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乗る旅・読む旅 (角川文庫 み 9-10) 文庫 – 2004/2/25
旅への思いをつのらせる──。
アメリカ西海岸の鉄道ツアーや英国鉄道の他、東京近郊の小さな旅の味わいを綴った鉄道紀行と、北杜夫、阿川弘之、江國滋等の旅に関する著作に寄せた解説等を収録。著者の「乗る旅」と「読む旅」を楽しめる一冊。
妻に誘われ”婦唱夫髄”で出かけたアメリカ西海岸の鉄道ツアーや英国鉄道の旅、ひとりで気ままに歩く東京近郊への小さな旅―。少年時代から鉄道と旅を愛した作家が、老境の旅の味わいを綴った鉄道紀行と、旅にまつわる名著に寄せた達意の文章。旅への思いが募る珠玉のエッセイ集。
アメリカ西海岸の鉄道ツアーや英国鉄道の他、東京近郊の小さな旅の味わいを綴った鉄道紀行と、北杜夫、阿川弘之、江國滋等の旅に関する著作に寄せた解説等を収録。著者の「乗る旅」と「読む旅」を楽しめる一冊。
妻に誘われ”婦唱夫髄”で出かけたアメリカ西海岸の鉄道ツアーや英国鉄道の旅、ひとりで気ままに歩く東京近郊への小さな旅―。少年時代から鉄道と旅を愛した作家が、老境の旅の味わいを綴った鉄道紀行と、旅にまつわる名著に寄せた達意の文章。旅への思いが募る珠玉のエッセイ集。
- 本の長さ250ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2004/2/25
- ISBN-104041598117
- ISBN-13978-4041598115
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2004/2/25)
- 発売日 : 2004/2/25
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 250ページ
- ISBN-10 : 4041598117
- ISBN-13 : 978-4041598115
- Amazon 売れ筋ランキング: - 678,850位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 4,573位紀行文・旅行記
- - 11,208位角川文庫
- - 19,971位エッセー・随筆 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2004年10月16日に日本でレビュー済み
前半の「乗る旅」は国内外の旅行記、後半の「読む旅」は解説・書評を選んだ「感想文集」である。
宮脇さんの晩年の旅は、主体がどちらかというと興味より体力の限界との闘いにあったようで、各編につらそうな表情が見え隠れして痛々しい。もともと宮脇さんの紀行には体を張った部分が多かっただけにご本人もさぞ不本意だったと思う。さびしさを禁じ得ない。
ところが、後半の解説・書評には一転して全盛期を感じさせる迫力に満ちた力強い文が次々に現れ、宮脇さんはこんなにも凄い人物だったのかと圧倒された。紀行文よりむしろ書評にこそ、作家としての真髄が発揮されているのではないかと思うほどである。宮脇さんの短い文章に内容を凝縮する才能と、名編集者ゆえの著者思い、読者思いの姿勢が成した偉業というべきかもしれない。
では、このすばらしき「感想文集」に「感想文」を添えるのは誰か?
それは、他ならぬ実娘の灯子さんだった。一流の文章は一流の人間にしか書けない、という信念を持ってつねに自身と格闘した父を客観的に見つめるには、肉親の「生々しさ」を乗りこえなければならなかったという。解説「父のこと」を書くにはかなりのエネルギーを消費されたことと思う。
しかし、灯子さんのおかげでこの本はずいぶんと厚みを増した。なぜなら、これほど身近な解説が書ける立場にあるのは肉親である灯子さんをおいてほかにいないからだ。「父のこと」もまたすばらしい「感想文」である。
読んでよかったな、としみじみ思っている。
Amazonで購入
前半の「乗る旅」は国内外の旅行記、後半の「読む旅」は解説・書評を選んだ「感想文集」である。
宮脇さんの晩年の旅は、主体がどちらかというと興味より体力の限界との闘いにあったようで、各編につらそうな表情が見え隠れして痛々しい。もともと宮脇さんの紀行には体を張った部分が多かっただけにご本人もさぞ不本意だったと思う。さびしさを禁じ得ない。
ところが、後半の解説・書評には一転して全盛期を感じさせる迫力に満ちた力強い文が次々に現れ、宮脇さんはこんなにも凄い人物だったのかと圧倒された。紀行文よりむしろ書評にこそ、作家としての真髄が発揮されているのではないかと思うほどである。宮脇さんの短い文章に内容を凝縮する才能と、名編集者ゆえの著者思い、読者思いの姿勢が成した偉業というべきかもしれない。
では、このすばらしき「感想文集」に「感想文」を添えるのは誰か?
