなさい。
下手すると人生観まで変わっちゃうんだから!
だって登場人物達皆かっこいいんだもの。
他の時代小説なんかより面白いんだから!
ちょっと一巻から読んでみなさい。
下手すると人生観まで変わっちゃうんだから!
だって登場人物達皆かっこいいんだもの。