とても気味が悪い本って事はわかった。
主人公の視線である一人称で最初から最後まで描かれており、それが更に気持ち悪さを増徴させている。
ただ、主人公がなよなよしすぎてて、途中でもういいよ!って気分になった。それに、主人公が精神分裂病なのか、それとも霊現象なのかはっきりしないし、最後の数日間の事や、なぜ「指」なのかも結局わからずじまい。
あまりホラーに起承転結を求めず、事実描写よりも精神描写の方を好む人にはいいかも。
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指 (角川ホラー文庫 19-3) 文庫 – 2003/1/1
栗本 薫
(著)
その恐怖は1本の指から始まった…
高校2年の夏休みに臨海学校に行った良子は、部屋に入ると、そこに指が落ちているのを発見する。一体そこで何があったのか…。やがて身も毛もよだつ事件が次々と良子を襲う!!一本の指に端を発する本格ホラー!!
高校2年の夏休みに臨海学校に行った良子は、部屋に入ると、そこに指が落ちているのを発見する。一体そこで何があったのか…。やがて身も毛もよだつ事件が次々と良子を襲う!!一本の指に端を発する本格ホラー!!
- 本の長さ296ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2003/1/1
- ISBN-10404150063X
- ISBN-13978-4041500637
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2003/1/1)
- 発売日 : 2003/1/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 296ページ
- ISBN-10 : 404150063X
- ISBN-13 : 978-4041500637
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,439,264位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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別名に中島梓。東京生まれ。
早稲田大学文学部卒。1977年中島梓名義の「文学の輪郭」で群像新人賞評論部門を受賞。
1978年『ぼくらの時代』で江戸川乱歩賞受賞。以後、作家・栗本薫、評論家・中島梓を使い分けて多彩な文筆活動を展開する。
小説作品は、ミステリ、SF、時代小説、耽美小説と多岐にわたる。1979年よりスタートした、ライフワークともいうべき一大長篇ロマン「グイン・サーガ」は、2005年に100巻を達成したが、2009年著者病没により130巻が最終巻となった。著書は『弦の聖域』、『魔界水滸伝』、『真夜中の天使』など、400冊を超える。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年4月17日に日本でレビュー済み
一言で言えば、「無」。
11歳の主人公の心理描写や思考回路はリアルでよかったけど、それ以外何もない。
同じような描写や主人公の考えが繰り返し出てくるが、そこに意味はない。
ホラーなのか、SFなのか?中途半端。
いくらつまらない小説でも、読後に何かしらの感想を持ちますが、この小説には何も思いませんでした。
それが逆にすごい。
11歳の主人公の心理描写や思考回路はリアルでよかったけど、それ以外何もない。
同じような描写や主人公の考えが繰り返し出てくるが、そこに意味はない。
ホラーなのか、SFなのか?中途半端。
いくらつまらない小説でも、読後に何かしらの感想を持ちますが、この小説には何も思いませんでした。
それが逆にすごい。
2005年4月25日に日本でレビュー済み
「目は口ほどにものを言う」と言うが、指もまた人の微妙な感情を表現していることがある。だから、心理ホラーの傑作と銘打たれたこの本のタイトルを見た時に、「きっと妖しい指の恐怖なのだ」と思った。
それが、である。小学5年生の男の子の一人語りで、林間学校での奇怪な出来事で、指は確かに出てきたけれども・・・・・・、といった具合だった。これなら、『指』でなくてもいいんでない?
これだけ色々なホラーが世の中に出回っている時代に、言葉だけで恐怖を表現するのは確かに難しいことであろう。しかも、よくある怨念とか霊とかに頼ることなく、人間心理に根ざすような恐怖を描こうとしているところは栗本薫ならではあり、物語の最後の救いどころのなさもまた恐怖を増幅させるものであるとは思う。しかし、それはそれで、やはり『指』なのだから、指にこだわってほしかった。
それが、である。小学5年生の男の子の一人語りで、林間学校での奇怪な出来事で、指は確かに出てきたけれども・・・・・・、といった具合だった。これなら、『指』でなくてもいいんでない?
これだけ色々なホラーが世の中に出回っている時代に、言葉だけで恐怖を表現するのは確かに難しいことであろう。しかも、よくある怨念とか霊とかに頼ることなく、人間心理に根ざすような恐怖を描こうとしているところは栗本薫ならではあり、物語の最後の救いどころのなさもまた恐怖を増幅させるものであるとは思う。しかし、それはそれで、やはり『指』なのだから、指にこだわってほしかった。
2010年8月29日に日本でレビュー済み
指ではなく、顔に問題があったのか.
人間の心理を描写し、
怖いものを際立てようという栗本薫の意思は伝わってきた.
栗本薫ファンなら、読んでも、ああ、こういう作品も書くんだということで納得できる.
あるいは、こういう作品を読むのが好きなんだというのも納得できる.
人間の描写もうまいし、筋の作りもうまいが、
自分が読みたいものを書いているのかもしれないという気がしました.
人間の心理を描写し、
怖いものを際立てようという栗本薫の意思は伝わってきた.
栗本薫ファンなら、読んでも、ああ、こういう作品も書くんだということで納得できる.
あるいは、こういう作品を読むのが好きなんだというのも納得できる.
人間の描写もうまいし、筋の作りもうまいが、
自分が読みたいものを書いているのかもしれないという気がしました.
2004年3月17日に日本でレビュー済み
気持ち悪かった…主人公の男の子が可哀想。
これでいいのかしら?
何がホントでウソなのか。。。
これでいいのかしら?
何がホントでウソなのか。。。