それは、他ならぬ実娘の灯子さんだった。一流の文章は一流の人間にしか書けない、という信念を持ってつねに自身と格闘した父を客観的に見つめるには、肉親の「生々しさ」を乗りこえなければならなかったという。解説「父のこと」を書くにはかなりのエネルギーを消費されたことと思う。
しかし、灯子さんのおかげでこの本はずいぶんと厚みを増した。なぜなら、これほど身近な解説が書ける立場にあるのは肉親である灯子さんをおいてほかにいないからだ。「父のこと」もまたすばらしい「感想文」である。
読んでよかったな、としみじみ思っている。
2006年8月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
乗る旅の方はいつもながらの軽妙な筆致で楽しく読ませる。読む旅は、殆ど知らなかった宮脇俊三氏の部分で、さすがに名編集長として慣らした人であったことをうかがわせる。最後の令嬢による父親像は愛読者としてはとても参考になった。
2005年10月25日に日本でレビュー済み
2000年にJTBから出た単行本の文庫化。
2003年に宮脇氏は亡くなったので、文庫版には娘の宮脇灯子さんによる「父のこと」が収められている。宮脇氏の実像を知る点では貴重。
宮脇氏の最晩年の著作で、前半はアメリカ、イギリス、米坂線などの鉄道乗車記。しかし、力が衰えており、感想としては「残念」と思うだけである。
後半は宮脇氏の手掛けた書評、あとがきなど。会田雄次の『回想アーロン収容所』、アラン・ブース『津軽』などが取り上げられている。所詮はあとがきであって、「どのように褒めるか」に腐心しているさまが哀れ。
宮脇ものは受けるからといって、こんな本まで出してしまう出版社の姿勢には疑問を感じずにはいられない。
2003年に宮脇氏は亡くなったので、文庫版には娘の宮脇灯子さんによる「父のこと」が収められている。宮脇氏の実像を知る点では貴重。
宮脇氏の最晩年の著作で、前半はアメリカ、イギリス、米坂線などの鉄道乗車記。しかし、力が衰えており、感想としては「残念」と思うだけである。
後半は宮脇氏の手掛けた書評、あとがきなど。会田雄次の『回想アーロン収容所』、アラン・ブース『津軽』などが取り上げられている。所詮はあとがきであって、「どのように褒めるか」に腐心しているさまが哀れ。
宮脇ものは受けるからといって、こんな本まで出してしまう出版社の姿勢には疑問を感じずにはいられない。
2006年2月4日に日本でレビュー済み
まずタイトルに引かれて購入しました。「読む」ことで旅ができれば時間もお金もない人には本当に有難いので。
前半のエッセイでは、こんな身近にも旅があるのかと、目からうろこでした。肩肘張らずとも、旅はすぐ近くに存在するんです。後半は宮脇さんが書いた書評や解説が集めてあります。まだ一冊も読んでいませんが、全部読みたくなりました。また、「読む旅」ができるかもしれません。
前半のエッセイでは、こんな身近にも旅があるのかと、目からうろこでした。肩肘張らずとも、旅はすぐ近くに存在するんです。後半は宮脇さんが書いた書評や解説が集めてあります。まだ一冊も読んでいませんが、全部読みたくなりました。また、「読む旅」ができるかもしれません。