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花の降る午後 (角川文庫 み 6-4) 文庫 – 1991/1/1

4.1 5つ星のうち4.1 204個の評価

商品名: 花の降る午後 (角川文庫) 1994年第17版
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ KADOKAWA; 第17版 (1991/1/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1991/1/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 476ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 404146904X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4041469040
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 204個の評価

著者について

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宮本 輝
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1947(昭和22)年、兵庫県神戸市生れ。追手門学院大学文学部卒業。

広告代理店勤務等を経て、1977年「泥の河」で太宰治賞を、翌年「螢川」で芥川賞を受賞。その後、結核のため二年ほどの療養生活を送るが、回復後、旺盛な執筆活動をすすめる。『道頓堀川』『錦繍』『青が散る』『流転の海』『優駿』(吉川英治文学賞)『約束の冬』『にぎやかな天地』『骸骨ビルの庭』等著書多数。

カスタマーレビュー

星5つ中4.1つ
5つのうち4.1つ
204グローバルレーティング

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幸せが約束されている未亡人の話
4 星
幸せが約束されている未亡人の話
フレンチレストラン経営者・典子の日常とその周囲で繰り広げられる出来事を綴る本書。彼女の周りでは、平和そうなタイトルからは想像できないような、多国籍のギャングたちが巻き起こす騒動が絶えません。こうした背景もあり、初めて本を手に取る読者は、活劇や推理物語を期待してしまうかもしれません。しかし、実際の物語の進行は、そうした予想とはやや異なる印象です。というのも、ギャングとの対立や立ち回りの部分は、主人公の典子ではなく彼女の身の回りにいる頼りになる男性たちが担当し事件解決してしまうからです。典子自身は、ギャングとの直接的な対立よりも、彼女の生活や恋愛、情事に関するエピソードに焦点が当てられています。そして、その中心には、彼女が心の中で燃え上がる画家との情熱的な恋愛の場面が主軸に置かれるのです。美しい容姿と聡明な頭脳を持つ典子は、多くの男性たちからの支援を受けながらも、自身の人生や恋をしっかりと生きる女性として描かれています。さて、本作の舞台背景には阪神淡路大震災の後の神戸が選ばれており、その異国情緒溢れる雰囲気とストーリーの進行が独特の調和を醸し出しており、物語のアクセントとしては悪くありません。しかし、冒頭の騒動のような要素を期待して読むと、物語のテンポや焦点にやや驚くかもしれません。しかし、それを超えると、宮本輝氏の繊細な筆致と、人間の心の複雑さを巧みに描写する能力が、この作品の真骨頂となっています。
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上位レビュー、対象国: 日本

2023年6月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
愛する街、神戸が舞台になったサスペンス、ラブストーリーです。神戸で娘時代を過ごした母に勧められ、何十年も前に読みましたが、また楽しみました。 母の思い出と重なり感無量です。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2021年5月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
色んな種類の人々が絡み合って物語は淡々と進みます。なかなか読みごたえのある一冊です。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2022年6月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あの大震災の前の美しい坂の街のお話。最初に新聞に連載されたときは、毎日毎日、父よりも先に新聞を開くのが楽しみでした。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年11月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今まで読んだ宮本輝氏の作品に感じられる明るく透明な哀しみが私は好きなんだけど、この小説ではそれを感じる事が出来ませんでした。いい人いっぱい出てくるけど、その分悪役が類型的で薄い。美しくて素直な人柄で周りの人に助けられる典子を妬む女っていうのもありそうな話で薄い。恋人が10才年下の未だ世に出ぬ才能ある絵描きっていうのもなんだかねぇ。とはいえ一気に読む面白さはあるんですが。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年7月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ありがとうございました。
2014年1月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いつも、いい状態で送られてくるほうが多いので、気楽に買える、ありがたいと思っている
2020年10月21日に日本でレビュー済み
この頃、宮本輝ワールドにハマってて作品はすべて読んでいた。
この作品のあと「愉楽の園」くらいから何だか作風が変わった気がして、「月光の東」を最後に著者の作品から離れていた。
文学的な事は判らないけど、この小説の世界観が好き。
物語の続きを読みたい と、当時何度も読み返しては切望したのを思い出した。
著者は以前、『僕ほど希望を書いている小説家はいない』と仰ってたが本当にそうだと思う。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2023年10月5日に日本でレビュー済み
フレンチレストラン経営者・典子の日常とその周囲で繰り広げられる出来事を綴る本書。彼女の周りでは、平和そうなタイトルからは想像できないような、多国籍のギャングたちが巻き起こす騒動が絶えません。こうした背景もあり、初めて本を手に取る読者は、活劇や推理物語を期待してしまうかもしれません。

しかし、実際の物語の進行は、そうした予想とはやや異なる印象です。というのも、ギャングとの対立や立ち回りの部分は、主人公の典子ではなく彼女の身の回りにいる頼りになる男性たちが担当し事件解決してしまうからです。典子自身は、ギャングとの直接的な対立よりも、彼女の生活や恋愛、情事に関するエピソードに焦点が当てられています。そして、その中心には、彼女が心の中で燃え上がる画家との情熱的な恋愛の場面が主軸に置かれるのです。美しい容姿と聡明な頭脳を持つ典子は、多くの男性たちからの支援を受けながらも、自身の人生や恋をしっかりと生きる女性として描かれています。

さて、本作の舞台背景には阪神淡路大震災の後の神戸が選ばれており、その異国情緒溢れる雰囲気とストーリーの進行が独特の調和を醸し出しており、物語のアクセントとしては悪くありません。しかし、冒頭の騒動のような要素を期待して読むと、物語のテンポや焦点にやや驚くかもしれません。しかし、それを超えると、宮本輝氏の繊細な筆致と、人間の心の複雑さを巧みに描写する能力が、この作品の真骨頂となっています。
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5つ星のうち4.0 幸せが約束されている未亡人の話
2023年10月5日に日本でレビュー済み
フレンチレストラン経営者・典子の日常とその周囲で繰り広げられる出来事を綴る本書。彼女の周りでは、平和そうなタイトルからは想像できないような、多国籍のギャングたちが巻き起こす騒動が絶えません。こうした背景もあり、初めて本を手に取る読者は、活劇や推理物語を期待してしまうかもしれません。

しかし、実際の物語の進行は、そうした予想とはやや異なる印象です。というのも、ギャングとの対立や立ち回りの部分は、主人公の典子ではなく彼女の身の回りにいる頼りになる男性たちが担当し事件解決してしまうからです。典子自身は、ギャングとの直接的な対立よりも、彼女の生活や恋愛、情事に関するエピソードに焦点が当てられています。そして、その中心には、彼女が心の中で燃え上がる画家との情熱的な恋愛の場面が主軸に置かれるのです。美しい容姿と聡明な頭脳を持つ典子は、多くの男性たちからの支援を受けながらも、自身の人生や恋をしっかりと生きる女性として描かれています。

さて、本作の舞台背景には阪神淡路大震災の後の神戸が選ばれており、その異国情緒溢れる雰囲気とストーリーの進行が独特の調和を醸し出しており、物語のアクセントとしては悪くありません。しかし、冒頭の騒動のような要素を期待して読むと、物語のテンポや焦点にやや驚くかもしれません。しかし、それを超えると、宮本輝氏の繊細な筆致と、人間の心の複雑さを巧みに描写する能力が、この作品の真骨頂となっています。
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