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トパーズ (角川文庫 む 4-4) 文庫 – 1991/11/1

3.3 5つ星のうち3.3 45個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ KADOKAWA (1991/11/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1991/11/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 222ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4041586038
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4041586037
  • カスタマーレビュー:
    3.3 5つ星のうち3.3 45個の評価

著者について

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村上 龍
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1952年長崎県生まれ。

七六年『限りなく透明に近いブルー』で第七五回芥川賞受賞。『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、『半島を出よ』では野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞。『トパーズ』『KYOKO』で映画監督も務めた。最新作は『新 13歳のハローワーク』『13歳の進路』。日本の金融・政治経済の問題を考える メールマガジン『JMM』を主宰し、経済トーク番組『カンブリア宮殿』(テレビ東京)のホストも務める。

カスタマーレビュー

星5つ中3.3つ
5つのうち3.3つ
45グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2007年9月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
性風俗の世界に生きる女達を描いた短編集。全体的に話は暗く陰湿で、それでいて暴力的な描写が沢山詰め込まれている為、読んでいて不快になる人も多いのではないか?と思う。僕自身こういった世界を知らない所為か、これがリアルな事であるのかどうかの判断はする事は出来ない。ただ、こういった世界が何処かにあるのだろうと言う事はなんとなく想像する事が出来る。

現代の都市の裏に潜む狂気的な欲望と、自分が生きる為に、流されるまま身体を売る女達。コミュニケーションが完全に断絶し、ただ、男と女の肉体のみによる性的な行為にのみによって人々が繋がっていく。物語としてはスリリングで面白いとは思うけれど、僕自身ここに希望を見出す事が出来なかった。

最後に、村上龍が言っていた事だが、「かぎかっこ」という文学の制度に、苛立ちを感じ、この作品から意識的にそれを外すようにしたらしい。登場人物の感情が、訳も解らないうちに混乱しキレていく様子なんかの描写は、確かにこのような文体でなければ書けなかった様に思う。そういう意味で現代における文学に、かなり大きな意味のあった作品であるように思う。
23人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年7月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ちゃんと文字サイズがkindle向けになっていて良いと思います。
目の悪い人にはとても助かります。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年5月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
風俗で働く人が主人公の短編小説。当然、内容的には下の部分が中心でしかも結構性癖が出る小説なので、そう言うのを好まない人は買うのをお勧めしない。そして村上龍さんのファンにも買うのはおすすめしない。笑

話のオチも希望がないし、刺さる言葉も少なかったし、なんだったんだろう。風俗産業で働いている当事者には共感できるのだろうか?
2017年3月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
好きな本は文庫じゃなくて,堅い本が喜びが出る。
これに好みのブックカバーを付けると,なおさら喜びは深い。筆者は今:オルキデア ブックカバー 岡山デニム ブルー(Amazonで購入。色落ちするので3回てあらいをした)を愛用している。

皆さんご存じのようにトパーズは村上龍の初期の著作である。
ライトノベルが非常に流行っていて,1500円出しても半日で読んでしまう。
しかしトパーズは半日で読むことを許さない。
物語が進んでいくと,主人公の「あたし」は実は村上龍その人自身であることが感じることが出来る。
「あたし」だけの視線で,物語が進ませるのは,苦しい作業である。登場人物の誰かが話の筋を持ってきたら作者・物語はすごく楽になるが,トパーズはそれをしていない。村上の視線だけで物語がすすむ。
そんな本が,最近は減った。作者がどこかに「逃げ」を作ってしまっている。その「逃げ」小説の終末部分予測させてします。まあそれはそれで楽しく読めるのだけど。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年12月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
迅速な対応ありがとうございました。朗読を聴いて読んでみたくなり注文をしました。安く手に入りありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2010年12月12日に日本でレビュー済み
風俗産業に生きる女性が
本当に夢のために生きているかという疑問がある。
村上氏の当時の生き様として、
エロティシズムを書きたかっただけの言い訳に過ぎないか。

私の数名の知人は風俗で働いている。
それは夢なんかではなく、
普通に就職する気持ちがないこと、
それでも生活していく水準を高くしたいこと、
または生活水準が保てないということ、
そんな欲望と絶望の中で生きていた。
子供を生んだら働けないという日本社会の基盤があり、
ヨーロッパのように娼婦を職業と認める国でもない。

小説自体の質は村上龍の書き方だから仕方のない部分がある。
儲からない農村から遊郭やあかせんに売られた子供の時代とは違う。
普遍性も乏しい。

但し、村上氏の遍歴を読みたい方にお勧めする。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年6月13日に日本でレビュー済み
 かつて浅田彰がこの小説のSM嬢の告白体のドライブ感を誉めていたが、今回読んでみて、やはり村上龍の文体のもつスピード感は、血生臭い暴力描写をやらせた時が一番ハマるということを再確認した。

 ここに描かれたハードSMの世界は、グルメやワイン、高級ホテル、犯罪、ブランド品、外車などを小道具に、全て東京の夜を舞台として進行する。(客はわざわざ関西や九州からやってくる者も多い。)この短編集は、80年代・東京のバブルと爛熟振りを何か胸を張りながら書いたようなところがあるが、一方で作者自身はそのネガとして、自身をモチーフにした主人公に佐世保の炭鉱町の思い出をフラッシュバックさせる短編を最終作に収めている。でも、その主人公が「映画監督兼作家」でニューヨークのプレミアに向かう直前という設定が、とても田舎者臭くて、他のストーリーに描かれた作り物の世界から一歩外に自身を引かせるのには失敗してるんだよな。こういうダメなところも含め、80年代バブル期を体現した作家だったんだよなあと思う。
18人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2019年5月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
村上先生の文章が好きで、よく話題になっているこの本を購入してみました。
いわゆる娼婦の話。これ、ほんとに想像なのかな?っていうくらい生々しい。
とてもショッキングで不快な表現もありますが、
これくらいの現実感があるほうがいい題材でもあります。

中村 淳彦氏のルポなどを読むと、あながち妄想だけの話というわけでもない。
リアルと想像のはざまにある、生々しくも目の離せない物語です。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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