中将桜と呼ばれる樹齢何百年もの桜、その桜がある大きな屋敷に住まう人間達の黄昏れた世界を味わいたい方に。
思わず大声で叫んでしまうような怖さではなく、ひたひたと忍び寄る闇のような、気付けば気温が1、2度下がってしまったかのようなそんな怖さが味わえると思います。
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狂桜記―大正浪漫伝説 (角川文庫) 文庫 – 2005/10/25
栗本 薫
(著)
桜屋敷に隠された秘密とは——。大正ゴシック・ロマン・ミステリ!
南吾野の人々に「桜屋敷」と呼ばれている古い屋敷。幹彦は母と妹と叔母、いとこたちとともに暮らしていた。ところが、ある日、いつもいじめていた聡が事故で死んでしまい——。書き下ろし長編ミステリ。
南吾野の人々に「桜屋敷」と呼ばれている古い屋敷。幹彦は母と妹と叔母、いとこたちとともに暮らしていた。ところが、ある日、いつもいじめていた聡が事故で死んでしまい——。書き下ろし長編ミステリ。
- 本の長さ335ページ
- 言語日本語
- 出版社角川書店
- 発売日2005/10/25
- ISBN-104041500664
- ISBN-13978-4041500668
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登録情報
- 出版社 : 角川書店 (2005/10/25)
- 発売日 : 2005/10/25
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 335ページ
- ISBN-10 : 4041500664
- ISBN-13 : 978-4041500668
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,223,142位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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別名に中島梓。東京生まれ。
早稲田大学文学部卒。1977年中島梓名義の「文学の輪郭」で群像新人賞評論部門を受賞。
1978年『ぼくらの時代』で江戸川乱歩賞受賞。以後、作家・栗本薫、評論家・中島梓を使い分けて多彩な文筆活動を展開する。
小説作品は、ミステリ、SF、時代小説、耽美小説と多岐にわたる。1979年よりスタートした、ライフワークともいうべき一大長篇ロマン「グイン・サーガ」は、2005年に100巻を達成したが、2009年著者病没により130巻が最終巻となった。著書は『弦の聖域』、『魔界水滸伝』、『真夜中の天使』など、400冊を超える。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年10月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2005年11月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ポーやラヴクラフトを読んだ時の気分にさせてくれた作品でした。
舞台はもちろん日本なのですが、漂う雰囲気はゴシック・ロマンとでも言うのでしょうか。
閉鎖的な旧家を舞台に、様々な人間関係が少しずつ解きほぐされ、病んだ真実の姿を、語り手である少年の前に明らかにしていくという、やや陰鬱な物語です。
ですが、作者栗本薫は、彼女が得意とする、少年から大人へと踏み出す瞬間に、未知の、しかし可能性に満ちた世界を見渡す時の感動を、この作品にも十分描き込み、読み手に味あわせてくれます。
舞台はもちろん日本なのですが、漂う雰囲気はゴシック・ロマンとでも言うのでしょうか。
閉鎖的な旧家を舞台に、様々な人間関係が少しずつ解きほぐされ、病んだ真実の姿を、語り手である少年の前に明らかにしていくという、やや陰鬱な物語です。
ですが、作者栗本薫は、彼女が得意とする、少年から大人へと踏み出す瞬間に、未知の、しかし可能性に満ちた世界を見渡す時の感動を、この作品にも十分描き込み、読み手に味あわせてくれます。
2012年2月2日に日本でレビュー済み
どこが【大正浪漫】ナンダ?!
こんな気の毒なキャラクターを作るなよ!?
って言いたいですね。
(あの、母親に閉じ込められていた病人女性。
存在しない疾病らしいが、何の病気でもだ)
戦前を舞台にした小説なんてものは、戦前に
生まれ育った人にしか書けるものではないと
思っていたが、それは正解でした。
〜この作者は自分を【ちんぴら作家】と言って
いたが、この超が付く駄作でそれが如何なく
発揮されてしまっている。
全く、ろくでもない腐れ本である。
(コレを浪漫などと謳っているのが、作者の
病気の深さを物語っているのだ…。もっとも
当人は自分は病気だとは言っていたが…)
こんな気の毒なキャラクターを作るなよ!?
って言いたいですね。
(あの、母親に閉じ込められていた病人女性。
存在しない疾病らしいが、何の病気でもだ)
戦前を舞台にした小説なんてものは、戦前に
生まれ育った人にしか書けるものではないと
思っていたが、それは正解でした。
〜この作者は自分を【ちんぴら作家】と言って
いたが、この超が付く駄作でそれが如何なく
発揮されてしまっている。
全く、ろくでもない腐れ本である。
(コレを浪漫などと謳っているのが、作者の
病気の深さを物語っているのだ…。もっとも
当人は自分は病気だとは言っていたが…)
2012年2月23日に日本でレビュー済み
栗本薫の作品には、桜がよくでてくる。
セイレーンは桜井だし、
緑の騎士は、桜を切る話から始まる。
栗本薫は、戦後の新人類(new generation)の日本人の典型なのかもしれない。
そう気がつくと、大正浪漫を書きたくなった気持ちも推測できる。
新撰組ものよりは、より現実味を帯びている。
あとがきの
「あまりに味気なく、そしてあまりにも色気も艶も、妖しさもふしぎな憧れも消えはてたいまのこの世であってみれば、なお。」
で想像がつく。
他人から見れば、栗本薫は味家があり、艶も妖しさもあり、
不思議ちゃんとして憧れる人なのに。なぜ。
セイレーンは桜井だし、
緑の騎士は、桜を切る話から始まる。
栗本薫は、戦後の新人類(new generation)の日本人の典型なのかもしれない。
そう気がつくと、大正浪漫を書きたくなった気持ちも推測できる。
新撰組ものよりは、より現実味を帯びている。
あとがきの
「あまりに味気なく、そしてあまりにも色気も艶も、妖しさもふしぎな憧れも消えはてたいまのこの世であってみれば、なお。」
で想像がつく。
他人から見れば、栗本薫は味家があり、艶も妖しさもあり、
不思議ちゃんとして憧れる人なのに。なぜ。